弱Sonファイブ
ビッグ1ガム! ほしいー、 ほしいー、 ビッグ1ガム! 男の子の夢 ビッグ1ガム! スーパーカー最高! ビッグ1ガム! 新幹線最高! ビッグ1ガム! 何が入っているのか ビッグ1ガム! ビッグ1ガム! ビッグ1ガム! ... 「きゃあああああ」 「ええと、持ってる持ってる」 「はやくぅー」 「はい」 「もっとー」 「はい」 「...」 「...」 「えーーん」 ... ビック1ガムもいいけど、 ジャージー牛乳ヨーグルトが 服にビシャビシャかかって ちょっと泣きながら ティッシュでブラウスを 拭いている 新入社員の表情が最高。
新宿にて。 持内ダメ子さんと流歌ねーちゃんとで おかまバーに行くべく 3人でコマ劇場ののぞき部屋前に 集合した。 なんでのぞき部屋前に 集合したのかと言われても 困ってしまうが、 まあ、なんとなく。 とはいえ、 そのまま3人で のぞき部屋に行ったわけではないし、 行きたかったわけでもない。 んで、どこのおかまバーに行くか って話になったのだが、 なんとダメ子さんが 男でも女でも入ることができて ノンケでも大丈夫、 日曜日でも営業していて かつ料金が安いというお店を 調べてきてくれていた。 そこにたどり着くべく 新宿をウロウロする。 いろいろ迷った末に 新宿2丁目にたどり着く。 「あの辺とちゃうか?」 とダメ子さんが言う。 みんなで行く。 近くに本屋さんが見えてくる。 大きな張り紙が何枚も貼ってある。 バディ発売! 薔薇族発売! さぶ発売! ... これを見て 加護さんの背筋は一瞬凍った... しかしここれで逃げたら イヌ呼ばわりされることは 目に見えているので、 問答無用で 目当てのお店が入っている 雑居ビルに突入。 3F。 ... 2Fあたりから おじさんのザーメンが飲みたい とか、 会ってすぐセックスしよう とかの書き込みが随所に見られる。 RUSHの瓶が置いてある。 ... 気を許してはいけない。 加護さんはそう思った。 そして一気に入店。 「いらっしゃいませ〜」 ... 別にちょっとハデな感じの 普通の飲み屋だった。 が、 客がいっせいに 加護さんを見る。 もちろん全員男性だ。 いや。 いっせいに、というわけではない。 タイミングはいっせいに、 なんだけど、 ワザとタイミングをずらす人も けっこういた気がする。 ん、女の子っていっつも 男からこんな類の視線浴びてんの? 加護さんは生まれて初めて 好奇の視線というものを 経験したよ。 にもかかわらず ダメ子さんと流歌ねーちゃんは ブサイクでもなんでもないのに まるで空気のように 他の客から ムシされて続けている。 ... おっかねえ... 席につく。 あたりを見渡す。 カラオケの曲がひっきりなしに 予約されている。 特に「アメリカ橋」という曲が 何回もクレジットされている。 しかしなんで「アメリカ橋」なんだろう... モスコミュールを飲む。 どうでもいい話をする。 もう一杯 モスコミュールを飲む。 どうでもいい話をする。 ... おしっこに行きたい(T_T) でも行けない。 がまんする。 おしっこに行きたい。 でも行けない。 がまんする。 おしっこに行きたい。 でも行けない。 ... もれるぅ(T_T) 「流歌ねーちゃん、おしっこ」 ... ひとりでおしっこ行くのが こわかったので、 流歌ねーちゃんに 連れて行ってもらった。 無事、 店外のトイレに到着。 流歌ねーちゃんに お外で待っててもらう。 ズボンのファスナーを下ろす。 ねーねーおしっこ どっちが長くできるか 競争だぁ〜!! いきなりお兄やんが 横からハイテンションで 話し掛けてきた。 「ハハハ、いいっすよ...」 って答える。 後ろを見る。 なんか男の人が 後ろに並んでる... さらにお外で流歌ねーちゃんが 他の男に話し掛けられている。 トイレの人口密度が一気に上がる。 お兄やん、 「おしっこ終わるときは おふくろさんよ〜って 森進一歌わなきゃダメだよ〜」 って言いながら ファスナーの中身を 覗き込んでくる。 「ハハハ、すんません...」 って答えながらも もう手洗わなくていいやって思って とにかくお外に出た。 流歌ねーちゃん、 おいらの表情を見て 哀れに思ったのか、 おいらの手をひいて 自分たちの席まで連れ戻してくれた。 その様子が すっごく男らしくて 思わずホレ直した。 客がすぐ 目を合わせようとする。 おふくろさん〜のお兄やんが 目が合うやいなや、 ゲッツ!とか言って 話し掛けてくる。 その後ろの男もおいらを見てくる。 ダメ子さんが注文頼んでいるのに いちいち店員がおいらと目を合わす。 おふくろさん〜のお兄やんといっしょに ゲッツ!のポーズをして とてもヘコむ。 その後も ヘコみまくって キョドりまくっている おいらを見かねて、 ダメ子さんが 「勘定お願いします」 って言ってくれた。 店員さん 「カンチョウ?」 って何回も聞いてきた。 「やだ、女の子にはしたことないから」 とか言っていった。 とにかく 早く帰りたかった。 にもかかわらずダメ子は あの危険なトイレで 用をたしたいと言いやがった。 流歌ねーちゃんまで 用をたすことにしやがった。 女の子ふたりが 男子トイレで用をたしているのに 誰一人 トイレに来なかった... 次はレズピアンバーに行くぞ と言って息巻いている ふたりの後ろをついていきながら 加護は うすうすながら気づいた。 今日行ったとこって おかまバーじゃなくて ゲイバーなのでは...
流歌ねーちゃんが 遊びに来てくれている。 そこで ふたりの愛を育むために 明日行こうと思っている。 おかまバーに(ハシゴ確定)
もっともっと コンテンツを更新したい。 けど、キリがないので、 昨日はあえて休むことにした。 そして休んでビデオを見てた。 「コンセント」 田口ランディ原作のやつだ。 「モザイク」もそうだったが、 彼女の作品には、精神異常とか エロとかカルトとかが けっこう出てくる。 これがまたおもしろい。 普通、天才というと、 天賦のきらめきを持った人が 強大な力を思いのままに 操っているというイメージで、 凡人よりもランクが上、 という感じがする。 でも「コンセント」では、 その天才が強大な力を 思いのままに操れなくて 脳が壊れる様を描いてる気がする。 んで、 脳が壊れるのを本能的に防ぐために、 本人が意図的に意識のコンセントを 「抜く」そうだ。 ... すごくおもしろい発想だと思う。 加護さんは凡才なので コンセントとは無縁だと思うけど、 実際これを見て 何かを感じた人はいるのでは、と思う。 昔から 天才とキチガイは紙一重だ、 と言われるが、 これはまさに言いえて妙で、 天才が普通の人生を歩むということは、 公道をF1で走るような ものなのだろう。 F1がサーキットでしか 性能を発揮できないように、 天才は普通の人生では 才能を発揮できない、 それどころか、パワーが大きすぎて いつクラッシュするかわからない。 こう考えると、 天才にとって、 自殺するのもまた ひとつの生き方だと 加護は思うんだけど如何なものか? 告知: 2003年3月20日(木) 22時からチャットやります。
週末のことで、 カッツリと 流歌ねーちゃんに おこられました。 ... とまあ、 非常に幸先の良いスタートと なりましたね。 加護69の新コンテンツ、 「有限会社あゆ」 公言どおり、本日公開。
「何しとる?遊ぼうや」 ... イントネーションのほとんどに 力がこもっている ジュンの声が 受話器から聞こえた。 加護さんは 「おう、ええよ」 と言った。 ... 加護さんは今忙しい。 有限会社あゆのコンテンツを 仕上げたいから。 だから 真三国無双3を買っても 一切手をつけずに パソコンの前に 置いたままにしていた。 まるで目の前に ニンジンをぶらさげられた 馬のように。 否、 まるで キャバクラに通うおっさんが 今度の同伴の場所を ラブホテルの近くに 指定するように。 ... ますます否。 ... とにかく加護さんにとって 有限会社あゆも好きなんだが、 ジュンも好きだ。 じゃあ結婚するならどっち と言われれば、 どちらも否だ。 で、 「どこに遊びに行きたい?」 とジュンに言われても 「どこにも遊びに行きたくない」 って答えたら 会話が終わってしまうので、 「ジュンのオススメのプレイスポットは?」 って聞くと 「六本木。渋谷でもいい、決めてくれ」 渋谷はおいらのプレイスポットだ。 この瞬間、 おいらはジュンに つきあうことに決めた。 数十分後、 六本木1丁目到着。 あ、流歌ねーちゃんに 遊びにいっていいか聞かないと と思って おそるおそる電話した。 「いいよ」 って即答された。 172個くらい考えてた言い訳を 言う必要はなかった。 とりあえず ジュンのお気に入りがいる キャバに行く。 ひさしぶりにおねーちゃんと 話したので どうしようもなく キョドってしまった。 「おねえはどこ住んでるん?」 「アヤセ」 「ああ知ってる知ってる」 「ホントに知ってるの?」 「うん知ってる、あそこやろ?」 「あそこってどこ?」 「あっち(指差す)」 「あっちにこっからどうやって行くのよ?」 「歩いて」 「...」 「...」 「歩いていく人聞いたことない」 「加護さんもない」 「ふーん」 「でも」 「でも?」 「恋をしたら歩いていける」 「はぁ?」 「スキップしても行ける」 「...」 「って水前寺清子さんが言っていた」 「ぜったいウソだ」 電話番号教えてって言われたので Aちゃんの電話番号を 教えておいた。 ジュンは 席についても お気に入りの皮ジャンを 脱がなかった上、 指名した女が 20分しかつかなかったとかで ますます 話すイントネーションのほとんどに 力が入っていたみたいだった。 ... 「さ、次どうするか?」 という話になって、 「ジュンが行きたいとこでいいよ」 と言うと なぜかおっぱいパブに 行くことになった。 加護さんたちが行ったところは 40分8000円で、 普通のパブなんだけど、 15分に1回、 男と女の子がソファーに立って、 女の子は上半身ハダカになって リボルバーの弾装のように グルグル男の間を回るわけである。 男はズボンを下ろして 順番に来る女の子の おっぱいをもみながら 女の子のケツにチンコを すりつけるというしくみである。 ただし、 客が おいらとジュンしかいなかった... しかし女の子は9人もいる。 オッパイタイムの空気が あまりにも寒すぎて 加護さんは思わず、 おっぱいもみながら 客単価が8000円×2で 女の子の時給が3000円として 9人いるから27000円、 この1時間赤字か... とか考えてしまいました。 そのときふと 横のジュンを見ると... か、 か、 皮ジャン着てる... 下半身パンツ1枚で 腰を振っているけど、 上半身はやっぱり 皮ジャン着てる... なあジュン、 君は何の意味があって 皮ジャンを着てるんや? って考えたら おかしくっておかしくって それだけで十分モト取った って思いました。 ... 「さ、次どうするか?」 という話になって、 「ジュンが行きたいとこでいいよ」 と言うと なぜかおっぱいパブを ハシゴすることになった。 40分8000円、 ジュンとふたりで 隣同士に座る。 目の前を見る。 うわあ、 上に乗っかられたら 太ももの骨が骨折するかも っていうのがいてました。 ジュンと 仮に、 このお店がさっきのお店と 同じシステムだとすると、 時計回りに女の子が来るから 次にあの百貫デブが来るのは ジュンかなって 話してました。 5分後... 仮に、の話が 現実になっていました... しかし笑ってばかりも いられません。 明日は我が身... 加護さんについた 自称元モデル(スト4)が 「場内指名していい?」 と言うや否や、 「うん」 って即答しました。 さあジュン、どう出る? キッチリ、 チェンジしてました。 そうか、 その手があったか! 一方、 場内指名してしまった 加護さんは、 スト4のビックマウスを 延々と聞くハメになりました。 何回も電話番号教えてって 言われたので、 すがる思いで Aちゃんの番号を教えておきました。 ... 「さ、次どうするか?」 という話になって、 「ジュンが行きたいとこでいいよ」 と言うと 台湾式マッサージに行くことに なりました。 ちがうねんジュン、 そういうサービスじゃないぞ、 ゼッタイただのマッサージやって! やめとけやめとけ。 って言うトークは それまでに さんざんやりました。 しかし男には、 本当の漢ならば、 それでもなお、 行かねばならないときも あるのです... ... 「さ、次どうするか?」 という話になって、 「ジュンが行きたいとこでいいよ」 と言うと マンガ喫茶に行くことに なりました。 ... ジュンに花をもたせてやりたい。 ... 加護さんは インターネットを駆使して 早朝からやっている風俗を調べ、 かたっぱしから 電話していきました。 しかし5軒中3軒は 電話に出てもらえず、 あとの2軒は 女の子が1人しか待機していない とのこと。 いくら加護さんでも ジュンが相手した女の子のサービスを すぐあとに受けることは できない。 ジュンに事実を端的に伝え、 泣く泣く始発で帰りました。 加護さん始発に乗りながら ふと思いました。 もうすぐ春ですね...
ヒゲソリの替え刃を 買いに行った。 少し前から切らしていたのだが、 何しろ型番とかいっぱいあって どれを買えばいいのかわからなくて いっつも もういいや... ってなってたのだ。 しかし今回はちがう。 というのも先日 ヒゲソリの 街頭アンケートに協力したのね。 そして今お使いのヒゲソリは どれですかって言われて、 いろんなヒゲソリの写真を見せられた。 加護さん写真見て、 ああ、これやこれやって思って、 「あー、シックFXの3Dダイアです」 って言ったからね。 そんで薬局に行って シックFX3Dダイアの替え刃を買って 意気揚揚と家に帰って ヒゲソリの刃を セットするボタンを押しながら 替え刃をセット。 はまらない...(T_T) あれ、おかしいなと思いながら ボタンを押すタイミングとか うまく計りながら 替え刃をセットしてみる。 はまらない...(T_T) 男にとって ハメこめるハズのものが ハメこまれないことほど ストレスのたまることはない。 力押し! 力押し! 力押し! は・ま・ら・な・い...(T_T) もうええわ! ヒゲなんか 一生剃るかボケ! ... ごめん、俺が悪かった。 お前がいないと 俺はやっていけない... というわけで、 シックFX3Dダイアの替え刃につける ヒゲソリを薬局に買いに行った。 途中忘れないように シックFX3Dダイア、 シックFX3Dダイア... ってつぶやきながら歩いてると、 前方にバシャーって 荷物を広げている おねえちゃんを発見。 自分の近くに落ちていた 2,3個の小物を しゃがみこんで拾ってると おねえちゃんが 「すいませーん」 と言いながら駆け寄ってきた。 ... おいらは 「別にいいですよ」 と言いながら小物を渡し、 ちょっとすがすがしい気分で 薬局にたどり着いた。 で、ヒゲソリ買ったんかって? そりゃあもちろん買いました。 シックFX3Dパンチラ。
リコちゃんに貸してもらった 「ちんかめ」で オナニーしようと思ったが、 14分かかっても イク事ができなくて、 右手が疲れてので 昨日はさっさと寝た。 という話は置いといて、 今日はるみちゃんのお誕生日。 お誕生日おめでとう♪ 自分は至らない人間なので、 るみちゃんについて、 わかった口をきくことなんか ぜんぜんできないけど、 今日からまた るみちゃんにとって 楽しい日が始まればいいな と思ってる。 るみちゃんには そうなる権利があると 思ってる。 そんなことを思いながら 加護さんが いつもコッソリ読んでる るみちゃんの日記を紹介してみる。 http://www3.diary.ne.jp/user/301991/
昨日書いた日記を、 読み返してみると 何やこれ? って思った。 ひどく気に入らない。 まったくもって 日記作家たるもの、 飲んだら書くな、である。 でも削除はしない。 なぜならそれが日記作家だからだ。 おいらは 反面日記作家だからだ。 ゆくゆくは 反面日記作家界の ニューエイジを背負って立つ、 反面日記作家連盟の オピニオンリーダーとなるのだ。 仁義礼智をもって 一大勢力を築き、 上を拝まず、自らに誇りを持つのだ。 大黒埠頭に集合をかけて 反面日記作家極悪連盟を創始し、 掃除し、 総事象とし、 相思相愛に根ざした恋愛感情に 相乗効果を期待し、 反面日記作家コーポレーションを設立。 反面日記作家コーポレーション日本支部を兼任し、 反面日記作家の グローバルフューチャーを創造するも 勘定科目が肝心な感情を 干渉していくことに耐えられずに 反面日記作家ヒップホッパーズに走る。 ヒップホッパーズで知り合った ひとりの少女。 彼女の笑顔は無心で どんな色にも染まっていない。 彼女の笑顔が教えてくれたのは 愛。 無垢な心が人に与える力は 計り知れなく、 その笑顔を汚い色から守るために 反面日記作家レジスタンスを結成。 長い長い戦いが始まる。 その戦いに払った 多数の犠牲に対して捧げられた鎮魂歌。 どこからか聞こえるその歌に とりわけ目立つバリトンの声。 そう、 彼は反面日記作家バリトン少年合唱団。 その力強い歌声は 生に対するみなぎる自信が感じられ、 人はまた生きていこうと 思えるわけだ。 希望が見えた焼け野原に響き渡る 快い金属音。 これはきっとホームランだろう。 いよいよ 反面日記作家甲子園の始まりだ。 ... ツーアウト満塁。 この局面が この試合の全てを決めると言っても 過言ではない。 ... ビュウ! カキーン! ジャストミート! 強い弾丸ライナーは どこまでも遠くに飛んでいった。 マツイ、待ってろよ... という夢を見た。
ゴディバ! 社長の女に チョコもらったので、 そのお返ししようと 思ったんだけど、 何を返していいかわからない。 しょうがないので ザギンのキャバねーちゃんに アドバイスを請う。 ゴディバ! ねーちゃんは 一言のたまわれた。 それから加護さん、 念仏のように ゴディバ、ゴディバと唱え、 山手線に乗って ゴディバ、ゴディバと唱え、 有楽町に降りてからも ゴディバ、ゴディバと唱え、 ゴデイバのショップに行き、 係のおねえさんに 「どんなのをお探しですか?」 と聞かれて、 ゴディバ! と即答してしまった。 おねえさん、 神妙な顔しながら 「うちはどの商品も 自信を持っておすすめできる ゴディバの商品ですよ」 と言いました。 ... 斬れ! おいらを斬ってくれ! 田舎者と罵ってくれ! たのむ、 上流扱いしないでくれ! と魂が叫びましたが、 口が避けても言えない。 やっとのことで 「一番高いやつください」 と言い、 溜飲を下げた次第だ。 社長の家に行くと 色とりどりの食卓に 入荷したてのワインが ならんでいた。 さあ、 ランチキ騒ぎの始まりだ。 肥後牛を しゃぶしゃぶするときに、 どんな姿勢でしゃぶしゃぶしたら 一番セクシーかを実演したり、 超一流のワインを 理科の実験みたいに まぜまぜして 新型ワインを作って、 いかにまずいかを みんなで述べあったり、 ゴディバを天井に放り投げて 誰が食えるかを競ったりしてた。 そんで 加護さん上機嫌になって、 ついうっかり 最近、 目下の恋人ができたんだよねー みたいな話をしたのが 運のつきで、 社長と女が うちに連れて来い、連れて来い 今すぐ連れて来い 電話かけろ、 話をさせろってうるさい。 流歌ねーちゃんおこるだろなー って思いながらも 楽しいからいいやと思い電話。 「もしもしー!」 「...うん?」 流歌ねーちゃん 思いっきり寝てたみたいで、 すっげえ声が素だった。 にもかかわらず 外野が煽るので、 加護さんも強気になり、 「おい、俺様のことを好きだって 10回言ってみろ!」 とか言っちゃったりしたのだが、 「あたしにこんなこと言わせたのは あんたが初めてだよ」 ってサラッと言われて、 今は酔っ払って 日記書いてるから 別にいいんだけど、 この酔いが冷めたときの 報復活動がこわい。 だから今度会ったとき 先手を取って さっさと殺してしまおうと 思っている。 さらば流歌ねーちゃん。 |