武ニュースDiary


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目次前の記事新しい日記


2015年07月07日(火) 「GQ台湾」6月号・3●新予告編

また少しずつ。


まず自分が納得しないと

技者として、金城武はまず自分できちんと納得しようとする。
役に説得力が感じられないと彼はやらない。
ピーター・チャン監督は「武侠(捜査官X)」のプロモーションでインタビューを受けたとき、
出演させるのが一番難しい俳優は金城武だと言ったことがある。
いつも脚本を読んではまず断る。
出演をOKした後も、一連の「なぜこの役が必要なのか、
削ってしまったほうがもっと良くなるのではないか」といった考証過程が続く。

「そうなんです、ぼくは監督にずっとこう聞いていたんですよ、
ねえ、監督、どうして僕のこの役がなくちゃいけないんですか? 
削ってしまえば、脚本はもうそれで完全に成立するでしょう、って」
その後、監督と少しずつ話をし、次第に徐百九という役をより理にかなったものにしていった。

撮影に入ってからも、彼はまだ自分がちゃんと演じられていないと感じて、
行き詰まっていた。現場のスタッフの四川訛りを聞くまでは。
「それがどこの訛りかはわからなかったけれど、とてもいい感じだと思ったので、
徐百九に四川訛りを喋らせることにしたんです。監督もいいと思ってくれて」
こうして我々が「武侠」で見た方言丸出しの金城武が生まれたのである。
「現場ではでたらめに喋っていたから、後でアフレコするとき苦労しました。
分かる人は滑稽だと思うでしょうね、でたらめだから」

ぜアクション映画にあまり出ないのか質問したときも、
自分が納得できないとやらないという考え方は同じだった。
「昔はやりましたよ。でも、後になって自分が中途半端な演技だなって感じたんです。
武術を習ったことがあるのとないのとの差は大きい。
本当はアクション映画は好きなんです。
でも、その動きやってみろと言われたら、動けないなと感じる。
観客が気にするかですって? わからないけれど、自分が観客なら気になります」
(続く)



新予告編   17:20

2つ目は澤坤と雅子特集だったので、番外として、
全員が出てくる正式な予告編がYouTubeにアップされました。
これはちょっと期待してしまう仕上がりですね。
字幕が繁体字です。

   

武のいた永遠さんが、綺麗な映像を紹介してくださっています。
全画面で見ると迫力あります。→こちら


   BBS   ネタバレDiary 12:30


2015年07月05日(日) 「GQ台湾」6月号・2●更新

続きです。


「ぼくはどんどん年をとってきてる。白髪も生え始めた。
みんな(マネジャー)は黒く染めなきゃと言うんだけど、いらないって言う。
ぼくも40になったんだから! 
どんなときでもそのときらしい姿でいられることこそ、貴重だと思う」


かっこいいと言われるのは重たすぎる

化より、彼にとってもっときつい話題は、やはり外見にまつわることだ。
17歳でアイドルとしてデビューしてからずっと、世間は彼の外形をもてはやし続けている。
彼は男神の最高位となり、CMのロケ地が旅行のおすすめルートを組み替えさせ、
その名前をとった「金城武の木」なるものまで現れた。
記者会見の席上で、記者が、男神と呼ばれてどう思うかと、はしたなくも質問したときの彼の反応は、
どうしたらよいかわからない様子が今でも一番多い。
一番多い答えは、恥ずかしそうに、言葉少なく
「ありがとうございます、どんでもないです」というものだ。

「見かけは結局両親からもらったものです。子どもの頃はむしろ嫌いだったかもしれません。
今もそうかもしれないけど、理解しようとしています」
自分の外見が受け入れられることも、俳優の仕事が得られるための条件の1つなのだ。
金城武は、我々が思っていた以上に「老い」の到来に期待をかけていた。
「年をとって、その年齢に合う作品でちょうど出合えるかどうかを見る。
その方が自然です」


年の夏、金城武は珍しく自分から公の場に姿を現わした。
事の起こりは、当時ブームになっていた「ALS患者のためのアイスバケツチャレンジ」である。
1日の内に、エバー航空社長の張国煒と五月天(メイデイ)、それに趙少康に指名されたため、
チャレンジの動画を公開して応えたのだった。
動画の中で彼は氷を除湿機の容器に入れ、ふっと息を吐くと、そのまますぐ頭から水を被った。
最初から最後まで一言も発せず、ただ字幕によって
ALS患者への配慮と指名をしないということを伝えただけだった。
この動画はネットとマスメディアを席巻した。

「何人もの方に指名されてしまって。ぼくの顔を立ててくれてありがとうございます」
そのときは、あまりあれこれ考えなかったという。
ALS患者支援の活動は関心を呼ぶのに成功したが、
まだ注目されていない弱者の団体や機関はまだたくさんある。
「世間に名前を知られた人間として、自分にできることはできるだけやります。
でも、あれはやり方のルールとして決まりすぎていて、
あんなにかっちり決めてしまうべきではないと思います」
「なぜ除湿機の水を使ったかって? 水を無駄遣いしたくなかったからですよ」
(続く)


21:45 更新

「演技については何もわからない」

ビューしてから今日まで、金城武は適応するということに、
他の人間より多くの時間を費やしてきた。
台湾と日本の混血という背景は、彼を子どもの頃から両方の文化の違いに直面させてきたし、
身分と国籍のアイデンティティの問題は、彼が「太平輪」で演じた、
日本と台湾の狭間で立場に困惑する軍医、厳澤坤と少し似たところがある。

「子どものときから両方の友達がいました。
学校の友達は日本人が多く、家の近くの遊び仲間は台湾の子で、付き合い方も違っていた。
今は、それは困ったことではないんだと感じるようになりました。
別の言葉があるということは別の文化があるということで、
別の価値観、観点があるのと同じだからです」

々な役を演じてきたが、観客は彼のことを「恋する惑星」の警官223はもちろん、
「心動(君のいた永遠)」のラム・ホークワン、
あるいは「赤壁(レッドクリフ)」の諸葛亮に当たり前のように投影して見てしまう。
金城武は、どの役が本当の自分に一番近いかなど考えたことがない。
「ただ、この役をどうちゃんと演じるかだけを考えて、
映画ができてから、観客はどう思ったか、どんなふうに評価されたか知ることになります」

「オタク度」が超高い彼は、ネットでの評判を見ているのだろうかと気になった。
「読むことはやっぱりありますよ。でも目に入れば見るというので、
わざわざ知ろうとするわけではないです。
もし評判が悪ければ、『ああ、人の好みは違うんだな』と思います」
振り返って、もう1度やり直したらもっとよくなるなと思う役はありますか?

「どの役も、もう1度やれば、絶対良くなりますよ。
でも、映画は大体そういうことはないでしょう?
もっと良くならなくても、少なくとも違うふうにはできます」


けもわからずデビューし、アイドルになり、CDを出し、演技をした。
ウォン・カーウァイ監督の「恋する惑星」に出演して初めて、
金城武は悟るところがあり、映画が好きになった。
当時「東邪西毒(楽園の瑕)」に行き詰まって中断中だったウォン・カーウァイが,
余技のように手がけた「恋する惑星」が、金城武に、
映画へと通じる新しい視野を開いて見せることになったとは。

「あのころは1日に1枚、紙をくれるだけで、何を演じるかも知らない。
ほろ酔いのカメラマンに向かって、みんな何をしたらいいかわからないんですよ。
今日の撮影が終わると、次の日また1枚紙をくれる。
そして、昨日撮ったのは良くないから、もう1度やるって言うんです。
でもみんな監督のことは信頼していました。
ああいう雰囲気と創作のやり方はとても面白かったです」

インタビューではいつも、演技の勉強をしたことがないから、演技はだめだと言ってますね。
「演技については、何もわかっていません。
もしかしたら、みんな、ぼくの見かけがまあまあだと思ってチャンスをくれるから、
出られているだけなのかも」
だが、ウォン・カーウァイはあなたの気持ちに火をつけました。
「あのとき、映画ってなんて面白いんだろうと初めて思ったんです。
こんなふうに撮ってもいいんだって。実際本当に面白いです。
それは『俳優ってこんなに面白いものだったのか』ということで、
『スターってこんなに面白いものだったのか』ではないんです」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 14:00


2015年07月04日(土) 「GQ台湾」6月号・1●更新

これも少しずつ。


金城武
スターであることには慣れません


城武の表紙を撮影できると聞いたとき、
編集部内部にさえ、ざわざわと興奮した空気が立ち込めた。
「太平輪」第一部は2014年末に大々的に公開されたが、
それは金城武のその前の映画「武侠(捜査官X)」からもう4年も後のことだ。
2009年より前、彼は年に少なくとも1本というリズムを保っていたが、
2009年の「赤壁(レッドクリフ)」以降は、2年置いてやっと「武侠」に出演、
その後は3年の空きがあってようやく「太平輪」だ。

その間は、彼の「世界が速くなるにつれ、心は遅くなる」と「I See You」のCMが
世の中を覆い尽くすように強力に放映されるのを見られただけだった。
だからこんなに長いこと人々の視線の中に存在しなかった者に対し、
登場してほしいと期待するのをみなとっくにやめ、
公の場への露出はサプライズプレゼントと思っている。
彼の神秘さと、それが引き起こす好奇心は、ずっと正比例してきた。
このような存在は、芸能界・映画界どこでもまれな生き物といっていい。
すべてが明るみにさらされるネット時代にあっては、なおのこと極めて得難いものだ。

「金城武」の3文字は伝説を思わせる。
彼が控えめになればなるほど、マスコミと人々は彼を愛する。
「GQ」は今回、彼とは東京で会った。
彼について、我々はいつだって好奇心でいっぱいだが、それを満足させられるだろうか?
金城武は我々よりずっと、この鬼ごっこ遊びに通じているのである。

取材中、彼は時にまじめに、時に重々しく、時に悪ふざけをしてその場を笑いに包んだ。
コントロールの芸術は、この42歳の青年の掌中にあることが、
時と共にどんどんはっきりしていったのだった。
(続く)


20:45 更新


紙撮影の場所は東京近郊の小さな衛星都市、福生市である。
出発前、グーグル・マップで場所を探し、距離を試算すると、
都心から3回電車を乗り換えて、およそ1時間で着く。
東京の人間でも、日本で3番目に小さいこの市のことを
聞いたことがない人が大部分なほどだ。

朝早く起き、電車を乗り継いで、撮影の場所まで少し歩く。
ハワイ風の昔のアメリカ式住宅だ。
前に1台のオレンジ色の古ぼけたビートルが停まっていた。
車の屋根に取り付けられたサーフキャリアは既に錆びていたが、
車庫にはまだサーフボードまであった。
家の中に入ると、歳月の跡がいっぱいの古い木の床がぎいぎいと鳴る。
室内の古い家具と食品雑貨を見ると、まるで映画で見た
50〜60年代のアメリカ中西部の田舎の村にいるようで、
ともすると、日本にいることを本当に忘れてしまう。

ての準備が整ったとき、外がちょっとざわざわして、金城武が数人に囲まれ入ってきた。
撮影当時はまだ冬のさなかの2月の東京である。
彼は簡単なダウンコートにチェックのシャツ、作業ズボンにスニーカーを履き、
小さなリュックを背負っていた。日本の路上でよく見かける若い男の子の格好だ。
どこから音がするのかというかのように彼は振り返り、さっとあたりを一瞥した。
目はきらきら光り、表情には今起きたばかりのようなものうさと
ハッとしたような感じがあった。
ヒゲはまだきれいに剃っていない。
我々が声をかけて挨拶するチャンスがないうちに、彼はメイクルームへと
連れられて入ってしまった。ここまで10秒もなかった。

アイドルスターが40歳を過ぎたある日

城武が人に与える印象は、野うさぎに似ている。
目がきらきらと、性質は静かで温和、だが警戒心が強い。
周知のことだが、彼は仕事をしていないときは、透明人間と同じだ。
あらゆる手を尽くしてひっそりと控えめにしているが、
職業と身分は彼が平凡でいることを許さない。
だから限られた環境の中で透明人間になるしかないのである。

目の前の金城武は居間のソファに腰掛け、どうぞお座りくださいと言う。
あるいは深々とソファーに沈み込むという方が適切だろう。
左手にタバコを持ち、我々に吸っていても構いませんかと聞いてから、
我々の椅子を近くに寄せさせ、煙がこちらに来ないようにした。

はいつだって侃々諤々やりたがる――金城武がまた老けた、
金城武のしわ、増えてない?
顔が崩れてない? 髪がまた少なくなったんでは?

このとき、我々の目の前の金城武はずっとタバコを吸っていた。
指の間でジリジリ燃えるにまかせ、たまに一口吸い込む。
ものは食べず、ブラックコーヒーを飲むだけだ。
彼のアシスタントがコーヒーを淹れる道具一式をいれたリュックをしょってきていた。
中には手挽きミル、ポット、ドリッパーなどが入っており、
今日の仕事の間中いつも新鮮なコーヒーが補給された。

老いということについて、金城武はホッと一息ついた。
あたかも長いあいだ待ち続けた出来事が起きたかのようだった。
「この『太平輪』には大学生を演じるシーンがあるんです。制服を着てね。
ぼくはそれで思ってました、どうやったらいいだろう? 
それらしく見えるだろうか? とても緊張しました」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 13:45


2015年07月03日(金) 「智族GQ」6月号・4●「GQ台湾」サイトにアップ

これでおしまい。




撮影中、金城武は撮った写真を全然見ようとしない人だった。気にしないのだ。
年齢に対しては泰然としており、
普段の暮らしでは自分の見かけにあまり時間を使いたがらない。

それでも、演じる役どう見えるかにはよく不安を感じることがある。
まもなく公開される「太平輪・下」で演じた厳澤坤がそうだった
――大学生として写らなければならないときには、
その見た目のイメージが彼の不安の材料になった。

この物語で彼が一番心を打たれたのは、映画が語る歴史の過程が
彼自身の成長とぴったり符合したことである。
「ぼくも台湾で育って、お母さんには台湾人の友人がたくさんいます。
この地方の文化とその歴史はぼくがよく知っていることです。
あの時代背景の下で故なくばらばらに引き離されるとき、
大勢の人が即座の選択を迫られました。そういう話はよく聞きました。
脚本を読んだとき、ああって思ったんですよ」

映画では、医学生の厳澤坤は軍医として戦場に行く。
それは運命に押されてのことで、軍人になりたいと思ったわけではない。
この時代の戦争で、双方の文化背景を持ち、戦うためではなく人を救いに行きたいと思う。
これらの要素全てがこの人物に多くの矛盾をもたらす。
そしてかつて複雑な文化的背景の中で成長した経歴が、
金城武にその時代の人間の性格の中にあるプレッシャーを理解させるのだ。

まさにそれゆえ、今回、彼はあまりいろいろと勉強する必要がなかった。

デビューから今まで、金城武は人生の半分以上の時間、この仕事をしてきたことになる。
「いわゆる映画スターは、面白がりながら作品を作りたいと本当に思っています。
それが一番大事なんです。その他のことは時間が証明してくれる。
精一杯やれば、時間がその人の能力を証明するんです」

この言葉から透けて見えるのは、
彼が、自分のことをまだ証明されていないと感じているということだ。
「では、あなたはいつになったら、自分のこのような身分に
少しでも落ちきを感じられるんでしょう?」私たちは聞いた。
このとき、彼の答えが初めて変化が表れた。
「ぼくのことをよくわかっていますね、まだです」
「本当はあなたはずっとスターであることに慣れないままなんですね?」
私たちはまた尋ねた。
「はい。慣れません。と同時に感謝もしています。どうしたらいいのかわからないんです」
(完)



「GQ台湾」サイトにアップ 23:15

台湾版は写真は全く同じですが、筆者が違っています。
含まれている内容は大陸版と共通しているので、
おそらく、合同取材をして、それぞれ記事を書いたのでは?

太っ腹にもオフィシャルサイトで文章を(多分)全部アップしてくれています。

   
Click!

字面を眺めた感じでは、大陸版より生き生きして面白そうな気がします。
こちらも少しずつ訳してみようかと思います。


   BBS   ネタバレDiary 0:40


2015年07月02日(木) 「太平輪・下」予告編・思念の愛●台湾版予告編アップ

「太平輪・彼岸」のオフィシャル微博が、宣伝が下手くそで遅く、
新浪に情報を追い越されているとファンが不満たらたら。
そこで、昨日、「では明日、重量級の情報をお届けしよう」と予告したものの、
また新浪に先を越されております……。

 新浪娯楽の記事と予告編動画、そして新しいスチールは、
こちら

「澤坤・雅子編」とでも言うべきものです。
ということは、他の2組版も作られるのでしょうか。

記事は読んでみて、後ほど。


11:00
記事ですが、前の新ポスターの記事と同様、動画の内容を説明し、
言葉を加えているだけなので、訳すまでもなさそうです。
最後の方に、


日発表された予告編「思念の愛」は、大勢の金城武と長澤まさみのファンを満足させ、
「上」での「2人の出番が少ない」という無念はこの「下」でやっと解消できるでしょう。

とありました。(^^)


台湾版予告編アップ 23:15

「思念の愛」、台湾版でも出ました。

  


   BBS   ネタバレDiary  8:15


2015年07月01日(水) 「智族GQ」6月号・3

続き。




2014年夏、ある非常に珍しいことが起きた
――彼が仕事以外で自分から人々の前に現われたのである。
そのころ、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者を支援するために
”アイスバケツチャレンジ”が始められ大勢の人が参加していたが、
金城武もその1人となったのだ。
2014年8月20日、彼はメイデイ(五月天)のベーシスト、マサの指名を受けて実行した後、
その動画を公開した。
動画の中で彼は一言もしゃべらず、除湿器の氷水を被った。
彼がこの活動に加わったことはほとんどの人にとって予想外だった
――その孤独で人と隔たった一般的なイメージと明らかに合っていなかったからだ。

あのときなぜ指名に応えチャレンジしようと思ったのかと聞かれ、彼は、
「何人もの人が僕の顔を立てて指名してくれたのは、実際やはりうれしいことですよね」
が、心配もあった。「あのゲームのルールは、いかにもゲームのルール過ぎた」

彼は後になってALS協会が謝辞を述べているニュースを見た。
「このゲームが終わった後、関心が低くならないといいですね。
みんな、覚えていてほしい。
この世には助けが必要な人がたくさんいるのだから」と彼は言う。

「手助けをするのは大事なことですよ、なぜぼくがしたかって?
指名されたからした。よくわからない、あまり考えていません。
時間を浪費したりしないで、みんながやれることを、なぜあなたはしないの、と言いたいですね」

中学高校時代の友人が持つ金城武の印象もまた、はにかみやで、1人でいるのを好み、
友達と一緒のときはよく酒を飲み、知らない人とはほとんど話さないというものだ。

アメリカンスクールに通っていたときの彼は、むしろ「不夜城」で演じた、
台湾と日本の混血で、「半々」と呼ばれていたチンピラの劉健一に
イメージが似ていると言う者もいる。

金城武と長髪の劉健一は、人を引き付ける気質が似ている。
役の人物は映画俳優のような整った顔であるほか、冷たく周到で、
時折、この種の人間にのみある崩れた魅力を人に嗅ぎ付けられる。

スクリーンの中の劉健一は日本人にも台湾社会にも受け入れられない。
それは確かに金城と極めてよく似たところだ。
彼もまた台湾と日本の混血で、同じく文化環境の中で複雑な立場にあった。
「今はそのことに困惑は感じません、子どものときはそうでしたけど」
(続く)


   BBS   ネタバレDiary 13:30


2015年06月30日(火) 「智族GQ」6月号・2●新作情報あれこれ

昨日の続きです。後、多分2回です。




ついに金城武が、この家の人間のように裸足でソファに腰を下ろした。

沈黙して久しい古いテレビに彼が向かうと、パイナップルの缶詰を開ける瞬間の
「パシ」というあの音が空気中に響くかと思われた。
この、彼とセットがある部屋に身を置くと、文芸映画の1シーンに入り込んだかのような、
愁いに満ちた感覚とわくわくした気持ちとが感じられる。

事実は、先ほど言ったあの困惑が、彼を混乱させ恐れさせることは決してないようだ。
彼はその話を、ただ事実を述べるように語るが、映画俳優としての生涯に影響は受けない。

金城武は演技を勉強したことはない。
1994年、フーロンと契約して4年目に映画界に足を踏み入れたのである。
そのときは本業のCDを出すのに忙しかった。
たまたまウォン・カーウァイの映画「恋する惑星」に出演して、映画の面白さを知ったのだった。

その撮影中、彼と撮影チームは毎日1枚の紙に書かれた台本を眺め、
いつもほろ酔いのカメラマンに撮影され、彼の言葉を借りると、「とても面白かった」。
かっちり決まっていない不確定性の中で映画を仕上げることは、
「ぼくはそういうやり方で始めたというだけのこと」だ。

それ以後、彼は良い映画を作るため、多くの努力を重ねてきた。
自分が外見のおかげでこの世界に入れたことに心安らかだったことは、いまだかつてない。
「太平輪」の前、最後に映画に出て人々の前に姿を見せたのは、
4年前の「武侠(捜査官X)」である。
ピーター・チャンとの3度目の仕事だった。
撮影が始まる前、彼が脚本を読んでピーター・チャンに言った。
「徐百九を削れば脚本は言うことなしですよ」。
徐百九こそ、彼が演じるはずの役だった。

その後、2人は話し続け、脚本を改め、人物により豊かな内面を付け加えて
ようやく撮影に入った。
演技しながら、役柄のぴったり来ない感じは依然として拭い去れず、それが彼を苦しめた。
彼はこう回想している。
「毎日現場に行って、セリフをしゃべっているだけのようでした。
ぼくはこの人物の特徴を掴むことができず、
生き生きとした人間として演じられていないと感じていました」

結局、彼を触発したのは言葉だった。
撮影チームにはいつも様々な省出身のスタッフがいて、
彼らが話す各地のなまりは、金城武にとって新鮮な経験だった。
後に、人々はスクリーン上に四川方言を操る徐百九を目にすることになる。

だが、どのように努力しようと、金城武にはいつも、
自分が「中途参入」した者であるという認識がある。
アクション映画は好きだが、めったに出ていない。
その理由について、彼は「後になって、自分が中途半端だなあと感じたんです。
できないのではないけれど、あるシステムに外から飛び込んでやっているという感じは
いつまでも抜けないと思います。ほんとにできる人とはやはり違うんです」。

「観客が気にするかですって? わからないけれど、自分が観客なら気になると思う」と彼は言う。

こうした冷静な自己認識が、常に自分自身を別の目で観察させるのだ。
1991年に出演した初めての連続テレビドラマ「草地状元」から、
まもなく公開される「太平輪」まで、彼はブラウン管で、あるいはスクリーンで、
既に様々な人生を演じてきた。
しかし、次にやってみたい役の話になると、やはり、
「自分ができると思えるもの」を選ぶと言うのである。
彼は、ただ頑張ればいい、とは思わない。
例えば、過去に出演した映画をもしもう1度演じることができれば、
きっともっと良い演技ができると確信しているが、
「でも、そういうチャンスはめったにありませんから」。

映画という仕事への熱い愛を語ると思えば、この仕事へのある距離感をも漂わせる。
例えば、自分がある役を演ずるのにどういう努力をしたかを語った後、またこう言う。
「俳優は今のぼくの仕事です。どんな意義があるかなんて考えたことはありません。
生きていくための1つの手段ですから」
俳優であることは、確かに彼がやりたいことであり、楽しくやれることを望んでいる。
しかし同時に、ちょっと自分が浮いた感覚もあると話す。
「いつもそうだというわけではないんですよ。映画は1人で作るものじゃありませんからね。
ぼくにできるのはその空間に入つことだけで、やるときにはしっかりやります」
(続く)



新作情報あれこれ

昨日も書いた「擺渡人」について、中国日報が、トニー・レオン、金城武、アンジェラベイビーで
7月クランクインと決定した、と記事を上げています。→ ここ
しかし、オフィシャルな情報はまだどこにも見えません。
この記事ではトニー・レオンが「馬力」役(ばりきではない)と書いていますが、
微博では金城武が「馬力」との説が有力です。

とにかく、もう7月ですし、正式発表を待つしかありませんね。

これ以外に、今流れている噂を挙げてみると、

◎ジョン・ウーの「追補」の主役。
共演はルイス・クー。これが10月撮影開始(韓国の疫病騒ぎでロケ地が変更になれば遅れるかも)。
◎ジョン・ウーは「追補」が終わると、引き続いて鈴木清順の
野獣の青春」のリメイクにとりかかると言われており、
これにも金城武を起用するという話もあります。共演はルイス・クー、ダニエル・ウー。
◎以前から姜文がオファーしたとされている「侠隠」。
このところ、違う主演者の名前が流れてきたりして、ファンは気を揉んでいますが、
個人的には実現してほしい企画です。

以上がかなり強力に流れている噂で、中国の金城ファンは騒然。
彼らのおしゃべりと情報交換に目を通すだけでくたくたですが、
それぞれ直接業界人と連絡をとって、差支えない範囲での情報をもらったりと、
非常に積極的に行動しており、おかげでいろいろなことを教えてもらっています。

「太平輪」の次の作品がとりあえず1作だけでもあれば、本当にうれしいので、
上の中のどれが本当なのか、楽しみに見ていきたいと思います。


なお、「GQ]は大陸版に続き、タイ版、台湾版も7月号で金城武表紙です。
写真は大陸版とそっくり同じのようです。


   BBS   ネタバレDiary  22:30


2015年06月29日(月) 「智族GQ」6月号・1(更新)●「擺渡人」情報

「太平輪・下」の本格的宣伝が始まる前に(始動が遅いですね)
今頃ですが、中国版「GQ」の訳をやっておきます。
今回も東京での撮影とインタビューです。






金城武:どうすべきなのかわからない

本誌3回目の金城武表紙登場である。
42歳の金城武が、仕事以外で人々の前に自身をさらしたのは既に昨年の夏のことだ。
取材を受けるとき、彼が一番多く口にする言葉は「わかりません」である。
この答えは時に責任逃れのように響くこともあるが、
たいていは本当に困ってしまっているように見受けられる。
この、人を迷わすスターの偽りのない切羽詰った心の内なのである。



東京駅から福生市までは車で1時間かかる。
日本で3番目に小さい市であり、知っている人は決して多くない。
我々はこの町を約束の人に会うため走っていた。

2015年2月4日、我々は福生市で金城武を待った。

スタジオは、アメリカ軍人の住居を改造したものだった。
冬の淡い青空が道路沿いの旧家の屋根の上に広がっている。
部屋のここかしこには数十年前の古い道具が詰め込まれていた。
書棚の古雑誌、食器棚には賞味期限がずっと前に切れた菓子、
それにブーンと唸る旧式の冷蔵庫。

外の淡い日光とこの昔の民家の雰囲気に合わせるかのように、
主役の登場もまた泰然自若としたものだった。
金城武はリラックスしていた。
このネット上で今も繰り返し名前の出るアイドルスターは、
実際には椅子に掛かったスポーツシャツをさっと引っかけて、朝刊を取りに降りてきた家の主人のようだ。
人を少しも緊張させないほど、自然だった。

2度目に化粧室から出てきたとき、金城武は部屋に入ると靴を脱ぎ、
我々という初対面の者たちと役柄や映画、そして自分の最近の生活について語り始めた。

映画と、時たまある公開の場面への登場以外、彼はここ数年ずっと引っ込んで表に出ず、
自分の生活を送っている。
取材を受けて残すのはわずかな言葉ばかりで、それが何度も転載され、
人はそこからその生活のいくばくかを知る。
私たち業界の人間も含め、ほとんどの者は映画の役柄のみを通して
彼の内面の世界を揣摩臆測するのである。

しかし、おわかりだろうが、役を通じて俳優を観察するのは正確さに欠けるやり方だ。
だが、役の人物でないときの金城武とは一体誰なのだ?
いつも引きこもっている男性に対して、この疑問は炎の向こう側にある秘密と同様、
解答を得るのは難しい――長年その魅力でファンに追い回され続けてきた金城武だが、
いつも耐え難い沈黙で彼らの追撃に応えるのである。

人々の目の前に現れ始めた最初から、彼はもうアイドルスターとみなされてきた。
多くの女性が思う一番かっこいい男性であり、
今なお、アジアの男の容貌について何か書かれるときは決まって例に挙げられる。
金城武が好きだという話になると、みな濃密なホルモンを発散するのである。

であるから、我々はもちろん、
「美貌であることは困惑の種になるか」という疑問をぶつけたのである。(続く)



もういい加減、顔のことなんか聞かなくていいと思うんですけどね。
ここから始まるから、話がいつも深いところまで進まない。
長いので少しずつ。


20:30更新

「追捕」とか、ウォン・カーウァイ製作の「擺渡人」とか、さらに他の作品とか、
出演作が目白押しか! という情報が飛び交っています。
そのうち1つぐらいは実現するかもしれません。
いずれも撮影開始はこの夏秋なので、真相はまもなくわかるでしょう。
さて、続きを少しでも。


(続き)


外見によって最初の成功を収めることができた、
人を引き付ける容貌の俳優の多くは、こう気になり始める。
「この映画には、ひょっとして見かけの良い登場人物が1人必要だっただけなんじゃないか?」
金城武は、「若いとき」はそういうことが嫌だった、
でも今の自分は理解できるようになったし、受け入れられるようになった、と言う。
「それが自分がチャンスをもらえる理由」だからだ。

彼ももう42歳、心の面でも様々な経験をしてきた。
この年齢の男性に備わっているべき現実への順応が言葉にも表れる。
「今は、やはりどこかは嫌ですが、理解しようとしています」
「力を尽くし、人がいいなと思えるものを作り出さないと」

しかし、あの、彼を有名にした若い日の美貌については
惜しんで大事にするようなことは決して言わない。
最近、彼にも少しずつ白髪が出始めてきた。
周りから黒く染めるよう勧められたこともあるが、彼は、いや、これは事実だから、と言うのだ。

「申し訳ないけど、これからぼくも少しずつ、どんどん年を取っていくんですよ」と彼は言った。

容貌に関しては、「その年齢ごとにふさわしい風貌でいられることこそ貴重だ」
という人生観の持ち主である。
自然な状態でその時期にふさわしい作品に出合えるかどうかが、
彼にとってはもっと関心のあることなのだ。

彼がそのキャリアの中で最も困惑を覚えるのは、その容貌が解決できないこと、例えば演技である。
こんなに長年俳優をしてきても、彼はまだ、
「自分がいい俳優かどうかわかりません、ただチャンスがあっただけなんです」
と言うのだ。
ずっと心にあるこの不安感の故かどうかはわからないが、
彼は自身がこの仕事で得た成果に対しては感謝の念でいっぱいである。
「今日誰かが自分にオファーをくれて、それに興味を感じたら、
ぼくを起用したことを後悔しないだけの演技をしたい。
少なくとも監督が喜んでく入れたら、それで満足です」
――いつもそう考えていると彼は言い切る。

「ならば、いつから、自分のことを本当の俳優だと感じるようになったんですか?」

2015年、冬から春への変わり目の今、我々の問いかけに対する彼の答えは、依然として、
「自分が本当の俳優かどうかわからないんです」だった。
彼は、人が彼のことをアイドルと呼ぶのは「皆さんがくれる愛なんです」と言った。
(続く)


「擺渡人」情報 22:30

「青春影視偶像」の微博で次の書き込みが。→ ここ
ここなら確かな情報かも。


[映画テレビの動向]
阿里影業、初の映画で、張嘉佳のベストセラー小説「従你的全世界路過」原作、
ウォン・カーウァイプロデュース、張嘉佳自身が監督の、
温かな恋愛大作「擺渡人」は、7月正式に撮影を開始する。
主演はトニー・レオン、金城武、アンジェラベイビー。
独立心のあるきっぷの良い都会の娘、小玉が、
画家の馬力に片思いする感動的なストーリーである。
撮影は上海と南京で行われる。


   BBS   ネタバレDiary  1:00


2015年06月25日(木) 後編の推しは「金城武」(太平輪@台湾)

前編(上)が何しろ期待外れの成績だったので、後編でどのくらい巻き返せるかが注目の的になります。

そのあたりの関連で台湾の記事を2つピックアップ。
初めは中国時報。



金城武は綺麗な顔を氷水に浸し、ツイ・ハークは編集をやり直す

城武、ホアン・シャオミン主演の「太平輪・驚濤摯愛」のポスターと予告編が23日、公開された。
「上」が興行成績、評判共に失敗したジョン・ウー監督は、
なんらかの理由で一時「下」のポストプロダクションから外れ、
親友のツイ・ハークが編集をやり直し、物語の構成や画面表現を整理した。
「いいところは”下“にある」と考えている観客なら、映画のこの後の展開に期待できるかもしれない。

「上」では、キーとなる人物が誰も船に乗っておらず、
「下」でようやく映画「太平輪」全体を通じての大がかりな場面が登場する。
ストーリーは「上」を受けて、人々が乗船してからの生別死別を語る。
このとき、ジョン・ウーが得意とする感情描写と、人々の永の別れが人々の心を打つはずだ。

予告編では初めて手に汗握るカタストロフの情景を公開した。
ポスターは「半分の絶望、半分の希望」の状況を語っている。
金城武が演じる軍医はスチール写真では全身が水中にあり、女児をしっかりと抱いている。
あたかもその命を守っているようであり、固く閉じられた目は、
まもなく訪れる運命を静かに待っているかのようだ。

「上」である「太平輪・乱世浮生」は2014年12月に公開、
ナポレオンのワーテルローの敗戦のように興行成績も口コミもふるわなかった。
この中国版「タイタニック」と言われる歴史物語は、興行成績が映画のストーリーと同じく「沈没」、
16億台湾元の製作費に対し、わずか10億元しか稼げず、
「タイムマシンを乗り間違えた大作」とからかわれ、
ネットでは「歴史パニック大作映画を見るつもりで行ったら、なんと恋愛映画だった」とも突っ込まれた。
監督自身も「赤壁(レッドクリフ)」や「ウィンドトーカーズ」などの
スケールの大きな映画のときは、明らかに画面のコントロールがぼろぼろだと批判されている。

ジョ・ウーは男同士の厚い友情を描くことにたけているが、
今回はその暴力美学がはっきりと弱められ、あちこちで平和主義が顔を出し、
ロマンがありとあらゆる手を尽くし大げさに表現されている。
ストーリーは説明が冗長で、構成が緩く、意余って力足らず、見る者の心にまっすぐ届かない。
壮大な構成もどっちつかずで、浅く凡庸だ。
金城武、ホアン・シャオミン、チャン・ツーイー、ソン・ヘギョ、
長澤まさみといった大スターの助力があっても、観客には認められなかった。

ジョン・ウーは興行成績の失敗を認め、「世の中が変わった」からとしている。
ウーはかつてこう語っている。
「今の映画はテンポの速さを要求される。
だが私には、3分で描く内容を3秒ですませる映画は今後とも決して作れない」

ジョン・ウーとツイ・ハークは「男たちの挽歌」以来、数十年にわたる親友で、
ツイ・ハークは今回ジョン・ウーの苦心の大作のために特別に編集のやり直しを行なったが、
これは完全にボランティアの気持ちからである。
(中国時報 2015.6.23)


中国時報はちょっと意地悪い感じもするんですけどね。
2部作で船の難破シーンが見せ場になるなら、前半にはないのは当たり前だし。
1部でできなかったか、ということはあるでしょうが。
「レッドクリフ」のように第1部だけでもまとまりがあって、見せ場があればいいのかもしれません。
「太平輪・上」にもないわけじゃないんだけど、主人公たちが出そろって状況説明も済んだ「レッドクリフ」に比べ、
こちらは、シャオミン&ヘギョ以外は、伏線のままで物足りないんでしょう。
描き方が古臭い、という人の声も聞きました。

次はTVBS。テレビニュースを文字で書き起こしたものだと思いますので、
最後の「民衆」の言葉としてあるのは、記者との一問一答に変えてみました。



金城武と難破シーンを目玉に
「太平輪・下」夏休みシーズンを攻める


20億台湾元の製作費をかけ、大勢のアジアの大スターを集めた映画「太平輪」の前編は、
昨年12月、台湾で公開された。
第1週は全土で2380万台湾元の興行収入を記録、トップの成績を収めたものの、
金城武の出番が少なく、最終的興行成績は良くなかった。

夏休みシーズンに登場する後編は、先日ポスターが公開され、
スチールには金城武と女児が船の沈没で全身を水に沈めているが、
男神の魅力は依然そのままだ。
配給会社も、後編では金城武の出番が多く、難破シーンもあり、
監督ジョン・ウーが得意とする感情描写と人々の別れの情景が見られると予告している。
前作から半年、ジョン・ウー監督の「太平輪」後編は夏休みシーズンに照準を合わせ、
ティーザー予告編で難破のシーンを多く見せている。

「太平輪・驚濤摯愛」 「私たちはもう離れない、絶対諦めない」

真に迫る難破の場面――1949年の太平輪沈没を再現したこの場面は、
レオナルド・ディカプリオ主演の「タイタニック」を想起させる。

「タイタニック」 「救出の船がもうすぐ来る、諦めないで!」

沈没シーンだけでなく、「太平輪」後編がリリースした最新スチール――
アジアの男神金城武が小さな女の子を抱えて水中にいる様子もまた、
「タイタニック」のポスターと雰囲気が似ている。

「太平輪:驚濤摯愛」 「ぼくは弟の代わりに戦争に行かなくちゃいけない。もう決まったんだ」

一般の人へのインタビュー:
金城武の出番が多いなら後編を見に行きますか?
「多分ね」
なぜ?
「彼は本当にかっこいいからね」
金城武を見るために行く?
「多分」
前編を見ていなくても?
「そうだね」

たとえ前編を見ていなくても、映画ファンは金城武を見るためには映画館に行くのである。
配給会社も金城武がを宣伝のメインに据え、出番が今回は多いことを強調している。
この製作費20億台湾元、アジアから大勢のスターを結集した、東方のタイタニックが、
大作が集中する夏休みシーズンの市場で新しい風を吹かせられるか、今後の結果が待たれる。
(TVBS 2015.6.24)


   BBS   ネタバレDiary 22:00


2015年06月24日(水) 8月14日台湾(太平輪・下)

台湾版の予告がアップされました。
大陸版と同じですが、言葉が違います。
そして、やはり8月14日公開と。

  

各紙記事が出ています。台湾なので、金城武フィーチャーです。
まだまだ内容的には大したことありませんが、後ほど。


   BBS   ネタバレDiary  7:30


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