なべて世はこともなし
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2003年02月04日(火) コメディ菌保菌者の2泊3日ドイツ旅行(1)

コメディ菌【名詞】一部特定の人のDNAに組み込まれた生活に問題を作り出す細胞。ただし医学的には証明されていない。〜保持者=コメディ菌を体の中に持つ人。保菌者がことを起こすとほぼ絶対の確率でコメディになる。(大莫迦社「超ハイパー新語辞典」より転載)


こんばんは。コメディ菌保菌者のSnigelです。


週末を使ってドイツに行ってきました。たかがドイツです。アイルランドからなら直線距離でおよそ1000キロ。ヒコーキに乗ればたった1時間30分という近さ。考えてみたら東京からQ州に行くのとほとんど変わらない。


なのに。なのに。なんで行くたびにコメディになるのだろう。これはもう、「コメディ菌保菌者」の宿命というものかもしれない。


今回の私の旅の旅程表、行きの分だけ簡単にまとめます。


1/31(金曜日)

午後2時までフツーに働く。

午後2時45分。帰宅

車を自宅においてバスで空港に移動

午後4時45分。EI698便にてデュッセルドルフへ

午後7時35分。デュッセルドルフ着

午後9時。デュッセルドルフ空港駅より
最終のICE(特急)でハノーバーへ

午後11時37分。ハノーバー着

日付変わって午前0時13分。最終のローカル列車で某駅へ

午前1時ごろ。某駅着




見ての通り、計画にさほどの無理はありません。自宅から空港まで1時間30分(空港には出発30分前には着いていないといけない)見て、しかもデュッセルドルフではほぼ1時間30分の乗換え時間を取っています。これ、詳細は省きますが、空港のターミナルから空港駅までおよそ5分のモノレールでの移動を計算に入れても十分な時間。ここでこの最終のハノーバー行きのICEに乗り遅れるとデュッセルドルフで一晩明かす羽目になりますが、とはいえ1時間30分の乗換え時間があればまあ問題はないわけで。かくして私は今回の旅の計画に何らの不安も持っていませんでした。


で、話は金曜日へ。


とにかくいつもより2時間早い午後2時までに仕事を終えてしまおうと、前日のうちから仕事を前倒しして、しかも朝7時30分に出勤するとてもSnigelとは思えない用意周到さ。ただし掲示板・メールのお返事をしてましたが。


予定が狂ったのは午前10時ごろ。突如やってきたクレーム。こっちは何も間違ったことはしていないのに図々しい理不尽なクレーム。適当にあしらっていたら相手の会社の「CEO」までのこのこ出てきて騒ぎに。くされ会社のくされCEOなど恐くもないのだが、私のことなかれ主義のマネージャーが「political decision」(政治的判断とでも訳すのが適当でしょうか)で相手の言いなりになることに。で、私はマネージャーと言い争いをしてふっと気がつくとくだらないことに2時間以上も費やしている。


で、マネージャーが「ン十万くらいくれてやれ!」というので結局鶴の一声でそうなったのだが(私のそれまでの苦労は水泡に帰しました)、気がつくと完全に仕事の計画は崩れ、私は昼休み返上でとにかく機械になって仕事を片づける。


午後2時。机も片づけずにそのまま会社を出る。


日中にも拘らず道路は渋滞。自宅についたのは午後3時前。予定より15分遅れ。そのままバス停に。空港行きのバスをタッチの差で逃す。で、15分後にやってきた次のバスの運転手は…


「空港?行かないよ」


一日に数便しかない空港に行かないバスがやってくるこの巡り合わせの悪さ。コメディ菌の仕業であることは言うまでもない。


で、待てど暮らせど次のバスは来ない。時刻は午後3時45分。仕方なくタクシーに乗る。


午後4時。ダブリン空港着。予定より30分遅れ。が、搭乗手続き終了まで30分あり、まあ余裕の到着。搭乗手続きは預託荷物もなかったので簡単に済む。


午後4時10分。出発ゲートBのパブへ。15分程度しかなかったがビールを飲む。


午後4時25分。搭乗。言うまでもなく、ほぼ一番最後の搭乗。


午後4時40分。搭乗完了。このヒコーキの出発予定時刻は午後4時45分。このままいけばまず定刻通りにデュッセルドルフに着ける。そんなふうに思っていると、機長のアナウンス。


「エアリンガスにご搭乗くださりありがとうございます。当機はEI694便。デュッセルドルフ行きです。このヒコーキの到着時に若干の問題がありまして、ただいま一部の部品を交換中です。スロットは取ってますので部品交換が済み次第デュッセルドルフに向け出発致します。ただいまのところ、出発予定は午後5時30分、およそ45分遅れです」


コメディの定石。一瞬でも「予定通りにデュッセルドルフに着ける」と思った私がアホタレだった。だいたいダブリン空港はエアリンガスのハブ空港なんだからスロットは取れて当たり前だろうが。


で、45分後。機長は…


「再び機長です。ただいま部品交換が終了しました。今書類にサインしてますのであと数分で出発できるかと思います。わずかながら遅れて申し訳ありません(Sorry for this minor delay.)」


45分の遅れも「わずかな」遅れなのね。この国では。まあ驚かないけどさ。


で、45分ほど「わずかに」遅れ、ヒコーキはダブリン空港の滑走路を蹴って一路デュッセルドルフへ。


さてさて。機内にて。エアリンガスの最高にして最大の敵は言わずもがなライアンエア。ライアンエアに対抗するためには運賃をかなり低めに設定するしかない。当然の帰結として機内サービスは簡素になる。


何度も日記に書いてますが、私がドイツに行くのにいつも使うブリティッシュミッドランドはかくなる理由で機内食のサービスを止めてしまった。他方エアリンガス。読者さんからの報告によるとなんでもエアリンガスは機内食を存続させる代わりにアルコール類のサービスを止めてしまったそうな。この報告の真偽を私は確かめようと思っていた。で、離陸後しばらくして機内サービスが始まった。


…この続きは明日。機内食は出たのか、またSnigelは問題なくドイツに着いたのか。明日に続きます。


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2003年02月03日(月) Q州とアイルランドの冬の共通点

「ドイツコメディ旅行」の話は諸般の都合により明日にします。(諸般の都合=原稿を会社にフロッピーディスクに入れて持ってくるつもりがすっかり忘れていた)


で、今朝2/4は実にキョーフの朝でした。


いつも通り8時出勤のために7時15分に家を出るべくドアを開けた私。


車が凍っている。


...と言ってもこれ、初めての経験じゃあありません。慌てず焦らずポットでお湯を沸かします。で、とりあえず車のエンジンをかけようと玄関を一歩出ると


ずるっ


...うーん、地面が完全に凍っております。これはアイルランドでは初体験。


確かに昨夜は小雪が舞ってたりして寒いのは分かってました。でもここまで凍るとは思ってなかった。もっとも、おとといのドイツの方がよほど寒くて雪も路面に残っていたけど、最大にして最高の違いは、慣れ。


ドイツじゃ、タイヤは当然冬タイヤだし、ガラスが凍ってもいいようにしゃんと氷を溶かすスプレーやバッテリーブースターなども車に載っている。


反面アイルランド。Q州同様雪が降ることなど想定してないからタイヤは年中同じやつだし、私の知る限りバッテリーブースターを積載した車など絶無。


これは実はすでに証明済み。昨年の冬。私がドイツに行っている間、ひでかすが私の車を使って某ショッピングセンターに行ったんだそうな。それ自体問題なし。問題は、ひでかすがライトを点けたまま買い物に行ってしまい2時間後車に戻ってくるとバッテリーが見事に上がっていたそうな。


クリスマス前の混雑したショッピングセンター。押し掛けするスペースも無く、しかたなく通行人に片っ端から


「バッテリーブースター持ってない?(懇願)」


と聞いてまわったが誰も持っていない。


困り果てたひでかすはショッピングセンター内にあるカー用品店に助けを求める。


店主:「じゃあ、このバッテリーブースターを買って。で、使い終わったらまた店に持ってきて。返金するから。クリスマスだしねー。」


好きです。こういうアイルランド。


とまあアイルランドではこのように車の冬対策は全くできてないのですが、まあ偉そうに言っても私の車だって同じこと。今朝もガラスの氷をお湯で無理矢理引っぺがし出発。


うちの前の道、道幅はセンターラインが引けるほど広いですが、行き止まりなので交通量はほぼ絶無。ここでちょっと実験。


まず、強めにブレーキをかけてみる。


タイヤは見事にロックして、滑る。


次に、アクセルを踏み込んで前輪に思い切りトルクをかけてみる。


タイヤは見事に滑る。


...とりあえずチコクしてもいいから気をつけて行こうと決める。


で、表通りはいつも以上に混んでまして。怖かったですが、反面楽でした。というのも、無謀な運転をするアホタレがいなかったのである意味安心でした。後ろから突然割り込んでくるタクシーや、突然止まるバイクなどがいなかったので。


かくして、なんとかチコクせずに会社に着いた私。こういう寒い朝の日はたいがいいい天気になるんですよね。現在、日が昇り、きれいな青空が広がりつつあります。というわけでたまった仕事を片づけはじめます。


オフ会のくわしいご案内は1/28の日記をご覧ください。
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2003年02月02日(日) ♪ダダダダダイエット...一月で6キロ。同時進行日記(5=完結編)

ただいまドイツから帰ってきました。ドイツ2泊3日…と書くと悪くないですが、実際はヒサンそのものの旅でした。…というかほぼ絶対の確率で私の体にはコメディを作りだすDNAが組み込まれてます。これに関しては、自信を持って断言できます。今回もコメディ菌爆発だった2泊3日の旅は明日から2日か3日の予定で連載するとして、とりあえず例のダイエットの話を完結させちゃいましょう。


話をおさらいしますね。


1月2日の時点でうちの同居人のドイツ人(女性)と決めたこと


1月30日までに6キロのダイエットに挑戦する。もし失敗した場合は成功した側に50ユーロ払う。もし両方成功したり失敗したらチャラ。


この時点で彼女は体重計に乗るのが恐いというわけで、彼女に目隠しをして体重計に乗せた。


で、数日前の時点で私は6キロやせ目標達成。



ここまでがこれまでのお話です。で、30日になって、私が帰宅途中で渋滞の中、割り込む車をよけているとケータイに彼女からメッセージが届く。


いつ家に帰ってくるの?私はこの苦しみから一刻でも早く解放されたいわ!


というわけで、自宅に直行。


で、まず私が体重計に乗ると


8キロ減。


目標達成。



彼女は


3キロ減。


目標未達成。



…というわけで私の勝ち!


で、まあ、悲惨なのは彼女でして、3キロ痩せたという事実はさておき、彼女、自分の体重は実際の彼女の現在の体重より7キロ程度軽いと思っていたらしく、彼女は自分の体重を知ったことにより


カナーリ(´・ω・`)ショボーン。


状態になってしまった。


…うーん、とても


「おりゃー、オレの勝ちだー。50ユーロ今すぐ払えー」


とは言えない状況。かといって


「3キロも痩せたんだからすごいよ」


とかおためごかしを言ったところで8キロ痩せた人間が言うと単なる嫌味にすぎないわけで。


かくして長いダイエットの戦いは幕を下ろしました。


なのに!掲示板、賑わってます。ほとんどディベート状態。いいんですよ。でも何がなんだか分からない状態なのでとりあえずレスは遠慮させていただきます。あしからずご了承くださいませ。…というか、あの掲示板、管理人なしでも十分機能している気がする。


とりあえず、私、完全なる過労につき寝かせてください。明日、ドイツ2泊3日コメディ旅行の話のその(1)を書きますから。


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2003年01月29日(水) アイルランドのかわいい赤ちゃんの写真

はい。「アイルランド真実紀行」お葉書大紹介のお時間です。司会は私、Snigelです。いやー、今朝(1/30)は少し寒いですねえ。天気予報によると3度とか。


今朝の道はなぜか空いてましたね。いつもより所用時間がだいぶ短かったです。


えー、まー、そんなことは置いておきまして、さっそくお葉書を紹介させて頂きます。


ええと、ダブリン市はBallymunにお住まいのペンネームヤンママさん。いらっしゃーい。


Snigelさんはじめまして。いつも楽しく聞かせてもらってます。


それはそうと私、ついに一児のママになりました。とってもかわいい生まれたばかりの娘の写真を送りますのでどうか紹介してください。



はい。ヤンママさんお葉書ありがとうございます。で、葉書の裏に写真が載ってるようですね。では、写真を早速紹介しましょう。












ええと、はい、すいません。ちょっと一瞬言葉に詰まってしまいましたが、いやー、かわいい赤ちゃんですねえ。この、両方の手の中指が立っているところなど、この赤ちゃんの将来が有望なことをとってもよく表していると思います。


それから、このネックレスとさらにはお母さんとおそろいとも思われるピアス、日本人の私には新鮮な驚きを持って迎えられますねえ。


いやー、ヤンママさん素敵な写真をありがとうございました。これからもアイルランド真実紀行をよろしくお願いします。


それではコマーシャルです。


(この日記、諸般の事情により過去ログには残さないかもしれませんのでご了承ください)

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2003年01月28日(火) オフ会のご案内

「アイルランドよしなごと掲示板」、とりあえずぐちぐち言っても仕方ないと言うわけで、作ってみました。「売ります買います情報もいいですか」というお問い合わせもありましたが、むしろそういう情報のために作ったページですので、どんどん使ってください。


で、あの掲示板、シンプルな作りで余計なアイコンなどの機能もなければ背景すらない…さぞかしSnigelは手を抜いたんだろうなあ…とお思いの方、あなたは間違ってます。


とりあえず、軽い、シンプルな掲示板にしようと思ったことは事実ですが、一方、無料で、広告が無駄に大きくなくて…という条件を満たすサーバーがなかなか見つかりませんでした。見つかっても「現在新規掲示板の開設受付は停止してます」とか「ホットメールなどのフリーメールからの申込はお断りします」とか。強烈だったのは、広告が全部「出会い系サイト」のうさん臭い掲示板。


あの掲示板を作るまでにいろんなサーバーを試して、結果、広告が小さく、かつ無料ということであのサーバーを選びました。さあ、信頼性などはまったく未知数ですが。ま、ダメそうなら移転します。将来的には、誰か信頼できる方に管理を委託しようかとも思ってます。


オフ会、かれこれ10日後に迫ってますね。いろいろ考えたのですが、シティセンターのパブはうるさそうで話がゆっくりできない恐れがありますので前にご案内したパブ、Yachtですることにします。決定です。というわけで、これがオフ会の確定案内です。


第四回オフ会
「ダブリン湾を見ながらギネスを飲む会」(←ひねりなし)

日時:2003年2月8日(土曜日)午後2時から
会場:Clontarf RoadぞいのパブThe Yacht
会費:飲み物食べ物を勝手に払ってください。Snigelへの寸志も歓迎します(←冗談です)。
会場へのアクセス:
(1)車の方。City CentreよりNorth Strand、Fairviewを経由し、DARTのガードからおよろ1キロ左側。Clontarf Villageの外れにあります。駐車場があり目立つパブですのでまず見逃すことはないでしょう。
(2)バスの方。とりあえずCity Centreまで来てください。で、Lower Abbey Streetから出るMIDIバス130番に乗りたぶん14個めのバス停下車。目の前がパブです。運転手さんかお客に聞けばまず間違いなく知ってます。所要10分。
(3)DARTの方。Clontarf Road StationからClontarf Roadを右に出ます(ガードをくぐらない方)。10分くらい真っ直ぐ歩けばよほど地面ばかり見つめている人でない限りパブは左がわに簡単に見つけられます。なお、駅から出る103・104のバスではバス停3つです。



これが最終案内につき、個別にメールは差し上げません。ご了承ください。ドタ参も歓迎です。またこの説明でよく分からないという方は作者までメールをください。


まあ、City Centreの方がいい!とおっしゃる方も多いとは思いますが、このパブは私なりに考えた結果です。City Centreだと混んでたり、わかりにくかったりしそうだし、何より真っ昼間から薄暗いパブで飲むのは良くない!このYachtのいいところは海に面していてかつ採光がいいので明るいこと。まあバスで10分ですのでご足労ですがよろしくです。


以上、今日もネタなしでした。明日こそはネタを出しますね。



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