なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
IFCで、「ハウルの動く腰」をやっているという話を聞きつけて見に行きました。さっさっさと夕飯を作ってIFCに着いて知ったこと。
ハウルの動く腰は上演中止。なんでもフィルムが手に入らなかったらしい。
…そんなことでいいのか。ってフィルムが手に入らないなんてことがあり得るのだろうか。もしかすると上演料だかなんだかの折り合いがつかなくなったとかなのかなあ…などとも思いますが、知らん。とりあえず、アイルランドでは10月まで上演されない模様です。
無駄足を踏んで疲れました。
追記:掲示板で「IFCじゃなくてIFIだろ」というツッコミをいただきました。その通りです。私のコンピューターがいかにアップデートされてないかがばれますね。
2005年09月25日(日) |
ジョブエージェンシー:あるところには仕事はあるようで... |
かくして1週間ほど寝込んでいた私ですが、寝込む直前、つまり先週末にうちの住人がひとり入れ替わりました。やってきたのは骨太健康ドイツ人女性。「アイルランドに憧れて、念願かなってアイルランドにやってきた」そうな。6年住んだ私は「どこに憧れたねん」なんて冷たいツッコミをいれてしまうわけですが。まあいいか。
ちなみに彼女、仕事の目星がついてやって来たわけではありません。とりあえず来たら仕事が見つかるか…という軽い感じでやってきた模様。どうやら火曜日にジョブエージェンシーに行って登録をしたらしい。で、それ以降一日数件別のエージェンシーから電話がかかってくるようになりました。で、彼女、まだケータイを持ってないので、かかってくるのはうちの電話。彼女、寝込んでいる私に電話番をさせる鬼っぷり(そういうつもりはなかったのかも知れんが、結果的には私がいちいち電話に出る羽目に)。
で、何だかんだで彼女、1週間でエージェンシー登録から始まって、面接、で、数社から採用通知をもらったそうです。掲示板で日本人はけんもほろろに断られたとかいう体験を書かれた方がいらっしゃいましたが、なるほど、ヨーロッパ系の言葉だったら、求人も求職もどちらもあるからエージェントも扱いやすいんだろうなあと変に納得しました。
というわけで、私、まったくのシャレで、病気が治りかけてた金曜日に「日本人募集」をしていたエージェンシーに電話してみました。職種もいまいちだし給料もいまいちだしというわけで、本人はまったくやる気0。
私:「インターネットの日本人募集の広告を見…」 相手:「その仕事なら、もう、ない!じゃあね。ガチャ」
…そうですか。これ、本気でこの仕事に応募しようとしてたのに、こういう対応をされたとすればきっと凹むな。やはり、就労許可証が必要になるというのが足かせになるのか。それとも、もうすでに相当数の応募があってもういらないと思われたのか。どっちにしても、日本人は需要よりも供給のほうが多い買い手市場になっているような気がしますが。
2005年09月24日(土) |
風邪は風邪でも...Snigel、寝込む |
ワイト島に行ったのが、9月の第2週の週末の話。こちらは第3週、つまり先週末から始まった話です。
日曜日の夜のこと。なんだかだるかった私は夜の10時を待たずしてはやばやと寝てしまう。で、翌朝。
う。だるい。熱っぽいし、関節が痛い。頭が重い。悪感がする。
こりゃ会社休もう…と思った瞬間に気がついたこと。しまった。先週の金曜日、すでに会社を休んでいるんだった。金曜日・翌月曜日と休んだら、いかにもずる休みをしてどっかで遊んでました…とでも言わんばかり。仕方なく私はスーツなど着ずにフリースなど着込んで会社へ。
どうやら私は本気でひどい顔をしてたらしく(病気でという意味です。誰が何と言おうと)、同僚皆から、「どうした」と聞かれる。しめしめ。
で、会社中のみんなが私の不調に気がついた1時間後、「体調が悪いから帰る!」と言い、帰宅。その足で、近所のGP (General Practitioner=ホームドクター)へ。言ってみるとそこにいたのはいつもの女医さんではなく、私より若い、けっこう美形の女医さん。予測外の若い美形の女医さんの登場についと訪問の目的を忘れる私。
医者:「どうしました?」 私:「だるくて、熱っぽくて、関節が痛くて、頭が重くて、悪寒が…」
するとこの若い美形の女医さん、突然私の顔を叩きはじめる。おでこのあたりを右から左、さらに、目の下も同様。…ん?「だるい=脳溢血」か何かと思われたか?上の症状を素直に読めば、風邪を疑うと思うんだけどな。
で、ちょっとお腹に聴診器を当てて、
医者:「風邪ですねえ。ゆっくり休んでお大事にぃー」
…と、薬ももらわず、 「今週は風邪だから働いたらダメ」と書かれた診断書をもらい退散。私もアホだから、「若い美形の女医さんに診てもらった♪」と家に帰る。どうやら私も世のおじさんと呼ばれる悲しい生き物の範疇に入りつつあるのだろうか。
で、うちに帰ったとたんに、さっきの
熱っぽいし、関節が痛い。頭が重い。悪感がする
…に加えて、

6/30の食中毒事件の再来か。
で、その晩からヒサンでした。10分に一度くらいの割で、へそのあたりがきゅーっと痛くなる(これで正しい病名が分かった人もいるはず)。腸を絞られる感じか。で、何か一口、あるいは水を一滴でも飲もうものなら、次の瞬間はもうトイレ直行。でも何か飲まなきゃいけないから、ベッド脇に常備のスパークリングウォーターを飲む。で、ますます気持ち悪くなる。頭は重いわ、熱っぽいはとにかく最悪。
そんな状態が水曜日まで続いたので諦めて水曜日の午後GPへ戻ることへ。GPに電話してみると、留守番電話が
「水曜日の午後は休診でーす」
うーん、Beaumont Hospitalの救急に行くべきか。待て待て、以前盲腸疑いでひでー目にあったし…放置!
で、ただ放置するのもナンなので、ネットで病名を調べてみた。
で、この症状は腸炎に違いないと分かる。腸炎。別名「お腹のカゼ」とも言われるそうだから、まあ、GPが風邪と言ったのは間違ってなかった…
…って絶対間違ってるよ。腸炎と風邪は違うだろ。
ちなみに腸炎の場合、下痢止めは飲まずに、大量の水分を採って問題を流してしまうのがいいんだそうな(言わずもがな私は医者でもなんでもないので話半分に聞いてくだされ)。で、炭酸飲料は御法度…あれ、スパークリングウォーターをのみ続けてたオレって…。
で、もし腸炎だとすると原因は何だ?
そこにひでかすが気になる発言。
ひでかす:「俺もそういえば数日前に腹壊した」
待て、一緒に食べたものといえば、ひでかすが買ってきたTescoのツナパスタサラダ。これ、まずかっただけじゃなくて問題ありだった?またくされTescoにやられた?
幸いこの日(水曜日)の夜は月曜日・火曜日ほど悲惨ではなく、少し眠ることができる。で、翌木曜日、減ってきたとはいえ朝からそれでもかなりの回数トイレに行く羽目になった私はGPへ。で、いつものおばさん女医さん、血圧などを一通り測る。うーん、この先生のほうがちゃんと話を分かっている気がする。
医者:「こりゃ腸炎ね。薬出すわ。ちゃんと水を飲むこと。以上」
…薬を出すなら、月曜日に出してほしかった。まあ、月曜日の若く美形の女医さんを責めるのは酷か。だって、お腹の調子が悪くなったのはGPから帰った直後だったからね。
で、処方箋をもらい、薬局へ。もらった薬は処方箋なしでも買えるただの下痢止め。
あれ、腸炎のときは下痢止め飲んじゃいけないんじゃなかったっけ?それにしても、水は飲め、下痢止めも飲めって矛盾してないかい?出口を塞いで入り口から水を取り入れると…。
幸い、その後復活をして今日に至るわけですが、1週間も寝込んだのは今回が初めてです。トシを感じますなあ。
2005年09月22日(木) |
高名の木登りを体験するワイト島旅行記(1) |
ワイト島、行ってきましたよ。ひでかすが、それこそ地上の楽園のごとく言うので、どんなとこかとかなり期待しましたが、…期待しすぎました。私としてはスコットランドの地の果てのほうが性にあってます。
まず、泊まったのはSouthampton。ここに来るのは2度目。と言っても、手違い間違い勘違いで一度空港に来たのみ。詳しくは、ここ読んでね。それにしても、今、この2001年に書いた上のリンク先の自分の日記を読み返したけど、これまた古き良き時代ですなあ。エアリンガスにホットミールがあった?キャンセルでたった30分早く着く他社便に振り替え?今じゃ絶対にあり得んと言い切れる。
そんなSouthamptonで発見したもの。
パブです。何が珍しいかって
イギリスでもセコムしてますか?
いやー、イギリスでセコムを見るなんて思ってもなかったのでちょっとびっくり。…それだけ。まあ、ジャブ程度に流してくだされ。今ちょっと調べて知ったのだけど、長嶋さん、我がセコム軍は永遠に不滅なんですな。
で、まあ、ワイト島とはこんなとこです。
個人的に気に入ったのは、ワイト島の西の果て。
この断崖絶壁の駐車場(車を止めたときはよもやこんなとことは思わなかった)に車を止めて
こんな道を1キロ歩くと下のような写真の岬の先っちょに出ます。ちなみに車を駐車場に停めたときに2階建てバスがこの道を発車するのを目撃。おお、こんな断崖絶壁を2階建てバスで走るのはオツじゃあないかと思ったら、逃した4時30分のが最終だったというオチ。ま、歩いて気分のいい道だったからいいけど。
で、着いたのは、
真っ白な岬でしたとさ。ちなみに白いのはイギリス南部名物石灰石。これのおかげで、ポットなどはすぐに真っ白になってしまうらしい...ちゅうかそりゃなるだろうな。
あとは、ストーンヘッジに行ったとか。あ、これはワイト島じゃあなくて本土の話です。
だらだら書いてもしょうがないので以下一切割愛!
ほんでですね、今回、公共交通機関での移動が不便でしかも高いという理由で車を借りたんですよね。借りたのが、National Rent a Carという会社(係争中なのに実名を出してしまうやつ)。そもそもが変だった。この会社だけ、他の会社に比べて半額程度に安いのだ。他の会社が72時間レンタルで80ポンドとかだったのに対し、この会社はなぜか45ポンド。まあ、整備が悪いとかはないだろうし、ちょっとくらい古いのはいいと思って予約。
で、1ユーロしか払っていない私へのあてつけか(被害妄想)ヒコーキは1時間遅れで到着。で、ターミナル1から連絡バスに乗り、さっき降りたばっかのヒコーキを横目に通過し、滑走路の下をトンネルでくぐり、別のターミナルで客を拾い、また空港内を走って着いたレンタカーのオフィス。
ここで待ち構えていたのが、仕事に疲れたやたらに早口のねーちゃん。こーゆー輩を見ると笑わせたくなるのがオヤジ度が高まりつつある私の得意技なのだが、このおねーちゃん、全然笑わん。機械的にほとんどひとりで話し続けてる。
おねえちゃん:「(あーだこーだと説明。半分聞いてない)。それでですね、事故の場合の免責金は過失に関わらず500ポンドになります。この過失を25ポンドの割増料金で75ポンドにできますが、どうされますか」
ハァ?レンタル料金が45ポンドで割増が25ポンド。ざけんな。だいたい、アイルランドで3年も運転してるけど、一回しか事故起こしてないし(起こしとるんかいというツッコミはなしで)高速道路でSouthamptonへ行き、ワイト島をうろうろするだけで事故が起こるとは思えんし。却下。ちゅうか、こうやってあんたの会社は客を集めるのか?他の会社の時の免責割増金は確か3日で10ポンドとかだったぞ。やることがセコいというか。
で、書類にサインして、車の鍵をもらうのかと思いきや、
おねえちゃん:「Bクラスの駐車場に停めてある車、どれでも好きなの乗っていってね」
…初めてです。こういうシステム。
で、夜の高速を1時間かけて、Southamptonへ移動。いやー、イギリスってすごいね。アイルランドと違って高速道路が途切れない!M25(ロンドンの環状高速)なんか片側4車線あるし。アイルランドから来た田舎者の私は素朴に感心。
で、この先は、続く。
2005年09月21日(水) |
ふっかつ...してないけど強制復活 |
ふっかつ
…正確には復活してませんが、強制復活させます。
2週間ぶりのごぶさたです。この2週間何をしていたかというと
イギリスで交通事故の当事者になった。 ゴーストバスツアーに参加した。 ついでに病気で寝込んでた。
今も寝込んでます。でも、どうやら寝込んでいてもしょうがないと気がついたのでこうしてコンピュータの前に座ったわけです。
こうかくと心優しき読者様の一部にはご心配してくださる向きもあろうかと思いますが(…ちゅうか少しは心配してくれ)、大丈夫です。アイルランド真実紀行はお笑い系サイト、どんな不幸もお笑いにしてみせます。
かくして、今後数週間のネタとしては、イギリスネタと病気ネタを同時進行で続きネタとして書く予定です。
で、今日は、本題に入る前にちょっとジャブ程度の小噺を。
デジカメ、200万画素のオンボロから、700万画素のイクシーに変えました。さくさく動くし、これはいい買い物をしたと(正確には日本に行ったひでかすに頼んだので「いい買い物を頼んだ」と言うべきか)喜んでますが、でもね、なんでまた2インチ程度のディスプレイがドット欠けしてるのよ。地元O分県で作った(と思われる)カメラだけにあまり強く文句は言いませんが。それにしても、こっちで買うのに比べて半額に近い値段で買えてしまうというのは、ニッポン、あなどれん。
で、イクシーで取ってきた画像。
その(1)某市内の安かろう悪かろうの衣料品店にて。
ダブリンではすでにクリスマス関連の商品が売られはじめた模様。
…まだ9月なんですけど、クリスマスまであとまる3ヶ月あるんですけど…。
その(2)ダブリン空港にて。
この写真、前々から撮ろう撮ろうと思って、いつも忘れていたもの。初めてアイルランドに来た10年前に発見して、それ以来、空港ビルは改装され、エスカレーターも更新されたのに、この注意書きはなぜか残りましたね。
(以下、Snigelによるテキトー訳) 安全のために エスカレーターに不慣れな方は、お近くのエレベーターか階段をご利用ください。エスカレーターへのお子様のひとり乗りや、カートは禁止します。
はい。皆様、ご一緒に突っ込みましょう。
エスカレーターに不慣れな方って誰やねん!
たぶんですが、過去にドネゴールあたりから出てきたPaddyが初めてエスカレーターに乗ってコケて多額の賠償金を払わされたとかそういう話があるんだろうなあ。とはいえ、現代社会にエスカレーターに慣れてない人がいるというのもにわかには信じられてませんが。
はい。通常更新再開です。はっきり言ってネタは寿司屋に卸すほど新鮮なのがたくさんあるので乞うご期待。メール、掲示板にはたぶん当座手が回らないので(ちゃんと全部ありがたく拝見させてもらってます)ご容赦を。
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