なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2007年09月20日(木) |
ミニ更新:寝ぼけっ面にハチ |
夜中。私は自分の狭い部屋のベッドで気持ちよく寝ておりました。そこに聞こえてきたのは虫の羽音。
コドモのときからの癖で、こういうときの対処法として、私は無意識に布団(ちゅうかこっちで言うDuvetね)を頭からかぶる。これ、蚊が入ってきたときにそうやって自分を護ろうとしたらしい。もっとも、そのあと布団を蹴っ飛ばしたりしてるから朝気がつくと蚊にさされていて無駄な抵抗でしたが。ともあれ、コドモのときについた癖ってのは大人になってもきっと抜けないものだと思いますがどうでしょ。
で、私は布団で全身を護った上でそのまま目覚めることなく気持ちよく眠り続けようとしたのだがそうは問屋が卸さない。耳元で大音響と言っていい羽音が聞こえたと思ったら、こめかみの上辺りを何かに刺された!
いてー。
蚊どころの騒ぎじゃない。目が一気にさめるほどの痛さ。寝ぼけたままの頭で考えたが、よく考えるとダブリンで蚊を見たことなんかないし、こりゃ、なんだ?しかも、まだどっかでぶんぶん言ってるよ。
飛び起きた私は部屋の電気をつける。その姿は見えず。が、数秒後、ベッドの下から飛び出してきたのは、アブだかハチだか知らんが、その類の虫。ベッド脇のワードロープに止まったので、枕元においてあった文庫本を手に取り迷わず叩き潰す。
そうして、時間にすると1分もない戦いは終わった。電気を消して、寝る。
…ちゅうか、寝ようとしたのだが、刺されたところがかなり痛むのだ。かと言ってまったく医者に行くほどのことじゃないし(行ってもどうせ朝まで待たされるのがオチだろうし)そのまま寝ようとするのだが、無理。ようやくまどろんできたと思ったら、ベッドの下に蜂の巣があってその蜂が襲ってくる夢を見た。
翌朝鏡を見ると、髪の毛のおかげで目立たないが、まあ、こめかみの上の部分が見事に腫れている。そして、床には無残なアブだかハチだかの死体が一体。どうやら悪夢じゃなかったらしい。まあ、一晩よく眠れなかったと言うのは、私にとって充分悪夢だが。
まあ、話としてはこれだけなんですけど、でも、不思議。だいたい週末に窓を開けたきり窓はずっと締め切ってあった。つまり、どっからこのアブだかハチだかが入ってきたのかさっぱりわからない。しかも、何をどう血迷ったら、人の布団の中に入ってきて、人の頭を刺そうとするんだ?
あとで気がついたのだが、そのアブだかハチだかを叩き落した文庫本は「真の愛は何か」を語った(サイト名Amazonの書評より転載)三浦綾子の「道ありき」だったというのは一人で笑ってしまった。
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