乳がんなんてやっつけろ!!

2004年09月27日(月) 壊れそうになる

なんだか初めて壊れてしまいそう。
私がもっとささいなことも、笑い飛ばせる人だったらいいのに。
↑もっとも外から見たらそう見えるだろうけれど・・・
意外に小心者だったり、不器用だったりするから、
もう心の中はえらいこっちゃ・・になっている。

仕事のことだけではなくて、いろーーーんなこと。
最初から小心者に、不器用に見える人だったらこんなに苦労は
しなかったんだろうけどな。
それを隠してしまう技を小さい頃から、身につけてしまっていた。

いつの間にか、我慢することを覚えてしまっていたんだろうな。
こうやって小さい頃から身についてしまったことを、
大きくなって大人になってから変えることは本当に大変なこと
なんだと思う。

でも人間は、変わることができる生き物だと信じてる。
それが困難な道だとしても、きっと。

といいつつも・・・
自分が楽になる道を選ぶことって、本当に勇気がいる行動だと
思う。
ガンになって、自分の体のためにも我慢することはいけない
と言い聞かせてきたけれど、実際問題として自分の好きに
行動することには多大な勇気と犠牲が必要となってくるのが当然。

患者さんで、ガン告知を受けてからは、自分のやりたいことだけを
やって(例えば主婦だろうと毎晩飲み歩いたり・・好きなものを
買い物したり)生きている人がいる。それも結構いる。
友達のだんな様は、ガン告知を受けてからは一度も彼女を怒らせたこと
がないそうだ。
やっぱり「自由」に生きていくには、犠牲(できれば協力と言いたい)
が必要になる。

自分の人生を歩くには、一人で歩いていくしかないの??
そんな思いが胸によぎったり・・・・
いやだ!みんなで歩いていくんだ!イヤイヤ言うみんなを
ひきずってでも??とか思ったり・・・
うーーーーーーん。

はい、ここまで読んだ人はわかるっしょ?
旦那様とおおもめ中です(笑)。またかよ〜とお思いですが、
いつものことなんですが・・・
悲しくなったり、頭にきたり・・・
こんな感じで毎日過ごしています。
できるだけ、自分の感情を抑えて、抑えて話をしているつもりなんですが
なかなか作戦はうまくいかねえでございますよ。

そして、ここまで書いていつも気になるのが、
お仕事一緒にしている方々へ。
読んでくださっている方も大勢いらっしゃると思いますが、
どうぞどうぞ気にされないでください。
これは私の個人的日記でありまして・・・
感情を発散させるイチストレス解消の場となっています。
だから、笑い飛ばしてやってください!まーじーでーです(笑)。
残業があったり、忙しかったりすることも、誰かに言われたわけでは
なく、自分がやりたくてやっていることなんでございます。
これは私と、私の家族が乗り越えなければならない
いわば「ガンからの贈り物」なのでございます(笑)。
ですから・・見守ってやってください。

どこもかしこも、一生懸命やりたいからこうなっているのでございます。
生まれつきの欲張りなんですよ、きっと。
そして・・・きっと、「ぜーんぶうまくいっちゃった!」と
トトロのメイちゃん風に、大声で叫んでいることでしょう。

しっかし、こんな状態なのに、倒れもしなければ胃にも穴があかず
血液検査も100点満点の私って、ホントにガン患者?って気が
します(笑)。
誰よりも健康体の「ピンクリボンinKagoshima実行委員」です(笑)。

今は「がんばって」と言われるほうが良いみたい。
「無理しないで・・・」よりも。



2004年09月26日(日) ぬいぐるみなんぞ作ってみました



今日は日曜日。
仕事のことが気にかかりながらも、ついつい気分転換。
喜ぶ優生に乗せられて、↑のピンクリボンクマちゃんを作って
しまいました(笑)

フェルトを買うなんてきっと小学生以来です。
最近では裁縫も久しぶり。
まあ、よく見ると縫い目がえらいこっちゃにはなっていますが
なんとか形になりました。

このクマさんは、私が実行委員をしている
ピンクリボンinKagoshimaのオリジナルキャラクターです。
デザイナーの花田さんに生んでいただいた可愛いクマさん。
偶然私の本の表紙の、ピンクウサギに似ていたこともあり、
とってもイトオシク思っているキャラなんです。
可愛いでしょ?

将来はこのクマちゃんのオリジナルグッズとか作れたらいいなあ〜
絶対可愛いと思う。
皆さん、どう思います?



2004年09月24日(金) 振り返る乳がん人生

あるマスコミの関係の方の取材を受けた。
毎回そうなのだが、必ず乳がん告知から今やっていることまでを
聞かれる。(←取材だから当然よね、はは)

で・・・私が毎回泣きそうになるポイントがある。
抗がん剤治療の副作用』。
ここを語る時には、どうしても涙が出そうになる。
私が一番、自分がガン患者なんだと実感していた時期だからだろう。
吐き気と倦怠感でのたうちまわっていた頃。
自分の寿命を嫌でも感じたあの頃。
髪の毛は抜けて、落ち武者みたいな頭。
うん。やっぱりきつかった。
楽じゃあなかった。

患者会の横にあるソファーに横になっている女性。
「大丈夫ですか?」と尋ねると
「あ・・はい。いや・・抗がん剤を昨日打ったばかりで・・」
とても辛そうだった。

抗がん剤は正直もう打ちたくない。
もしも再発しても、打ちたくない。
しかし・・・私はホルモンもマイナスだしなあ。
治療はきっと、抗がん剤になるんだろう。
こりゃあ、嫌でも再発しないように、きばいやんせをするしかない。

最近腰が痛くて、夢の中で主治医から
「再発です。治療をしましょう」というお告げをもらってしまった。
朝起きて、とことん嫌な夢だと思った。
その日、主治医に偶然会った。そしたら先生が
「おう、相変わらず元気やねえ!はっははは」と言ってくれた。
やっぱり、夢は夢だ。そう思った。

一見、すっかり元気に見える私だが、やっぱりふと考えることがある。
きっと皆、そうなんだと思う。
体は元に戻っても、やっぱりガンという告知を受けてからは
心のどこかに、ほんの隅っこかもしれないけれど、
考えることがある。
一生付き合っていかなくてはいけない病気だもの。

でも・・今、考えることが少なくなってきているのは
忙しいから。毎日が充実しているからだと思う。
楽しいことのほうが多いから。
家にじっとしていたら、こうはいかなかっただろうと思う。
乳がん患者として、やれることがたくさんあると知ったから、
がんばっていけるんだと思う。

がんばるのじゃ。私
↑みんなからは、「がんばって、でもがんばらないで」と矛盾した
ことを言われるが(笑)。


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