空爪日記

 

 

2006年07月06日(木)- こっこ再燃 -

こんばんは。minetです。
今日は七夕。星に願いを。



最近、私の気になる人たちが、Coccoを好きだと口々に言うので、
思い出したように、こっこ、こっこと聴いています。

ずぶずぶと沈んでいく感じが、懐かしい匂いの味を舐めるようで。
赤い鉄のにおいのする唄ばかり。


minetはこっこの歌に因縁があるので、こっこの歌は怖い。
あんなものを好きだという人は、絶対頭がどうかしている。

そう信じて、逃げて、走って、耳をふさいできた。



こっこの唄を聴いて、女に生まれなくて良かったとすら思う。
あんな悲しみ、とても私は背負いたくない。

中高生は魔物がすむ時期だから、まだわかる。
大人になってもこっこが好きだと公言する人は、絶対どうかしている。

そんな人は、余程芯の強い人か、生きる苦しみに呑まれた人だ。


さっきから私は、波打ち際に立って、流されそうな怖さと、
波に呑まれる心地よさから逃れられない。



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こんなことばかり言っていると、
こっこ好きの人に嫌われてしまうだろうな。


こっこの唄は、まっすぐに悲しみに向かって、
全てを省みずに突き進むような唄がとても多くて、

それがあまりに美しくて自分まで壊れてゆくのに気づかなくて、
そのことに気づいた時、恐ろしくてたまらなくなって。


その後は全てを省みず、走って、走って、そこから逃げようと。
そういう思い出があって。


私は弱いから、怖がりだから。
そのことに気づいたから。こっこの唄は、こわい。


でも、やっぱり忘れられない。



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