今日はもう帰るだけである。 日本と比べて遜色ない素晴らしいマッサージを堪能して帰ってきて、お風呂 入って出てきたらもう起きるためには寝ない方がいい時間になっていた。 小時間寝るくらいなら起きてる方がダメージ少ないと思うんだけどね、でも せっかくイイホテル泊まってイイ風呂入ってイイベッドに入ったので、 しっかり寝てしまった。せっかくだから堪能しないと! 案の定、起きたら眠いのなんの。お迎えがホテルまで迎えに来てくれるから 手間はフロントまででいいとしても、ともかく眠い。空港までのバスの中は しっかり寝こけていた。…が、空港に着いたら案外人が多くてビックリ。 皆旅立つの早いなぁ。 ホテルまで迎えに来てくれたスタッフが空港でもチケットの手配をしてくれた。 この人も朝早くからご苦労様である。ところで私は学生時代にバックパック 旅行に行った時、サバイバル気分で百均で買った果物ナイフを持ってったら ものすごく警戒されたことがある(ホントにバカです、若気の至り) はっきり言っちゃうとエ○プト航空で、機体はボロいクセに機内でまで スチュワートに疑惑のまなざしを向けられ、もう二度とエジ○ト航空には 乗れまい、と思ったものだ。それを今回もやってしまった。今回は日本から 持っていったビンジュースを疑われ、パスポート番号まで控えられる始末。 だめだ、中国○方航空ももう使えない(機内食マズくてこっちこそ願い下げ だけど) まぁ、万事アバウトな中国だから大丈夫だとは思うけど、後々面倒なことに なったらヤだなぁ…。そんなこんなで無事エントランスに入ると、あとは 時間まで最後のお土産大作戦に。ところで上海滞在で一つだけ不便なのは ホテルに泊まるとホテルに保障料を預けなければならない点だ。それなりの ホテルだとそれなりの代金を支払わなくてはならない。今回は日本円で 7000円程度。中国の物価で見るならそれなりの大金だ。お金はチェック アウトする時に戻ってくるので、換金するか空港で使うしかない。今回は 私が支払ったので空港で使い切り大作戦に出た。だってよくよく考えたら 全然お土産足りないんだもの!(汗)まずコンビニみたいな所で日本にも あるようなお菓子の中国語ヴァージョンを買う。姪っ子達が喜びそう。 そして向かいのお店でチャイナグッズを物色。昨日はランバダ調の怖い パンダのぬいぐるみを見つけたが、今日は怖いクマのぬいぐるみを見つけた。 舞浜鼠王国で一番人気のクマのぬいぐるみ…の模倣品。だって顔がイマイチ 眉が太くて凛々しいんだもの。中国的美男子っぽい。そのクマが、人が通り かかるたびに「ニーハォ」と電子音で声かけてほっぺから赤い光線を発射 する。昨日のパンダと同じくらいものすごく怖い。…誰が買うんだこれ。 街中の露天の10倍高いストラップとか買い込んで、ついでに荷物が増えた ので残ったお金でバッグまで買って荷物を詰め込んだ。…当たり前だけど バッグが増えちゃったよ。で、なんとかほとんどのお金を使い切って機内へ。 帰りはほとんど寝てたのであまり記憶がない。でも空いてる座席から外を 見ていたら九州から入って四国、中国地方や太平洋側の海岸線を眺められた ので満足なフライトだった。いや〜日本もまだまだ緑が多くていいね。 さて中国人と飛行機に乗ると、案外解らないものだ。よく見れば違う人種 なのは解るけど、パッと見解らない。案の定、いきなり隣の空席に座って きた人も日本人かと思ったら見事に異国語を喋る男性。いよいよ着陸体勢に 入った窓の外を一生懸命私越しに覗いている。…うわ〜このへん見事に田舎で 広大な田んぼと広い川と山ばかり。これが初めて見る日本だとしたら、今 ものすごいイメージのギャップを味わってるだろうな〜。だって日本と いえば東京の高層ビルや奈良京都の仏閣ばかりでしょ。入ってみていきなり こんな何もない田舎(すみません千葉)だとはまさか思うまい。 ってことで無事帰国。 たかが2泊3日だがすっかり日本が懐かしくなっている。 やっぱこういう小奇麗な所は日本らしいよな〜。 帰りに預けてあった荷物を受け取って荷物検査を出ようとしたら、空港で 買ったバッグと元から持ってるバッグの、旅行用バッグを二つ持ってる私に 検査員のお兄さんが「荷物二つですか?」と聞いてきた。 ヤバイ、ここでも疑われるよ私! …しばらく国外出ない方がいいかも。 出られても入れなくなったら最悪だ(滝汗)
早起きして身支度を調え、ホテルの朝食バイキングに向かった。やはりと いうか上海バイキング。日本のホテルでも慣れているが、さすがにランクの お高いホテルなので食事の内容もそれなりに充実していておいしかった。 …が、これから一日食べ通すのであまり食べる訳にもいかない。大きな川に かかった大きな橋、その向こうに洋風の建築物が見える素敵なロケーションで 控え目においしく頂いた。やっぱりここに住みたい。やはりというかこの ホテル、ビジネスの長期滞在者が多いらしい。いいなぁ、住みたい住みたい。 便利なボータフォ○ユーザーの友達が日本から持ち込んだケータイでそのまま 友人に連絡をし、フロントで待ち合わせて無事合流した。いいなぁボー○ フォン。○コモなんて国際対応ケータイを買った上で、予約して成田で レンタルしなきゃならない煩雑さなので心底うらやましい。 彼女と落ち合い、早速ホテルの前にたむろってるタクシーを拾って今日 一番目の観光地「ゆ園」へ向かった。池の上に建てられた庭園である。 10時前だというのに人が多くて驚いた。観光客だけじゃなく、 何してるんだか現地人も多い。店も普通に開いていて大賑わいだ。 しばらく店を見てぶらつき、茶店で茶葉と茶こし付きカップを買った。 上に茶こしが付いていて、そのまま飲んでも口に茶葉が入って来ないという 便利さ。象○の象とは違う○印のカップは150円くらいでものすごく安い。 見るとけっこう持ち歩いている現地人が居るので、最近はやりらしい。 やっぱりねーペットボトルとはひと味違うし便利だもの。 次に、朝ご飯は食べてしまったので甘味を食べるために喫茶店へ。小龍包 1皿120円の世界にマンゴープリン600円はものすごい高価だ。でもそれなりに お客は入ってるし普通においしかった。相変わらず店員は無愛想だったけど。 お茶の後は露店をひやかしながらぶらぶらと街並散策。アパートの2階以上 上は皆、窓から竿を縦に出して洗濯物を干していた。こういう下町ではよく 見かける光景なんだろうけど、パンツとか丸見えでちょっと驚く。聞く ところによると盗まれて売られることもよくあるらしいし(パンツだけじゃ なく)それでも干す場所ないからか皆そうして干している。急に雨が降った 場合の状況設定はないらしい。 それにしても上海には狛犬が多い。日本の神社に居るのよりは沖縄に居る シーサーに近い顔立ちだが、ちゃんと二体、お店の両脇にちょこんの座って いる。二匹とも口を明けてて首に鈴をつけ、物によってだいぶ顔つきが違う のがめちゃ可愛い。一番時めいたのは二体で首をかしげている奴だろう。 たまらん、持ち帰りたい(><) ところで今日はもの凄く暑い。歩きながらだらだらと汗が落ちて行く。 だから途中のコンビニで水を買ったんだけど、300mlペットボトル15円 だった。すごい手軽だ。途中の露天で売ってたのが60円でぼったくりだと しても可愛いものだ。 そうしてしばらく街を歩きながら露店をぶらついていたが、漢字錠を見つけて 思わず買ってしまった。数字錠の漢字版のことで、輪に幾つか書いてある 漢字を4つないし5つ、決められた漢字に設定すると鍵が開く。人さし指 くらいの大きさの、5つロールの付いた鍵だったが、現地語に堪能が彼女が 値引いてくれて半額で落とせた。やた〜v しばらく歩いて疲れたので、足休めも含めて現地人お勧めの小龍包屋へ。 小汚いお店で外人なんて皆無に等しかったが、確かにおいしいしとても 安かった。メニューが中国語だし注文の仕方がいまいちよく解らないので 個人的に来ると大変だろうが、ともかく美味しくて大満足だ。 店を出たところでいきなり、子供の足を抱えて道ばたで用を足している親子を 見つけて度肝を抜かれる。もっと人目につかないところでやれよ! つかトイレへ行け。 食後は、手土産で渡した雑誌とうなぎパイが重いというので彼女の家へ ちょっとお邪魔することになった。タクシーで近所まで乗り付けた後、 ブランド店で洋服を見ながらしばらく歩く。アウトレットと言えば聞こえが いい何ブランドだか解らないお店でキャミソールを一枚買ったが、23○の ノーマルなキャミソール900円を、なぜかMIZU○Oの袋に入れてくれた。 MI○UNOなんてどこにも売ってなかったのになぜスポーツブランドの袋が! ちなみに連れは雑誌が欲しいと言って本もよく見たのだが、上海には本屋が なくて全て露店売りだった。ビニール被せてゴムで押さえて陳列してあるの。 日本の雑誌も翻訳されたの売っていたが、中身の3割ほどは翻訳されているが あとはそのまま日本語らしい。いいんか。 さてお宅訪問。結局10分程上がらせてもらったが、不思議な間取りの可愛い マンションだった。玄関入っていきなりフローリングが開けているのだが、 それが一段低い半円形になっている。一段高い場所を通路にしてちょっと した小部屋や他の部屋が続く。面白いな。 中国ではどんなに暑くても客にいきなり冷たい水は出さないらしい。なぜなら 急にお腹を冷やすとお腹に悪いから。それにしては愛想のない店員ばかり 遭遇するが、そういう心遣いと無縁の日本人は有り難くよく冷えたお茶を 頂き、また外に繰り出した。今度はお土産を買いに行くのだ。 その前に中国茶のお店に行った。事前予約しようと思ったら電話が繋がらず、 しょうがないので行き当たりばったりで行ったら客が一人も居なくて電気 すら付けていなかった。だったらなぜ電話が繋がらなかったのか…いい加減 慣れたが商売っ気のまるでない高級茶店でお茶を頂いた。ウェイトレスが 綺麗なサーブでお茶を注いでくれるし、茶菓子も充実している。個室からは 庭園も見れてなかなか良い雰囲気のお店だった。客が居なくてむしろ 良かったかも。 さて次、タクシーで乗りつけて友人お勧めの海賊版DVD屋さんへ。違法も いいトコなので大きな声では言えないが、一枚150円から、ボックスだって せいぜい1000円以内で販売していた。M:i:3なんてまだ封切りされてない のに…!CDもやっぱり150円くらいから。たまに帰国する時に彼女に買って きてもらうのだが、ちょっと画像が汚いことと字幕が中国語だということ 以外は特に問題なく見られる。すごい商売だなぁ。 次に近くのデパートの地下食品売り場へ。海外行くと当然のようにデパートや スーパーの地下へ行く。だって旅行者が連れてかれる店や免税店の1/10で 同じ物を販売しているからだ。もっとも免税店が高過ぎるんだけどね。で、 お土産のお菓子とお茶を購入。お菓子は「少林寺クッキー」と言う、 パッケージのシールだけで値段取ってるようなうさんくさいクッキーが幅を 占めていた。こんな安直な菓子、日本人が買うと思って…いや買うか(汗) やはり中国、スーパーでは食用油を石油缶みたいな巨大缶に入れて販売して いた。持ち帰るのが大変そう。あと日本の物もあったが、全体的に安くて 満足。安い物好きの父には日本で買うと700円相当するケース入 キシ○トールタブレットを300円くらいで買ってきた。半額以下じゃん。 ちなみに上海のデパートは日本と同じ、1階にコスメやブランド売り場が 会ったが、ものすごく騒がしかった。ちょっと高級嗜好のデパートでも、 中国人のうるささは変わらないらしい。 増えた荷物を持ったまま、またしても友人お勧めの店へ飲茶をしに向かった。 夜はもっと混雑するらしいが、今は人がだいぶまばらでやる気なさそうな 店員ばかりだった。店員といえば少年が目立つ。高校生くらいの少年が普通に ウェイターしているのだ。就職先がないんかな(余計なお世話)この店の 小龍包もおいしかった。あとは100%ジュース類。アジア系はだいたい 当たりだ。しかし絞り立てでも生温いので喉渇いてる時は要注意。 ほど良く休んでお腹も膨れたので、一旦ホテルに戻って荷物を置いた。 その時にホテルの売店も見たが、売店すら割引して客引きがやかましかった。 露店と同じやん。でも母にシルクのパジャマを買った。元が安いのに 半額だから当然安い。 そしてまたタクシーに乗り、上海雑技団を見に行った。上海雑技団も安い、 一時間半の公演で3000円くらい。これでも「どうやら安いらしい」と気付いて 二倍にしたのが最近だというから、ものすごい物価の落差だ。少し早めに 来てしまったので、ハーゲン○ッツを食べながら休憩した。ハーゲ○ダッツは この低物価の上海でも1つ250円とか普通に高い。だからやはり現地人には ものすごい嗜好品で、よく賭けの対象にされるらしい(笑)そんな高級品店 には客もおらず、小さな店内に5人も居るスタッフが暇そうにしていた。 さていよいよ雑技団会場へ。実はここから友人のダンナが合流する。連れの うち、私ともう一人は面識がある、上海在住のれっきとした日本人だ。 ダンナ様とは、かつて学生時代にインドへバックパック旅行へ行った時に タイまで一緒に行った仲だ。もちろん上海在住の彼女も一緒に。私達は タイで一度降りてそこでインドまでの航空券を買い、移動する予定だったが、 ダンナと男友達はそこからネパールに行くので途中で別れたのだ。顔を見る までうろ覚えだったけど、会ったら思い出した。あ〜こんな顔してたな。 …いやちょっと待て。二人の結婚式行ったじゃん私!人前結婚式の証人まで やらせて頂いた仲なのにもう忘れたんか。…しかしあの時はシンガポール 帰りで疲労の極に飲んだ乾杯のシャンパンで式半ばにダウンした私は新郎 新婦に介抱された覚えが…だめだ、そんな醜態忘れるのも無理はない(汗) ともかくその当時の醜態など忘れてくれたがごとく、会ったら普通に接して くれて一緒に雑技団を見た。初めて見るがとても面白かった。アクロバティックな 動きももちろんだが、軟体系の技も多い。アクロバティックなのは、足の裏に お尻で着地してお尻から回転してまた尻着地、みたいなすごい尻芸を目の 当たりにして唖然。お尻であんなことが出来るなんて…!軟体系はただ 柔らかいだけじゃなく、顔や両足、両手にグラスを持って体を捻ったり 回ったりしてもの凄いバランス感覚。皆オリンピック優勝も簡単そうな スキルの持ち主ばかりだ。 すご過ぎてどれくらいすごいのかよく解らないくらいすごかった(頭悪い 感想文だな)トウの立った逞しいおばちゃんと若い男の子の雑技では、 どうしてもおばちゃんが迫っているように見えてドラマを捏造しかける。 だって演出がフェアリー系かドラマチックかのどちらかばかりなんだもの。 ともかくもの凄い筋肉を目の当たりにして感動した。人間、鍛えるとすごい ことが出来るんだな。私も今日から少し鍛えようかしら…(無理無理) 大満足の1時間半が終了。始まった時も淡々としていたが、終わりも あっさりだった。「これくらいの芸出来て当たり前」とでも思ってるかの ようだ。 舞台がはけて9時前。既にだいぶあちこち行っているが、今日はまだ 終わらない。またタクシーで乗り付けて上海名物「火鍋」を食べに行った (もちろんダンナさんも一緒)ちなみにタクシーばかり乗っているが、 これはタクシーの初乗りが150円で、ほとんど200円前後で移動出来てしまう からだ。4人で割ったら馬鹿馬鹿しい程の値段しかかからない。便利の極み である。 デパートの3階にある飲食店で火鍋を頂いた。初めて食べたが、この火鍋も 面白い。日本の鍋と違って、ボール型の鍋を陰陽マークのようにS字で区切って スープを2種類選べるのだ。相変わらず解らないので注文も全てお任せしたが、 赤い辛めのスープと白い甘めのスープの2種類の鍋が来た。更にトッピングも 選択制。肉も野菜も、好きなモノを好きなだけ選ぶ。そしてタレも、タレと トッピングが複数乗ったワゴンの中から好きに掛け合わせて作る。味が 解らないので、選択肢が多過ぎて逆に難しい。でも火鍋はおいしかった。 鍋自体が既にスープの味だけで充分美味しかったんだけど、あれこれタレを つけて食べるのも美味しかった。日本人の舌なんて無視したネイティブな 中国料理の味だわ。そして量が多い。中国料理は残すのが礼儀と言われて いるらしく、確かに残さざるを得ないくらい大量に持ってこられて泣く泣く 残してしまったが、やはりお残しするのは慣れないわ(でももう無理) 夕食が終わった後、ダンナさんと別れてまたタクシーへ。ちなみに上海 タクシーは、運転席に手が伸ばせないように透明ガード板が付いている。 乗客がムタイをしないように、という配慮らしいが、助手席側に取り付けた カーテレビに気を取られてる運転手の方がよほど心配である。案の定、 テレビは日本対クロアチア戦の終盤(時差があるからちょうど11時前に 終わろうとしていた)彼女の通訳によると、運転手は日本が苦戦してるのが 嬉しいらしく「ジーコはもう駄目だね」とか言っていたらしい。 …嫌われてばかりだな、日本人(涙) さてそのタクシーでどこへ行くかというと、夜景スポットへ夜景を見に行った。 有名な場所らしいのだが、夜景が11時を過ぎると電気を落としてしまうからと 急いで連れて行ってくれたのだ。本当に今日一日素晴らしい接待ぶりだ。 夜景は大きな川に面した河川敷がベストスポットで、向かいのビル群の イルミネーションがとても綺麗だった。反対側の洋風の建築物もライトアップ されていてとても綺麗。しかも昼は暑いくらいだったが、今は風が涼しくて とても気持ちいい。素晴らしいロケーションだが、なぜか宙には黒い凧が。 …なんでだろう、上海の若者の最近のオシャレだろうか。でもこの風なら 私も上げてみたいわ。 11時過ぎたらイルミネーションも消えてしまったので、今度はちょっと 歩いて高層階のバーへお酒を飲みに行った。スゴイ、上海2日目にしてもう バーか!玄人のようだ。こちらではお酒一杯の値段が日本並だったので、 上海の中ではものごっつ高い。ベッドを椅子にして外に並べ、テキトーに 座れるようにしてあって面白い間取りだった。お酒はあれこれマズかった けど、雰囲気代だと思えばまぁヨシ。 さてようやく本日最後の行事。これから深夜営業のエステへ行くのだ。 またしてもタクシーを拾い(ちなみにタクシー、深夜料金で初乗りが150円 から180円に値上がりしていた)エステ店前へ乗り付ける。上海エステは 通常深夜2時まで営業しているらしい。12時過ぎにいきなり4人でやって きたのに、普通に4人まとめてマッサージしてくれた。そう、時間が 少なかったのでエステじゃなくマッサージにしてもらったのだ。そして、 今日はホント安い安い言い続けているが、最後に一番驚いた。マッサージ 60分3000円かよ…!(だいたい日本の半額) 技術は日本となんら遜色なく素晴らしい揉みテクで、一日動き回った体を 程よく揉みほぐしてくれた。う〜ん、満足だわ。終わった後はお茶と スイカのサービス付き。至れり尽くせりである。 ってところで今日の日記は随分長かったし(ホントにな)このへんで。
上海へ行ってきた。 急きょ決まったことなうえ、準備する時間もほとんどなかったので、 今朝起きてから荷造りと身支度に取りかかった。 服が見つからなくて探している間に時間はどんどん無くなり「無いよりは 多めでいいか」とあれこれ掴んで慌ただしく成田へ向かった。 今回の連れは高校時代の友人2人。行き先の上海には同じく高校時代の 友人がダンナと二人で暮らしている。それに会いに行くのだ。 一応上海在住の彼女のリクエストでお土産に日本の雑誌は買ったが、 ダンナにもお土産をと空港内でうなぎパイを買った。これがまた、タダの うなパイではない。金色の箱に包まれた「うなぎパイV.S.O.P」というのを ご存知だろうか。通常のうなパイの3倍高いリッチなパイには、ブランデーまで 入って通常「夜のお菓子」というキャッチフレーズが「真夜中のお菓子」に 進化している。これを一度食べてみたかったのだが、今回はお土産という ことで。だって上海なんて日本の物はほとんど手に入るから、どう頑張っても 珍しいお土産は思い付かなかったんだもん。うなパイスペシャルなら相手を うならせること間違いなし! で、お土産も買っていざ機内へ。使ったことない航空会社の便だったが、 スッチーには中国人が多くて、やたら中国語で話しかけてきて英語すら あまり喋ってくれない不親切な飛飛行機だった。日本語話してくれても いいのに、英語すらあまりだなんて酷過ぎる。しかも無愛想だし。 「ん」とか言いつつ物渡すなよ。あんたと私は家族じゃないぞ。 こないだのグアム行きからこっち、海外の航空会社はハズレばかりだわ。 ハズレと言えば機内食も大層マズかった。 期待すること自体間違いなのかもしれないけど、こりゃ本気でマズいわ。 中国系航空で嘘な日本食出されてもね…。 さてそんなこんなで無事上海到着。そのままツアー会社のバスに揺られて ホテルへ。もうすっかり夜なので、今夜は大人しく寝て活動は明日からだ。 空港からホテルまでけっこうな距離があったのだが、途中でものすごい高い 歩道橋を見つけて驚いた。いやホント、ビル10階分くらいあるよあれ。高い 高い。30分くらいかかるんじゃないだろうか。一度登り始めたらどっち 付かずになった時にホント泣きそう。かつて一度だけ行った東京タワーで、 やはり階段で降りてきたら降りても降りても階段が続くので途中で泣きそうに なった切ない思い出を思い出しました。…やりたくない(汗) 着いたホテルはランクをちょいと上げたので、思っていた以上に素敵な 内装だった。広くて上品でアメニティも充実。ライティングデスクや ソファ、足置きのあるアームチェアまで揃っている。バスルームも広くて、 バスタブの他にシャワールームば別になっててバスジェルまで完備して ある。本気でこのままここに住みたいと思った(そして執筆したい) さて、これから早く寝て明日に備えなければ。
ワールドカップ関連でもう一つ。 対クロアチア戦を2日後に控えた今日、 友人からメールがあった。 クロアチアと言えば私の大好きなピアニスト マキシムの故郷であるが、そんなこと知ってるのは マキシムファンだけで、クロアチアの知名度は低い。 ヨーロッパ内にあることすら知らない人も多いだろう。 で、その友人は一緒にマキシムのコンサートへ行った こともあるから当然、マキシムの故郷がクロアチアで あることも知っている。 メールにはこう書いてあった。
クロアチア戦勝って欲しいですね!って言ってる テレビ番組のBGMにマキシムのピアノが使われてるよ!
…なんだよ、背後がもうクロアチア人(の曲)に 占領されてるじゃないか。 いや、それだけマキシムの曲がアクティブかつ アグレッシブで素晴らしいってオチでもいいんだけどね。
選手だけじゃなく、大丈夫なのかサポーター。
中学時代からの男友達がいる。 本の貸し借りを続けてはや10年、長いものだ。 最近ではお互いなかなか時間が取れないので、 たま〜に会って近況報告をしつつ本の貸し借りを するようになっていた。で、今回はだいぶ間が開いて 8ヶ月ぶりくらいだろうか。向こうから連絡が来て 久々に会うことになったのだが、今月はもう私が 忙しいから無理、と言うと「来月結婚するから ぜひ今月中にしてくれ」というではないか。
「聞いてないよ!」
いや、別に逐一連絡しろとは言わないけどさ、 そんな相手がいることだって全く聞いてなかったから 驚いたって仕方ないじゃないか。しかしそう言われれば 今月中に調整するしかない。土日はもう埋まって しまっているので平日夜しかない。しかも来週は無理で 明日は「剣客商売スペシャル」があるから9時までに 帰らなければならないとあってはもう今日しかない。 「剣客商売スペシャルが…!」と言って「それじゃ 金曜は無理だね」と返してくれる貴重な友達なのだ。 お昼休みに急いで本屋へ行って結婚祝いに本を買った。 食器とか雑貨とか、相手も知らないのにうかつには 買えない。付き合いは長いが相手に関して本の趣味しか 解らないのだから、当然のように本を買いに走ったのだ。 幸い勤め先が本屋街なので、大きな本屋をはしごして 風景の写真集を2冊買った。新婚夫婦が旅の写真集を見て 「ここ行きたいね〜」といちゃこく様が微笑ましかろう、と 勝手に想像を膨らませたのだ。そのうちの一冊 「旅先で出会った猫」というのは猫を取らせたら日本一、と 私が勝手に思っている岩合光昭氏の猫写真集で、 立ち読みした時点でもだえ死ぬかと思うような愛らしさだった。 たまんない、私も欲しいコレ。その友達も猫が好きなので 喜んでくれるだろう。もう一冊はヨーロッパの街並みを 収めたもので、ちょっとマニアックな都市ばかりが映って いる。例えれば日本を海外に紹介したとして、京都奈良を 無視して岡山や岐阜の街並みを「これが日本です」と 見せるのに似たマニア泣かせの感慨がある。 奴なら「うぉーハンブルクじゃん。たまんねぇ」と言って くれるくらいマニアなのは知っているのでそれにした。 幸い、早めに仕事を切り上げられたので9時前に 待ち合わせのファミレスに行く。 そこでお祝いの本を渡すと、案の定上記のような反応を 示してくれた。狙い通りで嬉しくなる。 ハネムーンの行き先、というか行く予定すらないらしい ので「ぜひ奥さんとこれ見て検討してくれ」と言って おいたが「引きこもりだから無理」とか言っていた。 そのまんざらでもない顔…それはノロケなのか?(汗)
それにしても男友達が結婚する、というケースは珍しい ので思わず色々聞いてしまった。「いや〜自分でも 実感なくてさ〜」とか笑っている顔は通常通りに見える。 もっとノロケとか将来の展望を聞けるかと思ったのに おかしいな。いや、最近の男はこんなもんか。
ともかく喜んでもらえたのは幸いだった。
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