2002年05月17日(金) |
卒業式前のreception |
あさって日曜日の卒業式前のイベントの一つとして、今日は簡単なreceptionが行われた。 同級生の両親が卒業式の為に続々とクリーブランドにやってきている。 クリーブランド以外のアメリカ出身の生徒の両親もたくさんやってきている。 留学生の親もわざわざ台湾などから、来ている。
私は少し驚いている。卒業式はやはり大事なんだなと。 私の感覚では大して大事では無いと思っていたのだが、そうではないみたいだ。 USAでは大学、大学院を卒業するという事は、ちゃんと勉強し、単位を取りやり終えたという意味でかなり重要みたいだ。それで、家族がわざわざやって来るのだ。
6時から簡単な立食だった。JeffやJonなど親しいアメリカ人の友人の両親もやって来ていた。非常に良い両親、家庭だなと羨ましく思った。 一人で、ふらふらしている自分がなんとなく寂しかった。
両親が来ていない生徒も、奥さんや子供を連れて来ていた。 ま、私は「いつも一人で強く生きていくしかないな。」 しょうがないや。
あさって日曜はMBAの卒業式だ。黒いガウンと四角い帽子を被るぞ。 これをやりたかった。
2002年05月16日(木) |
3週連続 クリーブランドオーケストラを聴きに行く |
今日で、3週連続でクリーブランドオーケストラを聴きに行く事になる。 いつもは学生特別割引で16ドルで前の方の席なのに、今月で指揮者Dohnanyi さんが引退する事もあり、もう学生割引は適用されない。 仕方ないので正規料金で席を取った。 正に一番前の真中の席。33ドル。オーケストラに「張り付き」の席で、指揮者、バイオリンの演奏者との距離はわずか50cmぐらい。もう「かぶりつき」の席。 今夜は3曲演奏だが、バラエティに富んでいた。最初は近代物の曲でsoprano付き。 11歳の少年がBoy sopranoを歌った。少年とはいえプロ。さすがに高い声だ。 作曲家は未だ若く1971年生まれ。Pintscherという人。 曲の最後に作曲家も登場した。やはり新しい曲の内容は理解が苦しかった。オーケストラはピアノが2台、ハープにエレキギターまである。普通と違うので面白かった。
曲が終わると、即配置換え。次はBarktokのViolin Concerto No.2 バイオリンのソロがある。私の目の前でGil Shahamという人が、ソロのバイオリンを弾いてくれる。すごい迫力。彼も楽譜は不要らしい。彼はこの曲を最も得意としているようだ。CDも出している。演奏後は、拍手喝采。 そして中間休み。ここで配置がいつものオーソドッグスな形に変えられた。
最後は、Brahms のSymphony No. 2 やっとオーソドッグスな曲。 これは事前にラジオで予習しておいたので分かりやすい。 指揮者Dohnanyi は楽譜は不要。全て覚えているようだ。素人の私には腕や体を動かしているだけに見えるが、どうして指揮ができるのか不思議だ。 第三楽章辺りから、盛り上がり、なんとなく分かってきた。そして最終楽章。 オーケストラの気合のこもった演奏。迫力いっぱい。すごい。 私もなんとなく、のめり込んだ感じ。演奏終了と同時に、割れんばかりの拍手。 スタンディングオベーション。私の目の前でDohnanyi が会釈をする。私も感動した。
マスコミのカメラマンが撮影に来た。私の真横で撮影する。しょうがないので、場所を少しずれてあげた。 演奏が終わったのは10時半ごろ、いつもは10時前なので今日はとても長かった。 しかし、長いとは感じなかった。
こんなかぶりつきの席で聴く機会はもうないのだろう。今月末にもう一度オペラの為にここに来るが、席は後ろの端の方。日本に帰るとさすがにオーケストラなんて行く機会もないだろう。
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