■■■ ぽっちーの独り言 ■■■... pocchyland presents

 

 

客層 - 2005年06月10日(金)

ポッチーランドとして手掛けているお店にはそれぞれ個々のお店毎に狙っているターゲットというものがある。所謂「客層」というものであるが、その選択を間違えると店全体の雰囲気やスタイル自体が変わることにもなる。ハッキリと言えることは決して変な客層ではないということで、蕎麦屋さんのレベルで見たら結構良いのではないかと思っている。

では、その良い悪いというのは一体何を持ってそう言えるのか?薀蓄一杯のマニアから言えば気に入らないお店であっても、本来こちらが狙っているターゲットでの視点で言えば居心地が良くて安らげるお店ということになる。だから狙っていない人達にどうこう言われても彼らに合わせる必要性もないし、本来目指しているスタイルを目標に頑張って欲しいと思っている。

正直言って、店の形態や持ち合わせている雰囲気によって客層は大きく変わってくる。ふと入ったお店でとんでもない客と出くわすことがあったりするが、よく観察するとそういう客層を狙ったお店というか、そういう客しか寄り付かないお店だったりする。でも、そういうお店を否定する心算もないが、店のコンセプトがそうさせているということには変わりはない。店主はそれを求めてそういうスタイルを構築しているのだろうし、それで良しとしているということである。

手掛けたお店を訪問すると皆声を揃えてこう言う「客層が良い」と。勿論、そういう客層を狙ってつくっているのだから当たり前なのであるが、そうじゃないお店とはいろいろな面に於いて大きく異なる点があるから違いが出るのであって、同じ視点で比べるものでもないということである。でも、同じ蕎麦屋・・・というだけで一緒に見られることも多々ある。しかし、本質をしっかりと見て頂ければ全く違った「蕎麦屋」であり「飲食店」であると思っている。



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居心地 - 2005年06月09日(木)

どうせ行くなら居心地の良い店がいい・・・と、誰もがそう思うことだろう。美味しいものが食べられるというのは勿論のことだけど、一般的にはそれに付随する付加価値というか、味以外のものも含めたトータル的な評価となって店の良し悪しを判断する。その一つが「居心地」であると思う。これまで手掛けてきたお店はその「居心地」を強く意識してきた心算であるが、中には店の雰囲気が壊れてしまっているところや、まだまだそれを意識し切れていないところもある。しかし、全般的に見たらそこそこの居心地の良さを感じていただけるのではなかろうか?

店によってコンセプトも微妙に違ったり、狙っている客層も異なるけれども、その店なりの「居心地」というものが存在していると思う。だから人によっては合わなかったりもするだろうし、感じるものや感じ方は人それぞれ、そして様々であるから特に問題視はしていない。要はその店を気に入った人というより、店のコンセプトに合ったお客様によって店が育てられ、全体的な居心地の良さが形成されていくものだと・・・。

手掛けた当初から少しずつ起動を外れてしまっている店は当然私自身が感じるものも違ってきている。しかし、それが店にとって良い方向性へと歩んでいるのならそれはそれで構わないことだと思う。しかし、最低限のクオリティや店全体から感じる「空気」を崩したり壊して欲しくはない。

偶々見つけて飛び込んだお店を気に入り、通い詰めたり、誰かに紹介したり・・・。手掛けたお店が本物(狙っている)のお客様によって評価されたり、繁栄したりするのは手掛けた者にとっての喜びでもある。それがポッチーランドとして手掛けるお店の本来のスタイルでもありたいと思っている。

自分自身がそれぞれのお店に行き、客として席に座って感じるものをより多くの人達にも感じ取って頂きたいし、そうなるように個々のお店の方々にも頑張って頂きたい。



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南蒲田のお店 - 2005年06月08日(水)

以前から予定していた「インテリアライフスタイル展」を見に行った後、夕方まではお台場と汐留、品川の商業施設などを視察し、夜には久々に南蒲田のお店へ行って来た。約2年振りの訪問であるが、しっとりと落ち着いた雰囲気はそのままで、リニューアルから3年経ち店全体に味わいが出て来ていた。ここのデザインは今でもかなり気に入っており、昔ながらの風情を残した中でのリニューアルを提案し、ポッチーランドの事例としても数少ない例でもある。

以前は機械打ちで出前をしていたお店であるが、手打ち1本に切り替えてスタイルも大きく変えてのリニューアル。客層的にも狙い通りの感じであるが、3年経って少しメニューやオペレーションを変えていく必要があるのではと思った。幾つか気になる点があり、きちんと変えていかなければならない部分もあるし、早急に手を打とうかと思っている。それが「慣れ」なのかどうかは分からないが、慢性的に崩れていった可能性もあるかもしれない。

勿論、今宵は客としてのリサーチも含めての訪問である。まずはビールで喉を潤し「かき揚げ」と「そばがき」を肴に至福のひとときを・・・。続いては純米酒のぬる燗を頂いたが、いつもならもう1〜2杯ほど飲むけれど、最近は酒量を減らしていることもあってか、きちんと自制心が働き節制するのが習慣化している。良い傾向ですね・・・

「かき揚げ」はリニューアル当初に比べたら数段に良くなっているし、「そばがき」も欲を言ったらキリがないし、特に大きな問題はないだろうが器の使い方などに改善の余地はあったかと思った。その辺が知らず知らずの内に崩れてしまっている課題であるが、お客様からの指摘がなければそのままの状態・・・ということになる。〆には「せいろ」を頂きましたが、少し茹で過ぎかな?という感じだったが、この辺もどれほど気を配りながら仕事をしているかどうかのバロメーターとなる。

店主の「遊び心」がもう少しあれば面白い店になると思っているのだが、真面目過ぎる性格がそのまま出てしまっているのでインパクトに掛けてしまうのが欠点でもある。時間を見つけて外へ引っ張り出して少し、他のお店を見せた方がいいのかもしれないね。店の雰囲気(デザイン)は手掛けた中でも5本の指に入るくらいに気に入っているので、なんとしても頑張ってもらいたいなと思っている。かと言って、ここは本当に静かに寛げる店でありたいし、騒がしくなってしまっては折角のコンセプトも風情もなくなってしまうというジレンマがある。程良い混み様で、且つ酔っ払う前の「微薫」の状態がが似合う店である。決して酔っ払いが騒ぐ店ではない。人数的にも3〜4人で行くのではなく、一人や二人で行く店である。
















<ファサード>

黒漆喰の壁に板張りの組み合わせ。閉鎖的に見えますが中央の開口部からは店内の殆どが見渡せます。開店当時に入口が分かり難いとの批評がありましたが、板張りの左隅にあり営業中は暖簾が下がっていますので分かる筈なのですが・・・





















<店内全景>

天井は改装前の網代天井と梁を黒く塗り、黒竹でアクセントをつけています。昔ながらの蕎麦屋の雰囲気を壊さず、ちょっとだけモダンな要素を取り入れたデザインとなっています。

















<カウンター>

少し変形のカウンターです。場所によって奥行を変えていて右の2人分のスペースはかなりゆったりとしていて人気の席です。ここは私が座りたくてつくった席でもあります。格子窓は以前は障子が張ってありましたが簾に変えて可視性を良くし黒く塗りました。





















<個室風スペース>

入り口から少し路地風の通路を歩かせて店内に入りますが、その横にあるスペースが個室的に使われています。ガラスで仕切ってありますが、角度によっては反射して目隠しにもなりますし、奥の煤竹の格子と大きな行燈も閉鎖感を与えない目隠しとなっています。





















<銘木看板>

改装に当ってなんでも良いから残したいと思っていたのですが、丁度良い感じの古い銘木看板があったので、一番目立つ場所に「思い出」として、「主張」として飾りました。




<店舗データ>

■ 蕎肆 浅野屋
■ 営業時間  11:30〜15:00 17:30〜22:00(LO 21:30)
■ 定休日   毎週日曜日 



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