2004年08月04日(水) |
観劇日記〜人形劇フェスタ |
「人形劇フェスタ」
場所:ピッコロシアター中ホール
うちの学校の生徒たちも参加しているので、子供たちに混じって観てきた。 色んなグループが参加していて、表現方法とか上手下手はそれぞれだけど、どれも子供たちの心をしっかり捕まえてるのが素敵。 観ている子供たちも年齢とかバラバラで、放っておいたらワイワイガヤガヤと落ち着きがないのだけど、手遊びが始まるとそれに乗ってくるし、前へ詰めてねってお願いしたら、みんな一生懸命前に詰める。 人形に危険が迫ったら、「あぶない!」「逃げろ逃げろ!」、間違えたら「違うよぉ!!」
「最近のちびっ子は…」って、思っていたけど、子供はやっぱりいつの時代も同じなんだなぁって思った。 『げんこつ山のたぬきさん』とか『おべんとうばこの歌』とか、ワタシも歌ったなぁ。特に、『おべんとうばこの歌』は、かなりお気に入りだったので、ちょっと嬉しかった。
それにしても、中ホールを埋め尽くす子供たち…圧巻でした。
2004年08月01日(日) |
観劇日記〜全国高校演劇大会 3日目 |
第50回全国高校演劇大会(徳島大会)3日目
場所:鳴門市文化会館
※昨日上演できなかった分、9時5分開演で、7本上演…
■東京都立駒場高校(関東)『Is・アイズ』 大鳴門橋が通行止めになっていた影響で、バスの到着が遅れ、開演に間に合わなかった。 ホワイエのモニターで見ていたけど、やっぱりナマじゃないと。
■広島県立美鈴が丘高校(中国)『おばあちゃんのボタン』 広島の原爆を扱った物語。原爆への思い入れの強いワタシにとって、興味深かった作品。 回想の場面が短めだったのは、「今」の自分たちの問題にしようとしている工夫かな。 回想の場面の「重さ」と今の場面の「軽さ」は狙っているのかと思うけど、その重い過去を真剣に受け止めて、今の高校生として考えて向き合っていこうとするには、なんだか薄っぺらい感じがした。 最終的に、合唱祭に向けての問題が解決する過程が薄いから、この歌を歌うことが目的だったのかなぁという印象を受けてしまった。 オープニングの、灯籠がきれいだった。
■滝高校(中部日本)『ライアー!ライアー!ライアー!』 一番興味のあった高校…だったんだけど。 なんだか、どう受け止めたらいいのか、分からなかった。 「嘘」がテーマだから当たり前なのかもしれないけど、あまりにも、何が嘘で何が本当かが見えなくて、居心地が悪かった。 口と舌をモチーフにしたセットがライトアップされたのは綺麗だなぁと思った。
■徳島県立阿波高校(徳島)『子供の子供と子供たち』 幕が上がると、舞台が、トイレ・教室・準備室に3分割されていて、それがまたえらいリアルで、思わず「おお〜っ」と声が上がった。 でも、中央にデーンと設けられた教室は、途中でちょっととラストでしか使われなくて、後はもっぱら、トイレと準備室を隔てる存在って感じで、勿体ないというか、何というか。…必要だったのかな、なんて思ったりした。 子供を産むことを決断する、認めるってことは、ものすごい摩擦があって障害があって、それを乗り越えるエネルギーとかが必要で、そこにドラマが生まれると思うのだけど、そのドラマが薄かったような気がする。何で乗り越えられたのかがよく分からなかった。 先生二人は、妙に堂に入ってて、なんだか本当にいそうだった。…でも、母子手帳は机の上に出してへんやろう…
■山形県立東根工業高校(東北)『扉の向こうに』 上演前に、緞帳開けてパンチを敷いてたのだが、人数が多くていいなぁ凄いなぁって思いながら見ていた。 そしたら、開演直後、その20人位がマラソンをする生徒として、舞台を横切っていった。圧巻。 メインの二人が生き生きとしていて、ギャグとか動きの息もぴったりで、気持ちよかった。 早送りとか、上手いなぁ。 それが後半、自分の居場所について考えるうちに、シリアスになっていく、その変化は好き。 最後に結論を出さない感じも好き。 陽介の物語がさらりと流れてしまったような感じで、それが気になった。
■法政大学第二高校(関東)『ロック』 ロック=LOCKだったんだぁってのにちょっと感動。 なので、テーマは、分かった。 けど、ダンスに力入りすぎて、ダンスを踊るためのドラマのように感じてしまった。 さじ加減が難しいなぁ。
■池田学園池田高校(九州)『てんぷら』 3人、それぞれに味があっていいなぁ。方言もいい。 おたがい、かみ合ってるようなかみ合ってないような会話とか。 でも、その中でそれぞれがドラマを抱えてるのも、見えそうで見えなかったり。 3日間通って、最後まで観てよかったと思えた作品だった。
★全体的に★ 『おばあちゃんのボタン』とか『ロック』とか、ちょっとうちの文化祭を彷彿とさせた。 今年のクラス劇は、やたらと「歌」と「ダンス」に力が入っていたので。 最近の高校生は、「歌」と「ダンス」が好きなのかなぁ。 でも、「歌」とか「ダンス」とかのために、物語があるのでは、ちょっと違うような気がする。 それは一つの要素に過ぎないのではないかと思う。 まぁ、『ロック』なんかは、芝居の中でも言っていたように、革命を起こしたかったっていうのはあるのかなぁと思うけど。
1日目は、バスで早朝に出発して観ることが意外としんどいってことを前日には深く考えてなかったので、どうせバスの中で寝るし、と思ってそれほど睡眠時間を確保せずに寝て向かったのだが、これが大失敗で、昼過ぎからがつらかった…。 2日目は万全のコンディションで向かったのに、延期になった。 3日目は、同じく万全のコンディションだったのに、上演校が多くて、やっぱりつらかった。特に腰が…。本当は、当初バスの予約を6時頃ので取っていたので、しんどいし、最後の一校は観ずに帰ろうかとも思ったけど、でも折角来たんだからと、7時55分のバスの変更した。最後まで観て、本当に良かった。
★結果★ 最優秀 作新学院高校(関東)『超 正義の人』
優秀 網走南が丘高校(北海道)『チキン・カレー』 美鈴が丘高校(中国)『おばあちゃんのボタン』 法政大学第二高校(関東)『ロック』
2004年07月31日(土) |
観劇日記〜全国高校演劇大会 2日目 |
第50回全国高校演劇大会(徳島大会)2日目
場所:鳴門市文化会館
※台風接近中、暴風警報発令中のため、待機してましたが、結局解除されず、延期…
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