日本人が
風流や
情緒などという
虫の声や
川のせせらぎは
アメリカ人には雑音に聴こえるらしい
嗚呼、日本人でよかったなと思える

俺は乾電池で動いてるんじゃない
とはいっても
心臓が波打ち血が流れて動いてるわけでもない
俺が動いてるのは
何でもない
誰でもない
俺

俺の頭の中には
馬鹿でかい要領のメモリーが存在する
しかし要領はでかくても
上限はあるから
限界超えてしまったら
過去のメモリーは押し出されて消えてしまうんだ
きっと

音を学んで音学ともいいます
学んで学んで
知識を得たら
また違った「音学」になるよ

昔俺の友達が言ってたけど
野良猫が「パンゲア」って言ったらしい

水でもない
菓子でもない
中性的な食べ物
視覚でもおいしい
味覚もおいしい
そして
聴覚でもおいしい
はず

ある意味地獄

お母さん
昔はあんなに大きな背中だったのに
今では小さな小さなあなたの背中
俺を背負ってきた小さな小さな背中
その小さな小さな背中には
俺なんかよりずっと大きなもの
見えるよ
俺には見えるよ
いつもありがとう

長い間描いてきた死も
もうすぐお別れだ
言葉を刻むだけの行為なのに
俺は随分体に吸収できたと思う
ありがとう俺

俺は人よりも頭が悪くて
要領も悪く
運動神経もいいほうではない
人を寄せ付ける魅力もなければ
顔も十人並み

世の中には頭がものすごく良い人もいれば
スポーツに長けている人もいる

自分で言うのもなんだけど
俺は人よりいろいろな部分が劣っている分
音楽に敏感に生まれてきたのではないだろうか
自信が過剰って意味でもない
俺は本当に自分の耳と才能を誇りに思ってるし
何よりもいい能力だと思っている

俺は単なるナルシストじゃないぞ

koushin