彼はご承知のとおり道路公団民営化推進委員会の委員ですが、当初7名で始まった 委員会は、昨年の12月に今井敬委員長が辞任、中村英夫委員は欠席続き、今月 22日に田中一昭委員長代理、松田昌士委員が辞任となり、川本裕子委員は、 抗議の意味で欠席。大宅映子委員と猪瀬直樹委員のみが残ることになりました。
これはどういうことかというと、この委員会の開催は3名以上が必要であり、 小泉首相が辞任者の補充はしないと公言していますから、実質上の委員会開催が 不可能になったということです。
まぁなし崩しと言うか小泉流というか。政治家のやり方ですね。 さはさりながら、辞任とか欠席とかする委員の心境を察することができません。 相討ちしてでも迫ろうと一致団結していた委員たちが分裂していくのですから。 最初の大義はどこへ行ったのだろうか。
猪瀬委員が辞任せずに残ったことで色々と各方面から批判されているようですが、 彼のミッションはいかに道路公団のやり方を是正していくかですから、委員会が 崩壊してしまうと提言もモニターもできなくなってしまうことになり、元通りに 戻ってしまいます。抗議の意味で辞任や欠席をするのは勝手ですが、それは自分の 役割を放棄したことであり、われわれはそういった人たちに対して批判をすべき であって、残った委員に批判を行なうのはおかしいと思います。
そんな中でも猪瀬氏は当初の大義を貫き通している人であり、この人が今後も がんばってくれないと、それこそ委員会の提言は骨抜き。結果的には道路公団や 自民党道路族の思いのままになってしまいます。小泉首相のリーダーシップには 限界があるからです。
25日に開催された国幹会議(国土開発幹線自動車道建設会議)でも不思議でした。 石原大臣がやらないっちゅーて豪語した区間が国の財源で建設することが決議される ことになったりしてね。「新直轄方式」なんていうわけのわかんない方式を使って。 (「新直轄方式」については検索してみれば解説がたくさんあります。要するに 税金を投入して高速道路建設をするということ。)
とかなんとか言うのはこのくらいにして、そろそろ帰省の準備をするとしようか。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
晩メシを食べていたら何やら怪しげなセールスマン風の男がチャイムを鳴らし、 ドアの向こうにいたからシカトしていたらドアをドンドン鳴らすので、止む無く 出てあげることにしました。
何かと思いきや、
「新聞屋ですが、年末のお礼に各戸お伺いしています。 この時期、新聞を取るのをお止めになる方が多いので、お続けして頂くために 洗剤とビール券をお配りしています。(という彼の手元には200枚を超える ビール券の束が握られていました。)それでは洗剤とビール券をどうぞ。 ところでご主人様、今は何をお取りになっていらっしゃいますか?」 以下、販。
と聞くから、
私:「今月いっぱいでしばらく止めることにしています。」
販:「新聞は銘柄を継続させないで、変えていかないとサービスが落ちます。 ところで今はどちらの新聞をお取りになっていますか?」
このあたりから話がおかしいと思い、
私:「あなた、毎日新聞さん?」
販:「はい。毎日新聞も扱っております。以前は日経新聞でしたけど。 それでは次にどちらをお取りになる予定ですか?」
私:「しばらくお休みです。」
販:「先でも結構ですが、私が責任をもちますので4月からというのはどうで しょうか?例えば読売新聞でも結構ですが。」
私:「だから、しばらくお休みだってば。」
販:「先の予約を入れてもらえばさらに洗剤とビール券をお渡しします。 私が負担しますので。」
私:「なに?おたくが新聞代を払うってこと?」
販:「いえいえ。通常は洗剤2箱とビール券5枚ですけど、お約束をして 頂ければ、追加の洗剤とビール券の分を負担するということです。 私の成績にもなりますから。」
私:「いやいや。約束をしても読む気がなければ溜まるだけですから。」
販:「ビール券は金券ですから、新聞代と相殺できるから損はしませんよ。」
私:「だーかーらー。それて負担してもらっているのと同じじゃない。 新聞読むならこちらからまたお願いしますよ。ちゃんとお金を払ってね。 というか、こちらの身になって下さいよ。それじゃまるで押し売りじゃない。 そちらの都合ばかり言われても困りますよ。」
販:「・・・・。そこをなんとか。ビール券を追加しますから。」
私:「そういうことなら、ここにある洗剤とビール券もお返ししますから。」
販:「わかりました。お返し下さい。またよろしくお願いします。失礼します。」
私:「はい。さよなら。」
※一部割愛しました。
どうやら彼は新聞の販促員。近所の新聞屋の営業ではなくて、3大紙(読売・ 朝日・毎日)の共通販促員だったようです。でなきゃ、あんなにたくさんの ビール券を握っているはずがありません。3大紙のどれでもいいってことは 言いませんしね。
だったら最初からそう言えよな。勘違いするじゃん。 カネを積むから契約してくれって、なんでそこまでして契約しなきゃならんのか 自分にはさっぱり理解できません。契約を取っても儲け仕事どころか損する仕事 になることになりますんもん。それじゃあ、毎日朝早くから配ってくれる配達員 に申し訳ないし、読んでいないこちらからすると新聞の積み上げで資源のムダ。
要するに、そこまでしなきゃ新聞読む人がいなくなったってことね。 冷めたこと言うと、新聞の役割が終わりつつあることを意味しているのかな。
わりとまともな方の販売員でしたが、これでゴリ押しだったら本当に押し売り。 断る際に泣きそうな顔をしていたからさすがに大きな声は出しませんでしたが、 態度が出かけりゃ何をしていたか分かりません。
そこらへんの人と相手をするような口調で自分に接してもムダ。 要らんものは要らん。カネで釣ろうとしたら警察呼ぶぞ。マジで。
年末も近づいてきているというのに、なんとも気分の悪いこと。 明日はちょっと会社で片付けものをして、クリーニングの出来上がりを取りに 行ってから身支度して帰省をすることにします。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
ある医療事故で被害に遭ったご家族の声。
「患者は医者の実験台じゃない・・・。」
不幸にもご家族を亡くしてしまった方には申し訳ないのですが、自分はそうは 思っていません。患者は医者の実験台だと思っています。いつの時代でも医療は 患者の犠牲の上に成り立っていると思います。
このご家族が言いたいのはそういうことではなくて、実験台になることは良しと しても、患者を第一に考えない医者の良識と病院組織の悪さ加減を問うているの だと思います。その患者がどうなのかではなく、その病理がどうなのかに興味が ある医者や組織は患者を二の次に考えてしまいます。
他の何でもそうですが、医療も例外なく始めからマニュアル通りにできるもの ではなく、経験がモノをいう世界です。他と違うのは、命を預かっているという ことです。だからハンバーグを焼き過ぎてやり直すことのできるハンバーガー屋 の店員とは訳が違います。ダンのタイミングを逃して利益を逃してしまった為替 ディ−ラーも自分の立場を悪くするだけで人の命までは取りません。
これらは失敗であって、意図的にやっているわけではありません。 医療の場合は、意図的であろうがなかろうが失敗が起きるのです。 問題になっているのは意図的に患者を実験台にして、その結果が良くない場合に 限られます。結果が良ければ意図的に患者を実験台にしても文句を言う人なんか いません。結果だけを見て感謝すらするでしょう。
ということは、医療は結果第一ということです。 結果が悪ければどんなプロセスでも責任を問われます。医者に良識があろうが 病院がいい組織であろうが関係ありません。人の命を奪ってしまったこと、 あるいは術前よりも状態を悪くしてしまったそのことに責任を問われます。
医療もある意味、国益と同じで何らかの犠牲の上に成り立っていると思います。 その犠牲がお亡くなりになられた方々と言ってしまうと実も蓋もありませんが、 医療は人が行うものである以上、死亡者を最小限に留めながら健康体に戻る 人たちを増やす。この大義の上に医者が存在していくことを望みます。 密室でない開かれた医療を望みます。
でも、自分が術台の上に乗った時は確かにまな板の鯉でしたけどね。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
今日は会社の仕事納めなので、職場としても最後の日であったのですが、 そこそこ残っていた通常業務があり、書類の片付けやら引越し準備やら、 来年になってはできないことが残ってしまいました。月曜日は年休奨励日 という日で、ここを有給休暇で埋めるという暗黙の指示(会社は文書での 指導はしないが)があるので、一応休みにはなっていますが、こんな 状態ではいい年を迎えられないので、片付けの日として出勤することで 腹をくくって今日はそこそこで帰りました。(睡眠不足で眠かったし)
帰りが同じ方向の後輩が車で送ってくれるというので、ありがたく車に 乗せてもらって帰りましたが、道はどこを通っても車で一杯。首都高は 一部入口が閉鎖されている始末。皇居をぐるりと回って、飯田橋から 首都高5号線(池袋線)に乗って高島平までトロトロ。都心を抜ければ 下はそんなに混んでいなくていつもの通り。
最寄駅で降ろしてもらう頃には少しばかり雨が降っていました。 天気予報を信じて傘は持っていませんでしたが、まあなんとか帰れます。 コンビニで明日の朝メシを調達して帰りました。
帰宅してからはとにかく眠たかったし、面白いテレビもなかったので さっさと寝ました。あー寝た寝た。昼まで寝ましたとも。
ふと思い出してエアコンを見ましたが、スイッチを切っていて良かった。 それなのにノドはガラガラ。夜間は効果抜群の加湿器も日が昇ってからは 効果があまりないかもしれません。昼間付けっぱなしだとタンクの水が 1日もたないからね。それだけ部屋が乾燥している証拠。
さて、これからシャワーを浴びて、部屋の掃除をして、クリーニング屋へ 行って、食料を調達に行って、ちょっとやることをやって、今日は終わり。
というか、年賀状を買いに行かなきゃ。
はい。今日は晴れところにより一時雨。(東京地方)
2003年12月25日(木) |
電車の中で寒気はマズイわな |
お食事中の方は今日の日記はご遠慮下さい。 自分の記録のためにいちいち細かく書いています。
調子ぶっこいてビールをガブガブ飲んでしまったのが良くなかった。 25日にオジサンと元同僚の3人で会社の2階で久しぶりに飲み。 気心を良く知っていることもあり、注がれたビールをガブガブと飲む。 話す。そして飲む。その繰り返し。一応、そこは21時がラストオーダー になっているから歯止めは利きますが、それでも定時後の18時から 飲み続け。自分ではほろ酔いのつもりがそうではなかった。
大崎駅から埼京線の始発に座り、しばらく寝込んで目が覚めると渋谷。 突然のおえつに驚いて飛び降りてトイレへ直行。その後は推して知るべし。 というか、ゲロッパでなかったのがまずかった。
再度渋谷から埼京線に乗り直し、しばらく立っていると、なんだか怪しく なってきた。新宿を過ぎると尚更怪しくなってきて体温が急激に下がって しまったような気分に。もうこれはアレです。寸前です。
新宿から池袋まで5分なのですが、これが長い長い。 もつのだろうかと考える前に、周りの人に迷惑だけはかけられないと思う ばかり。目線はうつろ。立っているのがやっと。池袋までよくもった。
ドアが開いて階段を駆け下りて、トイレへ駈け込んでしばらく深呼吸。 思いきって指を突っ込みましたが、いつもは出るモノが出ない。胃液だけ。 非常にマズイです。出ればスッキリするものも、出なければ気分は変わらない。
仕方がないので10分ぐらい取っ手に腰かけてじっとしていました。 トイレは込んではいたものの、多くは小さい方だったから大きい方はそれ なりに空いていたので占拠してもドアを叩く人はいない。幸運でした。 まだ22時だったので、そこまで泥酔いしている人も少なかった。
その後は池袋から西武線で準急の始発に座ることができて、なんとか 気分的に落ち着いて帰ることはできましたが、案の定、乗り過ごしました。 とはいえ所沢までだから駅で言えば2つだけ。時間もまだまだあるから 焦ることもなく上りのホームへ向かって、ガラガラの池袋行きの準急に 乗って帰りました。
あまりに酔っ払っているので、とにかく急いで浴槽にお湯を注いで、 溜まるまでしばらくボーっとテレビを見てから風呂へ飛びこむ有り様。
どれぐらいだろう。目が覚めたのは。 自分では1時間ぐらい浸かっていたつもりですが、テレビではまだWBSが 放送されていたから15分か20分程度の入浴だったんだろう。 もうまったくもって朦朧としていました。
風呂を上がったら少し目が覚めて日記を書いていますが、もし帰ってきて そのままバタンキュー(死語)だったら明日の朝はどうなっていただろうと 思います。とはいえ、これから寝てもまともに朝起きれるかどうか。
どちらにしても起きれないなら、せめて二日酔いでない方がいい。 というか、起きる。今年最終日だし。今の職場の最後の日だし。
おー。夜更かししている場合じゃない。さっさと寝よう。んじゃ。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
忙しい時に仕事が詰まるのはサラリーマンの常なのか。 クリスマスシーズンなんて関係ありません。
今の職場での仕事はあと3日。やることがそれなりに残っているので その短い間にやり残したことを片付けるようにしていても自分の異動や 明けて1月からの実習後、異動した職場の引越しもしなければならず、 それらのことをこの3日でやり終えろと言うのは無理があります。
もろもろ問題はありますが、事業の終了に伴う仕事を優先させることにし、 引越し準備は実習中か、それが終わってからやることにします。 時間も人の手も限られているから。
それから上司が1月から兼務が解ける予定だったところが、急遽兼務が 解けないことになり、主務と副務が入れ替わるだけになりました。 ということは組織そのものが継続することであり、彼は契約履行期間中は そのために室長であり続けることになります。これも数ヶ月のことではなく、 最短で再来年の1月。そこから先はある客先に納入した装置の検収がいつ もらえるかにかかっています。ここで検収をもらわなければ、いつまで たっても履行責任が残ることになり、組織もそれに伴って継続せざるを得ない ことになり、上司の立場はタラタラと引きずられることになります。
過去の事情を知らない上司がいちいち対応できるわけがなく、その都度 自分か、当時担当していた人間を引っ張り出すことになります。 まぁそれも止む無しとしてそのようにしたのだろうから、自分が口を出す 余地はないんでしょうけどね。上の方で決めたことって、あれやこれや 憶測をしてしまいます。それでも決まったことには従うしかないので、 とにかくできることをできる限り行うしかありません。
最初のウチは自分も仕事に慣れることに必死だから構うこともできませんが、 そのうち慣れてきて仕事を回せるようになれば、少しは構うこともできる ようになるでしょう。なるようにしかならないわけでね。
今日も1日が終わり、あと2日になってしまいましたが、ぎりぎり26日まで やることは見えているので、潰していくための行動をしていきましょう。 なーんて、明日になったらまた同じことを言っていたりして。(笑)
はい。今日は晴れ。(東京地方)
手の甲がからっからでガサガサです。 乾燥肌なので冬場はつらいです。特に右手。
どう言えばいいのでしょうか。肌が割れるといえばいいでしょうか。 まるで地割れです。風呂上がりの直後なんかはまさしくその状態。
とはいえこれが自分にとっては湿度のバロメータになるので、この ガサガサ度が多ければノドのケアをしろということですから、手の甲を 見て対策が打てるという、まるで反面教師のようなもの。
ハンドクリームを使いたいのはやまやまですが、風邪を引きたくないと いう思いの方が強いので、自分の目安としてそのままにしています。 でも割けて血が出てくるようになると嫌だなぁ。うーむ。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
2003年12月22日(月) |
ダラダラ飲んでいるとやっぱ眠たい |
ついついしゃべりが長くなって、閉店まで居ついてしまいました。 ウチに帰ったら朝刊が届いていて、改めて朝帰りを実感。 っちゅーか、毎日新聞は配達が早い。まだ4時になっていないのに。
明日がカレンダー通りに会社は休みなので夜更かししてもいいやと後輩を 連れて飲みに行ったのはいいのですが、その後輩のために飲みに行った ようなもんだった。今度はひとりで飲みに行こう。ちょっとヤな気分にも なったし。というか、二度と行かなければいいのですが、そういうわけにも いかないお店なので、今日のことを思い出さなくてもいいような状況の時に。
飲んでいる時に電話をかけなければならない人がいたのを思い出しましたが 時既に遅し。深夜です。お日様が出ている時間に電話しよう。
そういわけで寝ることにします。おやすみなさい。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
今日は整体に行きましたが、かなりクビと背中が痛んでいました。 何をした?って聞かれる前に、お酒が過ぎたんじゃないですかって言われ、 3連チャンで忘年会しましたと正直に答えましたら、そうでしょうねー、 いつもより背中が張っていますよ、肝臓当たりがお疲れモードですって。
それでもって、背中と堅甲骨あたりをグリグリされて、痛いのなんのって。 ギブアップしようかと思いましたが、あらかじめ痛いのは我慢して下さいって いわれたもんだから仕方がない。手と足をバタバタさせながら悶えていました。 手足だけでは物足りなかったので声を出そうとしましたが、ガァーとかグゥー とかしか言えない情けなさ。痛みで飛びあがりそうなところをグッとこらえて 涙していました。
以前なら酒を飲み続けても体のことに気を遣ったことなどなく、今回の痛みも なんのことやら自分では分からぬ痛みを不思議に思っていました。恐らく 少々の不調があったにせよ、そんなに気にしていなかったのではないかな。
そこの若者諸君。年を取る前に自分の体のケアをしておいた方がいいよ。 積もり積もった体の不調は、それを取り戻すのに同じだけの時間を要するって 言いますからね。1回や2回のケアでは一時的な回復でしかなく、そのうち また悪い状態に戻ってしまいます。
それにしても最近は布団やら枕で体にいいものがないかって思います。 特に枕は以前から使っている、真ん中が頭の形にへこんでいるタイプのものは どうやら自分には合っていないようで、バスタオルを巻いて首の下に敷いて いる毎日です。首が立った状態で寝るのは良くないとのアドバイスにより。
というか、基本的に運動不足なのかな。 体がほぐれていないってことは。 外はすっかり寒くなってしまいましたが、ヒマを見つけてランニングでもする 習慣をつけなきゃ。そんな感じです。
ひとつ物事が進展しまして、それはそれでいいことなので心をこめて対応を していきたいと思っています。それとは別に3ヶ月ぐらい先送りしている ことがありますが、これは年内解決とはいかないので、年明けにでも何らか 対応をしていきたいと。
はい。今日は晴れ。(東京地方)
2003年12月20日(土) |
これもNHKらしさ? |
東京はアパートを揺らすような強風の1日。山の方では大雪注意報が出ました。 みなさまの地方ではいかがでしょうか?
さて、NHKで「安全保障」をテーマにした討論番組が放映されました。
それぞれの立場を総括すると、
政府・自民党・公明党あるいはその出身者は憲法を変えて軍隊保有を認める。 民主党もこのグループ。(それぞれ条件はありますが)
野党は憲法を変えないで軍隊も保有しない。共産党・社会党はこのグループ。
軍隊保有論と自衛隊派遣への考えは一致しています。 前者は派遣する、後者は派遣しない。そりゃそうですわな。
長老やらなんやら出演してきましたが、石破くんの説明はわかりやすいし、 論理的です。他の人は説明が不充分であったり下手であったりおかしかったり。 岡田くんもしっかりして欲しいね。責め方が下手。共産党や社会党とは思想が 違うんだから、政府・与党への責め方を考えなければ。本質を責めているわけ ではありませんから。彼の主張は説明責任を求めること。そういう意味では 民主党は本件における野党での存在異議がない。申し訳ないけど。
問題は、人道上は必要だが、軍隊が介入することに賛否両論があるわけです。 人道上、イラクで日本が貢献することにはどの政党も専門家も、そして国民も 反対はしませんし、むしろ積極的に行なうべきだと考えています。だからこそ その支援を誰が行なうか、というところで議論が行なわれるべきです。
法律的なところ、観念的なところで議論をしても、平行線はいつまでも平行線。 議論すべきはなぜ自衛隊なのか、ということです。行くべきかどうかでなく。 自衛隊に限定しなければ、そりゃ誰も異論を唱える人はいないでしょうからね。
これを言うと野党は話を戻して、なぜ行くことを決めたのかってところに話を もってくるから、そこからまたやり直しになり結論まで行きつかない。 結局のところ、結論を出そうとすると民主党は与党と同じ意見になってしまうし、 共産党や社会党は明らかに反対だけれど説得力がないから、もしかすると全員が 結論を恐れて議論を繰り返すことを意図的にやっているのかもしれません。
そういう中で議論が行なわれていますから、国会でもテレビ討論でも何回も同じ ことの繰り返しで、誰かのひと声で物事が決まってしまう雰囲気ができあがって きてしまっているのではないでしょうか。小泉首相にとってはそれこそやりやすい 環境にあるわけで、傍からみるとなんとも面白くありません。
だからこそ田原総一郎のような切り口を持った司会者がいるテレビ番組は必要で、 NHKでは決してそのようなことはできません。サンデープロジェクトはテレ朝 だからといって、田原総一郎は朝日系に毒されているわけではありませんし。
話の結論を導き出せるような番組構成をして欲しいのですが、いかがでしょう。 NHKの番組を見ていていつもそう思います。司会者のせいではなく。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
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