詩的エッセイ、つづっています。...笑 満ちる

 

 

たったひとつか、ふたつ - 2005年07月13日(水)

たったひとつか、ふたつ、
せめて片手で楽に数えられるくらい。
そんな些細な数の単語の意味を取り違えるだけで
温かく育つはずだった関係が、砕け散る瞬間がある。

放った言葉が、届いた先で思いがけない複製を得る。
それは、それは、苛立ちを覚えるもの。

コミュニケーションにはいくつかの、確固たる要素があり、
そこに不同意という眉間にしわを寄せるような出来事が
いつのまにか挟み込まれることってある。

その苛立ちを、何事もなかったように握りつぶして
見なかったこと、聞かなかったこと、
感じなかったことにすると、
とたんに話が通じなくなる。

そしてたとえば相手が待ち合わせに遅刻をした時、

・自分だって、遅刻することあるし・・
・私は今日は教えを請う立場だし文句いえないわ
・その人のなりの「事情」があったに違いない
・彼/彼女の方が年上だし・・・判断も正しいに違いない・・

そんなちょっとした、でもちゃんとした(!)理由が、
むかついた気持ちを押し殺す正当化になる。

でも、本当はそんなのやっちゃだめなんだ。

思ったことを率直に言えない瞬間が重なると、
知らず知らずのうちそれは毒薬になる。

それが致死量に達する頃、
ふたりの間には「悪いウワサ」を双方に、
笑顔で吹き込む輩を引き込んでいる。
そして「戦争」が起こるんだ。

近頃、それを体験し、そして見事に過ぎ去った。
悲しさやくやしさやみじめったらしさを超えて、
いつ、どの瞬間に本当は頭にきていたかを
洗いざらい話す機会を得たことで。

単に、楽にそこにいて、
聞こえてくる音を、風を、感じる。
まなざしをその人へ向けたとき、
顔には憤り、怒り、敵対心、そして退屈した表情が浮かんで消えた。

これは本当に魔法のように、
誤解による憎しみを洗い流すことになり、
漸進的な友情の回復が得られている。



-

ナショナルフレンドシップ週間 - 2005年07月12日(火)

下記、2000年にオープンした個人HPに掲載していたものです。
最近読み返し、改めて日記に残しておこうと思います。
---
以下の文章は、友人から転送されてきたものです。

なかなかいいお話です。
次のような銀行があると、考えてみましょう。

その銀行は、 毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれます。
同時に、その口座の残高は毎日ゼロになります。
つまり、 86,400ドルの中で,あなたがその日に使い切らなかった金額はすべて消されてしまいます。

あなただったらどうしますか。もちろん、毎日86,400ドル全額を引き出しますよね。

僕たちは一人一人が同じような銀行を持っています。

それは時間です。
毎朝、あなたに86,400秒が与えられます。
毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。
それは、翌日に繰り越されません。それは貸し越しできません。
毎日、あなたの為に新しい口座が開かれます。
そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。
もし、あなたがその日の預金を全て使い切らなければ、
あなたはそれを失ったことになります。
過去にさかのぼることはできません。
あなたは今日与えられた預金のなかから今を生きないといけません。
だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。
そして、そこから健康、幸せ、成功のために最大の物を引き出しましょう。
時計の針は走り続けてます。今日という日に最大限の物を作り出しましょう。

1年の価値を理解するには、
落第した学生に聞いてみるといいでしょう。
1ヶ月の価値を理解するには、
未熟児を産んだ母親に聞いてみると いいでしょう。
1週間の価値を理解するには、
週間新聞の編集者に聞いてみるといいでしょう。
1時間の価値を理解するには、
待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。
1分の価値を理解するには、
電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。
1秒の価値を理解するには、
たった今、事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。
10分の1秒の価値を理解するためには、
オリンピックで銀メダルに終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう。

だから、あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。
そして、あなたはその時を誰か特別な人と過ごしているのだから、十分に大切にしましょう。
その人は、あなたの時間を使うのに十分ふさわしい人でしょうから。
そして、時は誰も待ってくれないことを覚えましょう。

昨日は、もう過ぎ去ってしまいました。
明日は、まだわからないのです。
今日は与えられるものです。
だから英語では今をプレゼント(=present)と言います。

今週は、ナショナルフレンドシップ週間(友情の週間)です。

友だちはとても貴重な宝石です。
それは、あなたに笑顔と、成功するための勇気を与えてくれます。
それは、あなたのことを聞いて、あなたを誉めて、あなたへ心を開いてくれます。
だから、あなたの友達に、どれほど心に留めているかを示しましょう。

このメッセージを、あなたが友達だと思う人に、送りましょう。
そして、もしこのメッセージが戻ってきたら、あなたは友達の輪を持っています。

素晴らしいナショナルフレンドシップ週間(友情の週間)になるように祈っています。


ナショナルフレンドシップ週間について、何かご存知の方はぜひお教え下さい!



-

自然というコミュニケーションの力学 - 2005年05月26日(木)

公私ともに今週は
年間を通しても
指折りに忙しい日々が続いている。


今夜はキャピトル東急で
もうすぐ旅立つことになる
職場の方々と歓談のひとときを過ごす。

ホテルのゲストルームには、
海外からのビジターも含めて
約50名ほどが立食スタイルの
美食を堪能していた。


どの方の隣にいても、
自然。

「あの人と、何が何でも話さなくちゃいられないわっ!」
というかつての力みもない。


このコミュニケーションの「力学」は、
何者にも変えがたい居心地のよさを
今夜私に与えてくれた。

それはなんとすがすがしく
なんと自由なんだろう!


-

再会の喜び - 2005年05月11日(水)

今日は高校時代からの親友に会えた。
彼女に対しては、
過去に私は自分の主張をしすぎたきらいがある。

それをわびたくて、
でもそれを、うまく話せなかった。

今日、ようやく伝えることができた。
ごめんね。

そして、ありがとう。



-

ステータスにかじりつき・・・ - 2005年05月08日(日)

高校生くらいのころから、
「誰に会っても大丈夫な自分にならなきゃ!」
って、思ってた。

今、それが叶った気がする。

自分よりも
背が高いとか
美人とか
頭いいとか
年上とか
エライとか
お金持ちとか
キャリアあるとか

いろんなステータスにでくわすと、
その人が言ってることを鵜呑みにする癖があったんだよね。
それが、癌。

自分が見たもの、感じたもの、
それが全て、とわかったら、
目の前がグンと開けてきた!!

楽しくなってきたぞ♪


-

夜明け前 - 2005年03月19日(土)

夜明け前

夜明け前の空気には、
凛とした高潔さがある。
それは誰びとにも容易には犯されぬ
麗しき聖域であるといえる。

私は26歳を過ぎた頃から
なぜか背が丸まってきたことに気づく。
そして、わがままな飽食が
身を不必要に緩ませる結果となった。

同じ頃、私は朝起きるのがつらくなりはじめた。

これはまんざら偶然の「時の一致」とはいえないだろう。

慢性的な遅刻癖とギリギリの行動が
私の生存を阻むという
自ら生み出した罠に陥っていたことに
今さらながらに気づいた。


私はある、生きた聖人と出会った。
手紙をつづることによって。
彼は私に幾度も手紙を送り
「いつかあなたの話もきかせてください」
とその手紙の末尾に添えていた。

私の話?

何か、話せることがあるだろうか。

彼の数十年にも渡る地域貢献や
人生を豊かにするためにできる、すべてのこと。
彼のことを手紙によって知ることで
その実直でいてしなやかに貫かれた信念に
私は全くもって敬服せざるをえない。

私が志半ばで断念したこと。
それらが達成できなかったのは、
この揺ぎない信念の「質」であったことに気がついたのだ。

信念。
それは、誰か他の人から与えられて備わるものではない。
別の人の人生を代わりに生きることでもない。

「これは素敵だ、貫こう!」
そう感じた自分に正直でいながらにして
包み込むような、柔らかな愛と強靭さ。

足りないものを、教えてもらいました。

ありがとう。

あなたへの接し方も変わるはず。
もっと優しくなれるはず。

ありがとう。


-

人生を、明るく照らすもの。 - 2004年08月18日(水)

夜間コースで勉強を始めて早、2年半。
この間、私の人生は長足な向上をみせている。

今夜学んだ中で、思いがけずすばらしい気づきがあった。

本を読んだり話をきいたりして、
何かきいたことのないような、
信じられないようなことが書かれていて
その先を進んで読み続けることが困難になったとき、
どうしたらよいか?
ということ。

これは、自分と全く異なる信条を耳にしたとき、
受け入れがたい、と思うような情報を目にしたとき、
すかさず使えるなぁ、と思った。

つまり、まずは、何について語られているのか、
誤解がないように、しっかりと調べること。
それから、信じられないように思えた情報が、
当てはまらないたとえをいくつか挙げてみる。
それから、当てはまる例をみつけてみる。
それでもだめなら、そこに、癇に障るような何かが潜んでいるかもしれないぞ、
と、よく検討して、自分の知っている誰かや
社会で、そこにある状態を示しているものがあるのか、ないのか、
よ〜くみてみる。

すると、バァ〜ンッ!!!

みるみると、「あ〜、そういうことが言いたいのね!」と、
晴れてすっきりと理解できるのだ。

これがわかっただけでも、さらに人生明るくなったなぁ。

単に、理解しがたい情報を前に、
「ありえない!」「わからん!」と投げやりになり、
反応的に不快にさせられて
(自分の感情を選び取るのもホントは自分自身なんだが)、
妙に敵対的になるのを防ぐばかりか、
『あなたは』本当にそう思うのよね!
となにげなくサラリと示すだけで、
もしそれが破壊的な意見なら、
その人自身がハッとわれに返って、
「あ”〜、今のやっぱ違うよねー;」
な〜んて、急に意見撤回を求めてきたり(!)と、
なかなか愉快だ。




-

それが、誰に向けられているのか? - 2004年08月16日(月)

あるとき、人と向かって話していて、
その人がちょっと席をはずしたすきに、
彼の残していった紙の束に目がいった。
そこに書かれた内容をうっかり読んでしまって、
なぜだか不愉快な気持ちになった。

メッセージとは、
発信者と受信者がいて、はじめてメッセージ。
そこには、その紙面にはかかれていない、
前提になることがあるだろう。
それを知らずにただ断片的に情報を受け取ってしまうと、
大きな思い違いをするなぁ。

それが、誰に向けられているのか?

これは、案外、深いテーマだ。



-

夫婦、というチーム。 - 2004年08月15日(日)

8月2日に結婚式をあげました。

それはカリブの船上での、特別なものでした。

やっぱり、式をあげるといいね。

聖職者が式を進める間、

りりしく横にたつだんなさまを知覚して、

背筋が伸びる思いがした。

そして、涙が頬を伝った。

集まってくれた方にもありがとう。


私は結婚、というものを大きく誤解していました。

それは、自動的にうまくいくような「システム」なんかではなく、

互いに隠し立てなく正直になり、

瞬間瞬間に持続する願いを創造することのようです。

一人ではできないことを、

ふたりならやるだろう。

それは、グループの最小単位の2人組みのチーム。

仕事をあまりに長く休んだ彼は、

休んだ分の埋め合わせに私を呼び出した。

そしておとといは、

ふたりで朝の4時まで一緒に階段の手すりにペンキを塗り、

床を掃除をして、ワックスかけて、

それはそれは楽しかった〜!


グループ、ということを、最近常に考えている。






-

灼熱の夏休み - 2004年07月24日(土)

気の利いたシーンを心の描いて、夢みる。

毎日、毎日、予定のない日をつくることが

それこそ罪、とでもいうような、

それほどまでに多忙な毎日だ。

そこにきて、この度、休業宣言!

縁あって、深い眼差しのダーリンと

結婚式を挙げてきます。

暑い日本を抜け出して、

さらなる灼熱のカリブへ。

選んだ船は、Freewinds。

彼は、そこのクルーになることを夢見ている。

私は、彼がなぜそこまで

そのシップに惹かれているか、知りたくて。

日常の、思考をさえぎる余計なものが一切ない、

精神を磨く、そのためだけに存在する、

世界最高峰の、船、だそうだ。

行った人はみな、口をそろえて、

「帰りたくなーい!」と言うそうだ。

3週間後、ミセスになった私は

どんな気持ちで日本に帰るだろうか?


-



 

 

 

 

目次
過去  未来

Mail Home