なべて世はこともなし
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2006年07月13日(木) また、通勤途上のガソリンスタンドが潰れました。

今日の日記は、ひさびさにひでかすと同じアップのコラボ企画にしようと張り切ってました。ところが、とんでもない問題が発生しました。


ひでかすが、原稿を書き上げる前に居眠り、そのまま爆睡してしまいました。


というわけで、コラボ企画は明日に延期。ちなみに、私が文字通り体を張ったレポです(…ってあまり期待しないほうがよろしいかと)。


というわけで、プチ更新。






また、ガソリンスタンドが閉鎖されました。


最近の石油高騰はシャレになってないところまできているのは日本でも同じでしょうが、現在、アイルランドでのガソリンはリッター1.18ユーロとかです。本日のレートは(今自分で調べて驚きましたが)1ユーロ=146円。つまり、1.18ユーロは172円。おーい、リッター172円かよ!そりゃ時代も国も違うけど、わしが大学生の頃のほとんど倍じゃないか!


これなんかまだいいほうで、ドイツは1.30ユーロ(190円)。産油国のはずのイギリスに至っては97ペンス(205円)。


で、もともとガソリンなんて、税金を売ってるようなものらしいですから、この石油価格の高騰は末端のガソリンスタンドを直撃したことは想像に難くないわけですが、それにしても、私が見た感じでは、ここ1年で四軒に一軒くらいの割合でガソリンスタンドが潰れてしまった気がします。


まだ、ダブリン市内はいいんですけど、地方のほうにいくと、それこそ夜の中国自動車道のように行けども行けどもガソリンスタンドがない…という状況に陥るのではないかと思う。実際ついこの前もドイツでそんな思いをしたし。


だから何って言われると困るんですけど、以上です。苦情は寝てしまったひでかす別館のコメント欄にでもお願いします。


2006年07月12日(水) とってもいい加減王国らしいサマーセールの掘り出し品

夏です!


…と色を変えて吼えてみても年中秋のアイルランド、別に30度を超える日々が続いて海に行きたくなるとか、そういう次元の話じゃないのが悲しいといえば悲しいですが。


そんな中で、季節を感じさせるのがサマーセール。ただいま、ダブリンの商店はほとんど例外なくサマーセールの真っ最中です。


まずはご存知のない方のために基本をおさらいしておくと、ダブリン、あるいはアイルランド、広くは作者の知る限りのヨーロッパでは売り出しといえる売り出しは年に二回しかありません。すなわち、クリスマス後から新年にかけてのクリスマスセールと、7月の頭ごろに行われるサマーセール。


どうも週末になるたびに新聞そのものよりも量が多いんじゃないかというくらいの折り込み広告が入っていた国に住み、そういう店で働いていたものとしてはこの二回しかないセールというのはいまいち面白味にかけます。しかもセールになると、すべての商品が2割引きとかになるのが当たり前なので、セールじゃないときに物を買う気がなくなるんですよね。


だいたいモノの本質が見えてない私は、通常価格からいくら値引きされているかでモノの価値を判断するんですよね。例えば、ここに二足の9800円の靴があるとします。一足は、いい材質で、デザインもおしゃれで気に入ったものの通常価格で9800円。もう一足は、まあいい材質なんだろうけど、デザインはいまいちで色もなんだか気に入らないけど、こちらは通常19800円のところ、半額処分で9800円。はい。私は迷わず後者を選ぶ人です。


よくよく考えると、半額になる商品は、人気がないだとかそれなりの理由があって半額になっているのでしょうが、その辺まで考えがおよばずに、ただ、「半額だから」という理由で、Timberlandの靴を買ってしまったのは私です。


ともあれ、街にリュックサックを買いに行きました。ちょっとドイツに行ったりとか、通勤にも使えるいいリュックサックがほしいなあと思って、サマーセール真っ最中のダブリン市内へ。


安かろう悪かろうの某カバン専門店には目もくれず、まず向かったのはダブリン北側の商店街Henry StreetにあるデパートArnott's。リュックサックの扱いの数が少なく、値段も2割引程度とあまり嬉しくない。


次に、Arnott’sの真向かいの最近改装して、今まではイナカのどうしようもないといった趣だったのが一気に変わってしまったRoches Stores。ここは、私の探し方が悪かったのか、子供用のリュックサックしか見つからず論外。


さらにGPO(中央郵便局)向かいのClerys。ここの地下にもリュックサックが若干扱っていたが、サムソナイトのリュックサックとかいう訳のわからんもん(あそこはスーツケース専門だと思っていた)が2割引とか、いまいち触手が動かず。


こりゃだめだと、家に帰るべくバス停に向かおうとすると、すっかり忘れていたけど、Clerysの裏にBoyersというデパートがあった。Arnottsを手始めとして、各デパートが改装などで見違えるほど変わってしまったのに対し、ここだけは10年前からまったく変化なし。やる気なし。売る気なし。品揃えもジジババ向けで垢抜けず、入口からしてダメダメなオーラが漂ってます。噂では、Arnottsに買収されたとかされてないとか。


ともあれ、通り掛かりだと中に入ると、入った瞬間に目に入ったのがカバンのコーナー。で、そこにリュックサックが置いてある。ふーん、ブランドもんのリュックサック、通常価格75ユーロ(10,500円)が45ユーロ(6,300円)になってる。へえ、緑にブルーに、いろんな色が揃ってるなあ。デザインもいい感じだし、使い勝手も良さそうだ。でも45ユーロは高いなあ…などと思っていると、私の動きがふと止まった。


色といい、艶といい、もちろん大きさといい、まったく同じカバンがひとつは45ユーロで売られているのに対し、もう一つだけは24.5ユーロ(3,400円)で売られている。おかしい。






周りを見まわす。同じデザインのカバンが各色揃って75ユーロにX印がついて45ユーロになっている。だけど、このカバンだけはなぜか全く同じカバンが45ユーロで売られているのに、45にX印がついて24.5ユーロ。この事実から推論されること。


値段、つけ間違っただろ。


即、レジに持っていきました。レジはいまどきPOS対応じゃない(バーコードを読まない)という20世紀の遺物的なレジで、レジの感じのいいおばさんは、何の疑いも持たずこのカバンを24.5ユーロで売ってくれました。


ラッキー


ドイツにさっそく持っていきましたが、ポケットの数が多くて、しかもよくよく計算し尽くされた、いいカバンです。これが24.5ユーロは信じられない掘り出し物と満足してます。


ただ、あとで気がついたけど、これ、完全にDubカラー(ゲーリックフットボールのダブリンチームのカラー)だな。ガクッ orz




2006年07月10日(月) 爆弾騒ぎを運良く避けたと思ったら、ボヤ騒ぎ

サッカーに微塵の興味もないのにワールドカップ開催中に2度ドイツに行ったSnigelです。こんにちは。


先週の火曜日。ダブリン空港はパニクった模様。なんでも、50くらいのオッサンが突然頭の上にかばんを掲げて


「これは爆弾だぞー。オレはアルカイーダの一員だぞー。みんなー、避難しろー」


と叫んでまわったらしいのだ。


ご賢察の通り、どうもこのオッサン、過去に放火歴などもある刑事責任が問えるかどうかわからない御仁らしく、そっち方面ではうやむやになりそうな気配。とはいえ、誰かが空港で「爆弾だー」と叫んだ以上、これはマジメに取らざるを得ないわけで。かくして空港ビルは2時間にわたり閉鎖され、乗客はおろか空港職員も全員避難。爆発物処理車までやってくる騒動となったらしい。


当然の帰結として、かなりの数のフライトが大幅に遅れたり、キャンセルとなった。そんなキャンセルしたヒコーキの中に中に、翌日(水曜日)私が乗る予定の夕方のルフトハンザのフランクフルト行きも含まれておりまして。いやー、これが翌日じゃなくてよかった…と素直に思った次第。この爆弾騒ぎが翌日にあったら、私は旅行を全部キャンセルすることになっていたと思います。


で、翌日。ダブリンの北の果てにあるダブリン空港から夕方6時のヒコーキに乗るためには、これまたダブリンの西の果てにある会社を遅くとも午後3時には出ないと間にあわない…というわけで、朝5時過ぎに起きて、朝の7時から仕事開始。要は3時までに意地でも仕事を終わらせようという計画(空港までは最速でも車で1時間はかかるので、渋滞激しいダブリンでは、かなり無理のある計画と言えるのですが)。


ほとんど目にもとまらぬ早業といってもいい速さで仕事を一気に片付けて、お昼の時点で3時までには仕事が終わる目処がついた。ところが!神はそう慈悲深くなかったというか、世の中そんなに甘くなかったというかの事件発生。


どうも、臭いのだ。会社が。


会社の窓の外から、タイヤを燃やしているようないかにも体に悪そうな悪臭が漂ってくる。なんだろなと思っていると、突然電気の電圧が下がり、一瞬停電したような感じになる。ん?どうしたどうしたと思っていると、会社中の電気が…


ぶちっ


…という音とともに消えた。またもや停電。


なんだなんだと思っていると、外から黒煙が出ている。野次馬根性丸出しで身の安全を守るためにも様子を見るために外に出てみると、






隣のビルでボヤ騒ぎ。


消防車来てます。消防隊員来てます。煙が上がってます。


…ちゅうか、なんで火災報知機が鳴らないんだよ?


で、この停電が復旧するまでに1時間、さらに停電のおかげでお亡くなりになったコンピュータのシステムの復旧にさらに1時間、計2時間もかかってしまい、コンピュータが復旧した2時30分から30分で仕事を終わらせることなどできるはずもなく…私は仕事をほったらかしで空港に向かうことに。


で、家に車を置いて、タクシーがつかまらないうちにバスが来たので、バスで空港へ(それでもフライトの1時間前に空港に着いた)。


ルフトハンザの搭乗手続きカウンターにて。


係:「悪いけど、真ん中の席以外だと、ほとんど一番後ろの通路側しか空いてないわ」
私:「いいけど、そんなに混んでるの?あ、もしかして、昨日の騒動のせい?」
係:「そう、フライトがキャンセルになったから、昨日飛べなかった人がこの便にも流れてきてるのよね」



かくして、機内。


機内は、完全に満席。そんな中、後ろから2列目の席をあてがわれた私。後部のギャレーではスッチーさん二人がいつまでもくっちゃべってていつまで経っても飲み物のサービスをする気配がない。ついにサービスは前からのみで後ろからは行われず。「この怠け者め」と思って後ろを見ると…お客さんでした。そう。たぶん関係者だとは思われますが、制服ではないフツーの服を着た人二人がスッチーさん用のジャンプシートに座っておしゃべりしてました。…たぶん昨日この人たちも前日の騒動の被害者なんだろうなあ。この辺の事情は、元航空会社勤務ひでばかすの別冊を読まれたし。


ついにやってきた機内サービス。






この手のひらよりも小さいサンドイッチ。中は、チーズとレタスのみ!いくらコスト削減のためとはいえ、この「食事は出しました」という既成事実を作りたいがためだけに出すこのサンドイッチはどうよ?


頼んだ飲み物はオレンジジュースとスパークリングワイン。そう、ルフトハンザの機内サービスではスパークリングワインが未だにタダです。…と言っても、ドイツのスーパーに行けば、スパークリングワイン1本500円程度で売っていることを知っている私にとって、あまりありがたみはないのですが。とはいえ、タダというのはいいですね。やっぱり。…同じスタアラのSASやBritish Midlandのエコノミークラスで無料の機内サービスを止めてしまった昨今、この機内サービスがいつまで続くか謎ですが。






乗換えのために待合室でビールを飲みながら待つ。目の前にあるのは今まで乗っていたヒコーキ。ひでかすはまったく不賛成だけど、フランクフルトはロンドンヒースローなんかに比べると、はるかに良くデザインされたいい空港だと思う。…のりかえ、5分で済むもん。


2006年07月02日(日) 5年経った今から語れる、9.11とひでかすと私

ただいま、アイルランドは日曜日の午後10時30分です。ようやく日も暮れました。さあ、週末も終わり、寝るより楽はなかりけり…って思ったのですが、


あ、日記の更新しなきゃ。


「ほぼ毎日更新中」を標榜しつつ、もう1週間も更新してません(数日前に酔っ払って何か書いた記憶があるけど、とりあえずカウントしない方向で)。これじゃあいかんというわけで、更新開始。途中で力尽きて、色がついてなかったり、誤字脱字だらけだったり、最悪未完かも知れませんけど、それはそれで勘弁を。


約1ヶ月前にはじめたっダイエット、何だかんだでちゃんと5キロ超瘠せました。結構食べていたので、辛くはなかったです。


毎日の夕飯は、これ。





サラダ♪


もともとサラダ、好きなんですよ。これでスモークサーモンとかあったら言うことないですね。あとは、スイートコーンやマヨ系のマカロニサラダなんかも捨てがたいですが、ことマヨまみれのマカロニサラダはどう考えてもダイエットに向いてないので却下。で、これに、自作の和風ドレッシングをつけて、結構おいしく頂いておりました。


本人は楽しくやっていましたが、思わぬ被害者が出ました。うちの同居人ひでかすです。


いつからかは忘れてしまいましたが、私とひでかすの間に不文律の協定ができてまして、気が向いたほう、または家に早く帰ってきたほうが夕飯を作るようになってます。


ひでかすがユナイテッドに勤めていてシフトのパターンによって早く帰ってきたり、遅く帰ってきたりしていた頃は、なんとなく半々の割合でどっちかが食事を作っていたのですが、最近転職したひでかすはほぼ絶対の確率で私より帰るのが遅く、しかも、ダイエットやらで空腹な私は彼が家に帰ってきてからメシを作り出すなど待ってられないので、さっさと毎晩サラダを作ってます。そう、かくして、ひでかすは毎日サラダにつきあわされる結果になったわけ。


ひでかすだって別に嫌なら自分でメシを作ればいいんだろうけど、たぶんめんどくさかったのでしょう。文句一ついわず毎日食べてくれてまして。彼が瘠せたかどうか私は知りませんが、少なくとも、脂っこい冷凍直品を食べ続けているよりはマシだったと思います。ひでかすは私がいつまでもばりぼりばりぼり草を食べ続ける姿を見て、


「お前、そのうち耳から草が生えるぞ」


と言われましたが。


日本ではあまり馴染みのない「ハウスシェア」という方法ですが、ヨーロッパ(たぶん「欧米」って言ってもいいんだろうけどアメリカのことは私は知らない)ではフツーです。現在ひでかすと、ワールドカップで4強に入って笑いが止まらないドイツ人(♀)とフランス人(♂)の4人で住んでます。他は知りませんが、けっこううまくいっていると思いますよ。


私に言わせりゃ、誰も家を掃除しないとか(そういえばひでかすは今日珍しく台所を掃除してた)、ドイツ人は食べた食器等を洗わないとか文句はありますけど、まあ、おおむね良好です。ともあれ、ひでかすとはもうかれこれ5年強も一緒に住んでます。今、こうやって落ちついて考えてみると、家族というわけでもないのに5年以上いっしょのメシを食っているというのはかなり不思議な関係です。


そんな中でもいちばん印象に残っているのは、かの9.11のアメリカ同時多発テロでしょうか。こともあろうにひでかすは二機がハイジャックされたユナイテッドに勤めてまして、この史上最悪のテロはアイルランドに住む私たちにまでえらい騒ぎになりました。


あれから5年も経ったこと、ひでかすが別冊でユナイテッドに勤めていたことをばらしたことなどを考えて書いてしまいますが(ちなみにひでかすの承諾は得てません←をい)、私ですら大変でしたから、ユナイテッドに勤めていたひでかすの苦労はいかばかりかと、今更ながらに思います。


あの日、ツインタワーにヒコーキが突っ込んだという速報が入ったのがアイルランド時間で午後3時ごろ。当時私はユナイテッドのビルから歩いて3分のところにあった会社に勤めてまして、会社にひでかすからSMSで緊急連絡が入りまして、


「アメリカでのヒコーキ事故の話の情報をできるだけ集めて」


と言われまして、慌てて、アクセス殺到で落ちかけていたCNNのサイトのニュースなどを印刷して、ユナイテッドのビルに駆けつけました。


ところが、ユナイテッド社は情報漏洩を防ぐためだかとかで、なんと社員は完全缶詰!ビルから一歩たりとも出ることを許されない、当然私はビルに入ることもできないという状態になったわけ。


で、さっと目を走らせたCNNのサイトのニュースには、2機のヒコーキがツインタワーに突っ込んだだの、11機のヒコーキがハイジャックされただの信じられないことが書かれてまして(これが誤報であったことはご存知の通りです)、いかに鈍感な私ですらとんでもないことが起こりつつあると気がつかされましたが、ひでかすにこのニュースを渡せないんじゃしょうがない。


仕方ない、帰ろうかと思うと、三階のほとんど開かない窓から身を乗り出して私を呼ぶひでかすを発見。


ひでかす:「どうなった」
私:「11機のヒコーキがハイジャックされたって。ユナイテッドのヒコーキも何機か入ってるって」
ひでかす:「ほかには?」
私:「ええとね、ツインタワーに突っ込んだ…」



そこまで言ったところでひでかすはスーパーバイザーに窓から引き離されまして、結局情報交換できず。いやー、当時人間を25年とかやってましたけど、男同士で昼日中にロミオとジュリエットごっこをやるはめになるとは夢にも思ってませんでした。


運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういうことって確かにあって(またこのフレーズが出てきたけど、私はこのフレーズが好きなんですよ)、ひでかすが私と家をシェアしている5年のうちでたった一度だけ日本から友人を招待して、その友人がダブリンに来るという日がこの9.11だったのです。


この時の模様は、ひでかすがユナイテッド勤務であったことを伏せて2001年9月13日の日記に書いてます。この後も、ユナイテッド社は会社に精神科医まで常駐するような戦場になり、日本からせっかく友人が訪ねてきているのにまともに話すらできないひでかすは本当に気の毒でした。


この話をふっと思い出したきっかけは、映画United 93を見たからです。あの映画の中で、情報がいの一番に来るはずの空軍の司令室でさえCNNのニュースに情報を依存していたという笑えないシーン。ヒコーキをハイジャックされて、痛恨にも乗客とクルーのかけがえのない命、そしてヒコーキを失ったUnitedですら、実は社内では情報はなく、外部に求めていたという事実。今だからこうやって遠い目をするように話せますけど、ホントに大変だったんですよ。


あの映画、いい映画でしたが、さあ、どこまで本当なのやら。機内の様子は確かにボイスレコーダーや機内からケータイで乗客の家族やユナイテッドの本社に連絡をされていたりなどである程度は分かっているはずですが、それでも一部始終を目撃した人は全員亡くなっているわけで、「講釈師 見てきたような 嘘を言い」ってことにもなりかねないような。


ホリエモンが感激したという山崎豊子さんの名著「沈まぬ太陽」だってそうですよね。あれ、架空の「国民航空」を題材にしてますけど、それが「日本航空」をさしていることは明らかでして。


あの本は事実を基に緻密に再構成をしながらでもあくまで「事実を基にしたフィクション」なんですよね。映画"United 93"は、たぶんノンフィクションの部類に入るんでしょうけど、乗客の自己犠牲を強調せんとするばかりに、事実を美化・誇張しているところがあるんじゃないかなという気がしました。それをしても、なんとか違う結末であってほしいと真剣に願う自分がいて、本当にいい映画だったことは事実です。


オチてないけど、日付が変わる前に眠らせていただきます。かしこ。


2006年06月29日(木) ミニ更新:喫煙者の逆襲

ありえないニュース。


世界初の全面喫煙機就航か 来春、日独間で

 【ベルリン29日共同】機内全面禁煙が常識になる中、「世界初の喫煙者専用」をうたう航空会社が来春、ドイツ西部デュッセルドルフ−成田間で「吸い放題」のジャンボ機を運航する計画を練っている。
 12時間程度かかる長距離フライトで、たばこが吸えないスモーカーには朗報となりそうだが、すぐに認可が下りるかどうかは不透明という。
 この会社はロンドンに本社を置くスモーカーズ・インターナショナル・エアウェイズ。1日1箱半のたばこを吸うというドイツ人投資家が社長だ。
 ボーイング747をリースし、ファーストクラス30席とビジネスクラス108席を配置、エコノミーはない。「大金を払ってでも吸いたい」日本人乗客を狙い、来年3月26日に就航させる予定。
(共同通信) - 6月29日8時57分更新



ソース元、Yahoo News


財布の中身を全部賭けてもいい。この会社うまくいかんわ。だいたい成田空港の発着枠がとれんだろ。


さらに調べてみると、この会社のホムペを発見



ま、禁煙・嫌煙が世の流れの中、どこまで頑張れますやら。生暖かく見守っていきましょ。こんな血迷ったことを言えるのは、未だにドイツと日本が喫煙大国だから...なんですかね。




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