なべて世はこともなし
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2007年03月11日(日) いくら私が非モテ系顔だからと言って…

前日の日記でちょっと恥ずかしいながら私的なことを書いて、カッコよく「また日本に帰ります」と書いたまでは良かった。ただねえ、とんでもない問題が…。


金がない!


だいたい前回日本に帰ったのがたったの1か月前。その時も苦労して金をかき集めたのに、再び金がいる。今日本から買ってきたラップトップで日記の更新をしているのですが、こんな20万もするものを買ったから、ますます金がない。しかも、すっかりと忘れていましたが、日本の結婚式ってご祝儀を持っていかなきゃいけないんですよね。親戚だからご祝儀免除…なんてないよなあ。


ここだけの話、会社の持ち株制度に申し込んで株を買い始めました。何やら去年やった人が小銭を稼いだらしいのでよくはわからんがやってみようというわけ。何も説明も聞かずに始めたところ給料明細を見て真っ青になりました。


毎月8万円以上天引きされている。


かくして、今までだってかつかつだったのに、この株のせいで去年の暮れあたりから 家賃+クレジットカードの請求額>給料手取り額 という非常にわかりやすい赤字生活に突入してます。だいたい、こんな薄給の会社に5年も勤めている私が悪いのですが。かくして…


そうだ、転職しよう!


と唐突に思う私はやっぱり計画性がないんでしょうね。


で、唐突に転職を思いついた私は唐突にCV(履歴書)を書き始めました。で、最近のCVって自分の写真を添付してることが多いですよね。その流行に乗り遅れまいと私はひでかすに写真の撮影をお願いしました。


だいたい、不細工非モテ系の私は、自分の写真なんか撮ってほしくありません。自分の姿を鏡で見て「ああ、俺ってなんてかっこいいんだ」とナルシズムに浸れる人がうらやましい。私なんて(自虐的すぎるので割愛)。


で、私は知らなかったが、ひでかすは高校生だかの時に写真部に所属していたそうな。かくしてやたらと張り切るひでかすは、顎を引けだの頭をちょっと右に傾けろだのいろんな注文をしつつ私の写真をおおよそ20枚ほど撮影しました。


で、私がそれらの写真をデジカメのディスプレイで確認したのですが、いやー、唖然としました。


いつの間にか完全なオッサン顔になっている。


目もとのシワとかひげ面とかなんだか見ていて悲しくなった。なぜ自分が鏡を見たくないか改めて分かった気がした。当たり前といえば当たり前だが、年相応の顔になっているのだ。コドモの時に冗談で「カメラが腐るー」なんて言ってたけどそんなこともあり得る気すらした。


で、一度カメラの電源を切って入れなおしてみると、ディスプレイには


「カード異常です」の表示。


そう。私のひどい顔を20枚撮影したのでカメラのメモリーカードが壊れてしまったのです。…冗談のようなホントの話。そりゃ、1Gの大容量のくせドイツで20ユーロ程度とこのカードは破格に安かった。だけどさ、だからと言って、わしの顔を連続撮影したからと言って壊れることないだろ。フツー。


結局別のメモリーカードでふたたび20枚の写真を撮影し、ほとんど同じに見える20枚の中から一番まともと思われる写真を選び、CVに添付。で、それをラップトップのワードで作ったCVに添付して某所に送付。


返事はすぐに来た。


「添付ファイルを開けることができません」


ええ?と思って調べてみると、何やらこのラップトップに入っているWord2007で作った文書は、今までのWordと互換性がないらしいのだ。具体的に言うと、Word2007で作った文書は.docではなく.docxというフォーマットになってしまうらしい。慌てて古いフォーマットに変換しましたよ。


ちなみにWord2007、使いやすいようですが、どうも使い慣れていないので大変です。今までWord2000から2003などは何の苦労なしに乗り換えられましたが、今回のWord2007はかなり大幅に変わってます。ただ、Word文書をそのまま.pdfファイルとして保存できるなどなかなかの便利機能も搭載しているようですが。


2007年03月07日(水) ちょいと変化球な私的日記(いつもと雰囲気が違います)。

先月、親が始めた事業をちょいと手伝いに日本に一時帰国しました。その時に、その事業のアドバイザーさんが気を利かせてくれまして、うちのじいさんばーさんに両親、そして弟と6人の家族が全員揃った写真を撮ってくれました。その写真を見ながらつくづく思ったのです。


「これが最後の家族が揃った写真になるかもしれんな」って。


ものすごく幸いなことに、私の家は上に書いた父方のじーさんばーさんに加え、母方のじーさんばーさんまで全員がいまだに健在です。まあ、これを逆に言えば、100歳を超えて生きるなら別ですが、今からそう遠くない未来に何人もの人が死んでいくわけで。


弟は東京でなにやら立派に仕事をしているらしいし、その兄はアイルランドとかいうどこともわからない地に住んでいるしで、家族が揃ったってのは、そう、下手したら10年ぶりとかになるんじゃないだろうか。そう考えると、この写真はあとからものすごく貴重なものになるかもしれんなあ…と思ったわけ。


もう10年も前の話になるけど、母方のひいばーさんが亡くなった。94歳とかいう文句なしの大往生。ペルーだかどっかで生まれてスペイン語も話せたとかいういろいろ万丈な人生だったらしい。そのひいばーさんの葬式のときに、水戸黄門を見てすら涙する涙もろい母方のじーさんがぼそっと言ったのだ。


「今度またみんなで会おうよ。こんな葬式の場じゃなくてさ。みんなで会う機会を持とうよ」


言うまでもなく、みんな離れ離れに住んでいて、葬式でもない限りみんなが休みを取って石和温泉に行くなんてことはありえないわけで。当然のことながらそれから10年以上経った今日まで葬式以外で親類が集まったことはありません。でも、じいさんの「葬式じゃなく今度またみんなで会おうよ」という言葉は、私の心の中で大袈裟でなくずっと響き続けています。


考えてみると、みんなで会うことを一番難しくしているのは間違いなく私です。地理的に見て東京から一番遠くに住んでるのは文句なく私ですから。そんな自分自身に引け目を感じている…と書くとちょっと違うけど、でもやはり申し訳なく思っていることは否定できない。親が事業をやるから手伝いに来いといわれて二つ返事で引き受けたのも、そういう気持ちがどこかにあったからだと思う。そして、「アイルランドはそんなに遠くないんだよ」ということを見せたいという気持ちがどこかにあったのかもしれない。


そして、今度のゴールデンウィークに私のおじさんが結婚式をするそうな。これ、2月に一時帰国したばかりだからさすがにパスしようと思ったけど、一番最初に書いたあの写真が私の心を決めさせた。母方のじーさんばーさんと写真を一緒に撮れるのは今回が最後かもしれない。そう思った瞬間にいても立ってもいられなくなって会社に休みを申し入れた。受け入れられた。ゴールデンウィーク真っ只中ながらヒコーキも取れた。だから、日本にまた行きます。一枚の写真を撮りに。じーさんの「葬式じゃなくみんなで会おうよ」という願いを叶えに。


2007年02月26日(月) 食品における、よい但し書き、悪い但し書き、フツーの但し書き

その昔、欽ちゃんのとこまでやるの…略して欽どこで、「よい子悪い子普通の子」というコーナーがありましたが、今日は、そのノリで、食べ物のよい但し書き、悪い但し書き、フツーの但し書きについてです。誰だ。そこでネタが古いとか言ってるやつ。


まずは。「フツーの但し書き」





こちら。ケロッグのコーンフレークの但し書き。




アレルギー情報:ナッツと大麦・小麦が入ってます。


…ああそうですか。私は幸いそうじゃないし、身近にそういう人がいないからよくわからないけど、ナッツアレルギーって結構大変らしいからこういう表示は必要らしいですね。まあ、「フツーの但し書き」なので、ツッコミどころもあまりありません。


次に、「よい但し書き」





スムージーってご存知でしょうか。要は、果物をミキサーでジュースにしたものです。ここ数年ではやり始めて、街中ではその場でフルーツをミキサーにかけたものが、4ユーロ(600円)とか結構な値段で売ってます。で、街中でそんなゼータクはできないビンボーな私、ごくごくたまにスーパーに行き1リットル入りのテトラパックに入っているスムージーを買ってきます。このパックがなかなかユーモアののセンスがあって好きなのです。

例えばこれ。





冷蔵庫に保管して、注ぐ前によく振ってね。注:フタをしていたほうがいいでしょう(例によってセンスのない意訳)。私は、このユーモアが大好きです。


そして、最後に悪い但し書き。


オチに使うのはもちろん私の大嫌いなTescoです。なぜかうちにあったTescoの卵のパック。あまりの莫迦さ加減に絶句。





はい。見ての通りフツーの卵のパックです。で、写真左下の但し書きにはい注目。





アレルギー情報:卵が含まれています。


卵なんだから卵が含まれていて当然だろうが!それともお前のとこのインチキ会社は、卵以外のものを卵と称して売ってるのか?


こういう但し書きを真顔でしなければ訴えられるのかなあ…とか思うと、今のぎすぎすした世の中を憂わないわけにはいかないのですが。でもそれでも言わせてほしい。


Tesco、お前莫迦だろう。


2007年02月20日(火) これはいくらなんでもウソだろう…と思いたいアイルランドの怪画像

「アイルランド真実紀行」をタイトルにこのホムペを6年(!!)近くやってますが、今日のこの日記の元ネタの信憑性はかなり?です。…というか、いくらアイルランドでもこれはウソであってほしいというか。以下の画像は会社のメールアカウントに元同僚の友人が送ってきてくれたものです。もともとパワーポイントのスライドショー用だったものを加工してます。コメントはテキトーに私が想像してつけたものです。



アイルランドのイナカの港にて。注目すべきは左下の海中に転落しています(その上に人が立っているからわかりやすいかも)そう。赤いユニックは転落車両の引き上げにやってきた模様。





引き上げ開始。ご存知の人もいらっしゃるかもしれませんが、ユニックという機械は便利でもありキケンでもあります。コドモのときにユニックがこんな感じで車を引き上げてるのを見たことがありますが、足場が悪かったり、バランスのとり方が悪かったら、二次災害の可能性もあるんですよね。





よく見ると、ユニックの足場(埠頭の路面)はかなり海側に向かって傾いている気がします。つまり、シロート目に見て足場がよくない気が。






( ̄ ̄ロ ̄ ̄;;)


だからってオチるかフツー。この決定的瞬間を見事に収めているところがウソくさいともいえるし、でも合成にしてはよくできているともいえるし、真偽のほどは私にはわかりません。





よく見ると、ここ、浅いみたいですね。画面右下が進水のための坂になっていて地面が見えてます。かくして、ユニックは沈まない模様。





というわけで、大き目のユニック到着。アームも太いし、地面での支え棒も太いのでさっきの赤いユニックより信頼感があります。かくして、まずは簡単なほうの最初に転落した乗用車から引き上げ開始。





乗用車は引き上げに成功。ちょっと気になるのは、この車、もう即スクラップなんですかね?修理してもサビが一気に来そうな気がします。





続いてユニックの引き上げ開始。乗用車は緑色のユニックの後ろにすでに引き上げられています。この先の展開が読めたような気もしますが続けます。






(・o・) ポカーン

私的にはとにかくウソと思いたいのよねん。例えば潮の干満があるはずなのに後ろの赤い船がいつも同じ高さにあるだとかさ。と、同時に「アイルランドだから」というたった一言でこれが本当のような気もしてくるのです。





この写真、私にはどーしても理解できない。どう見ても、ユニックが3台転落してませんか?しかも、緑色のユニック、あんなとこに転落するわけがねーだろ!という気が。

本日より、試験的に掲示板に自分でスレ立てしてみます。皆様のご感想をお寄せくださいませ。



2007年02月16日(金) バレンタインデー報告

私がバーゲンの度に靴を買い込んで、靴箱にはまだ使ってない靴が相当な数あることはすでに日記に書きました。そんなストックの中から、会社用のスリッパを新しく使い始めることにしました。


うちの会社、視察はあるものの、別にお客が来るわけでもないのに男は原則スーツ着用が基本です。が、靴に関しては特に規定がないため、勝手に見た目ではそうとはわからないスリッパを選んで履いてます。ま、スーツを着りゃ革靴を履くべ…という常識で会社は話を済ませたいのかもしれませんが、そういう常識が通用しないアホタレもいたりするのです。


ともあれ、新しいサンダルは、前のに比べるとあからさまに屋内用です。これは、確か去年(あるいは一昨年)の1月のセール期にダブリン空港近くの村のSwordsにある The Pavilionというショッピングセンターにある Clarksで投売り価格で買ったもの。だけどいいんです。どーせ誰も見ちゃいないんだし。かくして、今週の火曜日から履き始めました。


最初に履いた瞬間、なんだかミョーな違和感がありました。ちょっと左足が履きづらかったような。「むむ、足がむくんでいるのかしらん」などと思ったがその日はそのまま。


翌日(つまり水曜日ねん)の朝、改めて靴を履いてみると…やっぱり変だ。右足はすっとサンダル感覚で履けるのに、左足はかかとが当たる。じっと靴を見比べてみた。





もしかして、別の靴ですか。


日本でも確かそうだったと思いますが、アイルランド(のことClarks)では片方のみの靴が展示してあって、ためし履きをしたい場合は店員に頼むともう片方の靴を倉庫から持ってきてくれます。そう、Clarksのアホタレ店員はその時に別の靴を持ってきやがったんですね。このアホタレ店員…というのは簡単だが、それ以前に


履いたときに気がつけよ>自分自身





だってさー、こんなにかかとの高さが違うのに気がつかないって、自分は充分アホタレの要件を満たしていると思う。で、一年(あるいは二年)も前のこと、もうレシートはないし、あってももう返品・交換に応じてもらえるとも思わないので、このまま履き続けます。スーツの長めのスラックスの向こうではほとんど見えないしね。


ああ、私のバレンタインデーは所詮こんなもんでした。


そうそう、バレンタインデーと言えば、日本で読者さんからチョコレートをいただきました。ありがとうございます。別にバレンタインデーだからというんじゃないんでしょうが、ピンク色の包装紙から推察するにバレンタインデー用の特設コーナーで買ってこられたと思われる商品、義理でもほとんどチョコレートをもらったことのない私はありがたく頂戴いたしました。こんなチョコレートでしたが…。





Poo Poo Panda


もしかして、このチョコレートはパンダさんの(自主規制)ですか。どうやらパンダさんを押すとおしりからおいしいチョコレートが…。


このチョコレートを私にくださる読者様のその感性には恐れ入るばかりです。で、このチョコレートは実は





原産国:アイルランド


…ウソだろっ。おいっ。アイルランドで見たことなんかねーぞ(というか、これをくださった読者さんもたくらんでアイルランド産を買ってきたのではなく、ただの偶然だった模様)。


ともあれ、このセンスがアイルランド発ということに私は少なからぬショックを受けました。いいのかよ。こんなことで。というわけで、日本に輸出されたPoo Poo Pandaは見事にアイルランドに凱旋帰国を果たしました。いやー、めでたいめでたい…のか。




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