時間って怖いね
時間なんて見えるもんじゃないけど
確認できるのは「今」だけ
過去は経験しただけで感じられるものじゃない
しかも一瞬一瞬が過去になっていく
「今」なんて一瞬しか感じられない
ましてや未来なんて見えないんだから
実際俺が確認できる時間は「今」だけ
時間は一瞬しか感じられないわけ
俺は未来に向かって歩こうとしているわけじゃない
時間が勝手に未来に歩いてるんだ
俺がここに立ち止まっていても
勝手に未来になるんだ
この怖さがわかる？
そしてこんなものに恐怖を感じる俺のくだらなさを

他人の喜怒哀楽をすべて引き出す能力を持つ人ってすごいと思う
でも最近俺は
喜怒哀楽の「怒哀」を引き出さずに
「喜楽」だけを引き出すほうがもっと難しいと知った
きっと「喜楽」だけを引き出せる能力を持っているということは
相手の「怒哀」に触れないと言う事
どうしたら「怒哀」が引き出されるか知ってると言う事
そんなこと不可能かも知れないが
今時点で確かにそういう人を
俺は知っている
「喜楽」だけ引き出す　すごい人物

人に何かをやってもらったら
後で自分でやろうとしても
出来ないから

他人の痛みをわかろうなんて
とても無意味な事だ
痛みを知ってどうする？
例えばナイフで刺された人の痛みなんて
同じ場所をナイフで刺されてみなければわからない
しかも過去にいくらナイフで刺された事があるからって
同じ時期にさされなきゃわからないものだ
その上痛みなんて人それぞれだし
痛みが快感なんていう変態もいるわけだから
そうそう同じ痛みなんて味わえないのかもしれない
どれだけ大切な人の痛みをわかってあげようと思っても
お前はナイフを自分に刺す事ができるか？
できると答えた奴
よく考えてみたらどれほど無意味な事かわかるか？
ナイフで刺された奴が２人いても
ただ痛んでる２人なだけで
なんの足しにもならない
まだ同情してるほうがよっぽどいい

友達とは
実は
助け合わない事だと思う

この世で一番くだらない質問
「私と友達どっちが大切なの？」
そりゃーお前
友達だ

喫煙者が自分の服についた微妙な煙草の匂いがわからないように
ワキガの人が自分の匂いがワキガの匂いってわからないように
その人とずっと一緒にいると
違和感なくその人の匂いがわからなくなる
大切にしたい想いとは裏腹に
匂いに慣れすぎて
気付かない事っていっぱいあるだろう
慣れすぎて匂いが感じられなくなる
とても恐い事

わざとらしいのが嫌いだ
わざとらしい気遣いが嫌いだ
わざとらしいやさしさが嫌いだ
俺のひねくれたこの疑い深い性格は
ここから来てるのかもしれない

大きな悩みも
小さな悩みも
悩む理由はそれぞれだが
言葉上同じ「悩み」
俺がどれだけ悩んでも
他人にはその悩みが
どうでもいい悩みかもしれない
人それぞれ感じ方も違うわけだから
悩みの大きさどうこうなんて関係ないもの
その「悩み」を
大きさや理由で比べる行為なんて
間違ってるのにも程がある

俺の友達が
車で鹿をひいた
友達は言った
「車の修理代が高くついて大変だ」

鹿の生死はどうでもいいのか

koushin