話ツマンネ。 内容がナイヨ。 1話あたり20数分あるんだけど、中身は5分ぐらい。1話に至っては、3分。 だって、なんにも話が頭の中に残らないんだもん。 今、あらすじ書こうとしたけど、さやかのオッパイと甲児くんの達磨返しか残ってなかったよ。まだ、光子力研究所の日常シーンはいいんだけど、戦闘シーンがなにも記憶に残らないってのは、どういうことなんだい。 マジンガーはロボットが命ですよ? 戦闘シーンに力入れて作りやがれってんだ。 まずロボットのエロさが足りないっす。 マジンガーっていうのは、鉄と鉄とのぶつかり合いなのに、目からオイルが流れ出し、チチからミサイルが飛び出し、液が滴り、ロボ同士がまぐ合う世界です。無機質中に、有機的な思いが込められたロボット、それがマジンガー。もっとロボはセクシャルに。エロはあけすけにあっけらかんと。グロ奇妙にすがすがしく。これぞ魔神イズム! そういうメカを書かなくっちゃだめじゃん。ロボットのエロが足りなさすぎだよ。 次にメカアクションが退屈すぎ。 絵も永井漫画標準・エピソードも永井漫画標準・声もオリジナル声優、歌も水木一郎、 なのに、なんでこんなに話に身を乗りできないんだろ。私もわからないんだけど、戦闘シーンが頭に残らないぐらいつまんなかった。 なにが駄目なんだろうと考えてみたんだけど、頭を使った攻防戦ではなく、力押しの大技オンリーで、動きが脊髄反射ってところが駄目なのかしらん。小奇麗な絵がただつらつらと流れていくだけで、身が入っていない感じ。話に腰が入っていないように思った。 思うに、マジンガーのおもしろというのは、第一点にメカの性的な部分、第二点に苦戦しても最後はかならず勝つという命がけの予定調和だと思うんですよ。 なので、見所は必然的に、今週はどうやって勝つか?ここに集中するわけです。(あとおっぱいとちんちん) マジンガーはロボットアニメの中でも戦闘場面の占める割合が大きく、話の大半がバトルシーンです。ダイザーあたりから、ロボットアニメは、ロボットよりも人間ドラマに比重を置くようになり、ロボットアニメにも関わらず、それは主役ではなくなり、そこに登場する人間を彩る小道具の色合いが強くなっていきます。しかし、パイオニアのマジンガーは、あくまでロボットが主役のアニメ。どの手を使って、機械獣を倒すかが、一番の見どころになるわけです。ここを起承転結つけてやってもらいたい。バトルの中にドラマがあってもらいたいのですよ。ドラマの彩色としてバトルがあるのではなく、バトルの中にドラマがあるのがマジンガーなのですよ。 Zはけして万能なマシンではありません。超合金Zを使っている割に、しょっちゅう手足はもげるし、ぶっ壊れもします。光子力という正体不明の超エネルギーを使っているため、半永久的に動き続けるようみえますが、実際は耐久年数もあって、途中取替えが必要です。エネルギー切れもします。海中戦に弱いという弱点もあります。パイロットが生身の人間で、代わりがいないという問題もあります。1体しかないので、物量で攻めてこられると劣勢を強いられます。けして万能なロボットではないのです。 しかしこうした、弱点を押して、最後は必ず勝つのです。 いうなれば小さい力士が技で巨漢の力士勝つのが面白いように、万能でないZがハンディ押しのけて、どうやって勝つか、攻防戦を繰り広げるのが見所なわけです。 Zの甲児くんの場合は、判断力に優れているんで、機械獣の隙や弱点を冷静に見つけて、すかさずそこを突いてたたくっていう戦法が主です。そして、マジンガーには超電磁スピン系の必殺技がないので、とどめの一撃に至るまで、毎週いろいろで、戦闘バリエーションは豊富なのです。 ところがこのマジンカイザーの戦闘場面は、スパロボ的というのか、ゲームシナリオ的というのか、いわゆる燃えるシーンが羅列されているだけで、攻防戦になってない気がするのですよ。ただ大技を連続して出しているだけ。ただ叫んでいるだけ。派手なエフェクトの連発。それで勝ちゃう。 これを面白いと感じないは、私がゲームをやらないせいですかね? 個人的には、甲児くんが頭使っているふうに見えない、このへんがイヤンな感じですな。 この話の中では甲児くんはよく叫んでいるのですが、甲児くんってこんなに絶叫するキャラでしたっけ? 私スパロボやったことないんで、わかんないのですが、スパロボの甲児くんって、こんな感じなのですか? もしそうだとしたら元祖スパロボ乗りというパブリックイメージが先行して、ロートル化が進んでいるなぁ・・・。 前に言ったように、この人、永井漫画(マジンガーはテレビ先行作品なので永井豪の漫画が原作ではない)でもアニメでもうちょっと、冷静だと思うんですけどね。 それにそもそもマジンガーって、叫んで力押し敵を倒すロボットじゃないんですが。 なんかロボットプロレスと間違われているような気がしますが、スパロボ的には、そういうものなのでしょうか、ゲームをやらない私には、わかりません。 1話であっさりZとグレートは壊されるのですが、この辺も壊せばカッコいいと勘違いしていそうで、作り手とのロボットに対する温度差を感じます。 このOVAはオリジナル声優を使ったり、スパロボ派生のロボット主役においたり、両方の層をねらったもののように感じられますが、ゲームからはいった人とTVから入った人は、マジンガーに対する見方が全然違うでしょうから、両方のユーザーに満足いってもらうには、畑違いすぎて難しかったんじゃないですかね。 こういうと、カイザーOVAからマジンガーに入った人は、あなたブーブー文句いっているのでは、昔ののんびりしたロボットの動きに慣れていて、カイザーのスピーディな動きについてこれないんだろ、それをスパロボのせいにしているだろ、言われそうですが、たぶん、前半部分はそれであっているよ。動き早くてついていけれないもん。もっと動きゆっくりにして重量感だして、タメを大事にしてもらいたいと思った。これは事実。 でも、ライブや再放送で見ていたおじさん達が、怒っているのではなく、そういったことではないと思いますけどね。彼らにとっては、そんなことよりも、腹立たしいのは、カイザーの存在そのものなんじゃないですかね。 Zやグレートの中にカイザーという異分子が入り込んで、Z・グレート・ダイザー差し置いて活躍している、これが彼らには許せんのではないのでないのでしょうか。 Zファン→Zの扱いが惨い!Zへの愛情が全く感じられない。 グレートファン→グレートの出番が少ない!鬼っ子鉄也の扱いはなんだ。 ダイザーファン→カイザーいらんから、ダイザー出せ。 最大公約数的感想はこんなところではないと思います。 私はスパロボ世代と共存して悪い法はどこにもないと思います。よくいわれるリアルタイム見た世代をリスペクトしろ、オリジナルにリスペクトしろ的意見は、いい加減聞き飽きましたので。なんせ、その手の意見は、これまで自分でもさんざん書き飽きましたので。ええ。 ただ、ひかえめながらリクエストを出させていただくと、私はカイザーよりも幻の企画におわった「ゴッドマジンガー」のほうが見たかったかな。 鉄也が司令官で甲児くんがZを改良してゴットマジンガーを作るって話。企画の段階てスポンサーから却下されて、実現を見なかったあの話、あちらのほうが見たかったな。 やはり、マジンガーというのは、兜家の話だと思うのですよ。 どんなに鉄也たデューク・フリードががんばろうとも、所詮は彼らは脇役、どうあがいても真の主役は兜家なのです。なので、マジンガーを締めくくる話は、甲児が科学者として本領発揮するゴットマジンガーがよかったなぁと思うのですよ。 江戸っ子は3代続いて江戸っ子。祖父がマジンガーZを作り、父がグレートマジンガーを作る。そしたら次は子がゴットマジンガーを作らなきゃ。祖父が天才科学者、父は科学者兼司令官、子は科学者兼パイロット。こうして3代にわたる狂気の天才科学者兜家の話はここに眠る、明日からはまた平和で退屈な日々が始まる・・・というラインの話がみたかったです。 TVシリーズで長々やるには、ワンパターンで地味でつまんない話で、OVAぐらいがちょうどいいのではないか思ったのですけどね。 しかし、版権の問題もあるし、そうもいかんのでしょうな。 商品としては、カイザーにならざるを得ないというのは、私も充分理解を示すところであります。 本音をいえば、 カイザーのくせにZとグレートと肩並べようなんて、10年早いんだよッ! TVシリーズで機械獣を100体倒してから、来やがれってんだッ! 達磨返しの甲児くんにハァハァ・・・
<前回までのあらすじ> ある日、わたくしはエリア88連載掲載誌を購入してみることにした。古本を集めだすときりがないので、とりあえず、1冊だけという約束で、昭和61年(1986)5月23日号を購入してみた。これは最終回間近の回である。サブタイトルは『アスラン燃ゆ』表紙を飾っていたのは風間真であった。 わたくしは興奮ぎみに本を開いた。総天然色フルカラーのカラー絵が私を昭和の時へと誘ってくれた。この回は戦死したグレッグ大尉に、敬礼するところからはじまる。ヒキは光を失い目の見えなくなったサキが父に出会うところだ。実にいいところで終わる。ああ、この後は怒涛の展開が待っているんだなと思う。 読みなれた話も、自分が所有している版と違うと、印象が異なって趣深い。まず大きさが大きい。おかげで迫力ある絵が楽しめる。次にカラーベージがカラーのままだ。彩色画が楽しめる。柱には煽り文句がいっぱいだ。当時の興奮を今に伝えてくれる。見慣れた絵もタイトル文字が乗っかっていると始めてみる絵よう。閉じが私が持っている本と左右逆だったりするのも、新鮮な感覚だ。 そして、私は、このページの途中にある奇妙なものを発見するのだった。 その奇妙なものというのは・・・ その奇妙なものというのは読者アンケートであった。 読者アンケート、それ自体はおかしくないものであるが、質問の内容が少しばかりひっかかる内容であったのである。 そこでは「自殺について」という漫画雑誌が扱うにしては重いものを扱っていたのだ。 そして、このアンケートが挟んであるページ横で、サキが「始まりがわが父・・・で終わりは・・・このわたしだ」と不吉なことをいっているのである。これが、ただの偶然ではないような気がして、わたくしは気になって仕方ないのであった。 --------------------------------------------------------------------------- ■3 自殺についてキミたちの意見を聞かせてください。 A.キミは自殺した人について、どう思いますか。次の中から一番近いものを選んで、番号で答えてください。 1可能性は無限にあるのだから、自殺するなんてバカだ 2家族や周囲の人の悲しみを考えない自分勝手な行為だ 3自殺はいけないことだがそれなりの事情があったに違いない。同情する 4自殺も自分の気持ちを他人に伝える方法の一つだ。 5自殺は人間の権限の一つだ、他人が批判すべきではない 6その人を自殺に追い込んだ周囲の人間の責任だ 7自分には関係のないことだ --------------------------------------------------------------------------- あの、次回、サキ司令、自殺しちゃうんですけど、自殺しちゃうんですけど。あの、この質問一体何?このハガキの横で、もう自害すること口走っているんですけど。このサキ司令の自殺を先取りしたような質問内容はいったいなんなんですか? 賛否わかれるサキ司令の自害ですが、 キミはサキ・ヴァシュタールの自害について、どう思う?
終わったと見せかけていて、また続いていた。 ---------------------------------------------------------------------------------- ―ところで、JUNEですので(笑)ここらで、カヲルくんっていうのはなんだったんでしょうね。 和田 使徒の侵略、あるいは侵食っていうのは、最終的に人間に一番効くのは人間だったっていうところへ持ってきているから。 ―英語で言うとエンジェルで、カヲルくんも天使の像の壊れたのに座ってハミングしてる。 新谷 そのへん深読みしようと思えばいくらでも深読みできるんですよ。でもね、こういう言い方したら庵野し怒るかもしれないけれど「使徒ってかっこいいじゃん、これにしよう!」っていうさ(笑)「かっこいいじゃん」っていう(笑) ―あの落書きみたいなやつ(サハクィエル)とか、ちょっとすごいですよね、あのデザイン。 和田 もう使い果されているからね、アニメでは。はにわ原人やられちゃったし、円盤獣やられちゃったし、次何にしようっていう(笑)で、使徒だった。 ―「最後のシ者」で渚くんだとか、そこでしゃれがうまく決ている。 和田 全部水系だし。 ―辻褄が合っちゃっうところが、うまく行っているときの好循環。偶然もあると思うんですけれども。 新谷 頭の中のどっかに、いくつかのデータがパラパラと置いてあるんだろうけれども、それがフッフッフと符合して、ゴロ合わせをぱっぱっぱと考えていくっていうね。うーんって考えたものもあるだろうし、フッて思いついて、これ行けるじゃんっていうやつもあっただろうし。 ―後付で言われてみて、そうだったなっていうのも絶対あるでしょうし。 新谷 そういうのはほんとうにね、なんていうのかな、手前味噌でごめんなんだけど『エリア88』でアスランっていう国を出したらファンが「アスランっていうのはフランス語でライオンっていう意味なんですね」ってなんか符合したことを言って来たわけよ。「バシュタール家のうんぬんかんぬんとあれって、アスランというフランス語での獅子というネーミングをおもいついたんですか」っていうことで。全然考えてなかった(笑)そんなこと全く考えずに。 ―ゴロだったんですか。 新谷 というか頭の中に出て来たそれだけなんで。だいたい砂漠にしたということ自体、いい加減だったから。童謡で、“月の砂漠をはるばると”とか、「あ、いいなあ」とかいって(笑) ―そのあとの湾岸戦争だとか、予見していたように。 新谷 予見もなにも(笑)“旅のラクダが行きました”「いいじゃない」とか言って(笑) ―『エヴァンゲリオン』も碇とか加持は“舵”かなとか言っても、サザエさん一家だとおもえば、そんな深読みしてもね(笑)なぜ、サザエで妹がワカメでって考えてもしょうがないみたいな。 新谷 あれは要するに船が好きなんだよ。いわゆる戦艦ものという。 和田 六分儀ケンドウ。 ―それを名字にもってくるか(笑) 新谷 あとは、戦艦、空母、だいたい日本の連合艦隊の巡洋艦、駆逐艦、全部名前に持ってきてますよね。だからパラッと名前を見たときに、ああ、全部これ船の名前だなってわかったくらいだから。 和田 全てを統一してくれりゃいいのに。加持くんなんてかわいそうだね。舵って(笑) ―でも舵をとるのは、重要なキーパーソンかもしれないんですよ。 新谷 だからそれは深読みだって(笑) 以下略 〜新世紀エヴァンゲリオン JUNE読本 残酷な天使のように/マガジンマガジンより〜 ---------------------------------------------------------------------------------- 最初に訂正というか突っ込み。 ×はにわ原人→○ハニワ幻人 ×フランス語→○トルコ語 ×バシュタール家→○ヴァシュタール家 はにわ原人は正しくはハニワ幻人ですね。(@鋼鉄ジーグ) たぶん、はにわのことをハニワだけじゃ物足りなくて、つい「ハニワ幻人」といってしまう人は、子供のころ、鋼鉄ジーグ(というアニメが昔あった)を見ていた人でしょう。私もハニワだけじゃ、どーも語呂が悪くて、ハニワ幻人とゲンジンまでつけないと落ち着きません。 また、落書きみたいなやつ(サハクィエル)はコン・バトラーでとっくにやってくれていますね。ミーヤが体当たりで、ガルーダ様をお守りする最期は涙なしでは見れません。 それから、アスラン云々というのは、フランス語ではなくトルコ語。(今調べた) アスランはトルコ語で獅子という意味だそうです。 またアスランはペルシャ語やモンゴル語ではArslan(アルスラーン、アルスラン)というそうです。アルスラーン戦記のアルスラーンも、一緒なんですね。初めて知りました。 と、などというようなことは今回はどうでもよくて、私が言いたいことは、新谷氏の意見に賛成ということであります。 私も、新谷氏が言っているように、「舵をとるのは、重要なキーパーソン」とか、「天使の像の壊れたのに座って」というのは深読みだと思うし、そいういうところに意味があるという見方はかなり苦手であります。はっきりいってしまうと気持ち悪い。 私はエヴァのどこが嫌かっていったら、「死海文書」とか「アダム」とか「人類補完計画」といった難解な語が呪文のごとく大量に登場し、そこに嬉々として意味を見出そうと食らいついているオタが、大量にいるってことでしょうか。 オタが好きそうなオタ好奇心をあおる言葉がバシバシでてきて、それについて劇中で明確な説明がないものだから、小利口ぶって、そこに意味を見出そうと、語の意味を調べ、小難しい小理屈をこねくり回す。これが気持ち悪い。 過剰なまでに使用される軍事・オカルト・生物・心理学の専門用語。 説明のないわけのわからない難解(ぶった)キーワード。 意図的に説明を省き、視聴者の好奇心を煽りまくる演出。 思わせぶりな謎に謎をつなぐ展開。 なのにそれに何一つ解決を見出せないでいる結末。 そして、それに食らい着くオタク文化人。 はいはいはいはい、サブカルですよーって、広げられる品々とそれに群がるオタ。 この図式が気持ち悪くてどうにも駄目。 この話に出てくる専門用語って、本来の意味と違って、作中でのオリジナルでの意味合いが強いのだと思うけど、そこを一所懸命解読しようとしているあたりが、なんとももう敵の術中に陥っているという気がするんですけどね。 私には、高学歴サブカルというより、あんまり勉強ができないコンプレックスのあるオタクが、難解であることが高尚であるという路線で、高学歴オタクをねらって一儲けしてやろうかと、作ったものにみえるんですが、どうなんでしょう? そして、そこに加えて、小難しい心理分析をえんえんとし出すから、頭の悪い私には、なんかもうついていけれないという感じでありますよ。 最初のころの学園ロボットアニメのところは好きなんだけどな。 その点、アスランのように、本来そんな意図は用意してなかったのに、後からみたら、偶然しっくり語呂が当ってしまった。あれ?なんか上手くまとまっちゃったじゃん、ラッキーというのは、言葉遊びみたいで、おもしろくっていいですな。 いい加減につけたものが、偶然うまく、まとまるのって、駄洒落というかおやじギャグというか、子供っぽくってこういうのは好き。 わたし あたまわるいんで むずかしいはなしだとわからないや。 おつむがよわいから かんたんでたんじゅんな おはなしのほうがいいや。 かっこいい ぱいろっとがでてきて てきをやっつける おはなしがすきなの。 それでちょっぴり なぞや えろや めろどらまがあると いいなっておもうの。 ちちとしょうねんのたいりつと おとこきょうだいの あいとかっとうがあると さらにうれしいな。 いい きょうだいはひっすよ。 あと おたしゅうがつよいと ちょっと ひいちゃうから やめてね。 それから、これはまた別のところで新谷氏が述べていたことなのだけれど、ここもああ、そうだよなぁと賛同したところがありましので、必要な箇所だけの抜き書きになってしまって、前後無視して申し訳ないけれど、ちょっと抜粋してみます。 以下の箇所がそれにあたります。 ---------------------------------------------------------------------------------- ―ゲンドウのシナリオのシナリオってどこまでどういうふうに書いてあったんですかね。 和田 親子どんぶりはするわ、ユイがすきなんだかどうなんだかもよくわからない。変な奴。 新谷 深読みしようと思えば非常に深読みできるアニメーションであることは確かなの、ただ深読みしすぎるとこのアニメーションの本筋を見失ってしまう。 和田 ものすごく単純に考えたほうがいい。 新谷 単純に考えてもいいんじゃなかなとも思う。こういう言い方したらあれだけど、所詮アニメじゃん、っていう。「ガンダム」の時にも、アムロの精神状態がどうこうだとか、連邦軍だとかジオン軍だとか、あれもあの当時としてのアニメとしては異常に複雑な人間関係をやったわけなんだけども、その中での心理状態とか、グチグチ分析せずに、ガンダムがカッコ良く戦ってだねぇ、アムロくんが最後にハッピーになればそれである意味いいんじゃないかと。もしその時自分が感動できればそれで良いアニメだし、なんか食い足りなければ、あんんた大人になってこれ以上のアニメ作んなさい、っていう(笑)早い話が『ヤマト』とか『ガンダム』を見て育った世代っていうのが今作ったのが『エヴァンゲリオン』だよなぁ。じゃあ、次に彼らが待っているのが、今これを見てどうこう言うファンの声明文ではなくて、おそらく『エヴァンゲリオン』を見て育った人間たちがあと20年後に作り出してくる、それこそがサードインパクトになるんじゃなかなっていう。 ---------------------------------------------------------------------------------- 私も、所詮アニメじゃんっていう考えには賛同。 私も、メカが格好よく戦っていれば、それでいいじゃん、最後ハッピー(あるいはアンハッピー)でまとまればそれでいいじゃん、って思っていたりしている。 富野ガンダムが好きじゃないのも、そういう心理状況とか対人関係を分析したがる分析やサンが大勢いらっしゃるからかなぁ。まあ、一番の理由は見ていて、おもしろいと感じないところですけど。
絵が上手いと思う漫画家 手塚治虫 横山光輝 水野英子 高野文子 江口寿史 絵が下手だと思う漫画家 川原泉 しげの秀一 絵が上手いのか下手なのかわからない漫画家 新谷かおる 永井豪 今日も元気にマジンゴー! マジンカイザー見ました。 これは大量にあるマジンガーシリーズのうちの一つです。 私も知らなかったのですが、マジンガーはガンダムに負けず劣らず大量にシリーズがあるのですね。そして、ガンダムに一番最初のファーストしか認めないというファースト原理主義がいるように、マジンガーにも最初のZしかみとめないZ原理主義がいるようです。 ガンダムに、 ファーストしか認めないファースト原理主義 ZまでがガンダムというZ教徒 富野ガンダムだけがガンダムという富野信者 UC世紀のみがガンダムだというUC世紀信奉派 アナザーガンダムも入れてもいいんじゃない?というガンダムならなんでもいい派(このサイトの管理人) いやむしろ富野以外のガンダムというアンチ富野派 ・・・以下延々と続く があるように、マジンガーにも Zしか認めないZ原理主義者 グレートまでがマジンガーというグレート推進派 グレンダイザーもいれていいんじゃない? ダイザー容認派 (このサイトの管理人) 永井豪の漫画こそがマジンガーという永井豪信者 桜多吾作こそが、神という桜多教徒 いんや、石川賢だろ?という石川教徒 マジンカイザー最高というスパロボファン マジンガーならなんでもいいんじゃネ?というマジンガーならなんでもいい派 ・・・以下延々と続く ファンはいろいろいるようです。 ロングセラーのでかいブランド作品は、いろんな信者がいて、見ていてオカシイですネ。 マジンガーの特徴は、ガンダムと違って別作品とのコラボが多くて、各作品間の境界線があいまいなことと、パラレル設定でいくつもマジンガーが存在することでしょうか? ガンダムで、ウッソとドモンが共演したら、ハァ?となりますが、マジンガーの場合は、宇門博士と早乙女博士が共演しても、全然違和感を感じないのが特徴ですかね。 さて、今回私が観た「マジンカイザー」は2001年〜発売されたOVAシリーズ(全7巻)です。 主役機はバンプレストの看板ゲーム「スーパーロボット大戦」に登場する同名の機体「マジンカイザー」 これに乗るのがおなじみの兜甲児くん。 マジンガーZ&グレートも客演し、Z、グレートに出てくる主要キャラも一通り登場するという内容で、70年代の東映アニメとは、パラレル設定になるようです。 位置づけ的には、東映アニメ版と豪ちゃんの漫画版とスパロボを全部ひっくるめてドッキングさせて、新しく作ったみたいな感じになるのでしょうか。 ふれこみはマジンガーが30年ぶりに復活ということで、石丸博也、八奈見乗児、富田耕生、柴田秀勝、北浜晴子という東映アニメ声優さんが再起用されて、新作に登場ということで話題になったそうです。 ちょうとスクライドをやっていたときによくCMで流れて、ああ、これ見たいなと思っていたんだよね。 で、この手のものを観ると、間違いなく失望感を感じるのは、これまでさんざん学習しているので(ああ本当にな)、これまでの教訓を踏まえ、何も期待しないで見ることにしました。 視聴前にアマゾンレビューをのぞいたら、予想通り☆一つを連発する酷評ぶりなので、そうとう酷いことは覚悟していきます。もしかしたらこれは、エイベックスのエリア88といい勝負になるかもしれませんヨ? で、みたら、 あれ?絵が綺麗じゃん。 なんだよ、絵がすごい綺麗じゃん。 相当汚い3文字作画だと思っていたのに、永井豪の絵がすごい綺麗に再現されているではありませんか。 ちょっとこれ凄くなりません? あの上手いのか下手なのかわからない永井豪の絵がそのまんま再現されていますよ。 ペンタッチが豪ちゃんそのまんま。連載時の一発殴り書きの投げっぱなしの絵が動いている。永井豪特有の微妙なデッサンを動画するのは、相当困難じゃないかと思うのですが、今の視聴に耐えられるだけのクオリティで、ちゃんと動いているではありませんか。 たまに絵が崩れるところが、永井豪っぽいし、デッサンが整いすぎていないところが豪ちゃんテイスト。線が太くなったり、細くなったりアナログっぽい感じの処理もいい感じで、とっても絵が綺麗ですよ。 私、ダンテやマジンガーのころの豪ちゃんの絵大好き。 このセンセのこのころ絵は、(今の絵は・・・以下略)上手いんだか下手なんだかわからないけれど、すごい惹かれるものがあるんだよね。絵がコロコロしていて、女の子がとっても可愛いし。とにかく女の子が可愛くって、女の子描くのこの先生、上手いナァと思います。 新谷センセや豪ちゃんを見ているとさ、小奇麗な絵だけじゃ駄目!絵はデッサン力だけではない!って痛感しますね。 上手いのか下手なのかよくかわらないけど、あの微妙すぎるデッサンを、自信満々に書いているあたりが、私は妙に好きなんだ。(メカ絵は両者とも好き) 全く期待してなかった分、なんだかとっても得した気分です。 そして、 さやかの声が可愛い! さやか可愛い。めっちゃキュート。声がめちゃくちゃプリティ。 ジュン姉さんの声もいい。イメージぴったり。ジュンっぽくって素敵。 ガミアもいい。喋り方がガミアっぽくって上手い。 ローリーさんとロールさんも抜群。声がもうぴったり。可愛すぎ。 全員いい! 女キャラの声は、全員文句のつけようがないくらい、どの人もみんな可愛いですな。 絵も全員すこぶる永井美人で、いうことないじゃないですか。 また性格のほうも、永井漫画寄りなのですね。 私、永井漫画のさやか、大好き。だって、しぐさとか表情とか性格とか、みんな可愛いんだもん。 甲児くんとの関係も、漫画設定ですね。この漫画の二人の関係大好き。喧嘩してもラブラブで見ていてこっちが恥ずかしくなるぐらいの馬鹿ップルで、見ていて甘酸っぱくって、ほほえましくって、いいんだよなぁ。 なんせさ、東映アニメのほうは、ちぃいいとも、さやかが可愛くないですからね。もう全然可愛げがねぇ。3回も声優が変わったのに、どんどんひどくなってやがる。 まあ、さやかに限らず、アニメのほうは、みさとさんといい、ひかるといい、声がみんなオバサンで、ちいっとも可愛くなくて、ダメダメなんですけどね。だから、アニメの甲児くんは男に走っちゃうんだよ。なんでダイザーの甲児くんは、あんなんなんだ・・・・涙。ダイザーはZファンには拷問のようなアニメだな。まあマリアは可愛かったですけど。 そして甲児くんも絵・性格ともに漫画設定なのですね。 私はアニメのZ初期の羽根さんの描くノーブルな金持ちのボンボン臭い甲児くん(荒木絵よりだんぜんこっち)が好きなのですが、豪ちゃん漫画の甲児くんも別腹で好きです。 永井漫画の兜甲児は、アニメよりも、もうちょと荒っぽくてスケベで直情奇行で素直で、まさにダイナミックプロの申し子というべき人物で、ガキっぽい可愛さがあって、いいんだよね。 ボスも弓先生も漫画よりで、ガミアやローリーロールさんあたりを出すチョイスもいいし、キャラはみんないい感じです。 唯一残念なのが、シローが今風のショタ臭いナマイキなガキになっているところかな。 シローは光子力研究所の純真なんだから、もうちょっと、幼く純粋な感じにしてもらいたかったなぁ。この子だけが残念。 でも、逆にいうと、他は、みんなよさげですよ。全部2重◎よく作ってくれましたって感じ。 これ、豪ちゃんのあのころの絵が好きな人には、嬉しいOVAになるんじゃないでしょうか。 私は別に永井信者じゃないけど、この絵と声だけで一見の価値はあると思いました。 が、 よかったのは、ここまで。 やはり、アマゾンで酷評されるだけのことはあるのだ。 続く
えー、続編はいらないといった舌の根も乾かぬうちにこんなことを言うのもあれなんですが、ちょっとこの「ダイナミックヒーローズ」えらいおもしろそうではありませんか! 前回の次でこんな話をするのは気が引けるので、かいつまんで話すと、「ダイナミックヒーローズ」というのは、ただいまダイナミックプロさん製作中の最新版(たぶん、違っていたらゴメン なんせたくさんありすぎておいつけない)グレンダイザーの続編です。 これはe-mangaのコンテンツで読めるwebコミックで、フラッシュで動くオールカラーの漫画です。 http://kodansha.cplaza.ne.jp/e-manga/(一部無料で読めます) 時間軸はグレンダイザー終了後1年後という設定。 グレンダイザー終了1年後といわれても、??な世代の人のために説明しておくと、かつて70年代に、デビルマン、マジンガーZ、キューティーハニー、ゲッターロボetc…の永井豪ちゃん&ダイナミックプロのアニメが隆盛を極めた時代がありました。この時代に子供時代を送った人ならみんな見ている人気番組です。そして、その隆盛はグレンダイザーの終了を最後に、ひとまず幕を下ろします。(後番組はたしか松本師匠だった)その続きの話がこの漫画なのです。つまり東映アニメ版の続編、というか番外編にあたるのです。 そして、この漫画のなにが凄いかといえば、「ダイナミックヒーローズ」というその名の通り、ダイナミックプロアニメのヒーローが総出演という、スペシャル豪華コラボレーション漫画になっているということであります。すなわち、この漫画では、アニメ版の明くんと甲児くんとハニーと大介さんとゲッターチームと鉄也他(省略スマン)みんな共演して一つの話を作っているのですよ。これを喜ばずしてなんしましょう。永井豪の漫画ではなく、アニメというのがポイント。 もちろんダイナミックプロ2大看板スター明くんと甲児くんは、トップバッターで登場する特別待遇です。73年の東映まんがまつりから30余年、また明くんと甲児くんの共演が見れるのでーす、イヤッホゥ。 さらに、通常この手のものは、当時のカラーが出せなくて、大批判を浴びるのが通例ですが、これが目を疑うくらい絵が70年代東映動画そのまま。当時の小松原・荒木絵に遜色ないフルカラーのアニメ絵で、新しい明くんと甲児くん(以下略、ゴメン)が動いているのであります。 これさぞや大変な仕事だったことでありましょう。難しい仕事こなしてくれた越智さん達には敬意を払う事やぶさかでありません。 いつもなら新作を見るたびに時の流れを感じて涙するのですが、これは、なかなかの雰囲気で、70年代を再現できているのではないでしょうか。 ノスタルジーに訴える作品が空振りする中で、当時の雰囲気を忠実に残しつつ、今風に処理されて、かなりいいラインをついているのではないと思います。 といっても、まだ無料配信の1話しか見てないんだけどね。でも直感的にこれはいけると私の中の何かが訴えているぞ! また漫画という形態のため、旧作リメイクや続編でネックになる声優さんの問題もありません。リメイクや続編のときは、いつも、声優さんの降板変更・声質の変化に泣くのですが、漫画なので、そのへんの心配は全くなし。声は、自分の脳内にあるもので読めばよいのです。なんせ漫画ですから。 イメージ損なうことなく、各自の声優音感で、よめばよろしいというセルフサービス。 声が再生できないのなら、最初からやらないというのが潔いではありませんか。ビバ漫画、やぱり手塚先生は偉かった。 私も声優好きで、声で好きで好きキャラが決まるというぐらいなので、声の変化は非常に辛く、下手にいじくるぐらいならこっちのほうがなんぼいいかと思います。 絵がオリジナルのままなのに声を入れ替えたら、すごい違和感かんじちゃうもんね。 それにこれOVAにしたら、富田耕生と八奈見乗児は一人で何役やらなきゃいけないんだろ? なーに、声がついてなくても、大丈夫だ。森功至も石丸博也も田中亮一も野田圭一も富山敬も神谷明もキートン山田も古谷徹も、俺の絶対声優音感で、余裕で再生可能だぜ。スクリュウクラッシャアパンチ銀河声優伝説万歳! (それにしても、東映アニメは声優さんの選び方が絶妙でしたな。 これ、一つでもずれると非常に気持ち悪いや。 私、森功至がマジンガーZ乗っていたら、背中痒くてたまらないよ。おまいら森功至の声でマジン・ゴーっていうのを想像してみろ。な気持ち悪いだろ?やっぱ森功至は青児さん@ハニーじゃないとな。) 思うんだけどさ、聖闘士星矢 冥王 ハーデス冥界編も、OVAではなくてこのスタイルでよかったんじゃないかい?そうすれば声優で揉めなかっただろうに。私、古谷徹の声で、鋼鉄ジーグ読めるよ。 だってね、多くの人は、オリジナル声優にこだわるのでしょうが、けれど、私思うのですが、いくらオリジナルの声優を使っても、これだけ年月がたっていれば、当時と同じ声は出せないと思うのですよ。悲しいですけど、あれから何年たっているか考えてごらんなさい。荒木伸吾もいったい今いくつになったことやら。もう無理に起用したって、歳月を感じて涙落とすだけだと思いますよ。 さてお話のほうはというと、これは作品世界を超えたクロスオーバー作品なので、はっきりいってごった煮でむっちゃくっちゃです。期待してはいけません。 でもみんな格好いいからこれでいいです。これで許す。なんか文句るか。文句ある奴は、自分で作れってんだ。(兜甲児の口調で) 普通はいくら作者が同じで作監が同じでも、コラボにすると魅力が相殺されてギクシャクするものですが、ダイナミックプロに関しては、なんせ豪ちゃんがああなんで、作品世界を超えて、あっちのキャラがこっちにきたり、こっちのキャラがこっちに来ても、全く違和感がありませんな。みんなよそよそしさがなく、しっくりきていて楽しいこと楽しいこと。だってさハニーと明くんが、一緒に並んでも、全く違和感を感じないんだもん。 それにさ、永井ワールドって、シスター・ジルとマダム・シレーヌが友達といわれても、 デビルマンのアルフォンヌ先生とハニーのアルフォンヌ先生が双子の兄弟といわれても、 ハニーの団兵衛さんとダイザーの団兵衛さんが従兄弟といわれても、如月博士とドクター・ヘルが知り合いと言われても、ああ、そうだろうなぁと、みんな納得いくと思いませんか? 個人的には、 明くんと甲児くんと鉄也と大介さんとリョウとハヤトと、全員で東京の牧村研究所から富士山麓の光子力研究所まで、バイクレースをさせたいですな。 ゴールの光子力研究所の緑が美しい芝生には、各研究所ごとにテントをたてて、応援ってことで。誰が一番になるだろ?やっぱ明くんか?みんなならどの研究所を応援する? 惜しむべきは、甲児くんがダイザー時の甲児くんなので、ノーブルさが欠けることでしょうか。私は荒木絵よりもZ初期の羽根さんのノーブルな育ちの良さそうな甲児くんが好きなので。これだけがちょっと残念。 サブタイトルを見ると、さやかとマリアもでるみたいなので、本編では未消化だった甲児くんをめぐる女の戦いもあるんでしょうかね。本編未消化ネタを消化してくれとまではいいませんが、うまく話のすき間を生める設定を作って、まとめてくれたら万々歳です。 あといつも扱いの悪い鬼っ子鉄也の扱いも気になるな。 そんな楽しい「ダイナミックヒーローズ」ですが、これは、東映アニメを熟知していることが前提なので、知らない人が見ても、全く楽しめない内容になっております。ちょと史知っているぐらいじゃ駄目で、全部見てないとわからないレベルですよ。 おそらく、豪ちゃんの漫画しか知らない世代の人や、アニメを見たことない人が見ても、1光子力もおもしろくないことは確かでしょう。 なので、柳橋が大騒ぎしているかといって、あなたが見ても、わけがわからないだけで、全くおもしろくないことでしょう。 けれど、あなたがもし、ダイナミックプロアニメで育ったなら、きっとこれは、懐かしく楽しいものになることでありましょう。 それでもおもしろくなかったら? いいだよ、私が楽しいんのだから。
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