日常喜劇

2006年08月05日(土) 小舞台


人の心を持った鬼か
鬼の心を持った人か−


そんなテェマの芝居があったら、闇末ファンなら
思わず飛びつくと思いませんか!?
私は飛びつきました(エセファンのクセに…)

しかも時代モノで陰陽師が出てきて半鬼で…って
なんか見たことあるような展開だし!(爆笑)
ってことで、チラシを見てあらん限りの妄想を膨らませ、
事前にどんなクサい展開が来ても対処出来るよう
あれこれとシミュレーションをしては吹き出した。
たとえば
「この胸の痛みはなんだ…?」って言ってみたり
「お前は誰より人間らしいよ」と言われて死んでみたり
恋人と死に別れて絶望のあまり人の世を呪って
「鬼になってやる」と叫んでみたり…
どっかで見たような展開がアレコレ浮かんでくる。
そのどれもがかなり爆笑モノで、しかし役者は本気で
芝居してるのかと思うときっと更に笑うだろう。
観客としてははなはだ失礼な見方なのだが、
もンのすごい楽しみにして見に行ってきた。

しかし本日私はあいにくカゼをひいてしまっていた。
長岡行く前からちょっとカゼっぽかったんだけど
なかなか治らないのだ。なので連れのあやさんには
申し訳ないけどギリギリの待ち合わせにしてもらった。
劇場に入り、二人して始まる前から期待と不安で
吹き出しそうになっていた。だいたい初めて見に来る
劇団なので趣味も傾向も解らない。でもかなり大入な
ところを見るとそれなりに名が通っているのか。

いよいよ舞台が始まった。
内容は、私が見た限りでは「阿修羅城」シリーズの縮小版
だった。絶対パクリだ、どこもかしこもそんなカンジだもん。
展開はものすごい早足でセリフも早口で時々聞き取れない
シーンも多々。それにチンケな内輪ネタがけっこう観客に
ウケていて疎外感バリバリだった。はっきり言って
つまんないよそのギャグ(←笑いには厳しい)
ギャグや言い回しを早めるくらいならカットすればいいのに、
とかそのキャラ出さなきゃいいのに、と思ったが、出演者数
ノルマとかあるなら難しいことは言えない。
後であやさんと「自分のイタイトコ突かれてるような内容
でしたね」と言い合ったほど、あちがちな失敗に陥っている
展開だった。セリフにも展開にも無駄が多いとか、伏線
張ってるのに活かされてないとか、各キャラの見せ場が
ないとか、ラストが間延びして綺麗に終わらせられなかった
とか、何よりも主役の存在感が薄いとかさ(涙)
ところで私は話自体特に面白いと感じなかったのだが、
時々あやさんが隣でこらえきれずに吹き出しているのを
横目に見てつれれ笑いをしていた。確かにイタイタしい
シーン多かったからな…無理してクサいとか。
あとラスト付近の戦闘シーンでは、明らかにアマと
思われる歌手の、明らかにこの話のために作曲した
だろうと思われるBGMが流れ始めてアイタタ感も
極まってしまった。歌は止めようよ、歌はさ…(−−;

終わってから二人で、関係者の居ない場所でゆっくり
話しましょうとカフェに入ったのだが、もう全てのキャラに
対して言いたいことだらけで議論が尽きなかった。
総じて一番の問題は、

チラシの主役はクールビューティー風だったのに、
実際にはタダのヤンキー姉ちゃんだった

というギャップに腹が立ったのだろうということで
落ち着いた。だったら最初からそう言ってくれれば
あんな期待しなかったのにさ。耽美とは程遠い。

とりあえずツッコミ所満載で、違った意味で楽しかった。
しかし二度とは行くまい…



2006年08月04日(金) 超・ダイエット


同僚からスゴイ話を聞いた。
若いOL向け雑誌に書いてあったらしいのだが、
なんと女性の体は、というか腰はときめくと
くびれるらしい。雑誌ではつまり、女性はいつまで
経っても恋愛すべき、とまとめたかったのだろうが
私の結論は違う部分へ傾いた。…つまり

「モエればいいってことですよね?!」

と職場なのを忘れて聞き返してしまった。

よぅし、こうなったら真田太平記のDVD見て
嫌という程モエてトキメいて、コルセット矯正仕様
したがごとき内臓ギリギリにくびれてみせるわ!
なんて実用的かつ簡単な、ヲタク向けダイエット!



2006年08月03日(木) 花火好き・2


昨夜の興奮冷めやらぬままに朝起きて朝食会場へ。ちなみに5月に予約取った
のにツインが取れなかったのでシングル4部屋という一風変わった間取りだ。
もちろん今日も両親とは別に連れと行動していたのだが、朝食会場でバッタリ
会ってちょっと立ち話をしてみたり。ちなみに朝食会場はチェーンの居酒屋
だったのでビックリした。ホテルに併設されてるお食事処が飲み屋って
初めて見た!しかもそこが朝から働いてて朝食バイキング出してるなんて。
食事の後は各自の部屋に戻ってチェックアウトまで一休み。何しろこの長岡
には観光地がないものだから、のんびりしているのが一番なのだ。
なにげなくテレビをつけたらスラムダンクのアニメをやっていたので
思わず見入ってしまった。漫画にはなかったオリジナルストーリで、
アニメでも見たことなかったので面白かった(笑)
10時にチェックアウトすると、荷物を預けて駅ビルのお土産物屋を散策した。
花火の絵が入った可愛い煎餅を買う。その時スゴイ物を発見してしまった。
ご存知だろうか、新潟銘菓「出陣餅」
新潟といえば上杉謙信で有名で、その謙信のライバルといえば武田信玄だ。
信玄のお膝元・山梨では全国で知らない人はいないほど有名な「信玄餅」を
売っているが(たまに都内のキオスクでも見かけるほど有名)、新潟では
明らかに信玄餅に対抗したこの「出陣餅」を売っている。何しろ見た目から
してソックリ。3つに切ったきな粉餅の上に黒蜜が入ったパックが置かれて
風呂敷のように包んである。「謙信餅」にしなかったのがせめてもの抵抗
だというくらい、信玄餅ソックリの和菓子を駅ビルで見つけて大感激した。
なぜかというと私はこの出陣餅が大好きだからだ。餅が草餅なあたり、
はっきり言って信玄餅より美味しいと思う。だから私は
新潟で売られている「出陣餅」は信玄餅よりウマイ
ことを全国に広めるキャンペーンを一人で実施している。何しろ新潟出身者を
見かけるたびに「出陣餅知ってますか?」と聞いても知らない人ばかりと
いうくらい知名度が低いのだ。布教のし甲斐は充分ある。だからこの
出陣餅も、ここで会ったが100年目としこたま買って連れにも勧めた。
もちろん布教用である。逆に出陣餅を買ってしまったので後はどうでも
良くなって、それ以外のお土産はテキトーになってしまった。
その後、新幹線の時間まで時間があったので街中にある花火プラザに行って
子供に混じって花火のスクリーン映像を見てきた。花火の妖精がなぜか海へ
探検に行く話。花火の「ピー」を連呼するやかましい妖精だった(酷)
そこも見終わるともう本格的にすることがないので、列車の時間を早めて
もらうことにした。ちょっと体調も悪かったしね。新幹線の中で駅弁を
食べたのだが、その名も「フェニックス」で、いまだ昨日の影響受けまくりだ。

ともかく長岡の花火は一度見に行くことをオススメしたい。
そして新潟土産はぜひ「出陣餅」を買って欲しいと思う。
(本格的に布教だな…)



2006年08月02日(水) 花火好き・1


通算3回目の長岡の花火大会行きである。もはや行き過ぎ。
でも今回は行ったことがないという父も連れて行くし、花火が好きだという
友達も連れて行くのでむしろ目新しいカンジだ。午前中仕事をこなして
午後から新幹線に乗って長岡へ。そういや長野・東北・上越新幹線は大宮や
高崎からしか乗らないので、東京の乗り口から乗るのは始めてだ。
東京から乗って次の駅・上野で本日の連れと合流。先日いっしょに上海へ
行った高校時代の同級生なのだが、彼女は花火が大好きで、去年は神宮花火
大会のチケットを買って見に行ったという話を聞いて勝手に義憤にかられた。
「本物の花火好きなら神宮なんかで満足してちゃダメ!」
…折りよくチケットが一枚余っていたので、彼女に話してみると二つ返事で
承諾してくれた。これでうちの両親と、私と友人、という変な4人組が出来
上がったことになる。新幹線内では遅い昼食を食べる私と世間話をしながら
長岡へ。途中の高崎で両親が合流していざ長岡へ。
個人で行く長岡の花火大会も今回で2度目なのでだいたい勝手が解っている。
関東から行く場合、JR東のセットプランが一番安くてお得なのが解って
いるので、パンフが出た5月にJR専用窓口へ行って事前予約を入れておいた。
他の旅行会社では事前予約といえども一番近い長岡のホテルの予約が取れない
からだ。こうして5月から行く気満々で用意をしておいたら、うっかり先週
休日出勤しなくていいハメになってしまい、急遽有給をもぎとってやって
来た。この場合、5月から完璧な計画を立てていたのに変更した上司が悪い。
そんなこんなで5時前に長岡到着。駅に直結しているホテルに荷物を置いて
身軽になって連れと花火会場へ向かった。途中のデパートで食事を購入。
新潟は枝豆がウマイと聞いたので枝豆を2袋と揚げ物と水分を買って会場へ。
さて会場へ着いたら当然ながら既に大混雑になっていた。今回のJRプラン
には桟敷席がセットになっているのだが、前回そこで見たらあまりよく
見えなかったので今回は独自に席を確保するつもりでレジャーシートを持参
した。ミスドでシートの景品もらうために嫌になるほどドーナツ食べたのだ。
長岡の花火は主に二つの橋の間で打ち上げされる。セットの桟敷はこの橋の
外に設置されているので、今回は頑張って橋の内側に席を取った。取ったと
いうかムリヤリ隙間にもぐりこんだ。二人分だからなんとでもなる、と
タカをくくって傾斜の厳しい土手に文字通りもぐりこんだのだ。姿勢がキツイ。
そして待つこと1時間半。いよいよ花火大会が始まった。プログラムを見て
ビックリ。関東でよく開催される花火大会は、プログラムが45あるとして
スターマインはせいぜいラストの5つだ。だが長岡は違う。最初から最後まで
一環してスターマインなのだ。スターマインと名前が付いてなくても早打ち
100発とか、スターマインに勝るとも劣らない豪華な花火ばかり。もちろん
名前だってただの「スターマイン」じゃない。その前に「超大型」とか
「超ウルトラ」とか名前に恥じない立派なスターマインには立派な名前が
付く。そしてここ長岡の花火にはよく「ベスビアス型」と名前が付く。
いいネーミングセンスだと思う。火山に勝るとも劣らない大迫力だからだ。
さて今年の長岡の花火だが、もう申し分ない素晴らしい花火群だった。
「ナイアガラ」と呼ばれる橋に仕掛けた仕掛け花火も650メートルという
大規模なものでものすごい大迫力だったし「ベスビアス型」も口を開けて
アホヅラで呆然と見上げてしまうくらい素晴らしかった。あまりにも大きな
花火なので打ち上げる面積が大きくないと実施できないため、日本でも
数箇所でしか打ち上げられない「3尺玉」も大迫力。650メートルっすよ?
実際見てみたらとんでもない迫力です。さて今年は長岡市の市制100周年
らしくて、毎年1発ずつ増やしている花火も今年めでたく100発らしい。
その100連発花火もタダの花火じゃなく、尺玉100発だからすさまじい。
最初は1発ずつ上げてて数えられたのだが、そのうち同時に何発も上がって
きたので数えきれなくてなってお客から笑い声が漏れていた。それくらい
大迫力なのだ。そして何と言ってもラストの「フェニックス」という花火が
素晴らしかった。一昨年災害に遭った長岡で、災害復興を祈願して募金で
賄ったというのがこの「フェニックス」で私はまだ見たことがない。
これがもう素晴らしいの一言に尽きた。
普通のスターマインでさえ大迫力なのに、フェニックスは同時に10箇所から
打ち上げる。打ち上げ場所は全長1.6キロだそうだ。そこに、募金で集まった
1800万円で集中豪華の(笑)1200発を打ち上げる。視界に収まりきらない
大迫力のひと時で、感動のあまり本気で涙が出た。
あまりの凄さにしばらく拍手が鳴り止まなかったくらいだ。長岡行ったこと
ない皆様もフェニックスだけは一見の価値ありですよ!
で、帰り道は花火の素晴らしさについて延々語りながら連れと帰ってきた。
途中で母から、父とはぐれたとか電話が来たが無視して帰ってきてしまった。
父はすぐ一人でふらっと居なくなってホテルの名前も覚えているか危険な
ほどボケているが、地理感覚だけはすさまじいのできっと自力で帰って
くるだろう。ほっとけほっとけ。
案の定、帰ってきたら父は先に帰ってきていた。アホらし。



2006年07月30日(日) かなり好き


大好きな真田信之(幸村の兄)が漫画に出ていると
聞いて、早速ブック○フに行って立ち読みした。
ホントは買おうと思ったんだけどまとめて売って
なかったのでピンポイントで立ち読みしたのだ。
3〜4巻から出てきてヤマ場は4巻と聞いたので
3〜4巻を。信之兄は、弟・幸村に比べてものすごく
知名度が低い。真田三代と言ったら「祖父・父・弟」に
されてしまうくらい無名なのだ。だから兄が出ている
漫画なんてものすごく希少価値。とてもドキドキ
しながら読んだ…のだが。
違う!兄はそんな人じゃないんだよ!
よくある兄弟で敵味方に分かれて、兄はお家存続の
ために徳川に尻尾を振って弟は自由で…みたいのじゃ
ないんだってばぁあああ!(>□<)
…読んだら尚更身もだえした。
(桃太さんごめんなさい・滝汗)

私の中では池波ワールドの真田さん一家が史実になって
いるので余計やきもきしてしまう。こう、漫画によくある
優等生っぽいカッキリした融通の利かないタイプじゃなくてさ、
優等生ではあるんだけど実は裏ではやることやっててもっと
したたか強い男なんだってば。だって戦国武将だから!
父や弟と同じ、熱い血の宿ったイイ男なのよ!

…と、自分に熱弁ふるう自分にハタと気づいた。
今のところ、私の中のベストオブイイ男は真田信之らしい。
だからあのビジュアルにも納得いかなかったのかな。
何しろ私の中で想像しうる限界の美形が兄だから(笑)


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