日常喜劇

2007年03月22日(木) 愛の流刑地


昨日は「蒼き狼」でモンゴルフィーバーしてしまったが、
もう一つ衝撃があった。テレビで2夜連続で放送していた
「愛の流刑地」のドラマである。ご存知だろうか、年齢
指定の映画で放映している、不倫恋愛ものである。
ちゃんと見てなくて、前編は最後の15分、後編は最後の
30分くらいしか見てないのだが、ものすごい話だった。
まず前半の15分だが、これは母親が見ていたTVを私が
後から居間に入って一緒に見た。最初は何のドラマか
解らなかったのだが、その15分間がすっと濡れ場で
気まずいのなんの…長ェよ。私は母が寝た後に居間の
TVでゲームをしようと思っていたので、TVが終って
母が寝るのを待っていた訳なのだが、その15分間は
けっこうしんどかった。何しろそのエロシーンときたら
女が感極まって「殺して」「今、殺して」と連呼し、
合間にはぁはぁ息継ぎが続く。男が盛り上がって首を
締めながらゆさゆさしているのだ。
…うっわーどうしようコレ(汗)
しかも極めつけ。最後、イった瞬間、盛り上がり過ぎた
らしく、首絞めて女を殺してしまったのだ。そこで前半終了。

「えぇええ!? 真面目なドラマでこんな腹上死ってアリ!?」

ギャグオチかと疑って内心激しくうろたえる私。
しかし、次回の予告を見ると、警察が来て裁判のシーンに
なっている。…本気で死んじゃってるんだ、どうしよう
このドラマ。

焦りつつも気になって、昨日も帰ってきてから30分くらい
ラストを見た。そしたら更にとんでもないことになっていた。
まず見始めた時点で、牢屋で独り言を言う男のシーン。
死んだ女の幽霊が出てきて「聞かせてあげればいいのよ」と
何やらそそのかしている。いきなり見たので話が見えないが、
見続けていくと、なんと裁判で、なぜかあの夜の情事の
最中のテープレコーダーを流しているではないか。あの
「殺して」「今、殺して」「はぁはぁ」と言ってるアレだ。
それを、証拠物件として裁判官以下、皆が超真面目に聞き
入っているのだ。私は昨日以上に激しい衝撃を受けた。
なんの痴態ドラマ!? なんで録音してるの!? しかも聞かせれば
いいって言っちゃうのはどんな都合のいい幽霊!?
ツッコミどころ満載だ。
しかも最後にはキレた男が「情状酌量とか社会道徳とか
関係ないんだよ。愛なんだよ、愛なんだよ…!」と絶叫
しているシーンがあるのだが、正直

…いやー、愛って言ってもねぇ…

呆れざるを得なかった。
しまいには、死んだ女の年端もいかない娘になぐさめられる
始末。お前の母ちゃんを腹上死たらしめた男だよソレ…!
映画を見たおば様達がきゃーきゃー盛り上がって胸を
ときめかせたという報道を聞いたが、こんなかなり道を
誤っているギャグにもなりかねない恋愛?映画のどこに
モエるのか、全く理解が出来ない。「失楽園」以降、不倫は
絵になるとでも勘違いしてるのか。恋愛なら何やっても絵に
なると思ってるのか。…どちらにしろ、恋愛モノとはやっぱり
相容れないのがよく解った。

…どこがいいのか、知ってる人教えて下さい。



2007年03月21日(水) 蒼き狼


今日は休みでレディースデーなので映画を見に行ってきた。
チンギス・ハーンの生涯を描いた「蒼き狼」である。
オールモンゴルロケなのに主要キャストは日本人で
会話も日本語ってことは、やっぱり邦画と呼ぶのか。
ちなみに私はモンゴルが大好きだ。世界一の大帝国を
築いたモンゴル族自体が面白いが、現代でいいから
一度旅行に行ってみたいと思っている。モンゴルで
ゲルに泊まり、馬の乗り方を指導してもらって半日くらい
ひたすらパカパカと、どこまでも続く大草原を走って
みたいのである。は〜ステキv

…という私の趣味はおいといて、映画。
大帝国を築いたのもすごいけど、テーマは家族愛だろうか、
けっこう感動して泣いてしまった。モンゴルの女は略奪
されて当たり前、誰が父親か解らない子供を産まなきゃで
大変だったんだなぁとしみじみ。それに主演の反町の
カッコいいこと…!最近、大河ドラマの山本勘助見ても
そうなんだけど、小汚い戦場の男に弱いのだ。たまらん。
戦場シーンのスケールも素晴らしかった。やっぱり
大画面に見に来て良かった…!

ところでフランス首都まであと一歩!という世界史上、
最大の巨大帝国を築いたモンゴル族だが、強さの秘密は
機動力にあったらしい。遊牧民である彼らは戦地に食糧で
ある羊を連れて行ったのだ。これで乳製品や肉はその場で
調達出来、しかも!性欲処理も羊で済ませていたらしいのだ!
食糧も女も現地調達しなくて済むなんて、超!合理的システム!!

…と、受験生当事の私は胸をときめかせて勉強していました。
モンゴル大好きー!(どんな理由でだ)



2007年03月18日(日) 時代屋


会社帰りにたまたま見つけて、
かの歴史本専門店「時代屋」に行った。
話には聞いていたのだが、歩いている時に偶然
見つけて驚いてしまった。中は歴史本を中心に
戦国武将グッズや新撰組、三国志、妖怪グッズ
なども並ぶ。時代劇のBGMが流れる店内には
真田太平記のDVDも流れていてけっこうアレコレ
驚きの連続だった。2階の戦国武将グッズ売場には
ヲタージョ達が盛り上がりながらグッズを買っていて、
一人で入ったので内心でしか盛り上がれないまま
微妙に彼女達と距離を取ってみた。日本刀の形した
ペーパーナイフ可愛いなぁv あと2階には喫茶店が
あるのだが、そこにコスプレした侍がお茶していて
びっくり。いや引いたというか…。
店員が選ぶ好きな武将ベスト10が張り出してあったが、
一体何人で投票したんだろう、とか思ってみたり。
特に何も買ってないんだけど、なかなか楽しみながら
一回りして帰ってきた。誰かにプレゼントあげる時に
ちょうど良いかも。又は笑いを取りたい時とか。



2007年03月15日(木) ひこにゃん


熊本城もだが、彦根城も今年築城400周年記念って
ことでイベント盛り沢山である。彦根城といえば
個人的には一人旅した時の記憶が鮮明だ。
あの時は船で琵琶湖から降りて彦根城まで歩いている
うちに雨が降ってきて、傘を買おうと思ったのに店が
どこにもないから、そのまま小雨の中を歩いていたら
彦根城の守衛のおじちゃんが走ってきて傘を貸して
くれたのだ。内心は特に困ってなくて、雨に降られる
のも一人旅の醍醐味かなぁなんてほくそ笑みながら
歩いていたのだが、おじちゃんの優しさがほのかに
嬉しかったのも確かだ。…ううん、いい思い出だなぁ。

さてその彦根城築城400周年記念キャラの

ひこにゃん

が最近のマイブゥムである。
有楽町の交通会館の中に、北海道プラザがあるのは
有名でいつも人がいっぱいだが、2階には小さく
滋賀県のスペースがある。そこにはひこにゃんグッズが
満載、とまではいかないでもけっこう売っている。
ともかく東京で買おうと思ったらそこしかない気がする。
そこで初めてひこにゃんを見て以来、あまりの可愛さに
ストラップを衝動買いしてしまった。一度見たら
思い出しで描けそうなくらい単純な絵柄だが、
やっぱりあの独特の愛らしさはマネできない。
重そうな兜とか躍動感のカケラもないジャンプとか、
もうたまらない。会社のPCの壁紙もいつか
ひこにゃんにしようと虎視眈々とタイミングを
うかがっているほどの愛らしさだ。
皆様も、彦根市のHPで是非ひこにゃんを見て欲しい。
ひこにゃんグッズを買うためだけにもう一度滋賀に
行ってもいいくらいだ。



2007年03月13日(火) 昌幸小説


真田幸村の父・真田昌幸が主人公になっている
時代小説を読んだ。他の作者のものを読むと分かるが、
普通の時代小説はホントつまらなくていかに池波が
面白いかよく分かる。今回の昌幸小説も、上下巻に
分かれていたのだが、上巻のラスト10ページまでは
昌幸の父・幸隆のストーリーという異色具合。
幸隆は今の大河ドラマでもぼちぼち出てきてる
武田二十四将の一人で、ドラマでも随分とカッコ良く
描かれている。小説でも随分とカッコ良かった。
…が、しかし。
肝心の昌幸に関しては、生まれた時から普通じゃなかった
とかスゴイ人生を歩むに違いないと思ったとか、後から
見れば幾らでも言えるようなもっともらしい修辞語で
並べ立てただけで全然本人のスゴさアピールが足りない。
しかもなぜかやたらとエロシーンばかり気合が入って
いて、満員電車の中で読むのが恥ずかしいのなんの。
更に次男・幸村もけっこう出張っていて、私の大好きな
長男・信幸はほとんど出てない。幸村に至っては昌幸の
側室に力強い描写で食われてしまう始末…トホホ。
まぁ、この小説における昌幸はこの際おいといて。

幸村ってさ、戦国BASARAでも前田利家とまつが夫婦で
攻撃してきたら「破廉恥でござる!」とか騒いでたけど、
どうしても皆に

筆おろししたい欲をかきたてるウブキャラ

っぽい描写多いよね…なんでだか。


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