なべて世はこともなし
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2005年10月11日(火) やはりトホホな結果に終わったアイルランドの健康診断もどき

9/28の日記で「健康診断」もどきの話をしました。その続きです。


1週間で結果が出て、GP(ホームドクター)に呼び出されて伝えられるはずの結果。かれこれ2週間経つのにGPからの沙汰はなし。ま、どうせ悪い結果じゃなかったのは分かってるし…と放置しておいたのですが、GPと病院に金を負ったままなのもよくないと思い、GPに電話。


GPの受付:「え?検査の結果?X線はきてるけど、血液検査は来てないわねえ。また何日かしたら電話してね(はあと)」


…どうせいい加減王国アイルランドのこと。何があっても驚きませんよ。だけど、もうこういうことばかりだといい加減ため息が出てきます。


ところが、1時間後、GPから電話がかかってきまして、留守番電話に香ばしいメッセージが。


GP:「あなたは健康でぇーす」


Snigelの健康診断の話…





…ってそんなのでいいわけないだろ!日本だったら献血しただけで、血液検査の結果を詳しく教えてくれるぞ!そりゃ日本と比べる俺がチンパンジーかも知れんが、いちおう会って結果について例え2分でも話をしないとこっちの気分も収まらない。


で、GPに電話。なぜか受付ではなくセンセイがが出まして、


センセイ:「だからあなたは健康だってば」
私:「…電話じゃラチが明かないから、あとで予防接種も兼ねて伺うわ」



かくして、午後、GPへ。まあ、それだけじゃあナンだから、毎年恒例のインフルエンザの予防接種もしてこようという魂胆。


ところが!インフルエンザの予防接種はGPのセンセイではなく、看護婦さんが行うという罠!


看護婦さん:「Snigelさん。今日はどうされました?予防接種?あれ、Snigelさんはどこから来たの?日本?ええと、このインフルエンザの予防接種は通常のインフルエンザの一部に有効なだけで、鳥インフルエンザには効果はないわよ」
私:「流行地域に行く予定はありませんので」



ぶすっ。


おっと、予告無しに来たなあ。そういえば、あんた、刺すあたり、アルコールで拭いた?(自信はないけど多分拭かずにブスッと来たと思う)。


で、受付にて。


私:「この前の検査、ここで払うの?」
受付:「へっ?」



要領を得ていない様子。一から説明した結果返ってきた答え。


受付:「そんなのタダに決まってるじゃない!」


GPが希望した病院での検査はタダなんだって。へえー…ってへえボタンを押してる場合じゃない。結局私の検査の結果はどーだったのよ?


受付:「あなたは健康でーす。今日の予防接種は40ユーロです」


はい、脱力後、退散。ま、私は健康だそうです。…どのくらい健康なのかは知る由もありませんが。


結局、私が推察するに、健康診断はGPに頼むもんじゃないような気がする。んじゃあどこに行くのかって…そんなことは知らん。誰か知っていたら教えてくだされ。


2005年10月10日(月) 初めての方へのページ更新

初めての方へのページを更新しました。今まで書いてなかったトンデモな話を暴露してます。私とアイルランドのダメダメな出会いの
話です。常連さんもよろしければご一読ください。


2005年10月09日(日) 週末をすべてつぶして表紙をリニューアルしました

日記に直接ブックマークされている方以外の多くは、ジオシティーズに置いてある表紙ページから来られる方が多いのではないかと思います。そんな方はお気づきでしょうが、3年ぶりに表紙を更新しました。


3日かかりました。


見た感じ、単純明快な表紙…ちょっとすっきりしすぎじゃないか…というツッコミも聞こえてきそうですが、これ作るのに週末のすべてをつぎ込んでしまいました。


話せば長くなりますし、ホムペの作成をされた方以外にはまったく興味のない話でしょうが、あそこに行きつくまでにはとんでもない苦労があったのです。


その証拠が、このボツページ


これを作るのに一日半かかったのです。スタイルシートを勉強して、一つのボタン画像に文字を重ねるという(少なくとも私にとっては)高等テクを学び、表紙ページに画像は二つのみというなかなかのものを作ったのです。


自分で「なかなかのもんだ」と自画自賛して、いざ、アップロードしてみると、このスタイルシートがどうやらインターネットエクスプローラー以外のブラウザには対応してないらしく、インターネットエクスプローラー以外で表示すると、意図したように表示されないのです。


つまり、このボツページをインターネットエクスプローラーでご覧になった方にはおそらく違和感はなかったでしょうが、それ以外のMozillaだのオペラだのをお使いの方はリンクの文字が中央ではなく左に寄ってしまっているはずです。これを直そうと半日格闘して結局ギブアップしました(というわけで、このボツページは、一応未完成ではあるのです)。


そこにやってきたのはひでかす。彼の言うことは情け容赦がありません。


ひでかす:「おまえ、文章を書く才能はほんの少しはあるかもしれんけど、こりゃなんだ?ひでー色使いで、センス0だな。なんだこの壁紙は」
私:「なら、お前がやれ!」



というわけで、作られたのが現在の表紙ページ。口惜しいけどだいぶよくなってますな。仕方ないので、ひでかすブログにもリンクを貼りました。


とにもかくにも、疲れました。まだ、「初めての方へ」のページを作ってないけど、これは来週の宿題。とりあえず、寝ます。


ちなみに、ひでかすの言ってることは当たってます。私、中学の頃、美術は5段階評価で2でしたから。さらに蛇足ながら、ネットスケープでの表示がいまいちですが、そんあブラウザを使っている人など、イエス又吉に投票した人くらいの人数しかいないとみなし、放置します。ネスケを使ってる人、スマン。


2005年10月05日(水) 日記アーカイブ・新設

また日記の更新が1週間ばかし滞ってますが、実は更新をしてないだけで作業をしてました。…あ、まだ終わってないから「作業をしてます」の方が正しいのか。


この日記、ひたすらに書きなぐっているだけでまったくつながりがないので、ベスト版の日記についてアーカイブを作ろうとしたわけ…ちゅうか作ったのです。かくして、自分の過去日記をぜーんぶ読み直しました。


誰だよ?こんなに質より量の日記を書いたやつ?


たまーに忘れた頃に読者さんから、「2週間かかって全部読みました」なんてメールが来るのですが、確かにそれくらいかかるぞ。


読み返して気がついたのですが、この日記、アイルランドの変化を結構追っているところがあります。例えば、アイルランドのゴミ回収が無料だった頃から有料になった変化とか、航空会社の潰し合いとかそういう変化が見て取れます。そういう意味では文字通り「アーカイブ」です。


で、このアーカイブを作り終わったら、今度は完全放置している表紙のページを作り直そうとも思うけど、それを始めるときりがない…でもやりますよ。現状なんだか不格好ですが、しばらくの間この形で行きます。


とりあえず、ネタはあるので、明日ちゃんと更新します…するように努力します。


2005年09月28日(水) これで何が分かる?アイルランドの健康診断(だったのか?)

先週、GPに行ったときのこと。


私:「別に異変も何もないけど、健康診断なんて受けておきたいんだけどどう思う?」
医者:「いいんじゃない?」



と、医者に渡された3枚の紙切れ。


「それじゃあ、ここに書いてある番号に電話して予約して。結果が出たらまたこっちで話し合いましょう」


で、何も考えずに書かれていたBeaumont Hospitalに電話。


相手:「そんじゃあ、水曜日の朝9時10分に来てね」


というわけで行ってきました。アイルランドで初の、健康診断のお話です。


自慢じゃありませんが、私、人生で健康診断というものを受けたことがありません。よくは知らんけど、「人間ドック」なんてのがあって、CTスキャンがあったりとか、バリウム飲んだりとか、検尿があったりとかするんでしょ。まあ、アイルランドでそこまで要求するのは酷にせよ、いったいどうなりますやら。


かくして、本日朝9時。時間通りに懐かしのBeaumont Hospitalに到着。2年前に意味なし入院して以来。で、ここに着いて初めてGPが書いた紙を確認。それは3枚で、一枚が、「血液検査依頼」、もう一枚が「胸部X線依頼」そして最後が、「ECG依頼」


ECG?なんでまた心電図検査?


よくはわからんが、まず、一番先に目についた血液検査へ。ここは銀行のようなチケット制。「何のための予約だったのか」と疑問になるがアイルランドではそんな疑問は持つだけ無駄なので忘れることにする。


で、待つこと10分。カーテンで仕切られた椅子に座り、採血開始。おばちゃんの看護婦さんが、慣れた手つきで腕を縛りはじめる。風俗のおねえさんが「お客さん、こういうとこ初めて?」と聞くのと同じような感じで(行ったことはないから知らんけど)


看護婦さん:「採血は初めて?」
私: 「いや。いつも献血してるから」
看護婦さん:(声を裏返して)「けんけつぅ?」



で、私の腕を見て、あちこちに針の跡があることに気がつき


看護婦さん:「あ、ホントだ。すごいねえ」


なぜだか知りませんが、本気で驚いてらっしゃったようです。アイルランドでは献血をすることがそんなにすごいことなのか?


で、採血は献血同様慣れた手つきであっという間に終わる。


お次はX線検査。長い廊下を歩いてX線検査へ。ここでも待つこと10分。名前を呼ばれて畳半畳くらいの小部屋に案内される。


ここ、実に面白いことになってまして、待合室から、ちょうどトイレの個室くらいの小部屋が7―8ヵ所並んでまして、そこに入るようになってます。中で服を脱いで使い捨てのガウンを着て待っていると、入って来たのとは反対側のドアが開いて、そこからX線の機械に行くというシステム。実に合理的。


X線の技師は推定インドかパキスタン人でX腺を撮るときもガラスのついたての向こうに立っているだけだから、一日突っ立ってたらあまり健康に良さそうではないがどうなんだ?私が日本人と分かると、「ドモアリガトウ」なんて言ってたけど。


そして再び歩いて歩いてECGへ。


三度、待つこと10分。


看護婦さん:「今日はどうしました?」
私:「GPに送られてきました」
看護婦さん:(GPからの手紙を見て)「めまいがするんだって?」



ハァ?そんなこと、言った覚えはありませんが…でもそうは言える雰囲気じゃあなかったので


私: 「はぁ」
看護婦さん:「どれくらいの間?」
私:「ここ数週間ですかねえ(テキトー)」
看護婦さん: 「立ち上がったときとかにくらっと来る感じ?」
私: 「そうそう、それ(テキトー)」



で、看護婦さん、私の胸じゅうにべたべたと電極を貼りつけ検査開始。3分後に心電図の書かれたプリントアウトが出てくる。私、シロートながらその心電図は健康そのもの。案の定…


看護婦さん:「ごくごく正常に見えるけど。何も異常はなさそうだけど」


あってたまるか。


というわけで、終了。あっちこっちの検査にまわされた割には所要1時間ちょい。でも、これだけでいったい何が分かるんだ?だいたい、X線で何か見つかるような病気があったらすでに私の体に異変が起きてるんじゃないのか?血液検査だって、献血のおまけでよくやってるし。


来週GPから呼び出しがかかるらしいのでその時に結果を聞いてきます…何かニュースがあるとは到底思えませんが。




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