なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
| 2001年11月22日(木) |
ダブリンバス事件簿(その10) |
信じられないものを見ました。
それはClontarf Road Stationを出た103番のバス。
…んなもんのどこが珍しいのかって?まあ聞いてくださいよ。
このバス。駅からの出口のところがやたらと狭い一方通行の道路を数百メートル走ります。離合なんてできないから当然一方通行です。で、ここで明らかに左前部を路肩に乗り上げたとしか思えない角度で103番のMIDIバス(日本式にいえば中型バス)が止まっていたんです。運転手は運転席を離れており、よく見るとドアーも開いている。
!
いやー、あの衝撃は忘れられませんね。私はドアーのところに信じられないものを見たんです。
ドアーのところに運転手が立っている。
立っている。
立っているだけではなく
よく見ると、
ノンステップバスのドアーステップから立ち小便をしている。
そう、道路に流れないようになるべくバスを左に寄せて、そのくせバスから降りずにステップから立ち小便をしていました。
…もはや作者の論評は不要と思うので省略します。
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| 2001年11月21日(水) |
時給1400円に魂を売り払った悲しい男の物語(1) |
いままでずっと書きたいと思いつつ封印していたネタがあります。数週間前の日記で私の大学時代の添乗員のエピソードを書きましたが、実はそれ以外にもいろんなバイトをしています。ただ、そのネタがある意味きわどいネタだったので、今まで書かずに放っておいたのです。でも、どんな心境の変化か書いてしまうことにしました。ただしネタの性質上、次のことをお約束とさせていただきます。
このネタはフィクションであり、実在の人物・商店・建物等とは一切関係ございません。もう一度言います。この物語はフィクションです。フィクションということは全部ウソです。ご了承ください。
で、(架空の)私の大学時代の話ですが、アイルランドに戻りたいなあと思った私(語学留学の後だったのです)、今までやってきた時給800円の仕事では、アイルランドはあまりに遠いと、新たなバイトを探すことに致しました。で、買ってきたのはおなじみのアルバイト情報誌。そこの「とにかく高給、日給一万円以上」のところを見ます。すると、
携帯電話の販売等 時給1400円から勤務地都内各所
時給1400円?!?!この高給に魂を売り渡した私はさっそくこの胡散臭い広告を出している会社に電話。
…即面接。
呼ばれたのは、昔フジテレビがあったところからそう遠くない雑居ビル。聞けば、この会社は当時から有名になりつつあった業種「人材派遣業」。で、各メーカーに人材を派遣し、その人材は各メーカーからの派遣要員として東京都内および近郊の大規模小売店に派遣されるといういわば二重の派遣。で、時給等は広告通り1400円出すとのこと。で、私は即採用され、勤務を言い渡されたのは、新宿でも池袋でもない、東京でもないところ。当時住んでいたところから電車で1時間はかかるものの、定期もしっかり出すということで、そこに勤めることに。
さっそく、下町にある某大手カメラメーカーに(「携帯電話の販売等」であり、携帯電話の販売とは広告には書いてなかった)。で、そこの契約社員として都近郊の某所の大手家電量販店に勤めることとなりました。
ここにこの日行ったのですが、ものすごく活気があるものの、同時にがさつな感じがしました。本当にこんなとこで勤められるんだろうかという不安。そんな不安は、「時給1400円」の前に忘れざるを得ませんでした。
で、翌日。
朝の9時30分に開店ということで、朝の9時までに出勤を命じられた私。朝のラッシュの電車で1時間かけて、店までやってきました。で、前日のうちに顔見せは終わっているので、とりあえず、仕事開始。
…とはいえ、何をしていいのか分からない。
ぽつんとカメラコーナーに立つ私。自慢ですが、カメラなんて、自分のコンパクトカメラが使えるのが精一杯。しかもそのコンパクトカメラでさえ、某社で働いていた時に社販で買ったもの。
で、私の担当はこともあろうに一眼レフカメラ。人生において触ったことなど絶無に等しい。自分の中では、「一眼レフカメラは、プロかオタクが触るものだ」と勝手に決めてましたから。
で、そのフロアーを見渡すと、実はそこにいるのはいろんなカメラメーカーから派遣された派遣社員ばかり。それ以外にはその小売店の社員がわずかに数人と、あとはレジ担当のアルバイトのおねえちゃん。それ以外のほぼ8割方の人間に関しては派遣社員。
困ったことはすぐに起こります。私は某カメラメーカの人間としてきているわけですから、当然ほかの人間は、私がそのメーカーのことをよく知っていることと決めてかかってます。いきなり言われたのです。
「XXXにあうレンズピースってOOOだっけ?XXXだっけ?」
…レンズピースってなに?とはとても聞けない状況です。慌てて「用品カタログ」を見て調べますが、そこには「これなに?」というものばかり。ひとりでパニクりますが、どうにもならない。
「まだわかんないの?お客さんお待たせしてるんだよ」
と怒られ、ついに
「もういい」
といわれてしました。
こうして、わずか数時間で、私が何も知らないことがばれてしまいました。
(この連載続く…のかな?)
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| 2001年11月20日(火) |
もらうぞ臨時ボーナス!履歴書の向こうのなべ料理とは? |
うちの会社、知り合いを紹介し、その知り合いが採用されると臨時ボーナスが支給されるという、いかがわしい商売もはだしのシステムがあります。で、金額がひとりにつき10万円近くと、私の給料の額から考えるとかなりバカにできない金額が支給されます(とはいえ、その多くは何もしないアイルランド政府に「税金」という名のもとにカツアゲ徴収されるのですが)。この会社に勤めて2年以上が経ちますが、今まで成功したのはたったのひとり。そりゃそうです。こんな会社に友達の身売りなんぞしたくありません(こらこら)。
で、話は先週に戻ります。日本から帰ってきたその翌日(つまりは月曜日)の夕方、何気なく台所に下りてみると、そこには見ず知らずの女性が一名。
"Who the hell are you?"
と口の悪い私は思わず言ってしまいました。聞けば、同居人のドイツ人の友人とのこと。そのドイツ人がなぜだかモロッコだかどこかに行ったとやらで、その間の1ヶ月間、ここに住むとのこと。それはいいんだけどねえ、そういうことは事前に知らせて欲しかった。
で、身の上話をちょろっとすると、彼女もやはりドイツ人で、ダブリンで仕事を探しているとのこと。
これは
 +

…です。
失礼な物言いなことは100も承知ですが、でも、昔某大手家電量販店に勤めていた時、よく、お客さんを逃がしたあとで「鴨がねぎしょって来てるんだから射抜けよ!」なんて怒られました。それを思い出してのことです。この話は、また今度しますね。
…てなわけで、ポーカーフェイスを装い「だったら、うちの会社に紹介してあげるよ」なんてほざくと、彼女もまんざらでない様子。で、今日になって、彼女がようやく履歴書をくれた。
唖然
こちらの履歴書は、日本と違いフォームがありません。でも、カバーレター(自分がこの仕事に興味がありどんなに素晴らしい人間かを自由に書く手紙。ごたくとも言う)と履歴書そのものでまあ、計A4サイズの紙3枚がいいところ。ところが彼女の履歴書はA4サイズの紙、20枚近く。20枚を透明のカバーとクリップで几帳面にまとめている。この几帳面さはドイツ人ねん。
何とまあと思い、悪いとは思いつつ、ぱらぱらっと中を覗いてみた。
何とまあ…。
履歴書自体は確かにカバーレターと履歴書そのもので3枚。以下は、以前に働いていた各企業からの推薦状のコピー、資格試験の合格証明、さらには高校の成績証明書(…のようなもの)に至るまで、まあ個人の半生記というに恥じない内容でして…。
で、彼女、これを各企業に送ってるのかなあ。
ドイツ人が「環境問題に敏感」なのかどうか分からなくなりました。
で、そんな話を同僚にしたら、
あなたはまだいい
と言われてしまいました。とあるアイルランド人は、15枚に及ぶ履歴著を各社にばらまいたそうです。中は、普通は触れもしない中学校の様子から始まり、現在までのレポート(もはや履歴書ではない)15枚。…んなもんどこの誰が読むねん。
さあ、彼女は採用されるのか。されればボーナス、されなければ…人生そんなもんでしょ。最近宝くじにかすりもしていないので、何とか採用されて欲しいと身勝手なことを願っています。
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| 2001年11月19日(月) |
さあカウントダウン…ユーロが町にやってくる |
あいも変わらず、忙しい日は忙しいが、ヒマな日はとことんヒマな日々が続いています。何が言いたいかというと…とっても忙しいのです。
先日の日記に書いたレンタカーの超過請求ですが、さっき電話をしたところ、差額を返金するとの約束をもらえました。本当に返金されれば、このレンタカー会社のカスタマーサービスのレベルは悪くないと思います。それにしても、電話1本で半額にすぐに減ると言うのも笑えますが。この調子で行くと、もう一回電話をすれば、「さらに半額」になるかな?
話は突然ころっと変わりますが、来年の1月1日よりユーロが町にやってきます。ある日突然使用する通貨が変わるのです。日本にいる方はご存知ないでしょうから簡単な流れを書いておきます。
まず、12月半ばから一部の銀行や郵便局で「ユーロコインお試しセット」なるものが売られ始めるそうです。ただしこの時点では、紙幣にお目にかかることはできません。
来年の1月1日より。ユーロが町にやってきます。何でも、「アイリッシュプントとユーロ両方が使える期間」だそうでして、たとえばアイリッシュプントで支払いをすると、お釣はユーロで貰うという、考えただけでもこんがりそうな期間が2月9日まで続き…
2月9日からはアイリッシュプントは使えなくなるという(ただし銀行に持っていけば換金してくれるそうですが…)
まあ、大まかな流れはこのとおりなんですが、実際には結構混乱するんじゃないかと思います。例えば、
「ボク10ポンドしか持ってないからあとはユーロで払う」とか近所の店で言ったら、店番のおじいちゃんはきっと凍ってしまうのではないかと。そんなことがないように、ラジオ・テレビ・新聞を通じてうるさいくらいのユーロキャンペーンが張られています。それでいいんでしょうけど。
さらに、偽札の問題。見たこともない、「ユーロ紙幣」を1月1日から、「これがユーロだよーん」ってもらうわけで、もし偽札だとしても見分けられないような気が…。実は当局もマフィアが偽札を作ることを恐れて巷には一切ユーロの紙幣を流通させていないのですが、9月だか10月だかに、ユーロを乗せた現金輸送車がドイツで襲撃されており…さあ、どうなりますやら。
ただ、最大にいいことは、今後はドイツでもイタリアでもベルギーでもスペインでも同じ通貨が使えるようになるわけでして。両替の手間、手数料がかからなくなることはとてもすばらしいと思う。
ちなみに、今回の通貨統合に参加する15カ国のうち(だっけ?)現状の通貨よりも額面での通貨価値が上がる国はアイルランドだけなんだそうな。分かりにくい?例えば、ドイツは(だいたi)いままで2マルクだったのが1ユーロに、イタリアに至っては、5000リラが2.5ユーロと、アイルランド以外の国では感覚的にはすべてが一気に値下がりするのです。ところが唯一アイルランドは1ポンドのものが、1.27ユーロになりすべてが感覚的に27%増しになるのです。
ま、給料が増えたような錯覚になるのはいいとして、すべての物価も上がったような感じになります。すべては錯覚にしても、あまりいい感じはしません。
で、思い起こせば10数年前、日本で消費税が導入された時、やたらと問題になったのが、「便乗値上げ」について。アイルランドでも便乗値上げが起こるのではないかという気がします。
これらの実態につきましては、これから詳細にレポートしていきますのでご期待くださいませ。今日のところは、問題提起と言うことで(←つまらない内容だったことを自分で暗に認めている)
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| 2001年11月17日(土) |
ついに国際指名手配?!オーストリア警察に追われる男とは? |
日本ネタから離れて数日経ってしまいました。日本ネタも書きたいのですが、時事ネタの方が次から次へと出てくるので、いつでも書ける日本ネタは、ネタが尽きた日の為に温存したくなってしまうのです。そんな訳で、日本ネタは少々お待ちくださいませ。
さて。唐突ではございますが、私Snigelは
国際指名手配
となってしまいました。
そうです。Snigelはお尋ね者。オーストリア警察当局から追いかけられる身の上となってしまいました。いったい何をしでかしたのか?何だと思います?
私とオーストリアの接点はあまり多くありません。人生でたった2回しか行ったことがありませんし。ビザなしでチェコへの国境を越えそうになったこともありましたが、それは未遂でしたし(1997年当時チェコへの渡航にビザがいるとは知らずにウィーンからチェコに入ろうとした。偶然出会ったアイルランド人に指摘されて慌ててビザを取りに行った。ちなみに1週間足止めを食らった)前回Mausiと8月にInnsbruckを訪れた時も(旅行記「南へ!」を参照してね)おいらはきわめて善良で、トラブル一つ起こさなかった。ああ、いったいおれが何をしたというのだ?おれは無実だ!
…と思いきや、私はオーストリアで犯罪を犯していたのでした。その犯罪とは…
スピード違反
へ?
慣れない国ということもあったから、おいら、けっこう慎重に運転してた。ゆえに、そんなスピード違反などした覚えはないぞ。
実はこのおいらのスピード違反が発覚したのは、ある日、車の所有者であるMausi宅に届いた1通の手紙。そこにはスピード違反の切符が入っていたそうな。
…ってことはなんですか。オーストリア警察当局はこの1件のスピード違反の車を追って、オーストリア国外のドイツ籍の車のナンバーを洗い直し、ご丁寧に切符をドイツくんだりまで郵送してくれたというんですか?
こうなると、おいらはきっと重大なスピード違反をしたに違いない…。Mausiによるとおいらは50キロ規制のところを何と…
60キロで走っていたらしい。
…10キロオーバー。
皆さん、オーストリアはきっと平和な国です。老後、平穏無事に暮らしたい方は、ぜひオーストリア移住をご検討くださいませ。
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