なべて世はこともなし
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2007年07月01日(日) 日本旅行記(8):日田市観光(ヒネリも何もないタイトルですが)

なんだかんだで沖縄旅行も終わり、続いて向かったのはSnigelの実家○分。数年ぶりにMausiと会った母、さっそく私に説教を始めます。…と言っても超越Snigelの母、フツーの説教ではないわけで。私とMausi が一緒に歩いている後姿を見てしみじみ言うわけです。


「あんた、Mausiと一緒に歩いたらいけないよ」


おいおい。前にも会ったことがあるくせに今更ほとんど腐れ縁ともいえる交際にケチをつけるんかい…と思ったら違っていた。


「あんたら、足の長さが全然違うじゃないか」


…言うに事欠いてうちの親はなんてことを言うねん。


日本人男性として極めて平均的な身長をもった私、確かにこっちではかなり背が低い部類に入ります。で、ドイツ人として典型的(と思われる)Mausiと身長はほとんど同じ(「ノミの夫婦」ではないのが不幸中の幸い)。ところが!確かに言われてみるとベルトの位置がMausiのほうが数センチ高い!なぜだ!(そこ、わかりきった理由を説明せんでよろしい)そのくせ首の位置が私のほうが低いのはいったいどういうわけだ(そこ、深く考えないでよろしい)。


だいたい先天的にはこうなったのは確実に親の責任。実の息子をバカにするってことはとりもなおさず自分をバカにしてることなんだぞ。♪バカにしないでよー(じゃかじゃん)。


と、まあ、そんなことはおいておいて。


今回Q州に滞在したのはほんの数日。そんなほんの数日ですが、あちこちに出かけてきました。


日田市。


…と言ってもQ州に土地勘のある人以外ご存じのない地名だと思う。○分県の西の果て、福岡県との県境にある小さな町。筑後川の流域という意味では、この街は福岡県に属するべきではないかという気もするのだが。この町出身の有名人といえば、筑紫哲也に山崎ハコ(どっちも好き嫌いが思い切り分かれそうな人ですが)。


ともあれ、この日田市、実は由緒ある歴史があって江戸時代には天領として栄えたそうな。で、日田豆田町はそれを武器にして町おこしをしているわけ。まゴタクはともかくとして以下の写真をご覧くださいませ。










上の2枚の写真は「嶋屋」さんという甘味処の中で撮影しました。





おしるこ、おいしかったです。で、頭上には





さすが郷土の有名人、筑紫哲也の短冊が飾ってあります。この方、毀誉褒貶について多事争論があるようですが、○分の有名人としてガンから復帰してまた元気な姿を見せてほしいと思います。


そんなこんなでお次は同じ日田市内にある小鹿田焼の窯元へ。ここ、かなりとんでもない山奥にあって、日田市内からでも車で30分近くかかる。ここ数年で道路は改良されたものの、数年前まで立派な(?)険道だった。小鹿田焼と書いても正しく変換されないくらいだからマイナーな焼き物に認定してもいいと思う。ゆえに、秘境とかそういうものが好きな人にはたまらない物件かもしれない。日田市豆田町に続き、百聞は一見にしかず、ご覧いただきましょう。










ね、ひなびた温泉とかが好きな人ならきっと気に入ると思う。で、ここの唐臼ってのがまた独特で、





ししおどしと同じ要領で粘土をこねているわけ。これがなんともかんともいい感じなのです。


が、Mausiと一緒になって同意したこと。





焼き物のデザインとしてはいまいち。


小鹿田焼の関係者の皆さま、申し訳ありません(誰も見ちゃいないだろうけど)。伝統を守ることは大事ですし、江戸時代からの伝統を竹の筒を水が伝うがごとく守られていることには心から敬意を表します。だけど、焼き物を見る目のない、アホな一見観光客の立場から言わせてもらうと、あまり魅力のある焼き物には見えませんでした。


気が向いたらあともう1回Q州編。ちゅうか、ベルリンの話はいつになったら書けるんだ?




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