弱Sonファイブ
今日は日記書かんぞボケッ! 日記というのは 写経に似ているところが あるのかもしれない。 その日に起きたことを思い返し そのとき感じた気持ちを ありのままに書き出す。 心乱れた日は 文章が乱れずとも 行間が乱れて、 心穏やかなる日は 文章が乱れていたとしても 行間が乱れていない。 行間が乱れたから どうというわけではなく、 乱れたり乱れなかったりして 日々が重ねられていくときに できていく模様のようなものが 日記の美しさだと思う。 楽しいこともつらいこともある。 それでも君は そうやって自分の模様を 作り始めている。 その模様こそが 君だけにしか作り出せない 君自身の本当の美しさだと思う。 ... そして自分はその美しさを いつの間にか眺めていた ということを この場で告白しておきたい。
エッグノッグという名の飲み物はすごい。 レシピが150年以上変わってないのだ。 つまり長い間、みんなから 支持され続けているということだ。 その理由はなんとなくわかる。 身の回りにあるもので 簡単に作れるからだ。 カクテルとして作る場合の 基本レシピはこうだ。 ブランデー:30ml ダークラム:15ml シュガーシロップ:1tsp 卵1個,牛乳60ml,ナツメグ ... シェイクして飲んでみる。 カルアミルクより ぜんぜんインパクトがある。 ... ブランデーだからだろうか。 しかし卵なんて シェーカーにブチ込んで大丈夫なのか と思ったが、 ぜんぜん問題なくシェイクできた。 飲む人にとっては まろやかっていうぐらいで、 卵が入ってるなんて ぜんぜんわかんないかもしれない。 ということは、 卵の代わりに ザーメンを入れたとしても まろやかっていうぐらいで、 ぜんぜんわかんないかもしれない。
自分たちは 傷を持つ人の痛みを そのまま肩代わりすることなど できはしない。 だからこそ そこにある傷を「知ろう」と 働きかける資格は 誰にもない。 ということが感覚的にわかるならば 「ビューティフルマインド」を見て 泣けると思う。
今年度初出勤後、 一発目の書類を書いた。 承認日・・・2002年1月6日 ... いや、 ぜったいあなたのまわりでも やってる人がいると思うよ。
アホども よく聞きやがれ。 あー この画面を見てるお前だよ。 ... あのさあ、 毎日毎日こんなもの見てて 飽きないのか? 他にすることないのか? 実はヒマなんじゃないのか? 加護さんが毎日 日記更新してても お前の事情とは 別にぜんぜん関係ないんだよーん。 わかってる? ボケッ! ボケボケボケボケボケボケボケボケボケッ!! お前はボケだ。 ボケだと思い込め。 お前は非凡であるところを 人に知られてはならないのだよ。 牙を抜け! 爪を切れ! 何も知らないフリをしろ早く! 平凡が一番だと 口に出していってみろ! 今日朝起きて何をやったか 時系列に並べて言ってみろ。 朝飯は? ご飯と味噌汁か? 赤だしか? 赤だしなんだろうな? それは4分の3の確率か? 3拍子か? ワルツは300円までだと 言ってるだろうが! ワルツ命ッ! ところで朝飯は? ワルツとこんにゃくか? こんにゃくか? それはこんにゃくなのか? でもワルツ命ッ!! ... とまあ、 退屈な日常をまったりと生きるには スキルが必要だ。
正月も3ヶ日たって 気づいたことがある。 クリスマスツリー まだ出したままだった...
山手線に乗っていて ふと前を見ると 赤ちゃんが泣いていた。 グワアアアアア泣いてる。 背後で 怒鳴り声や泣き声を聞いたとき すぐふりかえる人は Mだそうだけど、 ここまで大音量だったら 誰でもふりかえると思う。 とにかく赤ちゃん 泣いて泣いて泣きまくる。 そんで泣いてるうちに ムカーときたんかもしれんけど、 だんだんおこりだしてきた。 赤ちゃんムカムカして どうしてええかわからんように なったらしくて、 ブチ切れながら おもむろに右足の靴下を 脱ぎ始める。 その靴下を なにやら高々と掲げようとして となりのおねえちゃんに 止められてた。 次の瞬間 赤ちゃんは おねえちゃんの方を カーーって睨みながら 靴下はかされるがままになっていた。 そして靴下が元通りになると それを合図にまた泣く。 トルクフルに泣く。 ナナメに座ってる お父さんを見ながら泣く。 泣いて泣いて泣きまくる。 困ったおばあちゃんは 笑いながらお父さんに 赤ちゃんを預けにいく。 すると赤ちゃんは ピタリと泣くのをやめる。 お父さんと笑いながら 鼻くそをほじくっている。 鼻くそをほじくりながら おいらの方をチラッと見る。 思わず目を合わしてしまう。 赤ちゃんニコッとしてくれる。 ニコッとしながら もう一方の鼻くそほじりに とりかかる。 鼻くそほじりをしてる オレを見ろ! と言わんばかりの表情だった。 お父さんが注意しながら 席を立った。 降りる駅のようだ。 赤ちゃんは降りる方向を カッと見てる。 そして赤ちゃんを抱いている お父さんがホームに降り立ったあと 赤ちゃんは鼻くそをほじりながら こっちをガーーって見てるので 手を振ってあげた。 そしたら余った方の手で 手を振りかえしてくれた。 少し幸せな気分になった。
ちょっとしたツテで 大学の教授と メシを食う機会があったのよ。 加護さんはもともと 教授という職種を バカにしている。 なぜならウサンくさいからだ。 ウサンくさいクセに カネだけはいっぱいもらってる。 こんな職種は許せない。 じゃあなんで会うことにしたのかというと、 加護さんと仲良くしてる子が たまたま教授と仲良しであるから ということと おいしいカネの儲け方を ぜひご教授願おうと思ったから である。 とりあえずメシでもってことで、 「何食いたい?」 との声に 「チゲ鍋っ!」 と即答した。 どうでもいいことだが、 「チゲ」とは「鍋」という意味だから 「チゲ鍋」というと 「鍋鍋」になってるらしい。 んで、牛タンのしゃぶしゃぶとかを 皆でつつきながら 「教授は何の研究してるんですか?」 って聞くと、 パプアニューギニアだか何だかの 未開の種族の生態を調べてるらしい。 そこの種族は 男はイノシシを狩りにいくのと デンプンの木を切り倒すのが 仕事のすべてで 女はデンプンの木の調理と 家事全般が仕事のすべてらしい。 男っていうのは 男の仕事をするから 男であるわけで、 女は 女の仕事をするから 女である。 男は男であるという選択肢以外 ないわけで 女は女であるという選択肢しか ないわけだ。 家は 男の家と家族の家があって、 男は7才くらいから 男だけで生活して、 結婚したら家族の家を 新しく作る。 女はずっと家族の家に住んで、 結婚したら 男と共に新しい家族の家に住む。 離婚はないし、 セックスは子を産むための 作業である。 浮気はないそうだ。 (家族の家に夫以外の男が入ると 村中大騒ぎするらしい) あと 女性器の血って この世で最も汚れているそうだ。 ということは... クンニしてもらえない女性が 結託して暴動を起こして 部族崩壊することもありうる。
やー 年越しをせわしく迎えたくなかったので 東京を離れておりましたが 今戻ってまいりました。 改めまして あけましておめでとうございます。 元旦に東京行きの電車に乗ると どこもかしこもガラガラで 気分いいですわ。 さてあなたは どうやって年越しましたか? いろいろありますよねー。 お台場で過ごした人、 嫁さん実家に帰ってひとりで過ごした人、 即ゲットしてた人、 彼女と過ごしてた人、 飲み会してた人、 セックスしてた人、 伊豆に行ったまま消息不明な人、 出会い系サイトやってた人、 ガンプラ組みたててた人。 加護さんは レコ大見てレストランでメシ食って サウスパークという 変態アニメを見たあと、 マザーファッカーって叫びながら 窓から花火を投げていました。 窓の先が山だったので そのまま山火事になってたら おもしろかったんですけど。 それはさておき、 そのときずっといっしょに過ごしてた子と 電気を消して 添い寝してたときね、 ふと 「どうしたん?さみしそうやで」 って聞くと、 しばらくして 「うれしくて泣いてる」 って答えてくれた。 これを聞いたとき自分は とてもとても 幸福な気持ちになった。 自分はうれしくても泣けないから 彼女が代わりに泣いてくれてる とも思った。 ... 正直言って、 心が揺さぶられるくらい うれしいときもある。 心がつぶされそうなくらい つらいときもある。 そんなときでも自分は 必ず最後に愛は勝つ とは思っていない。 ただ単純に パワーのある方が必ず勝つ という気でいる。 だからこそ 戦いつづけていきたい。 社会や 人や そしてなにより自分自身と。 なんか楽しくて、 気持ちよくて、 ただ安心できて、 笑えることをするために 人は生きていくんやって、 黒い気持ちを前にしても 言い切れるパワーを 自分自身の手に 持ちつづけられるように。 少しでも 世界がやさしくなるよう 戦えるパワーが あなたの目に 光として宿るように。 あなたが 心穏やかな日々を手にして 他の誰かに やさしくできるパワーが あなたの胸の ど真ん中に宿るように。 強く、 強く願いを込めて、 世界に宣戦布告。
再放送で やまとなでしこの 最終回を見ていた。 そこで最後に 桜子さんが 主人公に話すセリフ。 「あなたのそばにいると 私は幸せです」 ... ジーンと来たね。 自分だったら 心の引き出しに 大切にしまっておいて ときどきチラチラ見たい言葉だ。 ... 自分が女の子を幸せにするのって どうすればいいんだろう。 自分はまちがいなく 抱かれたい男ランキングには 縁のない種類の男だ。 でも 添い寝したい男ランキングが 開催されるとするならば かなり上位に ランクインできそうな気がする。 だって誰も開催しようとしないから。 ... セックスじゃなくて、 見切っていきたいんだよね。 その子が今まで歩んできた 長い長い道のりの果てに 何を背負ってきて 何を見ているのか。 ... 歴代の男、 友達、 友達の中の親友、 好きな先輩、 嫌いな先輩、 お気に入りの先生、 尊敬する有名人、 そして父親との距離。 父親から見た距離。 母親からの... 娘への期待感とか嫉妬とか。 ... どこまでも見切っていきたい。 その背後にあるその子だけの くねくねのストーリーを。 セックスして寝るだけでは 誰も救われない気がするから。 自分も含めて。 ... という話は置いといて、 今年も弱Sonファイブを 読んでくれてありがとう。 本当に、 ありがとう。 2003年も走り続けます。 よろしく。 |