なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2005年06月20日(月) |
緊急更新:U2のチケット |
現在定価で購入可能です。私は興味がないのでどーでもいいですが。
http://www.ticketmaster.ie/venue/196746
もしこれを見て買えた人は掲示板にお礼を書くように(笑)
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2005年06月19日(日) |
緊急提言:これぞ航空会社の究極のサービス |
昨日の日記、はっきり言って、書いた本人にも意味不明です。書いた本人、日記をあぷした覚えが全然ありません。なんとなく、コンピュータの電源を切って、ベッドに潜り込んだ記憶はあるんですが、完全に記憶が飛んでます。ま、それだけ疲れていたのに、日記をあぷした気力だけは誉めてもらおう…というわけで、昨日の日記はそれはそれで残します。
そう、昨日は航空会社の潰し合いについて書こうとしてたのです。
昨日の日記で
ちなみにbmiは未だにサンドイッチも飲み物も無料
と書きましたが、某筋および複数の読者さんからツッコミをいただきまして、実はbmiの機内サービスもついに有料化されるようです。で、ビジネスクラスもなくなるそうな。これにて、ダブリン=ロンドン間はすべてエコノミークラスのみのサービスとなります。これもRyanairのせいというか時代の流れなんですかね。確かに、40分くらいのフライトにメシを出しても仕方がないという気もしますが。
ただねえ、公平じゃない気がしません?100ユーロ払った人と1ユーロしか払ってない人がまったく同じサービスしか受けられないというのは。例えばこんなケース。ダブリンからロンドン経由で東京までビジネスクラスのチケットを買った人。例え短くてもダブリン=ロンドン間がビジネスクラスのチケットを買ったのにエコノミークラスというのは損した気分になると思いません?で、それを突き詰めていくと、結局ビジネスクラスなど買うだけ損だからチケットは安ければ安いほうがいい…ってことになって、長い目で見ると、航空会社は自分で自分の首を絞めてる気がするんですよね。
そこで、Snigelはツッコミ所満載(=現実問題無理)ながら提案します。
ヒコーキの席とことん差別制。
例えば200人乗りのヒコーキ。席ごとに値段を決めてしまうのです。つまり、例えば、一番高い席は400ユーロで、2番目が398ユーロ…以下数列で一番安い席が2ユーロ。二つとして同じ値段の席はない。で、予約をする時に、空いている席の値段で決めるという。
で、席は、お金を払った順で前から埋めていきます。つまり、一番高い400ユーロを払った人は1Aの席を取り、一番安い2ユーロの席を取った人は一番後ろの席。座席は前のほうはファーストクラス並の席で、一番後ろは膝を伸ばせないほど狭い。シートピッチも漸減していくのです。
で、機内サービスは当然1Aから始めていきます。カートには、最初はシャンペンも、暖かいミールも数食載ってます。で、1Aの人から順番に欲しいものを取っていき、最後の2ユーロの人のところに機内サービスが行く時にはすでにカートは空になっているという。これってすごく平等だと思うんですよね。自分が払いたい額と受けられるサービスが合致しているという点で。まあ、ヒコーキ会社にはNo Show(予約をしていながらヒコーキに乗らないやつ)などの問題があって、実際問題無理なんですけどね。
もっと、究極の企画があります。
ヒコーキ麻酔作戦
これは単純ながらすごい企画です。ヒコーキに乗るなりみんな酸素マスクをつけます。で、酸素マスクからは眠り薬が流れてくるという。そう、離陸したかと思ったら、何時の間にか麻酔で寝ており着陸しているという夢のような企画。これができれば、もうエコノミーもビジネスもありません。みんなぐーすか寝ているんだから関係ないのです。ついでに言えばハイジャックの恐れもなし。「墜落したらどーなる」といツッコミも「どうせ落ちたら死ぬんだから」と突っ込み返すことができそうで。
どうしてもというのであれば、Critical 11 minutesと呼ばれる、離陸の3分間、着陸の8分間は起きていればいいというのも考えだと思いますが。はたまた、医学の進歩で、催眠ガスができるなら、どうして覚醒ガスができないか(つまり、例えは悪いけど便秘薬と下痢止めの関係)という気もしますが。
航空会社の方、この企画を買いたければご一報ください(来ないって)。
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注:この日記、かなり寝ぼけて書いたので、かなり間違ったこと書いてます。24時間以内に書き直します。が、セールは金曜日までなのであえて削除せずに残しますです。
Ryanairに端を発したと思われる、ヨーロッパの格安航空券戦争、もはや仁義なき戦いの粋に突入してます。今日エアリンガスから受け取ったメール
イギリス片道1ユーロ
なんですと?
なるほど、ロンドンヒースローまで12月の往復58ユーロ(7800円)。いくら、クレジットカード手数料5ユーロを取るとしても、エアリンガスの取り分は往復7ユーロ。賭けてもいいけど赤字だと思う。
これで驚いていたら甘い。そこにbmiからのメールが届く。
おいおいおい、こっちもロンドンヒースローまで片道1ユーロかよ。しかもbmiはクレジットカード手数料を取らないから、ロンドンまでの往復は46ユーロ(6200円)。ちなみにbmiは未だにサンドイッチも飲み物も無料なんだよね。…シロート目にも絶対赤字。しかも、マイルまで溜まるというとんでもないオチつき。
はい。エアリンガスから1枚、bmiから1枚チケットを買いました。このオファー、どちらも金曜日までらしいので、11月-12月の予定が立つという人はオススメです。それにしてもこの安さはもはや潰し合い以外の何物でもないような…。
潰しあってもいいけど、落ちないでね(懇願)。
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2005年06月15日(水) |
川踊り凱旋公演を見に行く |
現在、ダブリンでは川踊りの一団が、去年の7月に続いてダブリンのThe Gaiety Theatreで凱旋公演をしてます。「川踊り」が何かわからない…という方、どうぞ、そのまま英訳してみてください。それでもわからんと言う方はもう分からなくていいです。
去年に続いてつきあいでこの川踊りの公演に行ってきました。公演内容は去年と覚えている限りまったく一緒でした。だからつまらなかった…というのではなく、さすが、アイルランドが誇る川踊り、2度行っても、内容が同じでも楽しめます。
何がいいって、このThe Gaiety Theatreがいいのですよ。聞けば、この川踊りはこの劇場発祥だそうで、ともあれ、この劇場の小ささは、他の世界中の川踊りが行われる会場に較べて特筆ものです。つまり、ステージが近いのです。
 (未だに 「川踊り」が何かわからないという人のためのサービス写真。 ね、1階席のほとんど一番後ろからでもこんなにステージは近いのです。)
今回は、1階席のほぼ一番後ろの中央の席を取りました。で、ステージは写真のように結構近い。前回は、同伴者一行が私以上のビンボー学生軍団だったので、いちばん安い席を予約し、結果、2階席の一番後ろというほとんど思いつく限りでいちばん最悪の席だったのですが、それでもステージまでの距離はあまり感じませんでした(注:ひでかすはこの意見には賛成しないそうです。結構な距離を感じたとのこと)。
数年前に、O分のグランシアタというコンサート会場にチューリップのコンサートを見に行きました(「行くなよ」というツッコミはなしで)。このコンサートホールも所詮は地方ので、そんなに大きくないはずなのですが、それでも、2階席からみた財津和夫さんと姫野達也さんは本当に本人だったのか未だに疑問です。ましてや、行ったことはないけど、武道館とかドームだったりしたら、もはや本人が歌ってるかどうかは判別不能(のはず)。
この点からいうとまあ、このThe Gaiety Theatreは本当にいい。距離感を例えて言えばライブハウスのような感じと言えばわかってもらえるでしょうか。このステージなんですが、ダンサーが肩が触れ合わんばかりになって横一列に並んだ時に人数を数えたのですが、その数16人。つまり、ひとり50センチとして、ステージの横幅は8メートル、まあ、袖の部分を入れても10メートルくらいしかないと思われるのです。横幅がこれだけしかないんだから、ステージまでの距離も推して知れるというもの。たぶん1階席は15-6列しかありません。
で、それなのに、このお値段。さっきの「いちばん安い2階席の一番後ろは25(3400円)ユーロ。今回私が座った席も37.5ユーロ(5000円)というから日本の常識から言えば安いと言っていいと思う。ちなみに、いちばん高い席は50ユーロ(6800円。注:クレジットカードの手数料等は含まれてません)。下手に最前列なんかに座った日にゃ、ダンサーの汗やつばが飛んできそうです。
で、このThe Gaiety Theatreにも2階席の側面にボックスシートがあります。ほら、天皇の「天覧試合」とか、VIPがご用達の、あの、4人ぐらいが使えるという個室ですよ。あれもですね、なんとこともあろうに50ユーロだったりします。あんな席、日本だったら2万円とか平気で取ると思いますよ。50ユーロだったらちょっとした思い出として、あるいはちょっと特別なデートとしても使えると思います。
で、公演そのものですが、たぶん皆様ご存知だと思いますが、あの動きはとにもかくにも真似できるもんじゃありません。すごいなあと素朴に感心させられます。6/25までの公演予定だそうで、ダブリンご在住でまだ川踊り未体験の方はぜひどうぞ。ちなみに、火曜日の公演は、若干の空席すらありましたよ。
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2005年06月10日(金) |
アイルランドでは買い物袋は有料ですが何か? |
今日の朝日新聞のウェブサイトから。ちょっと長いですが引用させてもらいます。
(引用ここから)
レジ袋、07年にも有料化 法整備で促進 環境省方針 2005年06月10日08時04分
スーパーやコンビニなどで無料配布されているレジ袋が、有料化される見通しとなった。国が有料化のルールをつくり、業界を指導する。年間300億枚が流通しているといわれるレジ袋の使用を控えさせ、増え続けるプラスチックごみの減量化を狙う。金額や仕組みは今後、議論する。環境省は、来年の通常国会に提出する容器包装リサイクル法(容リ法)改正案に盛り込む方針で、早ければ07年春にも実施したい考えだ。
業界団体によると、レジ袋は、国民1人当たり年間約300枚使われていると推定されている。家庭から出される袋は、容リ法ではプラスチックごみとして分別、再利用されることになっているが、減量化はなかなか進んでいない。そのため、消費者が持参するマイバッグの普及とともに、レジ袋の有料化が必要と判断した。
同省は、現在検討している容リ法の改正で、レジ袋の無料配布を禁止することも検討したが、「営業の自由」を侵すとの議論もあり難航。そのため、国はレジ袋の削減目標を定め、業界が達成状況を報告、公表するルールを作る。有料化を徹底させるために、業界を指導、勧告し、規制効果を持たせたい考えだ。
レジ袋の金額などの具体的な方法は、秋までに中央環境審議会などで詰めていく方針だ。
有料化されると、レジ袋は「商品」となり、容リ法の対象外となる。これまで、小売業界が負担していた再商品化への負担金も取れなくなることから、新たなリサイクルの仕組みも作りたい考えだ。
有料化を巡っては、生活協同組合ですでに1枚5〜10円で実施しており、レジ袋を使わない人にスタンプを発行し一定額を払い戻すなどの試みも各地で始まっている。しかし、ほとんどのスーパーなどでは、先行して有料化に乗り出せば、無料の店に客が流れる懸念があるため、有料化に踏み切れない状況だ。
自治体では、東京都杉並区が02年、レジ袋1枚につき5円の税金を課す「レジ袋税(すぎなみ環境目的税)条例」を制定したが、施行されていない。
全国の主要スーパー約100社でつくる「日本チェーンストア協会」は、無料配布を続ける店舗がでることを警戒。5月、法制化を促すよう求める要望書を中央環境審議会に提出し、業界全体で一律に有料化を実施できる方法を要望している。
◇ ◇
〈キーワード・レジ袋〉 ポリエチレンで作られた袋で、国内で消費される半分以上が輸入。省資源化やごみの減量化によって、5年前より約20%薄くなっている。使用済みのレジ袋は、約半数の市町村でプラスチックごみとして分別収集され、プラスチック製品や原料油などとして再利用されている。残りの市町村では、焼却されたり、埋め立てられたりしている。海外では、02年に韓国でデパートやスーパーが業界内で自主的に協約で有料化を決めた。台湾では法律で有料化を規定。アイルランドでは、レジ袋配布時に税金を徴収している。
(引用ここまで。出典:asahi.com)
この記事を見て不思議に思うことは、一部の分野ではアイルランドは他の国よりも進んでいる点があるということ。あまり認めたくはないのだけど、認めないわけにはいかない。だって事実だもの。
2002年の3月に…つまり、3年前にアイルランドでは買い物袋の有料化が断行されました。過去日記にも書いてあるとおり、実施後数日はちょっとした混乱がなかったとは言わないけど、おおむねスムーズに有料化は行われて、3年たった今ではそれが当たり前の光景になってます。スーパーに買い物に行き人のほとんどは、ちゃんと買い物袋を持参してます。オチとしては、スーパーの買い物カゴがなぜかたくさん消えていくようになった(=買い物カゴを持って帰るアホタレが増えた)ということでしょうか。
人間の慣れって怖いもんで、先週マンチェスターにいった時も、その前の週末に北アイルランドのNewryに行った時も、スーパーのレジに買い物袋がどかっと置いてあるのを見て、不思議な気分になったんですよね。「ああ、袋がタダだ!」って。そういえば、パブでタバコが吸えるのも不思議な感じがしたなあ。
私の言いたいことはですね、人間は案外慣れるのが早いということ。パブの禁煙化も何だかんだ言って、何時の間にか定着して、「それが当たり前」になってしまいましたもんね。レジ袋の持参だって、やってみれば別にさして不便じゃないですし。というか、むしろ、数枚の無料の弱いレジ袋に入れて持って帰るより、一枚の丈夫で、かつ持ちやすいレジ袋に商品を詰めて帰るほうが楽という事実もあります。
こういうことがなぜアイルランドでできるかというと、やはり、国の小ささが上げられると思います。いつも言うように、この国の人口って、所詮静岡県と変わりません。つまりですね、レジ袋の有料化だって、公共の場所での禁煙だって所詮は「静岡県条例」レベルなんですよね。「日本全体でレジ袋有料」となるとなかなか難しいけど、「静岡県条例でレジ袋有料」となると、前者よりはるかに簡単に実施できるでしょ。
あとは、国民がいい加減だから、政府が何か決めたら、なんとなくそうなってしまうのかなあ…という穿った味方もできますが、どうなんでしょうね。
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