日常喜劇

2007年02月10日(土) 映画


ついに始まった三連休だが、今年の私はインドア派宣言を
しているので旅行には行かない。まったり充実した
時間を過ごす予定だv
とりあえず今日は映画を見に行った。
「マリーアントワネット」
女性誌ではやたらと騒がれていたが、映画館はイマイチ
人の入りが少ない。なぜだろう?と思ったいたのだが
見たら納得した。けっこうつまんないのだ。
ファッション誌を愛読するようなオシャレ女性には
楽しいかもしれないけど、どちらかというと歴史好きの
私にとってはつまらなかった。確かにスイーツと
フラワーに囲まれた綺麗で可愛い世界なんだけど、
それだけなんだもの。目は楽しませてもらったが、
全体的には「な〜んだこんだけ〜?」ってカンジだった。
マリーを一人の女の子と捉えた描き方は斬新かも
しれないけど、イマイチ焦点もボケてたし。

あ、イマイチと感じたのは恋愛モノだからか。

私の好きな恋愛モノパターンは
「相思相愛だけど結局は恋愛以外を選択する」
「主人公同士の相思相愛の影でひっそり泣く」
こういう報われない系なのだ。
しかもストーリーの主筋からちょっと外れた部分に
挿入されるくらいでちょうどいい。

…そう考えたらやっぱりつまらないよな。



2007年02月09日(金) キチー


ついに今日、朝早くから父が中国に旅立って行った。
「羽田へ行く」と言い張っていたが、たぶん行き先は
成田だろう。とりあえず家の近くからバスが連れてって
くれるから、その辺の勘違いは敢えて訂正しないでおいた。
父は昨日からウキウキで、姪(父にとっては孫)に電話して
お土産は何がいいか聞いていたらしい。私も聞かれたが、
ホント誰のご厄介にもならずに無事帰って来てくれれば
何も要らない。
そう思ってうちに帰って来てみると、母が笑いながら
父直筆のメモを見せてくれた。どうやら孫達に聞いた
土産リストらしい。
「お父さんが書いたメモなんだけど、わかる?」

…キタ、マレに見る父の悪筆…っ!

ドキドキしながらメモを見たら、想像以上だった。


ストラプ
キチー


「…」
昨日のうちに本人から話を聞いていたので何が言いたいか
解るが、あらかじめ答えを知っていなければ解るまい。
大荒れの漁船の上で書いたような殴り書きの、
ダイイングメッセージより難解なこの2行で

キティちゃんのストラップ

という意味になる。…ホント、どうしてネイティブな
日本人のくせにこんなに国語が不自由なんだろう。



2007年02月08日(木) 身にしみろ


父が明日から中国へ旅行に行く。
近所の人達との老人会みたいな2泊3日の
小旅行なのだが、行く前から不安でならない。
だって小さなリュック一つ背負って行こうとしてるのに、
その中にヒゲソリ入れようとするし。
ダメ止めて、刃物は機内に持ち込んじゃダメなんだよ…!
そう言って止めたのに、袋に入ってれば大丈夫だろ?
とかイマイチ理解していない。
思い余って母に「止めてよ」と言ったところ、
母は一言こう言った。

「捕まれば理解するよ」


そういう問題じゃないんだってば〜(>_<;)



2007年02月06日(火) 大遅延


仕事の後、食事をして駅に向かったら大混雑に
なっていた。どうやら人身事故で電車が全線ストップ
しているらしい。早く帰れば良かった、とチラリと
後悔したら「まもなく運転が再開するとの連絡が
入っています」という放送が入ったので、とりあえず
電車に入った。…が、しかし待てど暮らせど出発しない。
2分置きくらいに進捗状況の説明放送が入るのだが
どうあっても発車しない。しまった騙された、と
気付いたのは電車に入って立ち尽くしてから30分程
経ってからだった。途中までなら違う電車が走って
いる。振り替え輸送しているから、切符をもらって
別の電車に乗り込んだ。これで今待ってた電車が
発車してしまえば間違いなく追い抜かされるのだが、
どうやらまだ動きそうもないのでとりあえず途中まで
行ってしまうのも良いだろう。
そうしてほうほうの体で中間地点まで到着したが、
今度は運転再開しているはずなのに電車が来ない。
またその駅で30分程待たされるハメになってしまった。
…おかしいなぁ、各駅で止まってた電車が順次発車して
いればこんなに待つはずないのに。時間は10時を過ぎ、
ついに父からは「もう帰って来なくていいから親戚の
家に泊まって来い」とか無情の最後通告が。待って
着替えも化粧品も持ってないの!
私はおうちに帰りたいんだよ…!(>■<)
ということでなんとか、当初の予定より1時間半遅れで
自宅の最寄り駅に到着した。帰ってから知った情報に
よると、私がまっすぐ帰る時によく乗る電車が事故った
らしく、今日おとなしくその電車に乗ってたら、途中で
ストップしたあげく立ち往生して進退窮まっていたはずで、
いつ発車するかわからないから食事する暇もなかった
だろうから、その点だけは食事しといて良かった、と
思うことにした。
…いやはや週明け2日目にして疲れた。



2007年02月04日(日) また上田・2


11時チェックアウトなので、7時過ぎに起きて風呂に入りに行った。
ご老人達はもう食事中だろう、朝風呂もほとんど人は居なかった。
食事処もやっぱり人がまばらだった。朝もバイキングだったのだが、
昨日あれだけ食べたにも関わらずまたしこたま食べて苦しい腹を
抱えて部屋に戻った。戻ってから一休みし、10時からフロント前で
餅つきをやるというので見に行った。ここの持ちつきはまた独特で、
3人が杵を持って順番に打つのだ。皆で手拍子して面白かった。
その後、たまたま配給される一番手前に居たのでさっさと餅を
もらって部屋に戻って食べた。うーん、付きたて餅なんて久し振りだ、
美味しいvそうこうしているうちにほとんど時間も無くなってきたので、
身支度してチェックアウトした。朝はDVDを見る時間が無かったのが
残念だ。
スタッフに見送られてバスに乗り、再び上田駅に到着した。
また荷物をロッカーに預け、真田太平記館へ。もう帰りの新幹線の時間まで
ここに篭城してもいい構えでやってきた。今回こそシアターを嫌というほど
見まくるぞぅ!入った時には人が居たのだが、何度も同じ内容を見ていたら
一人減り二人減りとついに二人きりになった。途端にくつろいで横になる。
だって座布団楽なんだもん〜。
久々に見た切り絵の「上田攻め」は、やっぱり兄がカッコ良くて惚れ直して
しまった。兄上〜ステキです〜!(><)
そのうち人が入って来たので、一通り見たし出てきたが、そろそろ内容を
覚えそうだ。でもまだ見たい。愛ってしつこいな…。
さて12時過ぎに入ったのに大して広くも無い太平記館を出たのは3時過ぎ
だった。再び柳町通りにやってくる。昨日目をつけていたパン屋で軽食を
食べようと思ったのだ。ここもやはり同僚がイチオシしていたパン屋で、
いかにも手作りのパンが可愛らしい。レストランはランチが終ってしまった
ということだが、カフェならやっているというので2階に上げてもらって
驚いた。テーブルがないのだ。どころか畳敷いただけで何もない。
どこでどうくつろげばいいのか解らなかったがとりあえず窓辺に寄って
座ってみた。すると注文した食事を持ってきたスタッフが膳を用意して
食事を置くではないか。どこに座ってもいいから座った場所の前に膳を
セッティングするってかなり斬新なんですけど!とりあえず昨日DVDを
見た影響で「向かい合おうか…」と向かい合いに移動して食事開始。
夕朝とバイキングで食べ通したクセにけっこうお腹が空いていて、随分と
おいしいスープとアップルパイだった。つか激ウマ!何コレ!?
あまりにも感動して帰りにチェックしたら、実は本店が代々木の方にあって
ガッカリした。…なんだ、すぐ行ける場所にあるんじゃん(−−;
でもとにかく腹は満足し、まだ微妙に時間があるからと電車に乗って
神社を見に行くことにした。バスから見かけて気になっていた生島足島神社。
父や兄が寄進したこともあるらしく、何か縁のものがあればもうけものだ。
2両編成の先頭一ドアしか開かないという超ローカル線に乗り、20分も
揺られて下之郷駅到着。ここは珍しく駅員が居るので、切符を渡して外に
出た。出たと言っても10歩歩くと駅の外でもう線路だ。遮断機もない踏切で
交換が来るというので止まってる電車の目の前を歩いて渡った。ある意味
レアな体験である。もう夕方になってて人もまばらな風の中、大河ドラマの
影響でのぼりが立ってる神社の参道を歩いた。真田は祖父の幸隆が武田
二十四将の一人で、父も信玄の小姓をして直臣になるから大河ドラマでも
大活躍の予定でのぼりが立つ理由も解るのだが、なぜか信玄には関係のない
幸村ののぼりまで立っていた。そこまでするなら兄のも作ってくれ!
前回の国分寺は期待しないで行って想像以上だったが、今回の生島足島神社も
大満足だった。なぜなら父と兄の直筆の書状が展示してあったから…!
きゃー、父の書状は前にちょっと見たけど、兄のは始めてだー!
私にもっと字の心得があれば字から兄のひととなりを読み解くのにー!
でも感動した。いやんステキ、兄の直筆見てるだけでドキドキだわv
誰も居ないのをいいことに二人ではしゃいで大盛り上がりだった。
神社もなかなか綺麗で見所あったし、雰囲気良かった。行きには一匹だった
猫が帰りには二匹に増えていて、それがまた人懐こいものだからついつい
構って随分遊んでしまった。いや〜ん可愛いにゃ〜〜〜vv
思いの他のんびりしてしまったら、帰りの新幹線の時間に間に合わなくなって
しまった。でも自由席なら乗っても構わないと聞いていたので、ゆっくり
お土産を買って駅中でそばまで食べて新幹線に乗り込んだ。そういやついに
ご当地幸村キティが居てビックリした。…有名になったもんだ。
帰りの新幹線は、スキー客で大混雑だった。やっぱ予約は大切だね〜。
更に乗り換えた地元のローカル線は、何も放送もないまま寒空の下10分以上
待たされて驚いた。え、普通くどいくらい放送入らない?少なくとも都内は
くどいよ?…これだから地方のJR東は困るよ、客なめきってるわ。
まぁ最後は必要以上に疲れたけど、全体的には楽しい旅でした。
やはり上田はいいなぁ、また行きたい♪


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