なべて世はこともなし
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2007年09月07日(金) まだ9月ですが、実はクリスマスの計画を立てるのにはもう出遅れている…というお話。

前日の日記…と言ってもすでに10日も前なのですが…に書いたとおり、うちのマネージャーさん、奥さんが出産ということで2週間ほど休んでます。前回も書いたけど、ホントにアイルランドっていい国だよね


このマネージャーさんがいてもいなくてもヒラで何も知らない私にはなーんの影響もありません。たった一つのことを除いて。すなわち、年休。この人がいないと年休が取れないのだ。今年はすでに二回も日本に行き、すでに5週間も休んでいるのにまだ休みたりない私は、新人であるにもかかわらずクリスマスに2週間の休暇を申請。


まあ、こんななまけ癖と図々しさではきっとこの国以外のどこの国でも働けないと思います。まあ、新人のこの図々しさにマネージャーも呆れ果てたのか、8月の初めに年休の申請を出したのに音沙汰がないまま奥さんが陣痛で出産で2週間休みで…と会社から姿を消してしまったのです。


で、8月の初めの時点ではドイツはハノーバーまでの運賃は300ユーロ。高えよ!という声が聞こえてきそうですが、飛ぼうとしているのは12月の22日。おそらく年で一番ヒコーキが混む日です。毎年、ヒコーキがキャンセルになったりとか、乗り継ぎ空港で一晩明かす羽目になったり、行きも帰りも荷物がなくなったりとかロクなことが起こらない日。わかっちゃいるけどこの日に飛びたいのよ。


そんな日ですから、フランクフルトでの乗り換えがあって300ユーロはかなり適正な運賃だと思います。たとえば、くされRyanair等もこの日はかなり強気な運賃設定にしているので、鉄道まで考えると、結局これに近い金がかかるので、だったらおとなしくルフトハンザで飛んだ方が賢いという結論に至った私は間違ってないと思う。


マネージャーがいない間、私は怖くてルフトハンザのホムペを見ることができなかった。だって、だんだん空席が埋まってきて、運賃が上がってきている可能性は高いもん。で、いよいよ明日マネージャーが帰ってくるというので、おそるおそるルフトハンザのサイトにアクセスしてみた。


果たして運賃は385ユーロに上がっていた。


しかも、行きの旅程を見て口をあんぐり。


ダブリン→ロンドン→ミュンヘン→ハノーバー


悪名高いヒースローも含めて、2回乗り換えかよ!たかがドイツに行くのに8時間もかかるんかい!ええと、土地勘のない方のために説明すると、札幌から長崎に行くのに直行便がないから、大阪経由のチケットを買おうとしたらそれがすでになく、その代りに札幌発羽田、鹿児島経由、長崎行きのチケットが出てきた…そんな感じです。


そう。私が狙っていた、フランクフルト乗り換えのフライトは完全に値上がり(630ユーロ)。運賃の高さもさることながら、クリスマス前のパニックの日。どこかで乗り遅れるだとか荷物がなくなるだとかそんなことが起こりそうな悪い予感がぷんぷんする。


まあ無駄だと思いつつ、いつも日本行きの航空券でお世話になっているダブリンの日系旅行代理店AWLさんにメールを送ってみる。ここには実に頼りになるお方が勤めてらして、なんかとんでもなくいい考え(たとえば私が思いつかないような経由地を経由しての安い航空券など)を持っているのではないかと一縷の望みをつないでみたのです。


さすが日系会社…なのか個人の資質なのかは知らんが、この前純アイルランドの会社に注文したコンピュータのディスプレイの配達予定日の問い合わせはなしのつぶてなのに、この日系のAWLさんに出したメールの返事はあっという間に来た。


ハノーバー行きのルフトハンザ、ご希望の日のご希望の時間に1席300ユーロ(とわずかな手数料)でご用意できますがどうされますか?


押さえてくれ。今、すぐ。


というわけで、ご親切なAWLさんのおかげで1席押さえることができました。変更も50ユーロで可能ということなので、もう予約します。もし休みが取れなかったら会社、辞めます(いいのか、それで)。


というわけで、今日の教訓。


ことヨーロッパ内の航空券は航空会社のホムペで買うのが一番安いけど、旅行代理店さんに頼んだほうがいい場合もある。


ひでかすがいろいろからくりを説明してくれたけど、でもやっぱ不思議ですよ。航空会社のウェブサイトにない運賃を旅行代理店さんが持っているってのは。


以下、実は書き終わったけどえらく長くなったので明日掲載。





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