今日は万里の長城へ行く。が、北京市内からは遠いので自力で行くのは大変。 上海在住の友達に日帰りツアーの予約をしてもらった。朝、ホテルで待って いるとツアコンの若いお姉さんが迎えに来てくれた。そのまま20人くらいの バスに乗り込む。 その後も次々とホテルを回り、客を迎え入れていよいよツアーに開始なった。 集まったメンツはニュージーランド人の老夫婦と日本人女性2人、フィリピン人 男性1人とインド人男性1人、そして我等3人の合計9人だった。すごい、 なんか国際的だ。ちなみに言語は英語で、聞き取れるけど積極的に話せる ほどのスキルはないので交渉は全て連れに任せておいた。 事前にこのツアーの説明が書かれたHPのアドレスを教えてもらっていたの だが、全部英語だったのですぐに諦めてその後見てないからどんな内容か 判らない。すぐに万里の長城に行くものだとばかり思っていたら、明時代の お墓を見に連れて行かれた。誰のなのかも判らない。が、大きくて立派で とにかく寒かった(涙)装身具の展示をしていたが、どれも5本爪の竜 ばかりが描かれていてちょっと感動。確か5本爪は皇帝の印よね? ツアコンさんはそんな説明してくれなかったけどさ(笑) ツアーといえば宿命、免税店にも連れて行かれた。興味ないけど翡翠と メッキ。メッキ工場では丸テーブルでランチを食べた。テーブルに乗り 切らないほどの料理はすごいゴージャス。昨日に引き続きセロリの炒め物が 出てきて、私の人生こんなにセロリを食べ続けた2日間は初めてだった。 食事もなかなか興味深かった。フィリピン人さんが完全なベジタリアンで、 彼だけ肉のない餃子を注文したりフライドポテトを食べているし、ニュー ジーランド人夫婦は陽気で日本文化の話が多い(そりゃメンバー内に 多いから…)国際的なランチだった。 さて食事の後はいよいよ万里の長城だ。朝からあいにくの雨だったが、 ふもとまで来た時にはすっかり晴れていた。が、寒い。早速、昨日買った 帽子とマフラーで防寒した。すごい、寒くないよこれ!ここからジェット コースターに乗って長城まで行くのだが、その前に熊園を見たら楽しかった。 目の高さまでの柵の向こうに熊が居るのだが、間には大きな谷があって 越えられはしない。熊は高い所に登って元気そうだった。元気そうどころか、 すごい一生懸命踊っている。え?と思ってよく見たら、どうやら観光客が 餌を投げるから必死にアピールしているらしい。ダンサブルな熊って初めて 見たわ、スゴイ。 万里の長城行くのにジェットコースター乗るなんて聞いてなかった。 連結はしているけど一人乗りのジェットコースターに乗り込み、カタカタと 上に登って行く。この後、ジェットコースターよろしく思いきり落ちれば 楽しいのだが、降りてきてしまっては万里の長城には一生辿り着けない。 登っただけの欲求不満になりそうなジェットコースターから降りると、 そこはもう長城だった。 すごい!大きい!長い!寒い! 降り口で帰りのジェットコースターのチケットを渡され、1時間半の自由 行動になった。早速、長城歩き開始。けっこう人が多くて混雑している。 しかも観光客というよりネイティブな中国人ぽいのが多い。他には中国人 カップルとか、ヒールの高いブーツを履いた女の子とか。ブーツ絶対危ない って!去年ブーツで山道踏破した時泣きそうになったけど、段差の激しい 長城はその比ではない。しかもところどころ雪が固まっているのだ。絶対 危ないって〜と思いながらも感心してしまった。あそこまでブーツで 動ければ立派な技術だわ。 ともかく長城。思ってたより高低差が激しくて驚いたけど道は鋪装されてて しっかりしているし高いし長いしスゴイ。それがどこまでも続いてくんだから この技術には恐れ入る。築城の目的は騎馬民族の侵入をふせぐためって聞いた けど、心配しなくてもこんな山奥でこんな高い塀、誰も越えようとしないから。 最初は寒かったが、このアップダウンを頑張って歩いているうちにすっかり 暖かくなり、ついでに天気も晴れて視界が開けて最高だった。雪の長城も なかなか見られるものじゃないしね。 私はこの長城を見て、アルスラーン戦記のOVAを思い出したのだが、連れは そえぞれ「ロードオブザリング」「十二国記」と言っていた。いやぁ ファンタスティックだ。 長城を大満足で帰ってきた。帰りはもちろん、下り用のジェットコースターに 乗った。なかなかスピードが出て面白い。 地上に降りると、またバスに揺られて今度はシルクの免税店へ。もういい 加減見飽きて、ぼんやりして何も買わないで来てしまった。そんなこんなで 今日のツアーも終了。ジェットコースターが別料金なのだが、それも込みで 3,000円程度というのだから、日本円感覚で言えばものすごい安い。 再びホテルに送ってもらい、一旦部屋に荷物を置いてから再度出かけることに した。ホテル前の地下道の中にスーパーがあるのだ。ここでお土産にお菓子を 買い、CDショップに入った。そこでは一見、普通のCDやDVDを売っていたの だが「英語版が欲しいの?」と問われ頷いたら隠し扉の奥にある違法コピー ソフト部屋に案内されてしまった。うわぁあああすごい手が込んでる! そこでは特に欲しいCDもなく、表の店でセクシー系インストロメンタルの BONDとWILDを買ってきた。一枚150円なので良い買い物だったv さてちょうど夕ご飯時になったので、連れの友人お勧めというレストランに 行った。場末の定食から見れば目を見張るような高額なレストラン…なのだが 日本の一風変わった飲み屋っぽかった。赤が基調で薄暗い店内といい、天井 から絵画がぶらさがってたりテーブルごとに装飾が違ったり、ちょっとした ゴシック飲み屋だ。 味は別に普通だと思ったんだけど、これまた上海在中の連れが「こんな手の 込んだ料理珍しい」と絶賛していた。ゆでたほうれん草を丸く揚げたのが 信じられないらしい。チャーハンも型ではめたように綺麗に盛ってあって、 スタッフが取り分けてくれたし。あとはホント、飲み屋のようなメニュー ばかりでそれが驚くほど高い。店員が多くて、お茶でも切れようものなら すかさず注ぎに来てくれるんだけど、それでも場末を食べ慣れてしまった 身には高かった。まぁ場末の店員なんて呼んでも来ないのが常識らしいから、 言われる前にサーブしてくれる気遣いはさすがなのかもしれないけど、 でもそのへんの定食屋がそば一杯50円なのに、ここはちょこっと食べて 3人で8000円の世界なのだ。うわ高っ!来てる人は普通にトレーナーと Gパンとかなのにものごっつ高! まぁ良い経験したなと外に出たが、まだ10時前で明るい。ちょっと夜遊びに 行くかとバーが多い場所へ移動した。昨日の昼間来た湖のほとりにやって きた。このへんは湖畔に面してバーが軒を連ねる。が、それ以上に若くも ない人達が社交ダンスをするためにたむろっていた。…なぜに夜社交ダンス?! それがまた、男女でペアを組んでるとは限らないのだ。誰でも踊れれば いいらしい。面白い文化もあったもんだ。 その後は夜道をぶらぶらしながら故宮の方まで歩いた。途中でまた、列が 出来てるお店を見つけてつい並んで買ってみたらなんと蒸しケーキ。 出来立てのあつあつでとても美味しかったv ところで北京の夜は危なくないらしい。確かに深夜、女3人連れで歩いて いるのに全く危険を感じない。そもそも人が居ないからなんだけど、たまに 付いてる店の灯りを眺めながらのそぞろ歩きもけっこうオツだった。 そもそもなぜ歩いているかというと故宮のライトアップされているのが 見たかったからなのだが、歩いてきたら既に消灯していた。早いよまだ!(涙) 悔しいからそのままぐるりと正面まで歩いた。城壁に沿って城下町、というか 塀の中に人が住んでいるのだが、たまにおっちゃんがパジャマで出て来るのを 目撃したり、なかなか生活感のある風景だった。 さてもう少し故宮を近くで見たいと思い、さらに近付いてお堀の中に入った。 すると月夜に浮かび上がった故宮の巨大な建造物が間近に見えるではないか。 とても幻想的だった。いやんステキステキv カッコいい!私に、夜でも 綺麗に撮れるカメラと技術があればなぁ。 中から天安門を通り抜けることが出来ず、結局元来た道を戻って時間を 食ってしまったけど、それでも良いもの見れて幸せだった。さすが故宮 スゴイなぁ。 そんなこんなで今日は一日元気に動き回ったのでかなり疲れた (そりゃそうだろ)
朝は8時過ぎに起きた。今日は北京市街を散策に行くのだ。 朝食が付いていないので、何も食べずに外に出た。あまりおなかも空いて ないから構わない。ホテルの前から出ている地下鉄に乗って天安門まで行った。 ちなみに地下鉄の値段は45円。先に切符を取ってしまうので、乗り換えしない 限りはどこまでも同じ料金だ。そのうえ、安いと言っても日本になんら劣る 部分はない。むしろ窓の外にパラパラ電光アニメが映っていて感動してしまった。 スゴイこれ、電車の速度に合わせて絵が動いてるよ。しかも区間毎に絵が 違う。日本の地下鉄も導入すればいいのに。その分、切符がぺらぺらの 便所紙だけど全然スゴイ。 感動しつつ天安門前到着。朝の9時だというのに随分と人がごったがえして いた。ははぁ…主席の絵おっきいなぁ。しかも血色もいいし毛穴もないし (絵だけど) 天安門前で写真を撮ってる人間の間をすり抜けようとしたら白人カップルに シャッター押してくれと声をかけられた。撮って渡すと「謝謝」と言われ、 どうも納得のいかない思いをする。なぁ、白人から見ればチャイナもコリアも ジャパンも一緒だよね。私も区別がつかんし。 天安門だけども充分広かったが、中に入って更に驚いた。故宮広ッ! あまりにも大きくて、画像がデジカメに収まりきらない。迫力もスケール 歴史も、日本の建築物に比べてケタ違いだ。すご〜いファンタジー〜。 どんどん中に入って途中で入場券を購入。途中に両サイドにある小さめな 建物でやってる様々な企画展に目を奪われつつ、更に奥に進んだ。それに しても故宮が大きいだけあって企画展の数も多い。楊貴妃とか即天武后の アクセサリーとかはいいから、宮中の女官の様子とか見たい。 門をくぐってどんどん中に行くが、中央にあるメインの建物は改修工事 ばかりしていて絵面的には寂しいカンジだった。でも広場だけでも充分 広いし、注意の小さな建物だけでも充分大きい。中でちょこちょこ展示 してあるから面白い。 今日は予定が立て込んでいてあまり時間の余裕がないので、とりあえず どんどんと奥へ進んだ。それだけでも30分はかかる。所々寄り道している からもっとかかっているが、前に連れの同僚が故宮を掛け抜けたところ、 15分かかったらしい。私は15分じゃ通り抜けられないと思うなぁ。 アスリートじゃないと無理だ。 故宮はある程度奥へ行くとこじんまりした建物が目立って来る。そろそろ 終わりかなと思ってもまだ小宮が続く。更に脇道に逸れると部署毎に小さな 宮舎の集まりが出て来る。とにかく広かった。 黄金の狛犬が立派だったが、裏門は黄金の狛象が二体居てやたらプリティ だった。そこを抜けてやっとのことで故宮ゴール。やはり一時間はかかった。 日本の皇居のようにお堀に囲まれた故宮を出ると、地図を見ながらご飯を 食べに移動を開始した。場所がよく判らなかったので警官に声をかけると、 単なる通りすがりのおじちゃんが顔を突っ込んで来て一緒になって案内して くれた。親切なんだろう。そして歩くこと5分で今日のブランチ場へ到着。 門があってなかなか立派な建物だ。一組だけ客が居たが、店員は随分ヒマ そうにしていた。そこへ入って行ったものだから数人がかりでサーブして くれて、椅子に座らないうちからワゴンに入った点心がスタンバイされた。 スゴイ、ファーストフードより早いよ。 点心はどれも美味しかった。少なめに食べたんだけどそれでも随分と 安かったし。私達が食べている最中に、扉の向こうから朝礼みたいな 掛け声が聞こえたが、朝の11時に客が来てる所でやらんでもいいだろうに。 食事した後は胡同を見に移動した。私は見てないんだけど最近の映画で 「胡同のひまわり」という中国映画に使われたらしい。 胡同は土壁に囲まれた昔の街並で、故宮を中心に各職業毎に集合体を作って いる。古いけれど日本とはまた違って趣があって可愛い。そこは人力車の ような、三輪自転車の後ろに乗って胡同を見て回るツアーがあるので行って みることにした。が、道を間違える。正しい入り口から入れば正規の三輪 タクシーが見つかったはずなんだけど、横から入ったのでモグリの三輪 タクシーと値段交渉して乗せてもらうことになった。まぁ正規が一時間 一人1500円だから、その1/3なら安い。その値段交渉も、北京語が堪能な 連れに任せて私は目の前にある公衆トイレに入った。入ってビックリ。 中が個室になっていないのだ。1メートル程度の衝立があるだけなので、 立ってしまえば全員丸見え。最近は中国女性もおしゃれで、パッと見 日本人と全然区別つかないオシャレ服を着ているのに、皆平然と用を たしてるのにけっこうなカルチャーショックを受けてしまった。後で聞いた 話では中国のトイレは☆でランク付けされてるらしい。ここはせいぜい 一つ星くらいだろうな。 トイレから戻っていたらまだ交渉していた。それになぜか、通りかかりの 中国人のおっちゃんが交渉に混じっている。関係ないのに! ようやく話がつき、三輪タクシーでの胡同見学はなかなか面白かった。 運転してくれてるおっちゃんが、なまりの酷い英語で解説をしてくれたが、 かなりどうでもいい内容だったのでむしろ静かに走って欲しかった。 ちなみに我々は3人だったので、2人と1人に別れて乗った。私は後半 一人で乗っていたのだが、たむろしていた三輪タクシー仲間の一人が突如 私の脇に乗り込んできて何やらまくしたててきて驚いた。若い男性なのだが、 北京語なのでよく判らない。こちらが判ってないと判断したからか今度は 英語で話しかけてきたが、しきりに「How match」を繰り返していたのが 意味不明だった。私の値段を聞いてるんか?(汗) ところで三輪タクシーは一輪車みたいなもので、運転手はつらいが乗ってる 方は動かないので楽だ。その上寒い。今日は元々寒い上に、風に吹かれて 自転車なんか乗ってるものだからすっかり冷えてしまった。 だから、自転車を降りた後はとにかく暖まりたくて食堂に入った。 こじんまりしてるが店内は綺麗だし、店員も親切だ。メニューはよく 判らなかったがラーメンをイメージして麺類を3種類と酸辣湯をオーダー。 酸辣湯はすっぱ辛いさっぱりしたスープで、暖まるには最適だ。ちなみに 麺類は、ベースと具材が同じなのであまり変化のない食事になってしまった。 区別がつかん。あと酸辣湯、とっても美味しかったけどボウル一杯って 感じでとてもじゃないが完食出来なかった。もったいない。が、これでも 三人で500円くらいだから休いもんだ。 むしろ汗をかいて外に出てきたら、甘栗販売店に列が出来ていたので一緒に 並んで購入した。客に対して栗が間に合ってないらしく、途中かなり 待たされたが、ここまで来たら意地でも、と頑張って並んだ。ちなみに 待ち時間は、ひまわりの種を炒った物を食べて待機。これがまたスーパーの ビニール袋中一袋50円くらいで安いのなんの。しかもおいしい。種って元々 小さいのに、その中の身を食べるからさらにもらいは少ないんだけど美味しくて 止められなくなってしまった。で、待つこと15分。やっと栗が購入できた。 おかげでまた体が冷えたけど。 連れがコーヒーが飲みたいというので、地図で見て近くにあるスタバに行く ことにした。このスタバがまたチャイナ仕様の店構えで可愛いのなんの。 超ラブリーだった。ちなみに値段は日本と同じでした。だからここでは ラーメン一杯50円だけど、メイプルラテ一杯300円である。スゴイ贅沢。 コーヒー飲みながら、さっき買ってきた甘栗をむいて黙々と食べた。ヤバい ウマ過ぎる。炒り立てだからか妙に旨い。これなら人が並ぶ訳だ。 お腹もふくれて暖まった後は、買い物に行くために場所を移動した。今度は タクシーを使ったのだが、タクシーも安い。だって初乗り150円くらい だからね。土産物屋、というか小さな店が並ぶ雑貨屋街でお土産を物色した。 スーパーでお菓子を買い、マフラーと帽子のセットを買った。これはさっきの 三輪自転車で懲りたのもあるんだけど、母にもお土産ってことで。幸い 暖かくて良い買い物だったv あとはチャイナマックで緑豆のパイを買った。パイ生地はマックのホット アップルパイなんだけど、中身がどろどろの甘い空豆。ずんだ?なかなか 変わった味でおいしかった。 さてもう夕方になったので、また場所を移動することにした。次はカンフー ショーを見に行くのだ。タクシーに乗ること20分、カンフーショーの劇場に 到着した。S・A・B・CとあるランクのB席を取ってもらったのだが、4列目 中央の文句なくいい席だった。なんでこれがBなんだろ。客はバスで乗り 付けて来る団体客も多くて満員御礼状態だった。直前によく4列目中央 なんて取れたな。 内容は、カンフーというか少林寺で拳法を学ぶ少年を描いたミュージカル、 だが声はなしでオペラのように舞台上の電光掲示に説明が入る。あらかじめ パンフレットを見て話の内容はだいたい掴んでおいたが、それほど難しくも ない楽しい舞台だった。ストーリーもあるし、舞台設備もしっかりしてる、 カンフーとしての見どころもあって面白かった。連れは「こんな完成度高いと 思わなかった」としきりと感動していたが、確かに中国でこれだけの完成度は 珍しいわ。 観劇後は近場の飲食店で夜食を食べた。呼べば店員がオーダー取りに来て くれるというのは当たり前だと思うのだが、上海暮らしが長い連れは 「珍しくサービスが行き届いた店だ」と感心していた。まぁ確かに つっけんどんではなるけど。 味は下町風で美味しかった。いかにも手作りって感じがいい。しかも安い。 本場の青椒肉絲も、おかずではなく単品としておいしかったv
今日から北京へ行くというのに全く準備をしていない。それというのも 成田発19時で昼間時間があるからの余裕だったのだが、起きて荷仕度を 始めたらけっこう忙しくなった。やはり海外行くのに荷造りタイムが 1時間半じゃキツいか。 それでも早めに家を出て成田に向かった。寒いと聞いていたので、 私にしては重装備でトランクも大きめを用意。だって小さめバッグだと お土産が入らなくなるんだもの。それでこないだの上海は帰りの空港で バッグ買っちゃったし。 成田に着いてチェックインした後、荷物検査の列の長さに嫌気が差して ベンチに座っていたら向こうから悲鳴が聞こえてきた。しかも楽しそうだ。 これは有名人でも来てるのかとミーハー根性で見に行ったところ、バレー 男子のオーストラリアチームが居るではないか。やっべェ超カッコいい! 特にあの金髪無精髭!連れが「ヒゲモエ」とか言い出したので思わず力強く 頷いてしまった。金髪白人のヒゲいいよね! 出国審査に時間がかかり、のんびりしていたら出発ギリギリになってしまった。 飛行機に乗り込むともう一面暗くて何が何だか判らない。 とりあえず北京本を見て前知識を入れようと頑張る…が、ソッコー眠く なってほとんど予習は出来なかった。そもそも私の旅には予習という ものがあまりないしな。 無事北京に到着した。今年は飛行機乗ってばかりだが、いつ乗っても緊張 する。車や電車と違って事故ったらまず助からないからかな。 予定よりだいぶ遅れて到着すると、出口でホテルのピックアップサービスの おじさんが待っててくれた。おじさんに連れられてワゴンに乗り込む。 海外はとかく恐い話が多いので、違う場所に連れてかれるんじゃないかと ドキドキしながら空港を後にした。だって言語が違うんだもん。文化が違う んだもん。どうも学生時代に行ったインド以来、こういう時は緊張する。 妙な場所に連れ込まれたらまず、車のロックをかけて運転手の首を後ろから 羽交い締めにして連れに手伝ってもらいつつ両腕を拘束して…とか恐い シミュレーションをしながら夜の道を一路、ホテルへ。 とりあえずホテルに無事着いて一安心した。 ホテルでチェックインしてやっと部屋へ。部屋では上海在住の連れが既に ひとっ風呂浴びてリラックスしていた。今年の6月に上海に遊びに行った ぶりの再会だ。今回の北京行きも、彼女がホテルとかツアーに予約して くれたので、日本から来た私と連れは航空券を取っただけだ。 まぁ彼女に会えれば言語の通じる人が居るから何とかなるだろう。 やっと安心してその日は1時過ぎに眠りについたのでした。
明日から旅行に行くのにどうしても肩が凝って痛い。 ずっと我慢してたんだけど、ついに限界を感じて 仕事帰りに整体に行くことにした。会社から歩いて 3分くらいの所にある整体だ。初回だとだいぶ安く なるので、ためしついでに行ってみようと入ってみた。 で、まぁ内容は特にインパクトに残るほどのアレは なかったんだけど、それでもまぁまぁほぐしてもらって すっきりして帰ってきた。本当はそのまま最寄の 地下鉄に乗れば良かったのだが、忘れ物を思い出して 一度会社に戻り、少し離れた駅まで歩くことにした。 後楽園は今、クリスマス仕様のイルミネーションが とても綺麗だ。折りしも明日は休みなので人も多い。 それをぼんやり眺めながら歩いていると、どうも 見たような男女が歩いていた。 あれー? と思いながらよくよく眺めていたら、向こうもこちらに 気付いてしまった。なんと二人とも会社の同僚ではないか。 しかも私に気付いた途端、絡めていた指をほどいて しまったではないか。 マズイ。 今更ながら気付いてしまい「お疲れ様です〜」などと ごまかしながらそそくさとその場を後にした。 一時間も前に出た私がこんな所にふらついてるとは まさかに思わなかっただろう。いやそれよりあの二人がか! 驚きとともに、なんだかとても嬉しくなってきた。 誰かに言いたい。でも同僚に言っちゃうと告げ口というか 内緒話っぽくていやらしいので我慢しなきゃ。話していいか 本人にも了承とってないし。でも言いたい。 ってことで4月に退職した子に早速メールしてしまった。 もちろん言わないでね、と釘は刺しておいたけど言っちゃったv
あはー、これだから女は口が軽いって言われるんだよな〜。 でも幸せ場面見られたからいいやvvv(浮かれ気味)
天気が悪いので駅まで父に車で送ってもらった。 途中で犬の散歩をしている人に行き会ったのだが、 その人がポメラニアンを連れている。 私はネコなら成猫、イヌなら子犬か小型犬、と ちょうど腕に収まるくらいの大きさの動物が好きだ。 だからポメラニアンも好き。実は細身だが、毛がモコモコ しているのが丸々していて愛らしい。それがちょこちょこ 歩いているのを見ると後ろから襲いたくなる。 で、そのポメを見つけた時も、こんな田舎で血統種を 見かけたのでおやと思って「可愛い」と声を上げた。 すると横で運転していた父が口を挟んできた。
「お、ハスキーか」
…お父さん、知らないことは無理に口に出さなくて いいんだよ。無駄に恥かくから(涙)
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