武ニュースDiary

* このサイトはリンクフリーです。ご連絡はいりません。(下さっても結構です。^_^)
* 引用は、引用であるとわかる書き方なら、必ずしも引用元(ココ)を表示しなくても構いません。
* 携帯からのアドレスは、http://www.enpitu.ne.jp/m/v?id=23473 です。
* 下の検索窓(目次ページにもあり)からキーワードでDiaryの全記事が検索できます。
* バナーは世己さんから頂きました。
* Se inter ni estus samideanoj, kontaktu al mi. Mi elkore atendas vin, antauxdankon!
目次|前の記事|新しい日記
| 2009年12月20日(日) |
智族GQ12月号�� |
続きです。
独居者
2007年、北京・門頭溝での「投名状」の撮影は、ちょうど極寒の冬にぶつかった。 彼が現場に着くと、スタッフたちが寒風の中でがたがた震えながら、笑って言った。 「地獄へようこそ。Welcome to hell」 最初は中国語で、2度目は英語で。 一日の撮影が終わるたび、特殊メイク師の劉吉は最新の注意を払って、 この「ひげだらけの賊」から、ひげを1つ1つ外していくのだが、 金城武はあまりに時間がかかるのが辛くて、 テープをつかむと、えいっと一度に取ってしまった。
一度に数千人が登場するあるシーンで、副監督は軍隊をまるごと動員し、 近景で撮る殺戮シーンを指揮した。 金城武は短刀で将軍を倒し、その首(作り物の)を手で掲げる。 血が一滴一滴と首からしたたる。 彼は高みへ駆け昇り、「ウォーー」と叫ぶのである。 首が体から切り離されたばかりらしく見せるため、劉吉は斜面に身をひそめ、 カットがかかるたびに急いで駆け上がって、その頭の中に「血」を注ぎ込んだ。 金城武はその首の持ち主の将軍役の俳優が自分の隣に立っているのを見て、 怖じ気づきながらも面白がって興奮している。 まるで大きな子どものようだった。
化粧室では、水の入った紙コップが灰皿代わりになっていた。 彼はポケットから小さい携帯用の金属の灰皿を出すと、苦労して蓋を開け、 吸殻を突っ込んだ。 俳優・金城武は、昔のことはあまり覚えていないが、 初めて出たドラマのことはいつまでも記憶に新しい。 「草地状元」というタイトルで、撮影は台湾南部の田舎で行なわれた。 四、五十人乗りの大型バスに乗って3時間半、その間はずっと寝ていた。 真夜中に現場に着くと、監督が言った。「なぜ来たんだ、出番はないよ」 出番がない? しかしもう帰るバスがない。 二、三十元払って軽食を食べ、夕飯とし、夜は一人っきりで恐れおののきながら、 四方が全面、鏡のホテルの部屋で眠りについた。
その後も何度も行っては何度も戻った。 やっときた出番は1カット、台詞は「そんなことない」。 30数回繰り返し、監督は何度も台本を投げ捨てた。「まじめにやれ」 金城武は言った。 「そんなことありません」「そんなことないです、すごくまじめにやっています」 「ぼくの台詞も『そんなことない』だったので、 そのときのことはすごく心に残っているんですよ」 彼は情景描写が上手で、手足の動作まで加えて、一生懸命きちんと説明しようとするが、 それはまた、ただ独り言を言っているだけのようでもある。
チャン・イーモウ、チェン・カイコーと一緒に78年、電影学院を卒業した録音技師の陶経は、 金城武の、数少ない大陸映画界の親友だ。 金城武は「LOVERS」のスタッフたちと同様に、彼を陶爺(じい)と呼び、 陶経は金城武を小金(シャオジン)先生と呼ぶ。 この映画の撮影から1、2年は、金城武は北京に行くことがあると、 必ず陶爺に連絡を取り、一緒に食事をした。 ただ1つの彼の頼みは、「今日はちゃんとした格好をしていないから、 来る人たちに写真を撮らないように言ってくれますか」ということだった。 互いによく知り合った後は、食卓で話題を提供し、みんなを楽しませようとした。
「彼は本当に子どもっぽくて、ずっとはにかみ屋だし、うまく世渡りすることが苦手なんです。 それに受け身なんです。撮影の後、みんなで食事をするたびに、やってきても、 どの席に座ったらいいのかいつまでもわからずにいる。 そのとき、もし、小金先生、こっちにおいで、と言ってやれば、彼は大喜びでやってきて、 すごい心配事を代わりに解決してもらったとでもいうかのようですよ。 一度彼と近しくなれば、大勢の人の中であなたを見かけると必ず自然に近寄ってくる。 どんどん親しくなっていきます」
ウクライナでの撮影の合間に、陶経は100回以上ある韓国ドラマを2つも見てしまった。 金城武はといえば、日本から持ち込んだ各種様々な電機器具を据え付けた 自分の部屋に戻りたがった。 「自分自身とのつきあい方を知らない人がほとんどですが、彼は上手に1人で過ごせる。 もし、わくわくさせてくれるような相手が誰もいないなら、 彼にとっては、1人でいる方が、無理に付き合いをするより気楽なんです。 彼は1人のときにどうすればいいかを知っているし、 どうすれば自分が快適になれるかも知っている」
家では、この「オタク」はほとんどの時間をゲームをして過ごす。 「オタク」は東京では自分たちの特殊な集まりを開いており、 仲間の誰かの家に集まって、それぞれ持ってきた自分のノートパソコンで、 ネットをつなぎ、めいめいがモニターに向かって一緒にオンラインゲームをするのである。
彼は自分のイメージを使ったゲームが好きで、例えば「鬼武者」がそうだ。 「愉快だし、光栄ですよ。ワア、自分の顔がそこにある、それにすごく面白いし、 自分で武器を扱うわけではなく、他の人がやってくれる。最高だと思います」
テレビはいつも見るわけではないが、いったんつけると、ずっと見てしまう。 そして見るもの何にでも、強烈に興味をそそられるのである。 「どこかのレストランを紹介していれば、そこに行ってしまいますね。 そしてオーナーと仲良くなろうともする。 台湾のショッピング番組のテレビ局にチャンネルを替えたら、 このホウキはどうしてそんなに素晴らしいのかとか、 この洗濯機は本当にそんなにすごいのかとか」 セールスレディが「今お買い上げの方には、すぐお届けできます」と言おうものなら、 すぐ買いたくてしかたなくなる。 1年後になって、テレビでは相変わらず「今お買い上げの方には、すぐお届け」と 言っていることに気づくのだ。 (続く)
うーん、つけひげは「赤壁」のときで、「投名状」は自前だから楽だと 本人が言っていた、という記事があったような気がするが……?
BBS ネタバレDiary 22:20
| 2009年12月19日(土) |
智族GQ12月号�� |
やーっとゆとりが少しだけ出ました。 もうこれが全部できて、今年最後の更新かしら? 2回ぐらいでやろうと思ったけれど、息切れがして、3〜4回になるかも? 久しぶりの登場、大陸「GQ」の訳文です。

金城武 老人と子ども
半開きの化粧室の扉。 金城武は椅子に腰掛け、腕を伸ばして後頭部で指を組み合わせ、 短く切った髪を気ままにいじっている。 その目には、若い者にはなかなかたどりつけない落ち着きが宿る。
アメリカのスーパーマーケットで買ってきたアーミーグリーンの半袖Tシャツ、 6つの胸ポケットがあり、シンプルで、着やすく、安価、 左の手首に数珠、両手に3つの銀の指輪がはまっている。 冗談混じりに説明する。 「最近どう、って聞かれたら、婚約したよ、って言うんです。 ほら、1つ、2つ、3つ。どれにしようか考えているところなんだ」
力を抜いて、何もしないでいるのは、彼にとっては大事なことだ。 女の子と街をぶらついたりもしないし、 もし、三国時代に生まれていたら、諸葛亮ではない、ただの農民で、 遙か彼方の硝煙を見て、「やって来るぞ、襲って来るぞ!」と大声で叫び死んだふりをする。
台北の2つの世代
37歳にして母親と一緒に暮らし、19年間、同じマネジャーのもとにいる。 デビューから今日まで、友人たちとのつきあいは、ほとんどが10年を超える。 台北に戻ったときは、決まって露店の「カキそは」と「臭豆腐」を食べに行く。 子どもの頃の記憶では、この2つが、一番おいしかった食べ物なのだ…… こうした暮らし方は、金城武の人や物事に対する一貫した態度とよく符合する。 つまり、良く知っているもの、慣れているものとつきあうのが好きで、 経験のないことはしたがらないということだ。
人生でトップの位置に置くのは感情である。 愛、家族愛、友情、それにあらゆる信頼、ないし依頼心も含まれる。 だが、彼の感情の処理の仕方は、明らかに特別だ。 取材中、話題が祖父や祖母の話になったとき、まず、こう言ったのだ。 「みんな�爐劼辰�かっちゃいました�瓠� なぜ「ひっかかった」などと言うのか問うと、ごくごく真面目にこう答えた。 「みんな全滅してしまって、すごく恋しいんで、こう言わないととても辛いから」
「理想の家庭は?」とか「最終的目標は?」とかの質問には答えたがらない。 「それって、自分や相手にそういう理想の通りになれと言うことでしょう」 むしろ、「あるがまま」でありたい、「どうなりたい」ではなく。 自分を知り、相手を知り、互いに尊重しあう。
今年10月の誕生日、金城武はいつものように早々と台北の家に帰り、 旧友たちに連絡をした。 全員、返事はこうだった。「ごめん、時間がない」 誕生日当日、みんなは彼の家の台所に隠れ、彼が客間から出てくるのを待ち受けて、 いっせいに飛び出し、それぞれおかしな顔つきやかっこうをして見せた。 金城武は少しも驚かなかった。 「全員ひまがないだなんて、あるわけない。しめし合わせてるに決まってますよ」
「ほんとにまあ、君は遊びにくいなあ、驚いたふりすらしないんだから!」 彼のいつものものうげな顔つきを見て、みな、くだらないことをしたと気が付き、腹立たしくなる。 彼のことを、昔、学校をやめたばかりのときのかっこいい男の子のままのつもりでいたのだ。 彼の心はもう全然違っているのに。
「つきあいは10年以上になりますね。 よくケンカしたし、考え方が違うこともありました。 金城武の方がぼくよりもっと人や物事への対し方を知っていて、 相手に不満があっても直接そうは言わない。 婉曲なやり方で心を通じさせようとします。 時には冗談まで交えて、ああ、そうなんだと相手に思わせるようにするんです。 ぼくが短気なのを知っていて、よくからかわれたけど、 ぼくが怒ると、いつも上手になだめるんですよ」
金城武の初期のプロデューサーであった黄連��は、 長い付き合いの友人の1人である。 16歳の時、金城武は黄連��と知り合った。 現在、黄連��は50歳近いが、 60年代の台湾生まれの者に特有の青春の肌触りを持っている。 台湾らしさと、濃い郷土の雰囲気があり、どんな感じかというと、 たとえば2度の離婚歴を持ち、ハンチングをかぶって、 スーパーグループ「縦貫線」を結成し世界中をツアーしている李宗盛と羅大祐、 あるいはアメリカでコンピューターの博士号を取ったのに、 小さな島に帰って文芸映画を撮ったエドワード・ヤン……。
これらの少年っぽさをたっぷり備えた先輩たちから見ると、 金城武の方が逆に年上の人間のようだ。 人情を解し、より成熟し、旧交を大事にし、街で遊びたがらず、スポーツが嫌いで、 することがなければゲームで遊び、音楽を聴き、本を読み、 はては絵を描いたり、習字をしたり、お茶をたしなんだりまでする。 一緒に飲んでいても、不意に姿を消してしまい、1人寝床に戻って寝てしまっていたりする。 まるで、老人の生活が始まってしまい、 殺伐とした気持ちはもうとっくになくなってしまったかのようだ。
黄連��にとっては、母親との関係がずっと最大の心のしこりになっていた。 意見がいつも合わず、考え方が全然違っていて、 生活の仕方もお互い受け入れられないため、 いつも母親に申し訳ないと思い、気が咎めていた。 金城武はここ数年ずっと彼にこうアドバイスしていた。 年越しには家に帰って、お母さんに頭を下げなさい、と。 彼の考えは大変シンプルで、 ジェネレーションギャップは所詮埋められないのだから、 不愉快なことはすべて自分から頭を下げれば、 お母さんはきっと許してくれるよというものだ。
「とても勇気のいることだ。実行できないまま何年も経ってしまっているが、 でも心の中では彼の方が正しいとわかっていますよ」 (続く) (智族GQ2009年12月号)
BBS ネタバレDiary 16:15
| 2009年12月12日(土) |
投票「台湾5大帥哥」 |
台湾在住のMihikaさんからお知らせです。 台湾りんご日報のサイトで、この投票を行なっているとのこと。 ところが、現在までの結果は……!!!
りんご日報娯楽トップページ右列の少し下に、こんな投票所ができています。

この人! と思う人にチェックを入れて、「投票去」をクリック。
投票締め切りは12月22日0時、1人3票まで投票できるそうです。
BBS ネタバレDiary 23:45
| 2009年12月07日(月) |
「GQ」の表紙に登場 |
お知らせ次々頂いて、ネットで確認。 大陸(らしい)の「GQ」に登場、久しぶりに今の金城武を見せてくれました。 渋い……渋すぎる!!!
ここが大きな写真できれいです。 とりあえず、サイトにアップされた記事を。
超人気スター、金城武が雑誌「GQ」の依頼に応じ、 ファッショナブルな組み写真を撮り、自身について語った。
37歳にしてまだ母親と一緒に暮らし、19年も同じ事務所に所属する。 デビューから今日まで、友人達とは10数年もの交流が続いている。 台北に帰れば必ず屋台のカキそばと臭豆腐を食べに行く。 子ども時代の記憶では、この2つこそ、何よりもおいしいものだった……
人生でトップの座に来るのは感情だ。 愛情、肉親の情、友情、さらにはあらゆる信頼、あるいは頼る気持ちまで含む。 だが、彼の感情の処理の仕方はいかにも特別だ……
東京での4時間の取材で我々が見たのは、 これまでどのメディアが報じたのとも異なる金城武だった。 1人の現実の人間に戻り、もはや遙か彼方の巨星でも、きれいな人形でもなかった。 (新浪娯楽 2009.12.7)
BBS ネタバレDiary 19:45
ろくろく更新しない間にもう12月になってしまいます。 とはいえ、ここは「武ニュースDiary」ですから、ニュースのないことには更新のしようがなく―― その間、マイケル・ジャクソンのCD聞いたり、本読んだりで、 時間は有効に使われていますが、それにしてもですよ。 こう、何もないと、 「わかりました。もう何も考えずに待ってます。なんかあったら教えてね」 という気分になってきますね。それが正解なのかもしれないけど。
小ネタを。
推理作家の島田荘司氏がこのほど北京で講演を行ったそうです。 寒い中、北京のミステリファンが行列して盛況だったとのこと。
(講演後)ある聴衆が、「自分が作り出した人物を、どの俳優にならやらせてもいいと思うか」 と質問すると、島田氏は笑ってこう答えました。 「友人が金城武を推薦してくれたんだけど、金城武に断られました」 (網易読書 2009.11.27より)
探偵の御手洗潔のことだそうです。 こういう推理物といったら、たいていテレビでしょうね。だと、難しいよね。 ではありますが、断る話だけは事欠かない俳優san……(*´Д`)=з
BBS ネタバレDiary 23:00
はい、新作の噂です。 今まで9回も映画&ドラマ化された「笑傲江湖」を 香港の監督ユエン・フーピンが撮るというもので、 令狐役に金城武、任盈盈にジョウ・シュン、 そして東方不敗にジェイ・チョウを考えているというのです。 令狐役は、過去にチョウ・ユンファ、ジェット・リー、 リッチー・レン、李亜鵬らが演じています。
今日の香港りんご日報に結構大きく出ていたようで、

どうせ噂どまりだろうとは思いつつ、ネタとして楽しめるならご紹介しようと、 もう少しニュースをチェックしてみましたら、 やはり今日の中国新聞網に、こんな一文が……。
昨日、金城武が所属するフーロン事務所はこう語った。 「話はありましたが、適当ではないと思っています」
昨日とは? と、よくわからない部分もありますが、 そういうことなので、ここで打ち止め。
BBS ネタバレDiary 22:50
CM撮影にぶつかり、金城武、金馬奨は欠席
28日に行われる金馬奨受賞式まで、あと1週間と迫った。 どんな大スターが出席するかは、ファンの注目の的だ。 現在金馬奨授賞式に出席が予定されている大物は、 主席であるホウ・シャオシエンの親しい友人であるマギー・チャン、 お気に入りのスー・チー等である。 しかし、ホウ監督の「悲情城市」に出演したトニー・レオンや、 「海上花」のカリーナ・ラウは、共に新作の撮影のため、出席できない。 3年間参加していない金城武は、 今年は長年の主家の視聴率に貢献するために戻ってくるだろうか?
フーロン公司は、昨日、こう語っている。 「金城武は金馬奨には毎年参加したいと思っているのですが、仕事とぶつかってしまうのです。 今年も例外ではありません。 早くから決まっていた、あるブランドとの契約継続でCMの撮影があります。 それがちょうど金馬奨授賞式とぶつかってしまいました。 外国人のスタッフも多く、撮影場所もアジアではないので、本当に難しいのです。 努力はしていますが、可能性は低いですね」
これまで、金城武が登場すると、金馬奨授賞式のテレビ中継は、 視聴率が5%以上、上昇している。(後略) (聯合報 2009.11.21)
BBS ネタバレDiary 23:00
| 2009年11月11日(水) |
「台湾VOGUE」 2009年11月号 |
まだ実物は見ていませんが、記事がDerrickのところにアップされているという 「台湾VOGUE」11月号。 ビオテルムのカメラマンとのことが少しだけ出てきたので、ご紹介。
VOGUE 成熟した男の魅力 The Mellow Years 次の一歩に集中する
久しぶりである 光の影に隠れた姿 もの思わしげな瞬間をとらえる 静寂は 彼がまさに繭から出んとするの意らしく
(写真キャプション) 初めて「台湾VOGUE」の表紙を飾った男である。 当時、VOGUE本社が懸念を表明したにもかかわらず、雑誌は驚異的な売れ行きを示し、 その記録は誰にも破られていない。 金城武の魅力は、CM撮影を行ったフランスの化粧品会社のエリートたちをも惹きつけ、 大勢が日本に飛んで、この出身は台湾ながら世界を征服した若者の魅力を じかに感じ取らせることになった。
Takeshi Kaneshiro。 言語を用いず、全アジアを感電させ得る、女に愛され、男に認められるこの顔、 それが金城武である。
人々を不思議がらせるのは、なぜ、ランクがますます上がり、飛ぶ鳥落とす勢いの大スターが、 真空パックにでもなったかのような完璧な状態を保っていられるのか、ということだ。 デビューして15年、歳月は金城武の身に備わるスターの輝きをいささかも損なうことなく、 それどころか、よく鍛えられた非凡な体躯がますます目立つようになってきている。 ミステリアスで、控え目で、口数少なく、またスキャンダルもない彼の、 業界での取材のしにくさとライターの書きにくさは、フェイ・ウォンになぞらえることができる。 が、こういった困難が、彼らに対するマスコミの敬愛をいささかも減じさせることはない。 いったいどんな栄養分が、長年の間に少しずつ、彼を追いかける人間たちを潤してきたのだろうか。
金城武に、なぜこんなに魅力があるのか問うのは、あるいは愚かなことかもしれない。 たとえ、生物学的にはDNAの排列によって、初めからすべてが決められているのだとしても、 彼は恥ずかしげに、謙虚に微笑みながら言うのである。 「……それは……どう言ったらいいのかわからない。 いつも思うのは、人が1つのことに専念しているのを見ると、すごく魅力的だな、ということ。 以前、ある年配の親方が革服の縫製をしているのを見て、 その瞬間、その集中した表情に惹きつけられました。 空気が数秒間止まってしまったみたいでした。 でも、印象に強く残りました。これが集中の魅力です」
かっこよさとは縁を切りたいと強く思い、変化しようとする集中力にこそ注意を向けてほしいと願う。 だが、あまりに美しい容姿は時に必ずしも助けにはならない。 騒々しい世間に人は満ち、ひそむ障害に自ら気づく者は少ない。 うわべの美しさという枷を振り切る勇気を持つ者は、さらに稀である。 たとえ時間をかけ、力を注ぎ、気力を尽くして作られた包装を解体し、 美しいだけのイメージという巨大な壁を打ち砕いても、 次の日、あるいはもう一瞬のうちに、あの完璧な世界の蜃気楼は、 これまでと同じようにたたずみ続けるのだ。
「投名状」の、義兄弟と血の盟約を交わし、 目を血走らせ戦いながらも、無力な子どもの涙を流す男。 あっというまに、今度は「赤壁」の、手に羽扇を揺らせ、言葉少なくゆったりと歩み、 風格と威儀を併せ持つ諸葛亮である。 金城武の近年の映画作品に、我々は、厳格に守られる契約という高い壁の向こうに、 彼が何か新しい方向へ向こうとするのを窺い見る。 たとえ、見た目の美しさは相変わらず文句をつけ難いとしても、 金城武が1つ1つ、可能性の限界を試しているのを否定することはできない。
彼を映画出演に向かわせるものは何なのか? 金城武は即答する。 「脚本がとても大事ですが、それに監督、スタッフチーム……など、どれも選ぶカギですね。 もちろん、今の年齢とキャリアでめぐりあう役、 あるいは20歳少しのときの自分だったらとてもできない役、ということもしょっちゅう考えています。 だから、次の作品と次の一歩については、 現在の自分に一番あっている役をとても演じてみたいです」
アメリカの著名な写真家Aldo Rossiと、このシリーズの撮影を行なったとき、 もともと集中して内にこもる金城武が、突然ストップをかけたのだ。 話し合いの中で、彼は長年一緒に仕事をしてきたスタイリスト北村勝彦に、 その場でカットして髪型を変えてほしいと主張した。 同じビオテルムの北米の最新男性イメージキャラクターChris Noth(Mr. Big)を 撮影したことのあるAldo Rossiは、金城武の仕事を大事にするプロの態度を絶賛した。 カメラの前の彼、細部に注意を注ぎ、ひそかに力の限りを尽くして 新しい可能性を生み出そうとする彼の小さな一歩は、 どの一歩も、軽視できない大きな一歩なのである。 (蔡依潔・文/台湾VOGUE2009年11月号)
BBS ネタバレDiary 23:40
| 2009年11月05日(木) |
ロサンゼルスに現れた |
4日間、仕事も家のことも考えず、遊んできました。 北京は広かったです。史跡も、街の通りも、何もかも。 思ったよりずっときれいで、人も表通りは台北より垢ぬけている感じがしました。 でも、1本通りを入ると、人も、店構えも、どこか台湾で見た風景と似ています。 ささっと回った4日間のうちでは、台湾→香港→中国の順に人がきつくなる、 といった聞いた話や先入観とは違い、台北で過ごすときと同じような気持ちで やりとりできたなあと思います。
一度長城を見たかったのも今度の旅行の目的ですが、着いて2日目、まさかの雪。 庭園も雪に霞み、長城の急な石の階段は雪がどんどん積もって、 上りはまだいいが、下りが怖い! ずっと上っていけなかったのが残念ですが、なかなか見られない景色を見られたということもできます。

その他、北京ダック、繁華街の王府井、故宮に胡同、屋台、 雑技団と、かなりオーソドックスにいろいろと回って、好奇心は満たされました。
一方、武とは全く出あわぬ旅でもあり…… 映画は公開してないから、雑誌にも登場しないし、広告は、アルマーニの店の上の方だけ、 高速から見かけただけで、下がどうなっているか、看板があるのかは確かめられす。
唯一、王府井の大きな(ほんとに大きな)書店で、スターの本(チャン・ツーイーとか、ジェイ・チョウとか、 監督だけど、チャン・イーモウとか、他のスター達とか)がうず高く並べて積まれている中に、 あの『火星人vs金城武』の本が同じ高さで積まれていたのを発見しただけ。 それでも嬉しかったですけど。
2つ感じたことは、今、目の前のこの街に金城武が立って(あるいは歩いて)いたとしたら、 かなり違和感があるだろうというか、別世界の人というか、 それだけインパクトもあるでしょうが、そんな想像と、 この広大な中国の地で著名な人気スターとして知られることは、やっぱり大きいことだよなあ…… という感想でした。 この地で、これからどのくらい地歩を固めていくか、発展していくか、 彼の将来に大きくかかわってくることだと思いました。
帰ってネットをちょっと歩きましたら、アメリカに現れたのでハリウッド? というニュース。既に他のサイトや、日本語ニュースでも紹介すみのものですが、 久しぶりに事務所が仕事について言及しているので、記録の意味で私も書いておきます。 「ニューヨーク・デイドリーム」はハリウッドではなく独立作品なので、 興行成績うんぬんは、間違い。 私も、ほとんどニュースはただ訳すだけで間違いも、みんなわかっているだろう、との 前提のもと、ほったらかしてきましたが、やっぱり1つ1つ訂正を入れていった方がいいのじゃないかと 思い始めています。
それから、フーロンの言葉として使われている、まったくの「空穴来風」だ、 という言葉ですけど、「火のないところに煙は立たず」がその意味なので、 「???」でした。文脈考えたら、どうしたって「事実無根」ですよね。 まさか、フーロンさんが、「まったく、火のないところに煙は立たずですよね〜、ハハハ」と 言ったんじゃなかろう。
気になって調べてみると、ネットで、この語の意味は、上のどちらなのか、という質問があって、 それに対し、最近はよく間違えて使われている、 特に芸能記事では、事実無根の意味で使っているのが多いが、誤用である、 と回答されていました。 というわけで、今回はその芸能ニュースに多い誤用の方でしょう。
金城武がロサンゼルスに現れた。ハリウッドに進出か? 所属事務所のフーロンはこう語る。 「ハリウッドからはずっと脚本を送ってきています。 が、今はまだ決まったものはありません」
消息がベールに包まれている金城武が数日前、ロサンゼルスに現れたことが、 鋭いファンの目にとまり、明らかにされた。 フーロンは、彼が確かに数日前ロサンゼルスに行ったことを認めたが、 「友人がいるので、遊びに行ったのです。まさか人に見つかるとは」と話している。
このところ、アジアの男性スターのハリウッド進出が続いている。 ジェイ・チョウの「グリーン・ホーネット」、イ・ビョンホンの「G.I.ジョー」、 Rainの「ニンジャアサシン」などだが、 金城武のロサンゼルス行きがハリウッド進出の道を開くためのものかどうか、注目が集まっている。
金城武はウォン・カーウァイの「恋する惑星」で国際的に名を知られたのち、 まもなくブランド、プラダのイメージキャラクターを務めた。 だが、外国での映画出演には非常に慎重で、1998年にミラ・ソルヴィーノと共演した 「ニューヨーク・デイドリーム」の興行成績が期待外れに終わってからは、 ハリウッドとは距離を保ち、トム・クルーズの「ラストサムライ」でさえ、出演を断っている。
だが、近年、チャン・イーモウの「LOVERS」や、ジョン・ウーの「レッド・クリフ」などの大作に出演、 再びハリウッドの注目が集まっている。 フーロンは、ハリウッドからは多くのオファーが来ているが、 契約確定前に明らかにすることはできないと率直に語った。 また、目下大陸サイトで金城武が「風声前伝」に出演すると伝えられているのは、 まったく事実無根であると強調した。
フーロンによれば、金城武はこの2年間、「投名状」「レッドクリフ1、2」、 日本映画「K-20 怪人二十面相」と立て続けに出演してきたが、 今はCM撮影の他は、休暇を取りながら、慎重に脚本を読み、新作の計画を決めるとのことだ。 (聯合報 2009.11.2)
出現は、ロサンゼルスだけじゃないですよね……。
BBS ネタバレDiary 0:15
| 2009年10月31日(土) |
映画出演の噂(風声前伝) |
今ちょっとネットを見たら、現在中国で2億越えの大ヒットを続けている 「風声」の「前伝」が製作されるとか。 で、スター達をまた集める中に、金城武の出演が目されていて、交渉中だそうです。 「風声」でホアン・シャオミン演じる日本人特務機関長の先輩役、 ニュースによっては父親か祖父役とのこと。
この映画がどんな内容か、監督は誰か、全然知りませんが、 しかし、時代と役が微妙だなあ…… 彼の出演かというのは大ニュース扱いですが、詳しくご紹介する時間がありません。
主なニュースを張りますので、どうぞご覧ください。
1 2 3
BBS ネタバレDiary 5:30
|