なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
みなさんこんばんは。40ユーロ(5,800円!)払って髪を切ったのに、誰も気づいてくれなくてひとりで恨み言日記を書いているSnigelです。 ![]() Bank of Idiotのクレジットカードと同じくらいアホタレです。Ticketmasterは。これ、見る人が見たら、中にコンサートチケットが入ってると思いますよ。でね、一部のアパート(私が前に住んでた家はそうでした)なんかは玄関を共用していて、郵便物は玄関先にまとめて放り投げられているのです。つまり、このあからさまにコンサートのチケットだとわかる郵便物は、玄関先に放り投げられているわけ。 盗まれるなってほうが無理があるよ。 無事に着いたのでいいですが、いい加減もここまで来ると言葉を失います。 Bank of Idiotといえば、私のクレジットカードの一枚が今月末に有効期限が切れますが、未だに新しいカードが着いてません。そこで、Bank of Idiotに電話しました。 係:「大丈夫よ。8月の最終週に送るから。31日までに着かなかったら電話ちょうだい」 …あのー、それじゃあ間に合わないんですけど。 ああ、十年一日のごとく進歩のないこのいい加減王国。私はこんなアイルランドが大好きです(←ボーヨミ)。
8/16は吉祥寺でみねまいコンサートです。東京近郊の方は是非どうぞ。 ダブリン市内に2ちゃんねらが店長の本屋さんをハケーンしますた。 ![]() …意味がわからんという方、値札に注目。それでもわからん方はスルーの方向で。それにわからないということは健全ということです。さらに、「なんてくだらない本を読んでいるんだ」というツッコミはなしの方向で。 以下、あまりにつまらないのでボツにしたのですが、せっかく書いたのを消すのもしゃくなので残しておきます。暇で死にそうな方のみ文字を反転させてお読み下さい。それ以外の方はスルーを強く推奨。 ちなみに(急に真顔になるのですが)、私は2ちゃんの言葉遊びは好きですが、顔の見えないコミュニケーションというのは気味が悪いですし、ありていに言って嫌いです。つい数日前だって、どっかのボクサーの試合が八百長だったとか騒ぎになっていたようで。怖いのは、ひとりひとりの顔が見えないのにそれでいて霧のようにつかみ所のない意見の総意ができているという怖さ。 以下、かなーり「しったか」をして書きます。間違いを突っ込まれそうで怖いのですが、ルサンチマンという言葉をご存知でしょうか。…私もつい最近知りましたが、「被支配者あるいは弱者が、支配者や強者への憎悪やねたみを内心にため込んでいること」だそうです(参考サイト)。 で、ひとりひとりは非力なはずなのに、2ちゃんねるという場所を与えられて、そこでのひとつひとつの非力な発言が、数百だとか数千だとか集まることで、ルサンチマンが何時の間にか力を持ってしまうという。2ちゃんがなければ権力者でもボクサーでもなんでもいいけど文句を言う機会を与えられなかったのに、2ちゃんという場所で文句を言うと、その文句が集まると信じられないような力になるという。ただ、それでもひとりひとりの力は未だに非力で、かつ、顔が見えないというのは気味が悪く、怖いです。かくして、私は2ちゃんが嫌いですし、当然書き込みなどもしないわけですが。 ただ、泡沫のように消えるであろう、2ちゃん用語って好きですね。思わず笑えるものとか、感じがこもっているのとかがあって。ただし、日記には使いませんよ。数年後に読み返したら赤面もので削除!ってことになりそうなので。卒業文集に書いた奴いませんでした?当時の流行語を書いて、今見たら大笑い…ってやつ。 …というわけで、すいませんでした。反転させてまで読む価値のない文章でした。
8/16は吉祥寺でみねまいコンサートです。東京近郊の方は是非どうぞ。 39.1ユーロ。日本円にして5,500円。 昨日は土曜日。かなり嫌々街に飲みに行きました。ほとんど強制参加。 もうトシですね。土曜の夜に街になど行きたくない。混んでるわ。うるわいわ。金は使うわロクなことがない。酒は家でホムペの更新でもしながらちびちび飲むのがいちばんです。安上がりだし、自分のベッドまで直線距離で1メートル。眠くなったらそのまま倒れ込めばいい。 午後9時に街に着いた私。向かったのは最近ダブリン中に出てきた「おしゃれ系」とでも言おうか伝統的なアイリッシュパブからは似ても似つかないようなモダンな感じのパブ。古き良きアイリッシュパブを愛する人は絶対に近寄りたくもないようなパブ。でも、これが受けているらしく、ダブリンの多くのパブが改装や、支配人の交代を機にこういうパブに変わりつつある。 半地下のそのパブは、私の全く知らない音楽がドアの外まで大音量で流れてきて、入口には喫煙者数名としかめっ面をしたセキュリティ。もうパブに入る前から嫌になっている私。 大体私はこのセキュリティの連中が大嫌い。これ、10年ほど前に数ヶ月語学留学していたときのトラウマ。やはりセキュリティは年の若いガイジンの集団というのを快く思わないらしく、「年が若いから(このパブは23歳以上じゃないとダメ)」をはじめとして果ては「靴下が白だから」までのありとあらゆる理由でグループの中の数人が入店を拒否されて、結局行き場所がなくなるという事態がしょっちゅうありまして。 あれから10年。いつからだろう私は年齢を聞かれることがなくなり、入店を拒否されることも全くなくなった(考えてみると、それはそれで悲しいことのような気もするけど)。だけど、まさにトラウマ、未だにセキュリティの横を通るときに、何か難癖をつけられるのではないかとどきどきするのだ。 かくして、セキュリティを通り抜けようとすると誰かが私の名前を呼ぶ。みると、私の友人たちは外におかれたテーブルで飲んでいる。確かに8月ですよ。だけどアイルランドの8月は秋。午後9時にもなると外は肌寒い。そんな中、外で飲んでるあんたらは何よ? で、面識のない私の友人の友人が自分の飲み物を買うついでに私のビールを買ってくれる。で、私の二杯目も別の友人が買ってくれる。こうなると、3杯目は私の番。というわけで、総勢7名の飲み物を買いました。それが一番上に書いた39.1ユーロという金額になるわけです。 私が飲んだのは、瓶ビール3杯。18ユーロ程度。なのに払った金額は40ユーロ。なんだか損した気分です。だいたいこのアイルランド的な買い方は好きじゃない。だって、自分が飲む間に他はその2倍とか3倍とかのスピードで飲んで、結局飲むペースの遅い私は今日のように結局損をすることになるのだ。だからといって、「私は自分のを買うよ」って言うのもあまりいい感じではないので結局こうせざるを得ないわけで。 さらに。悲しいかな日本人のご多分に漏れず私は酒に弱い。3杯も飲んだ日にゃ酔います。酔って楽しけりゃいいんだけど私の場合、寝てしまう。要は面白くないのだ。そんなわけで、上に書いた通り、「飲むのは自宅がいちばん」だと思うわけ。 午前1時、ナイトリンク(深夜バス)で帰宅。 私は数週間前にナイトリンクを使ったときに大ボケをかましてしまった。やはり4杯だかを飲んでバスに乗ったら、そう、見事に眠ってしまった。はっと気がつくと、そこは自分のバス停をはるかに過ぎ、もう終点に近いという森の中。慌ててバスを降りる。 以前、東北線で東京都心に通勤していた友人が面白いことを言っていたのを思い出す。 「もし東北線の最終電車で寝過ごしたら、慌てて降りちゃ駄目だよ。それこそ何にもない駅で降りたりしたら帰りの電車はない、泊まるところもなくて冬なんて凍死しかねないよ。そういう時は慌てず大きな駅まで行ってビジネスホテルででも健康センターででも泊まった方がいい」 凍死はちょっと大げさだなあとは思うものの、確かになにもない駅で降りたら大変なことになりそうな気がする。 …などと言いつつ、寝過ごしてしまい慌ててバスから降りた私。降りて気がついた。 そこは何もない森の中の墓地の前。 不気味でしたよ。夜の墓地。で、そこでタクシーを捕まえようとしても、どのタクシーも誰も乗っていないくせに回送のフリをしたり、ひどいのになると、今まで空車だったくせに私を見たとたんにルーフサインの電灯を消す(アイルランドでは天井のランプが点いていたら空車)。だからタクシーなんて嫌いなんだ!と思うが、タクシーの運転手の気持ちが分からんでもない。深夜に何もない墓地の前からガイジンがタクシーに乗ろうとしたらそりゃ不気味だわ。不気味じゃなくても不自然で怪しい。 20分後、5台くらいのタクシーがダンゴ状態になってやって来て、そのうちの1台が止まった。話してみると、なんだか人のことは言えないが英語がヘタ。聞けば、ロシア人らしい。 運転手:「オレはロシアのマフィアとつながりがあるんだぜ」 私:「オレは、日本のヤクザとつながりがあるけど、何か?」 私とヤクザのつながり。私の友人の実家の隣りの家にヤクザの事務所があった。無論行ったことなどない。…全然つながりじゃないやんけ。 このロシアンマフィア、50キロ制限の道をいくら夜だからとはいえ100キロ近い猛スピードで突っ走る。あっという間に自宅着。気がつくと街を出てからすでに1時間以上が経っている。しかも、街からタクシーに乗ったほうが安かったというオチつき。 そんなアホな経験をほんの数週間前にしていたので私はがらがらのバスの中だったけど、寝ないように立ったままバスに乗ってました。おかげで寝過ごしたりはしなかったものの、やっぱり楽しくなかったです。寒かったしね。
時系列的にはワイマール旅行記その3になるんですが、内容的には旅行記じゃないのでタイトル変えました。
何だかんだで結果オーライでハノーバーに到着した翌朝、私はMausi(久々の登場ですが、私の物好きな彼女の名前(仮名)らしい)とワイマールに向けて出発。 ![]() B&Bの窓からの風景。 おおっ、ワイマールの町が一望できるよ。 かくして、歩いて15分ほどの距離にあるワイマールの町へ。 以下、写真にてワイマールの町を紹介。いちいち書くのがかったるいので詳しく知りたい人はどっか別のページを当たってくれ(いいのか、そんなことで)。ちなみに、カーソルをあてると説明らしきものが出てきます。 ![]() ワイマール観光のキーワードのゲーテさんとシラーさん。劇場前にあるゲーテさんとシラーさんの銅像。二人の身長はかなり違ったのになぜか銅像では同じ身長になったというのは、旧DDRの秘密らしい(ウソ)。 追記:数名の読者さんから「DDRって何?」と聞かれました。Deutsche Demokratische Republik-英語で書けばGerman Democratic Republic、つまり、旧東ドイツのことです。ドイツ人と会話してると「でーでーあー」という感じでフツーに出てくるのでついと使ってしまいました。失礼しました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 観光地ならどこにでもいる馬。ダブリンにもいたりしますが。ちなみに、糞はどっかと違ってちゃんと処分されています。道に落ちていたりしません。 ![]() 彼女が強く勧めるので買ったのは「ワイマールカード」。72時間有効で10ユーロで、市内の公共交通機関が無料になり、市内の美術館が割引または無料になるという代物…なのだが、究極に使えない。確かに市内の美術館は割引になった…1割ほど。5ユーロの入場券が50セント割引になるって勢いだと、10ユーロの元を取るのはいつのことか。無料になる美術館は交通の便がとことん不便な場所にあるという罠。 かくして、少しでも元を取ろうとたったバス停4つの場所にあるB&Bまでバス利用。 ![]() おおっ、各バス停に(該当バス停通過予定時刻の)時刻表があるよ。おおっ、バスが時刻表どおりに来たよ。 …と、あまりに当たり前のことに感動している自分が情けない。ただし、終バスは午後8時台と冗談としか思えませんでしたが。 続く。
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