日常喜劇

2006年09月03日(日) またまた北海道3


今朝もまたバイキングだったが、場所を変えてメルヒェンなレストランに
入った。カントリー調の可愛い店だが、人形ショーが行われるようで恐い
人形達がステージに固定されていた。…微妙に見たくない。
ご飯の後はチェックアウト。今日はほとんど帰るだけだからだ。
9時半過ぎのバスに乗って、再び新千歳空港に向かった。なんだか今日は
バスが混んでいる。ああ…さらばきのこ王国、今度は来てみたい(涙)
空港に着くと早速連れがお土産買いに走った。私は3週間前に来ているので
特に買うものもない。とりあえず家と会社に一つずつ買ってさっさと
終わらせた。しかし連れはスゴイ。バイトしてるのは欲しい物が多いからだ、
言っただけあって本島にお土産の量が半端じゃないのだ。大きな袋に3つ
ほど買って、どうやら2万円近く使ったらしい…恐ろしい(汗)
その荷物を預けて身軽になると、最後の食事に向かった。昼食はジンギスカンを
食べると最初から決めていたのだ。本場北海道のジンギスカンはなかなか
美味しかった。昨日のラムしゃぶなんて、スタッフは「説明しましょうか?」
とも言ってくれなかったのに、今回は店員さんが自ら焼いてくれた。親切v
食事をおいしく頂いた後はいよいよ東京へ戻る飛行機に。帰りは飛行機も
大きくて機内も混雑していた。今回は運良く窓際に座れたので外を見ていた
のだが、着陸時に右側の席に座っていると、遠くに鼠王国が見えてちょっと
した発見だった。
そして無事東京に着いてから外に出て一言「暑い」
向こうが随分涼しかったので忘れていたが、こちらはまだ夏なのだ。空気が
もわっとしてて暑くて驚いた。…もうちょい北海胴に居たかったな。
さて私はこれからまっすぐ帰るつもりだ。まっすぐ帰ったって7時過ぎる。
明日からまた働くためにはこれから帰ってすぐ寝てもいいくらい疲れている。
しかし連れはさすがにスゴかった。一度帰って荷物を置いてから買い物に
行くというのだ。確かにうちより近いけどさ、…恐ろしい体力だ。



2006年09月02日(土) また北海道2


朝食もまた、好きな会場へ行って食べられるシステムになっている。今朝は
起きるのが遅れてそこしか開いていなかったため、敷居の高そうな和食屋で
やはりバイキングの朝食を食べた。ゆうべあんなに食べたのにまだ入る自分が
恐い(汗)第一私は連れと違って太りたくないのに、なぜ食べるのか。
そう、連れは職場やバイトでデブキャラで通したいがために、北海道から
太って帰るのが目標だそうな。普通に可愛い子に比べて、その辺りをウリに
したいらしい。事実、おじちゃん達にはぽっちゃりタイプでウケてるそうな。
バイトと言えども難しい世界だ。
朝食をおいしく頂いた後は早速遊園地へ。開園してすぐだったのでほとんど
人が居ない。というか昨日だってほとんど居なかったんだけど、今日は土曜
だから混むかもしれないしね。昨日は行けなかった、敷地の奥にあるジェット
コースターを目指した。食後だけど大丈夫かな?と一応二人で心配し合ったが、
乗ってみたら全然大丈夫だった。絶叫好きは胃袋も丈夫らしい。
今日乗ったジェットコースターは、もンのすごく昔からありそうな、あまり
アップダウンしないし回転もしないけど距離だけは長い古いコースター。
これなら楽勝かと余裕こいて乗ってたら、けっこうスピードが出るし終わり
間際に急停止するしやっぱり重力がかかって足とか顔とかガンガンに当たって
痛かった。次に立ち乗りコースター。文字通り立った状態で固定されて乗る
ジェットコースターで、私は始めて乗ったのだが、感想としては一言、股間が
痛かった。絶対アレ、男はもっと痛いよ。だって衝撃が全部股間に来るんだ
もの。股間が固定される乗り物は全部股間に衝撃が来るのか、ロクなモン
じゃない。…って前にも「牛良さんとその話しましたよね?」って連れに
言われたが、私は立ち乗り始めてなので「いや私じゃないでしょ」と答えた
ものの、確かに連れとそんな話をしたような気がしなくもない。…年だなぁ(汗)
ジェットコースターの合間に、小さな乗り物もいくつか乗った。自分で運転
するカートは、さすが土地が広いだけあって一周5分ほどかかる長いコース
だった。まぁ、どんなにスピード上げても早くならないんだけど風が気持ち
良くて楽しかった。サファリという、鼠王国のバズみたいなシューティングでは、
的に狙ってるのに全然得点にならなくて疲れてしまった。だいいちコアラとか
襲ってこないのに撃つなんて…(そういう問題でもない)
午後5時過ぎると閉まってしまう奥のゾーンをあらかた制覇した後、トップ
ガンという回転系の乗り物に乗った。それがまたひねりが激しくて、けっこう
本気で悲鳴を上げてしまう。けっこうキツかったので、トップガンの前にある
木陰のデッキでひと休みした。好きに寝られるようになっているのだ。
風が吹いてて気持ち言いそこでしばらくうたた寝をする。そしてちょっと
回復すると、高台にある乗り物に乗りに行った。緩やかな登りになってる
歩く歩道で向かうと、観覧車やフリーフォールなど5つほどアトラクションが
あるのだ。昨日もライトアップされてるここに来たが、その時はテンションの
高い男の子の集団が掛け声を掛けあいながらヴァイキングを占領していた。
まさに北欧のヴァイキング船といった風情で眺めていて楽しかったものだが、
今日は居ないようで残念だ。上に登って来ると、連れが北海道限定アイスを
食べたいと言い出して、売店で売ってたハスカップソフトクリームを食べて
ひと休みすることにした。ベンチに座ってのんびりしていると、向こうが
騒がしい。移動して見てみるとアヒルレースをやっていた。興味津々で覗き
込む。色違いの首輪をしたキュートなアヒル達が、障害物を乗り越えてゴールに
向かう早さを競うらしい。タダで見させてもらったが、可愛さ満開だった。
さらにアヒル小屋の隣にはウサギ小屋やハムスター小屋、ヤギやポニーに
紐をつけた放し飼いになっている。一緒に写真を撮りたいという連れの
デジカメであちこち写真を撮っていたら、いつの間にか連れのフリーパスが
行方不明になってしまった。さっきまで持ってたのに!限られた範囲しか
動いてないし時間もそんなに経っていない。もう一度辺りを探してみたのだが、
やっぱり落ちていない。まさかさっき写真を撮った時に、背後から興味津々で
突ついて来た白ヤギさんに食べられたのか?
しょうがないのでスタッフに事情を説明して再発行してもらう。その後は
気を取り直してロープウェーに乗ることにした。
スキー場なのでリフトはあるが、それとは別に山の上まで登るロープウェーも
あるのだ。フリーパスを持ってればそれにも乗れるので、ロープウェーに
乗って山の上にやってきた。
思った以上に見晴しが良くて感動する。綺麗な形の羊蹄山からは時折煙が
立ち上っているのがすぐ近くに見えるし、人家が点在する平地の先には
洞爺湖が見える。そのうえ、山の上の広場から男女がパラグライダーをして
いる。風に乗ってけっこう長時間空を浮遊してられるのが気持ち良さそう。
いいなぁ、私もアレやってみたい。
ロープウェーで再び地上に戻って来ると、2時過ぎていたので一旦ホテルに
帰った。テキトーにご飯を食べようと思ったのだ。が、フロントでレジャーの
受付をしていたので、興味を覚えて乗馬体験の受付をまだしているか聞いた
ところ、すぐ出来るということで乗馬することになった。ホテルから歩いて
すぐの牧場へ向かう。若いお兄さん二人が居て、馬の世話をしていた。そこで
お支払いする。馬の他にも大きな犬が居て、大人しくて人なつこくてその
へんの犬とは桁違いに愛らしい。 いや〜北海道らしいね!
早速、乗馬の簡単な説明を受けた後馬の背に乗ってみる。うぉおおお
めっちゃ視界が高い!モンゴル!ファンタジー!戦国時代!(うるさいし)
しかし軽くもないだろうに私が乗ってもひたすら餌を食べ続ける馬…いや
トーヤ君。私を乗せてくれた馬はトーヤ君で、連れが乗った馬はテリー君だ
そうな。トーヤ君はお兄さんの言うことを聞いてくれる良い子だったが、
テリー君はすぐ餌に向かってしまう問題児で、連れは大変そうだった。
敷地内でしばらく練習した後、外に出て牧地を歩く。すごく腿を使うので
ダイエットに良さそうだ。
楽しいひとときが終わると3時前になっていた。ちょっとはお腹が空いたんだ
けど、これからサーカスを見に行かなければならない。サーカスもはやり
ホテルの敷地内にテントを張ってあって、そこに見に行った。時間が余った
ので少し早めに行ったのだが、おかげで最前列の席が取れた。
サーカス団はロシアっぽい白人集団で、お姉さんは小柄で輝くブロンドの
美人ばかり、男性は筋肉隆々な好青年ばかりだった。サーカスって女は軽さと
柔軟性、男は力が要求されるらしい。まさに内容はそれ一言だった。その
中でも目を引いたのが15,6の少年。白人だから大人びているが、絶対それ
以上の年には見えない。他の男性に比べれば女性みたいに小柄なのに、
見事に6つ割れしたお腹で女性も軽々と持ち上げる。アクロバティックな動きが
得意で体も柔らかい。可愛い〜密だ〜!(←は?)終わった後、出て行く
人の中で客の男性の一人が「あの男の子可愛かったな」と連れの女性に
話しかけてるのを見て内心大きく賛同する。男性の心をも捉えるなんて
やっぱり密!(笑)ちなみに連れは、もっと若い7〜8才のピエロの
少年がタイプだと言っていた。下過ぎないか?
で、サーカスが4時過ぎに終わってさすがにおなかがすいたのでホテル内で
軽食を食べた。今日こそは8時半からの花火を見たいのでまだまだ先は長い。
食後は再び遊園地に向かった。あらかた乗り尽くしたが、薄暗くなってきた
のでまた暗い中で楽しもうと思ったのだ。というか、5時までのウルトラ
ツイスターに乗らなきゃ!ってことで急いでウルトラツイスターへ。5時
ギリギリだったので最後の乗客になった。いや〜懐かしいうえにけっこう
面白い。最後に後楽園のコレに乗ったのいつだったか…あそこのはもう取り
壊わされてるので10年以上前だ。例によってまた顔とかガンガン当たって
痛かったけど楽しかった。
6時半からはキャラクターショーを見た。この遊園地のマスコットキャラ達の
ショーだ。申し訳ないくらい人が居なくて、数人の良い子に混じってけっこう
最前列で見たが面白かった。5匹の犬のグループで、各キャラの性格づけが
戦体モノみたいだ。主にマイクを持ったお姉さんが喋るのだが、キャラ達も
たまに喋る。ヒマな時はあちこち動いて客の相手をしてる。我々の席にも
一匹やってきたので、連れと一緒に撮ってあげた。…付き合ってみると
けっこうカワイイ(笑)終わった後になんとなく出待ちをしてたら、着ぐるみの
中に入っているのは小柄なお姉さん達ばかりだった。ところでキャラショーに
出ていたキャラ達の話を連れとしたところ、全然タイプが違った。私は連れと
写真を撮っていた元・陸軍大佐(爆笑)の犬が可愛いと思ったのだが、連れは
リーダーのヘタレタイプが好みだという。だってリーダー、ちょっとのけものに
されるとすぐ隅っこ行ってうずくまってしまうんだもん。「駄目男がいいの?」と
聞いたら「けっこう好きです。年下だったら”私がなんとかしなきゃ”って
思っちゃう」との答えが。…ホント、なんでこんなにタイプが違うのに我々は
楽しくお付き合い出来るんだか不思議でならない。昨日もスカイサイクリング
中に年下の駄目男から「やり直そう」という趣旨の電話がかかってきてて
大変そうだったし。いくら年下だからってバイトもしてなくて毎回彼女に
おごってもらうような男は、私はどうも好かないなぁ(いや勝手な意見です
ごめんなさい)
7時過ぎるとやっぱりどうにも寒くて、一度ホテルに戻ることにした。
温かいホテルのロビーで、クラシックに合わせて噴水ショーをしているのを
眺めながらうたた寝する。噴水ショーを見ていたら、さっきのサーカスに
出ていた男性陣が風呂から帰って来る所を目撃。うぉおおお金髪白人
筋肉美々少年の湯上がりシーンだ〜!(しかも普通に浴衣だった)
いやはや、良いものを見せてもらったv
ホテルで暖を取った後は、芝生で行われる花火大会を見に行った。駄目だ
寒い!しかし世間は相変わらずTシャツだったりサンダルだったり、見ている
だけで寒々しい。震えながら待つこと10分。
ついに始まった花火は普通の打ち上げ花火と違って目新しくて面白かった。
わずか5分足らずだったけど、思った以上に派手で感動だ。
で、終わったらそそくさとホテルに戻った。やっぱり寒い!(><)
ホテルに帰ると、昨日バスの運転手さんに勧められたホテル内の飲み屋に
行った。他の店はだいたい9時までなんだけど、ここなら11半までやってる
から花火後でも安心して食べられる。何か温かくて北海道らしいものが
食べたいということで、ラムのしゃぶしゃぶを食べた。これがけっこう
ウマかった。牛しゃぶでも珍しいのにラムしゃぶなんて、なんて北海道
らしい!(そうか?)あとはタラバガニの天ぷらとかししゃもとか、
魚介類を中心に。ラストのカニ雑炊は薄味が上品で、お勧めするだけ
あって確かに美味しかったv
お互い飲まないので食べるだけ食べるとさっさと出て来てしまった。
休むなら部屋が一番だ。
で、腹休めをすると大浴場に向かった。昨日は面倒くさがって行かなかった
けど、今日こそ大きなお風呂入りたい!人もまばらな大浴場でゆっくりして、
体重を計ったら思ったほど太ってなくて一安心した。…イヤ、問題はこれから
かもしれないが。
部屋に帰ってきて寝たのは12時過ぎ。とにかく充実した一日だった
(ホントにね)



2006年09月01日(金) また北海道


また北海道に行ってきた。先月の2週目に行ったからだいたい3週間ぶり。
そんな近所じゃないのに来過ぎだろう。でも来たかったのだから仕方ない。
今回の連れは、去年一緒に富士急ハイランドで7回連続FUJIYAMAに乗った
絶叫好きの彼女。当日まで会う暇がなかったので、当日品川駅で待ち合わせた。
見た目はちゃらいけど私より人間的にしっかりした子なのでまさか現れない
ってことはないだろう(汗)緊張しながら品川駅に向かったら、むしろ
向こうの方が先に着いていた。あんま変わってなくてほっとする。というか、
相変わらずピンクと白と黒が似合うギャルっぽいかっこだ。羽田へ向かう
電車の中で、簡単に近況報告をし合う。前回確か10月に富士急行ったんだ
けど、それから約10ヶ月の間になんと8人もお付き合いしたらしい。確か
前回会った時は、せっかく両思いになった人と遠距離になってしまって、
泣く泣く別れる決心をしたって旅行後にメールもらったんだけど…展開
早いなぁ。「もう相手選ばないことにしました」とふっきれたように
10ヶ月の恋愛遍歴を語ってくれた。私もたいがい遊び回ってばかりだが、
彼女は私以上にエネルギッシュだ。何しろ昼間は普通に働いて夜は週3で
スナックのホステスバイトをしているのだ。私だったら絶対体が持たない。
更に合間を縫って彼氏を作ったり別れたり。ホントに忙しいことだ。で、
感心しているうちに羽田到着。無人機械でチケットを取って荷物を預け、
のんびり話していたら離陸10分前になってしまったので慌てて機内へ
向かう。でも途中でポケモンジェット見つけて写真撮ってみたり…。
飛行機は特に遅れることもなく出発した。久しぶりにAIR D●乗ったが
やっぱり小さいな。東京を出た時は雨が降っていたけど、新千歳に着いたら
見事に晴れていた。そしてけっこう風が涼しい。前回北海道に来た時は
預けた荷物がなかなか出てこなかったが、今回は飛行機が小ぶりだった
からか機内へ出るのと同時くらいに荷物が出て来てスタッフが手渡して
くれた。9月になると乗客自体も少ないのかな。
さて外に出て早速腹ごしらえ。連れは魚介類が好きだというので、空港で
海鮮丼を食べた。で、ゆっくり休む暇もなくバスへ。これからバスに乗って
目的地へ向かうのだ。前回はここ新千歳から稚内を目指す強行軍だったが、
今回はここからスキーで有名なルスツへ向かう。お菓子大好きだという
連れが焼餅を買うのに付き合った後、バスに乗ったのだが、バスの乗客は
日本人じゃないゴルフ目的のオッサン達と私達だけ。私達は見晴らしがいい
運転手の後ろに陣取った。するとオッサン達は最後尾へ。バスが動き出して
すぐ、運転手が語りだした。オッサン達はあまり日本語が通じなさそうなので
私達が元気に相手する。「皆さん、北海道は初めてですか?」「こないだ
来ましたー」みたいな。連れがバイトのノリで運転手への受け答えが
テンション高いものだから、一緒になって元気に答えてしまう。運転手さんは
日本語が通じなさそうなオッサン達に返事してもらうのを諦めて、私達を
相手に道々いろいろ説明をしてくれた。例えば北海道の道路には、信号が
凍らないように中に暖房が入っていたり、雪が降っても積もらないように
縦で上を開くようなデザインになっていたり。滅多に雪を見ない所に住んでる
者にしてみればひたすら「へぇ〜」の世界だ。また道路には、一定の間隔で
下向きの矢印が設置されている。運転手が「あれなんだか解りますか?」と
聞いてくる。私も運転するのでちょっと考えたら解ったが、あれは雪が
積もって道路の白線が見えなくなった時のために、道路の境界線を示す
矢印のことらしい。が、私が答えるより先に運転手さんが「こないだお客さんが
面白い回答をしましてねぇ」と話し出した。「あの矢印は熊殺しですか?
って言うんですよ、いや〜スゴイ発想ですね」と笑っていた。私も爆笑。
熊が道路に出て来たらあの矢印が下に落ちて来て熊を攻撃すんのか!?
熊殺しでしばらくウケる私。バスは快調にルスツへ向かう。空港を出て
すぐは人家も多かったが、すぐに緑だらけの道に。右側には美しい支笏湖が
広がっていてステキドライブだ。途中で「きのこ王国」というドライブインを
発見。群馬に「きのこ道場」はあるがキングダムは初めて見た!うおぉおお
行ってみたい!…団体だから諦めなきゃだけど(涙)運転手さんとのトークも
絶好調だった。「高校野球、苫小牧残念でしたね〜応援してたんですよ」と
言うと「お客さん、東京の方から来たのに苫小牧応援してたんですか」と
驚かれる。「いやいや、三連覇して欲しかったです」とかなんとか、私も
すっかり連れと一緒に愛想よく話してしまう。運転手さん的には、牛が
列を成して道路を横断する牧場が一番北海道らしくて押しだと熱弁していて、
そこではわざわざ車を停止させて写真を撮らせてくれた。かなり親切v
実際は1時間半くらい乗っていたのだが、気持ちあっという間にルスツ到着。
ここのルスツリゾートという巨大ホテルに泊まるのだ。荷物を持ってホテルへ
入った。入ってすぐ、目の前にメリーゴーランドがあるのに驚く。だって
室内なのになんで二階建てのメルヒェンなメリーゴーランド!? 驚いてる
間にスタッフに案内されてこれまた広いフロントへ。鍵をもらって部屋に
案内される。ソファとテーブルのセットもあって広くてなかなかいい部屋だv
部屋で一休みした後、さっそく外に出た。何が目的がここまで来たかというと、
実はこのルスツリゾートにある遊園地目的だ。羽田から1時間半、新千歳から
バスで1時間半かけてようやく着いたここに、遊園地のためだけに来たのだ。
誰に言っても信じられないという顔をされるが本心である。だってけっこう
広いしジェットコースターの数も多いのだv それに明日までナイター遊園地も
やってるし。夜の遊園地というのは昼間と一味違う楽しさがあって好きだv
で、早速ホテル敷地内にある遊園地に向かった。ちょうど5時からナイター
料金で安くなってるから、それのチケット買っていけば良しv 外に向かおうと
したらスタッフのお姉さんに「とうきびを無料で差し上げてるのでどうですか」
と言われてゆでもろこしをタダでもらった。一旦外に出たのだが、これが
想像以上に寒くて連れが一度戻って重装備に着替えるというので、とうきびを
持って一度部屋に戻り、部屋で食べてから再び出てきた。それにしても
もろこしのウマイこと。こちらでうちで食べるのより色が鮮やかでシャリ
シャリと歯ごたえがあってとても美味しかったv
で、気を取り直して再び外へ出て遊園地へ。が、行けども行けどもエントランス
というか、チケット売り場がない。困ってスタッフに聞いてみると、ホテルで
買って下さいと言われた。なんてこと!遊園地にチケット売場がなくて併設
してるホテルで買えってすげェ北海道ルール!とにかく広い敷地なので10分
以上かけてホテルへ戻り、チケットを買ってようやく遊園地へ。
さてここからが楽しい絶叫の世界だ!何しろ7大絶叫コースターがあると
いうのだから全部制覇しなければ気がすまない。まずはお手軽そうな一回転
するジェットコースターへ。ふむふむなかなか面白い。次にここの目玉っぽい
脚をぶらぶらさせるジェットコースターに。2回転ひねりとかかなりムチャな
動きをするスピードも傾斜もあるジェットコースターでかなり楽しかった。が、
頭が右に左にガンガン当たって痛かった。更にその背後にあった、一直線の
コースを坂を上って後ろ向きに落ち、一回転して前向きに進み、また戻って
一回転するタイプのコースター。これも、滑車に油塗ってないのか振動が
ガンガン来て痛かった。怖いというより「いた」「あいて」のような絶叫
ばかりが続く。だって痛いんだもん〜舞浜鼠王国にあるみたいなお上品な
乗り物乗りつけてると、ここの荒いコースターはひたすら痛いわ。めげずに
あれこれと乗る。何しろ広くて乗り物の数が多いのだ。一度乗ったコースター
でも、最前列や最後尾に乗り換えて乗り心地を確かめてみたり。古い懐かしい
回転系の乗り物とかあってけっこうはしゃいでしまった。…で、乗り物は
けっこうなのだがかなり寒い。連れはパーカーまで着こんで防寒している
のにホントに寒い。私もウィンブレ着てるのにひたすら寒い。ナイター
遊園地はライトアップされて綺麗なのだが、そんなことはどうでもいいくらい
とにかく寒い。この後8時半から打ち上げ花火があるというのに、そんなの
待ってられないくらい寒いのだ。あまりにも寒いからショースペースに
入ったら、確かに風がしのげて温かかったけど、ものごっつ古い人形の
ショーで、じっと見てたら人形の怖い顔が夢に出てきそうで怖かった(汗)
乗り物乗るよりとにかく寒い。ついに8時前に諦めて一旦ホテルに戻った。
しかし道産子達は普通にTシャツ一枚とか素足にサンダルとか履いている。
絶対10月後半の気候だよ、20度切ってるよ、見てるだけで寒い。
おなかも空いたので、バイキングを食べに行くことにした。今日の夕食は
チケットが着いているので、ホテル内の好きなお店で食べることが出来る
のだ。なものだから、私達が泊まってるホテルではなく、もうちょい高い
隣のホテルに行くことにした。向こうの方が高いホテルだから味も良い
だろう、と考えたからだ。ここでまた驚いた。向こうのホテルに向かうのに、
ホテル専用のモノレールに乗って行くのだ。ホテル内専用モノレールかよ!
さすが北海道、ホテルの敷地もハンパじゃない。何しろ遊園地だけじゃなく、
スキー場にゴルフ場、市民プール並のプールに牧場など、とにかくレジャー
施設が集まっているのだ。広いのも解るが、とにかく広すぎる。んで、その
モノレールは一般道の地下をくぐって隣のホテルに到着。ここで降りて隣の
ホテルへ入った。こちらも遊園地をイメージしてかけっこうメルヒェンな
造りで土産物屋とかひたすら可愛い。バイキングは料理も充実してて味も
よく、満足の行くものだった。何しろカニだけで5種類出てたからね。
いやはやすさまじいわ海鮮物。例によって一人で食べ続けてしまったので、
8時半からの花火は見られずじまいだった。でも遠いし寒いし…。
ホテルには大浴場もあるのだが、ここがまた遠くて、おなかも膨れて動くの
めんどかったので結局部屋のシャワーで済ますことにした。明日は元気に
一日遊園地だ!(マジ)



2006年08月29日(火) 怖い電話


仕事で、前からおかしな人だと思っていた
人からまた電話があった。
前に私が受けた電話では「紙の利権を巡って
殺されかけたことがある。○○さんは泥棒猫だ」
のようなことを主張して30分。別にこちらに
言ってくれなくても一向に構わないことなのに、
単に誰かに言いたかったのだろう。
とりあえず、聞きたくはなかった。
次は「○○先生は裁判官です」という主張を
繰り返した電話。これも、裁判官なんて会社とは
全く関係ないので主張してもらっても困る。
だいいちその先生、裁判官じゃないだろう。
次は、日本神話混じりの独自の世界観を書きつらねた
ハガキがやってきた。繰り返すが、これだって
全く仕事には関係ない。用のないもの送って
来られても困るので全く無視していた。
その後音沙汰がなかったが、久しぶりに各部署に
手紙を送ってきたらしい。その発送元が病院になっている。
老人からの電話が多いので病気になったりケガをしたりと
いう話題は多い。特に気にも留めていなかったら、
その手紙が来てすぐ電話があった。
たまたま電話を取ってしまった私に、
その方は普通に元気な声で話しかけてきた。

「入院している皆さんに声をかけて、お盆に
写経をしたら、おかげで運が開けてきました」


「…良かったですね」(…運?)

「オ○ムで騙されてた若いお嬢さんなんか
すっかり元気になって…」


「…良かったですね」(…重い話題だな)

「私を拉致した北朝鮮人も…」

「…」(…は?)

「おかげで家族の誤解も解けました」

「…良かったですね」
(イヤ解けてないだろ!?)

その後、一言だけ仕事に関する連絡をしてくれたが、
その前の話題が重過ぎて衝撃の嵐だった。



…病院?(滝汗)



2006年08月27日(日) 日本一の大曲・2


12時過ぎに秋田駅に到着した。初めて来たが県庁があるだけあって大きな
駅だ。しかも綺麗で立派。その中を歩いてホテル方面へ向かった。ホテルは
駅から徒歩30分程度。歩いても良かったのだが、その前の大混雑と電車の
中で立ちっぱなしだったので疲れてい、タクシーに乗る事にした。
乗ったタクシーは軽快に進む。明日も早めに出てしまうので秋田市周辺に
ついては全く知識を持っていない。タクシーが大きな堀添いに進み出した
ので、運転手さんに「お城でもあるんですか?」と聞いたら「秋田は初めて
ですか?」と驚かれてしまった。
それからはタクシーの運転手さんのトークショーの始まりである。ちょっと
とぼけた、気のいいおじいさんといったカンジの運転手さんは実によく喋って
くれた。昔このあたりに女郎街があったことや、だから秋田美人が生まれた
ことまで、お堀一つから随分と話が広がった。話し方に愛嬌があって剽軽
だったので、ハルカはかなりウケていた。
その愉しいひとときも済んでホテル到着。チェックインして部屋に入り、
風呂に入って寝る頃には1時を過ぎていた。疲れた〜(><)
ホテルの朝食会場は1階のレストランだったのだが、レストランではなく、
テーブルがインベーダーゲームになっていてもおかしくないような喫茶店
だった。食事も手作り家庭料理のようなバイキングだったし。メニューに
あるトマトクリームカルボナーラとクリームミートソースが気になる(笑)
食後にチェックアウトした。ホテルを出る前に見た朝刊によると、昨日の
大曲花火大会へ来た人は75万人だとか。…そりゃ混むはずだよ。コミケ会場
なんて目じゃないほどの長蛇の列だったもの。秋田方面より混んでた盛岡
方面の列は、駅前でとぐろを巻いた後、そこを出て駅前通りを100メートル位
列をなしてたもんな…ありえないってその混み様(滝汗)
帰りはホテル前からバスが出ているので、それに乗って駅に向かった。
明るい場所で見た駅はやっぱり広くて綺麗。
10時過ぎの新幹線に乗ると、昨日降りた大曲を通り越して角館で降りた。
今日は角館を観光して返るのだ。
角館といえば武家屋敷と桜。
通りの店をひやかしながら武家屋敷が並ぶ通りにやってきて感動した。天気が
良くて新緑が綺麗で、木漏れ日がキラキラしていてステキな通りだったのだ。
堀を流れる水も澄んでいる。早速1軒1軒武家屋敷内を見て歩いた。庭も
広いし整備も行き届いていていいカンジ。
やがて青柳家という、有料の大きな屋敷に来た。他の屋敷に比べて圧倒的に
大きい。結局、一回り見て回るのに30分以上かかった。何しろ絵画や写真、
伝統工芸など各種展示している建物が多いのだ。青柳家を出たことには
さすがに疲れてしまった。それに1時過ぎておなかも空き始めている。隣の
有料部家屋敷も気になったが、止めておいた。そこから出てきた人が
「座敷牢」と言っていたような気がしてものすごく食らい付いたのだが、
どうやら私の聞き間違いだったらしい。…願望かも。
ランチは、秋田らしく稲庭うどんを頂いた。店構えはオシャレでとても
うどんがおいしいお店には見えなかったのだが、けっこう美味しくて驚いた。
どこでも美味しいってことか(超失礼)
帰りに味噌屋で自宅に味噌の土産を買って帰った。ハルカは醤油もお酒も
買っていたので更に重そう。更にその店で味噌おにぎりを買って帰って、
それを夕ご飯に食べたのだが美味しくて驚いた。さすが米所、何もかもが
ウマい!
ところで、駅から武家屋敷通りに向かう途中にあった小さなお店で桃ソフト
クリームを売っていた。それがまた、どこでも食べたことがないような
おいしい桃ソフトで感動した。あと、さりげなく今は懐かしいはちみつ
レモンの飴を売っていたので買ってしまった。どこから仕入れてるんだ?(汗)
最後に駅前のキオスクで土産を買って、今度こそ余裕を持って新幹線に乗り
込んだ。電車の中で、さっき角館で買った「コーヒー入炭酸飲料」なる缶
コーヒー?を飲んだのだが、これが激マズだった。ソーダの後味がコーヒー
とでも表現したらいいのか、ともかく突き抜けるようなマズさ。今まで
美味しいもの尽くしだったのに最後はやられたなぁ。というか、あまり
缶ジュース類を飲まないので知らないが、こちらでは販売してるのだろうか?
秋田限定か?ともかくこれでは売れないだろう。
帰りは新幹線も無事乗れて、8時前に家に着いた。2日間天気にも恵まれて
花火もけっこう前の方で見れて良かった。
…が、もうちょっとワビサビとか花火の芸術性が解るまでは大曲花火に
行くことはないだろう。残念。


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