ちょっとしたひとことでムカつき状態。 オレの書いたメールの言葉を読み直せ、とは言わずに無視。 いちいち言い替えて分かるように返してあげればいいんでしょうが、 気分が悪い時に送るメールは誤解されやすいので、落ち着いてから 考えなおすことにしました。
根っからの短気者の自分は怒ると言葉が荒くなるので自制する必要が あるんです。別に怒らせても構わない相手なんですが、下手に罵り合って 余計に気分を害するよりもマシかと思います。
送った方と送られた方の言葉の捉え方に違いがあるのはよくあることです。 限られた言葉で伝えるわけですから、会話とは違った雰囲気です。 このメール言葉に慣れないと(自分もそうですが)、無理に短い言葉に してしまいますから、本意でない言葉に置き換わっていることもあります。 だから、受け取った相手にとっては送った方の意図とは別の解釈をして しまうことになります。送った方が期待している返事と全く違った反応を 相手にされた時っていうのは、おおかたそんな時です。
なんでこいつは分からないのか、と腹を立てる前に、自分の言葉をもう一度 読み直して、なんでこいつは読み違えるんだろうかと考えなおしてみる。
まぁ、そもそも誤解を生じるのは、お互いの背景によるものでしょうが、 同じ言葉でも人が違えば捉え方が違ってくるという、付き合いの深さとか 信頼の度合いとかが関係しますから、言葉の問題だけではないんですけどね。
そんなことを考えると、やっぱり今は返事をすべきではないと思います。 というか、これを書いているうちにどうでもよくなってきました。 今日の日記は、どうか読み飛ばしてください。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
今日は暑かったですね。 朝から市川の客先に直行して、それから会社に戻りましたが、帰る途中の バスや電車の冷房がありがたくてありがたくて・・・。
にもかかわらず、帰りの市川駅で立ち寄った昼飯は坦坦麺。 会社の近くにある中華料理屋のそれは単なるゴマラーメンですが、 立ち寄った坦坦麺は見るからに辛そうな色。食べて汗が垂れてきたのは 言うまでもありません。向かいに座ったサービス部長も坦坦麺を頼んで、 食べ始めて会話が無くなりました。よほど辛かったのでしょう。
市川駅から品川へは横須賀線に乗って帰りましたが、昼間にもかかわらず 乗客が多かったので涼しさを感じず。錦糸町で多くの人が降りてくれた ので、風が車内を通り過ぎて、ようやく涼しさを感じ取れる状況。東京駅 を過ぎてからはガラガラになってしまい、むしろ寒いぐらいになりました。
品川駅を降りて山手線に乗り換えましたが、涼しさという点では劣ります。 でも健康面を考えると、暑さと涼しさの寒暖差が激しいほど体にはよくない ので、あまり涼しすぎるのも良くないのかなとは思いますが、やっぱり 涼しい車内は快適です。(女性の中には辛い方もいらっしゃるようですが)
駅を降りて、会社に向かって歩くこと12〜3分。 たったそれだけなのに会社の玄関に着いた頃には汗だく。 受付のおねーさん方から怪訝そうな顔で見られているような気がしたのは 気のせいでしょうか。まぁいいや。暑かったんだから仕方がない。
ウチの会社は環境保護の観点から室内温度を28度に設定しています。 外に比べれば涼しいのでしょうが、室内にしばらくいると、暑くて頭が ボーっとしてきて。これも自分だけでしょうか。なんだか気分が悪くなって きてしまって、ウチに帰ってきた今でも気分が優れません。
早く寝ろってことですかね。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
ただ今、栃木県黒磯にあるブリジストンの工場が大変なことになっています。 火事で延焼しています。黒煙がすごいです。
ここはバス・トラック・乗用車のタイヤを生産していますが、タイヤの煙は すごく臭くて、少々の煙でもムカついてきますが、火災で焼けているタイヤの 煙は、ムカつきを越えて、嗚咽感を覚えます。じっとしていられません。
自分の卒業した高校のグラウンド側にもブリジストンの久留米工場があり、 風の具合によっては、校舎の方へ臭いが漂ってきました。授業中であれば、 臭いの方へ気が行ってしまい、授業を受ける気にもならないほど。通常レベルで これほどですから、火災ともなると尋常ではありません。
被災地の皆様方、お見舞い申し上げます。 くれぐれも煙は吸わないように気をつけて下さい。
さて今日は自民党総裁選の立候補者が決まりました。
景気が悪い時は積極財政。 景気がいい時は緊縮財政。
これは常識と高村氏が言い、それを亀井氏や藤井氏が支持しましたが、バブルが 崩壊して何年の間、積極財政をしてきたのか、全く反省をしていません。 なんで個人資産が1400兆円にもなっているのか、分かっていません。 (正直言って、あの崇高な高村氏がこう主張するとは思いもしませんでした。)
景気が悪ければ政府が積極財政を進めるのはケインズ政策。 これが効かなかった原因を蔑ろにして積極財政を進めるのは全くの愚策。 ムダな投資を無くせと言っている割りにはムダな財政を推し進めようとしている 候補者たちの考えには疑問を抱かずにはいられません。
景気が良くなるためには、将来の不安のない基盤の上に立って、お金を使える 環境ができなくてはなりません。明日のメシを食べるために、今日のメシを ケチっている状況です。明日のメシが不安なのです。個人資産の増加が頭打ち なのは、貯蓄に限度がきたからです。取り崩しをしないと生活できなくなって きているからです。収入が減ってきたからです。
しかしながら、収入が増えれば支出は増えるかというと、現状レベルよりは 増えるかもしれませんが、それよりも貯蓄が増えることにつながるでしょう。 つまり、死んだお金が貯まるばかりで、生きたお金にならないということです。
貯蓄は将来を考える時には個人にとっては良い行動ですが、全体からすると 通貨の還流を止めてしまう、つまり信用創造を収縮させてしまうという悪い 方向であり、これが合成の誤謬になってしまいます。繰り返して言いますが、 ひとりひとりにとってはいいことでも、国全体としては悪い方向です。
お金が流れて行かないと、景気は良くなりません。これが経済の常識。 お金が流れて行かない原因を取り除くことが、将来の景気回復に繋がる。 これをやっているのが小泉内閣。(実行できているかどうかは疑問ありますが)
国民にやさしい言葉をかける人は、実は将来国民を苦しめることを言っているの です。これに気付くかどうか。総理としての大局観を語るのならば、短期的な 視点での甘い言葉をかけるのではなくて、将来にわたって安心して暮らせる 国作りをしようとしてくれる人を選びたいもんです。
目の前のニンジンに甘えてばかりいては、いずれはそのニンジンは尽きて無く なる運命から逃げ続けなければなりません。自分では解決できないから政府に 頼らざるを得ないから国会議員のところに駈け込むことになる。これが地方の 実態。公共事業頼みであった地方の悲しいところです。都市で稼いだ源泉を 地方が食い潰している構図です。いつまでもこれを聞き入れているのでは日本の 将来は真っ暗です。納税の不公平感はここにあります。
あんまり言うと、殴られるだけでは済まなさそうですからこのへんで止めて おきますが、より公平な税金の利用を目指すならば、地方出身の国会議員は、 地方の甘えを丸のみするのは止めなければならないし、地方の人々も自分の生活 のみならず、ヨソの人々の生活も悪くしていることを自覚しなければなりません。
地方が悪いということをいっているのではなくて、なんで地方は収益を上げる ことができないのか。ここを考えてあげることが政治家としての責務ではないだ ろうかと思うわけです。お金が無いからお金をあげるのならば、それはまるで 社会主義と同じです。歪んだ平等観です。政治がそれを肯定してはならない。
どうも高村・亀井・藤井の候補者3名は、歪んだ自民党政治を象徴しているよう。 歪んだ日本をさらに歪ませてもいい方は、この3名から選出して下さい。 と、思ったりしています。
はい。今日は曇り。(東京地方)
予想通りの筋肉痛が朝から襲ってまいりまして、少々痛い思いをして おりましたが、カイロプラクティックに行ってほぐしてもらったら、 ちょっとは楽になりました。というか、見事に指摘されました。
かなりいい具合になってきていたのに、固いところが局部的に感じ 取られるということで。やっぱりプロはだませません。悪いところは すぐに感じ取られます。来週はコースに出るので昨日に続き今日も この後、打ちっぱなしに行きたいといったら、激しくお勧めできない、 と、なんだか変な日本語で禁止されました。
何にも言わずに勝手に行けば良かったのですが、左手の中指が腱鞘炎 気味なので、痛いのを押して練習するのも仕事にさしつかえると思い、 やはり止めました。もうここまできたらどうしようもないんでね。 遊びで体を壊したなんて言われるのもしゃくだし。
当分はいつも使っている枕でなく、バスタオルを巻いたものを布団に 置いて、その上に首をあてがうことにします。頭が起きたら良くない らしいので。まだまだ慣れないので寝心地が悪いんだけどね。
さて明日からまた一週間が始まります。 帰りの電車で座って帰る時も首を前に倒して寝ることのないように 気をつけないと。
はい。今日は曇り。(東京地方)
半年ぐらいやっていなかったゴルフ。 来週13日に会社のコンペがあるからせめてこの土日ぐらいは 打ちっぱなしで練習しなきゃと思い、行ってきました。
盆休みから背中が痛くて、その後リハビリとカイロプラクティクスに 通っていますので、打ちっぱなしどころではなかったけど、さすがに 練習なしでコースに出るなんてことは怖くてできません。
背中の痛みも落ち着いてきたので、ま、いいかって感じで。 練習場に行って、いつもの通り体をほぐした後、恐る恐るクラブを 握り打ち始めました。
いやーまいった。体が言うことを聞いてくれません。 ボールがまともに飛んでくれません。
ボールの飛びかたには一応理想があって、その飛びかたをしない時は おおかた調子の良くない時です。どこかが悪い。その悪いところを 探すわけです。練習中に。
飛びかたのチェックには2通りの見方があって、ひとつは飛球線、 もうひとつは飛距離。どちらも大事なんですが、どちらかといえば、 自分は飛球線の方を重視しています。なんでかというと、飛球線の角度は ロフト角度に影響するから、クラブの番手通りに飛んでいるのかがすぐに 分かります。このクラブだったらこれぐらいの角度ってのがあります。 その角度通りにボールが飛んでいない時は、まともにボールをヒットして いないわけですから、それが何かを探す。考える。そして試してみる。 その繰り返しです。
今日の自分はどうやら体がゴルフ用にできていなかったから。 つまり体が忘れてしまっていたんです。そして、カイロプラクティクスで 体を矯正して直していますから、以前のバランスではなくなっていたと いうことです。これらが重なって、頭で覚えていた通りではうまく打て ない体になっていたわけです。
体のバランスは少しずつ変化して、それに伴って頭がそれを覚えていく のだそうです。だから、カイロプラクティクスを受けた後は頭で覚えていた バランスでなくなっているから、時として疲労を覚えたり頭痛がしたり するそうです。正しいバランスに戻してもらっているわけだから、事前に 説明してもらっていれば、なんでそうなるのか疑問もない。
ま、そういうわけで、しばらく打っていたら思い出してきました。 ボールの打ち方。もしかしたら、以前の崩れたバランスの体で打っていた 頃よりもいい感じかもしれません。とはいえ、まだまだ治療中なので、 元通りになるかもしれません。感じがつかめたところで止めました。
10年かかって崩れた体のバランスは、取り戻すのに10年かかるよと ある人に言われましたが、正直言ってそんなことはないと思っています。 正確に言うと、元通りには戻らないけど、8割の復元には半年もかからない と思っているわけです。外科手術と同じです。今の自分は5割ぐらいは 取り戻していると思っています。とりあえず背中の痛みは落ち着いているし。
ゴルフって使う筋肉も限られたところを酷使するスポーツです。 同じ方向にしか動きがないからね。野球のバッティングと同じです。 遊び程度の楽なゴルフをする人には恐らく分からないでしょうが、なにかの 理想を持ってゴルフをする人には、その動きがきちんとできないと納得 できませんから、その動きを体得するために体を作らなくてはなりません。
今晩は恐らく筋肉痛になるでしょう。 明日はカイロプラクティクスだから、ついでにマッサージしてもらおう。 バランスがおかしいと指摘されてもゴルフのことは黙っていよう。 来週はコースに行くので、それが終わったらゲロしよう。先生ごめん。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
今日は1年ぶりに友人と会うことになりまして、これまた久しぶりの 焼鳥屋に行ってきました。新宿3丁目にある「田むら」というお店。 前の職場の同い年の人から連れて行ってもらってから3回目。
7時前でしたが、やはり金曜日だったのでカウンターに座ることが できませんで、座敷に座りましたが、どうもあそこの座敷は座り心地 よくないなぁ。狭いから。狭い店だし仕方がないんだけどね。
自分らが座ってから数分後には予約が入り、それで満席。 後から入ってきたお客さんにはお断りしていました。
が、ひとりオジサン(恐らく常連)がブラーっと入ってきて、その 予約席に座りました。このオジサンが予約客ではないけれど、予約席には しばらく来ないということで店もそのオジサンを予約席に通しましたが、 どうもどこかで見たような顔です。
友人も気が付いたようで、こっそり自分に耳打ちしました。 「小野さんだよ。」
へ?小野さん? うーん、どこで見たんだろうと思っていましたが、思い出しました。 ハナマルキ味噌のCMのオジサン、あるいは踊る大捜査線の刑事課課長。 署長の取り巻きのあの人です。
どうやらお住まいは西新宿らしいですね。 でも新宿の東側がお好きらしい。でなきゃ、こんな小汚い焼鳥屋には 来ないでしょう。入口を見ただけでは避けるような店構えですから。 うまいことを知っているからこそわざわざ来るんだよね。恐らく長いこと 通っているんじゃないだろうか。自分みたいにたまーにしか来ないような 客とは違ってね。
向かいのテーブルにおひとりでお座りになっていましたが、しずかに 焼鳥食べて、日本酒を飲んで、タバコを吸って、1時間程度でお帰りに なりました。それをきっかけに、自分たちも店を出ました。だって足が 痛かったから。
今日の友人は酒好きで、特にワイン好き。 2件目にはイタメシ屋へ。ここはリーズナブルなお店で、1万円以上 するワインは置いていません。友人の話によると、ワインのお値段も 他の店より安く設定してあるらしいです。だから5〜6千円のワイン でもそこそこいいやつが飲めるとのことです。
で、ふたりで赤を1本、飲み足らぬ友人は白のデキャンタをひとつ。 自分がワインを飲み過ぎると後でどうなるかをこいつは分かっていない。 飲んでいる時はいいんだけどね。(この店のイカスミはうまかった。)
夜も深まる前に別れて帰りましたが、やっぱりまずかった。 山手線で新宿から池袋に向かう時にはすでにまずい感じだった。
いざとなった時のために急行・準急に乗るのはやめて各停に乗りました。 やーひとつめの駅で早速来ました。その「いざ」となった時が。
ウチに帰ってからもその「いざ」は続きました。 トイレが真っ黒になっていたのは言うまでもありません。 あーイカスミが・・・。
アルコールの限度が落ちてきたことを実感してしまいました。
はい。今日は晴れときどき曇り。(東京地方)
ちかれたびーな1日でした。 あんなことこんなことありで、結構充実していたりして。
帰りにも昔の職場の先輩から声をかけられて、みなさんと一緒に 飲みに行ったり。初めて行ったお店でしたが、これがまたいい店で。 大先輩たちとでしたが、それぞれ手酌でヨシということで。
いろいろありましたが、眠たくて仕方ないので今日はこのへんで。
はい。今日は曇り。(東京地方)
今年は長いこと涼しい夏でしたが、今日はこれまた夏らしい雷雨が東京地方 にも発生しました。多くの方が帰宅の際に激しい雷雨に会ったのではないで しょうか。
定時が来て、すぐに帰るのは電車が込んでいるので少しブラブラしてから 帰ったのですが、会社の玄関を出る頃に外が何だか怪しくなってきました。
強い風が吹いているし、遠くで稲光が見られました。 前を歩いていたオジサンが玄関を出ると走り出したから、もしかしたらと 思いましたが、そのまさかが来ていました。すかさず自分も走り出しました。
おかげでちょこっと濡れただけで済みましたが、駅への通路を歩いている時は 激しい雨で、誰もが雨を避けるために通路の前で立ち止まっていましたが、 自分は気にせず通りました。折り畳み傘は持っていましたが、意味のないほど 激しかったので使わずじまい。
そこまではいいのですが、山手線は激しい雨にもかかわらず運行していたので いつもの通り、反対側である内回り(東京回り)に乗り、品川から座って いくつもりでしたが、品川の手前で立ち止まり。田町の信号機故障らしい。
山手線以外(京浜東北線・横須賀線・東海道線)は普段と変わらぬ運行を していましたが、山手線だけは立ち止まり。なんとか品川までは動きましたが、 そこから先が長かった。そのうち動くだろうとそのまま座っていましたが、 結局待つ事1時間。車内放送がありまして、当分復旧の見こみなしだと。
仕方がないから動いている京浜東北線に乗って浜松町から大江戸線で練馬まで 行こうと向かいのホームへ行きましたが、タイミング悪く、京浜東北線もダメ。
他の選択肢を考えて、横須賀線で東京へ向かうことにしました。 数分の遅れはあるものの、こちらは動いており、東京で降りて丸の内線へ 乗り換え。急激な大雨の時は東京の地下鉄は弱いと聞いていましたが、そこは 改善していたのか、ちゃんと動いておりました。そして池袋へ向かって、そこ からはいつもの通り西武池袋線で最寄駅まで。
駅を降りて地面を見てみると、ほとんど路面は乾いており、大雨が降った様子は あんまり見受けられませんでした。本当に一時的な雷雨だったようです。
知人の家では雷の影響で給湯器がやられたようですが、復旧したんでしょうか? みなさんのお宅はいかがでしたか?我が家といえば、シャワーを浴びた車が 洗車後の輝きをしています。(笑)
はい。今日は曇り一時雷雨。(東京地方)
ほとんど仕事が出来なかった1日。 同僚がなにやら彼の宿題のようなものを取り出して、自分にやってくれと 言ってきました。見ると、事業損益のケーススタディ−でした。とある 事業モデルを想定して、利益の出るアイデアを考えてみろというもの。 社内で行なっているビジネススクールの練習課題です。
月の上旬は自分にとって忙しい時期ですが、彼にとってはそんなことは お構いなし。今日中に教えてくれと言います。とりあえず今すぐの仕事を 終えてからその宿題を眺めてみましたが、真面目に答えようと思えば 30分ぐらいはかかるもの。彼はそれを15分でやれと言いました。 自身で考えずに人にそんなことをよく言うよと思いつつ、とりあえず 着手しました。計算で求められる問題は答えを出しましたが、その他は どう考えるかを問う問題。これらは自身で考えるべきと思い本人に 突き返し。結局、ふたりで会議室にこもってホワイトボードに書きながら 解説していきました。
彼は大学で経営を専攻した人間。自分はビジネス英語を専攻した人間。 経歴で言えば彼は分かっていて当然。自分は仕事で否応無く覚えた程度 ですが、それでも頼ってきたということは、彼が余程さぼってきたことを 意味します。学問で覚えたことも、使わずに10何年も放っておけば 忘れてしまうことを彼の発言が示しています。というか、興味がないから 意識的に忘れてしまったんでしょう。ま、本人は文系にしか行けなかった 理系人間だと言いますから、経営よりも技術指向なんでしょう。
ま、いいんだけどね。
ひととおり説明したら理解してくれました。 複雑な公式とか知識は必要ないから、やり方さえわかればあとは考え方 のみ。もともと理解力の高い彼ですから、それなりの説明で理解して くれたから助かった。分からなくてしつこく聞かれたら怒っていたかも。
そういえば、世界陸上200mのファイナリスト末續選手は偏平足。 自分も偏平足。比較にはなりませんが、自分も物心を覚えた小さい頃から 高校の時に100mで県の1位を取ったことのある父親と走っていました から、それなりに足には覚えがありました。その頃も偏平足でした。
中学生の時に保健の先生から偏平足は大きくなると治ると聞きましたが、 結局今の年になっても変わりません。つまり、偏平足は運動能力を落とす かもしれませんが、運動音痴とは限らないことを表しています。
どういうことかというと、偏平足=運動能力の欠如に起因とされていた ようですが、末續選手の例を見ても分かるように、発達した結果でも あるんです。偏平足だけでは運動能力は語れません。ただ、運動能力が 発達した人を除くと、統計的にはどうか分かりませんが、運動音痴の方が 多いかもしれません。疲れやすい足だから運動をしないという悪循環に なりやすいから。
自分の場合は小学生の頃、機械体操も人よりうまかったし、足も早かった のに、遠足の時にはすぐに足が疲れて人より遅れてしまうことに疑問を 持っていました。それがまさか偏平足のせいだったとは・・・てな感じ。 中学生の頃は800m走の中学代表だったし、駅伝の選手でもありました。 高校の頃はすっとばしまして、大学の時は足に自身のある先輩よりも 長距離走は早かった。後輩ができても抜かれることはなかった。
そもそも偏平足を指摘されても恥ずかしいとは思わなかったわけで、あえて 声を上げる必要もありませんが、せっかくの機会ですから書いてみました。
はい。今日は曇りときどき晴れ。(東京地方)
2003年09月01日(月) |
貯蓄は経済を停滞させる(短期的に) |
友人は言いました。
「個人の貯蓄は将来のために必要な行動だ。」
その通りです。将来が不安だと思える時であればあるほどそうです。
80年代後半から現在に至るまで経済成長率(名目GDP成長率)は右下がり。 97年からは2000年を除いてはマイナス成長。一方では金融資産残高伸び率は 1999年までは何とかプラスでしたが、2000年からはマイナスになって います。これは収入が減りつつも、がんばって消費を減らし、貯蓄をしてきたが、 2000年の段階で、消費の切詰めも限界がきたということでしょう。
一般的に個人の金融資産は1400兆円と言われておりますが、この数字は頭打ち ということになります。とはいえ、この金額から大きな変化は出てきていない。
この金融資産の内訳は、預貯金・株式・債券・投資信託・年金準備金といったもの。 大事なことは、その資金の一部(20〜25%)が借金によって賄われていると いうこと。これは住宅ローンやマイカーローンの影響が大きいでしょう。
この10年間に400兆円増えていますが、その半分が預貯金の増加。 バブルが崩壊した91〜92年も含めて、下がることなくずっと増加してきています。
貯蓄が増えるということは、消費が減るということです。 消費が減るということはどういうことかというと、まさしく経済成長が止まることを 意味しています。消費が減ることの原因には2つあって、ひとつは収入が減る、もう ひとつは将来に不安があって蓄えを増やす、このふたつです。
経済にとって貯蓄は流動性を失った死んだお金。 貨幣には流通速度というものがありますが、流れを失ったお金は停滞するのです。 信用創造の逆のことをしているのですから、いくら将来の貯めに蓄えたとしても 経済の収縮を促がすだけです。貨幣は流通して初めて価値を生むのです。
個人は将来の貯めにいいことをしていても、全体としては悪い方向になる。 このことを「合成の誤謬」といいます。全ての家計が消費を倹約して正しいことを すれば、企業の収入が減って個人の収入も減ることになってしまう。巡り巡って。 せっかくいいことをしているつもりでも、結局は自分の首を締めていることになる。 マクロとミクロは切り離して考えられるものではないことを表しています。
将来の不安があるから貯蓄をすることは正しい行動。でも全体としては経済を停滞 させてしまう悪い行動。だから貯蓄をするなということではなくて、貯蓄をしない 行動の原因を排除する必要があるのです。
これはまさしく年金にあるわけで、バブル期に余って仕方がなかった年金準備金も 今や底をつく状態。年金の支払もままならない状態。これをよく知る若年層は、 自分の年金が支払額よりも少なくなる不安から支払を拒否している人も多い。 年金を金融商品と考えると、これは正しい方向。でもこれが膨らんでしまうと、 真面目に支払をしている人の年金が全く支払われなくなることも考えられます。
その原因は、年金の使い方や配分の仕方が問題なのであって、そこを変えるべき なんです。それがまさしく構造改革。将来の不安を払拭するべく、組織や仕組みを 正そうとする方策なのです。
これを否定する人は、その日暮らしがままならないほど生活に逼迫している人か、 あるいは意図的に構造改革を妨害したい人のどちらか。要するに、目の前が大事か 将来が大事か。どちらに困難を覚えているかなんです。時間軸の問題です。明日の おまんまが大事か、10年後のおまんまが大事か。
自民党の中で分裂しているのは、その差です。時間の考え方です。 小泉首相は将来を、抵抗勢力は明日のことを訴えているわけです。 求める時間軸のメッシュが違うから、おのずとやることが違ってくる。当然です。
現在の窮状を改善するためには、急激な療法が必要になりますから副作用も大きい。 それを覚悟でやろうとしているかが問題となります。単に従来の手法の繰り返しで 楽観論の抵抗勢力の考えには自分は賛成で来ません。繰り返し失敗してきたことを また繰り返そうとしているから。効率的な公共投資はまやかしです。公共投資の 経済的効果は効率的だろうが非効率的だろうが、変わりはありません。そのあたりは ケインズが言っているとおりです。方法が問題なのではなくて、いくら注ぎ込むかが 問題であると。そしてここで注ぎ込まれたお金が貯蓄に回ってしまえば、せっかく 投じたお金も無意味です。経済効果としては表われないからね。
だからこそ、お金を使える環境を、基盤を整備する必要があるわけです。 ここを整備しなければ、いつまでたってもお金は貯蓄に回ることになります。 真水を増やしても還流しなければ経済は膨らみません。お金を使える環境作りが 必要なんです。お金を使えるだけでなく、作り出す労働環境も必要です。
この2面性を打ち出しているのが小泉内閣です。 目の前の苦境に直面している人に我慢してくれと言っているわけです。 抵抗勢力が言っているような単に見殺しにしているわけではないんです。
ただ、バブルの崩壊後10年以上も経過してしまったからには、回復するのも 10年以上かかることを覚悟しなければなりません。そこが小泉首相の辛いところ。 やろうとしていることは正しいことだから応援したいけど、我慢のしっぱなしで 我慢しきれなくなっている人が出てきていること。しかも見通しが不透明であること。
かつて経験したことのない経済状態だから、簡単には見通しを語れる人はどこにも いないとは思いますが、何らかの指標を示してあげないと、せっかく我慢しなければ と思って応援してくれている人もいい加減見離してしまいます。そこが政治家としての 理念と責任の示しどころだと思うんですよね。(そこが彼の批判されるところです)
とはいえ、根源的なところを手術しようとしているんだから、これを止めるわけには いきません。そういうわけで繰り返しますが、小泉再選。ふたたび。
はい。今日は曇り。(東京地方)
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