馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年01月30日(水) 稲葉、びびる

新しくMDウォークマンをビックカメラで買いました。
それまでのは大学1年生の誕生日プレゼントで親に買ってもらったものでした。
相当ガタ来てますが、捨てはしません。
まだ録音も再生も出来ますからね。

いや、録音も再生も出来なくなってもきっと捨てないと思います。
すこしでも思い出が出来てしまった品は、稲葉は絶対に捨てられません。

あ、だからどんどこ部屋が汚くなってくんだ。

だれか何とかしてください。

で、MDってすごいんですね。
すごい機能がいっぱいあって、カルチャーショックを受けてしまいました。
どんな機能かっていわれて書けないくらいすごい。
いや、理解できてないだけなんだけどさ。
機械の進歩のなんと早いことよ。
おおお。

大作家の大江健三郎さんはファックスを初めて見た時に衝撃を受けたらしく、何時代人やねーんと笑ってましたが、稲葉も同レベルですね。
笑ってられません。

同レベルといっても、稲葉はノーベル賞作家ということではありません。
わかってますか。

いい買物をしました。
ちゃんと使いこなせれば。
うん、きっと大丈夫。

ビックカードのポイントがえらいことになってます。
品を捨てられない稲葉は、貯まっているポイントも使えません。
こーの小心者がぁ。

だれかなんとかしてください。



2002年01月29日(火) 稲葉、ついていい嘘をつく

今朝方、朝の9時ごろ、就職に有利になるために英会話とパソコンの案内してるんですけど…っていう電話が来ました。
そんな時間に学生さんに電話をかけるなぁ。
で、その説明会が今日だと?
学生の事なんも分かっちゃないだろと思いました。
親友以上に馴れ馴れしい物言いにイライラしてました。

映画や芝居でやって行くので、就職活動なんかしない!
って言ったらさ、

「役者もねーいつまでもねー」

とか抜かされました。
そりゃーねー、嫌いな言葉ですが、キレましたよ。
英会話やパソコンの案内してないで、だったら自分が資格取れよ。
で、資格生かした仕事しろよ。

パソコンは? と尋ねるから、「すでにエキスパートなので必要ないです」
英語は? 「英検1級です。そんないまさら…」
嘘も方便。

すごすご引き下がっていきました。
電話がまたちょっと嫌いになりました。





2002年01月28日(月) 稲葉の大切な先生

稲葉の大切な人。
いろいろいますが、ここでご紹介いたしますのは稲葉の恩師でございます。

稲葉は心から恩師と思い、慕い、尊敬申し上げている先生が2人います。
小学校の時の角田先生。
中・高の時の稲葉先生。
稲葉先生の稲葉は本名であります。
「稲葉 馨」の稲葉は彼によります。

このお二方には並々ならぬ御厚恩を賜りました。
もちろん、小中高、それぞれ他にも素敵な先生は多々おられました。
猪俣先生・比留間さん・芳賀さん・酒井さん・八木さん……
稲葉は学校の先生にはとても恵まれていると思ってます。

で、日芸でも素敵な先生と沢山出会うことが出来ました。
ああ、稲葉はほんに幸せもんぢゃわい。
学校でお友達(含・先輩、後輩)と先生に恵まれたら、それ以上何を望むのですか?

さてこの日、映画演技実習をもって、稲葉の大学3年生としての日程は終了致しました。
B試験は無いのでね。
来年…といっても卒業制作くらいしかないので、演技コースの連中と「授業」で過ごすのも最後となってしまいました。

同時に、1年生のときから、ずっと演技コース必修の授業を担当してくださった小沢重雄先生も定年で引退されることとなりました。

他の学科にもきっといると思いますが、現場で叩き上げられた先生の説得力にはすごいものがあります。
頭でっかちの理論づくしの先生が、たとえ1000枚の論文を書いても、現場を知っている先生の一言には絶対にかないません。
小沢さんは、そんな力強い先生でした。

先生は大河ドラマ第1作『花の生涯』で結構メインな役を演じたり、サンダーバードのトレーシー役(パパと呼ばれてる人。まあ主役ですね)の声を演じたりと、現場でも第一線級で活躍されています。
今年75歳なのですが、とても若い!
小沢さんに限らず、歳を感じさせない若い大ベテランっていいですね。
稲葉もそんな風になれるかな。

日芸で指導をされるようになってからも、声の芸を生かし、年に2回「昔語り」の公演を行ない、自分の現場を大切にしておられます。
2時間を声の芸でしっかり聴かせる、笑いありちょっと涙ありの素晴らしい舞台でした。

定年ということで、授業の終わりに皆で買った花束を渡しました。
でもね、根っからの頑固者だから「ありがとう」は言わないんだ、ぜったい。
ただただ、おうといって笑うだけなのです。
授業中にも言い出したことはなかなか引っ込めなかった。
そんな先生がとても可愛かったのです。

3年間、演技コースの核となる授業でいろいろ教えていただきました。
小沢先生、あなたも「恩師」と申し上げてよろしいですか?
同級生が競馬新聞片手に埼京線に乗っているのを目撃していますが、ううん、いいの。
お疲れ様でした。

大成することが何よりの恩返しと信じて精進いたします。
あなたもまた、稲葉が成長するひとつの目的になりました。

今度の春の公演、また観にいってみようかな。

……ということで、小沢先生を知らない方にとっては、何のこっちゃ? な日記だったかもしれません。

すいません。

大学3年生も終わりです。
1・2年生の終わりと違って、いろいろ多くのものが終わり、去っていきます。
これをどうすることも出来ない稲葉にできることとして、せめてありがとうを言いたいのです。
言えることがあったら言っておきたいのです。

稲葉は「終・去・時……」という言葉に対して、どうしようもなくセンチメンタルな人間です。

もっと底抜けな日記が書けたらいいなと思いつつ、今日も筆を置きましょう。

おやすみなさい。



2002年01月27日(日) 稲葉、ワープす

雨のおかげで予定が潰れて、結果、オフになりました。

なんでオフの日は時間が早く流れるのか、どうしても分かりません。
だって13時のつぎにいきなり18時がやってきたんだよ?

5時間返せ。

で、誰に言えばいいの?

おかしい…。

さて…。
明日は大学3年生最後の登校。
試験は「映画演技実習」。
とある家族のお父さんの役。

映画学科演技コースとしては、とても正しい終わり方だと思う。



2002年01月26日(土) 稲葉、逃げるか逃げないか

掲示板に試験の話題が多くでていますね。
でも書かれているのはアレ落とした、語学がアブナイ。
ダメな報告ばかり。
ま、わかるけどさ。
不安でも、蓋開けてみたら結構取れてたりするもの。
入試じゃないんだから。

稲葉もテストに振り回されました。
テストやレポートと引継ぎ作成の追い込みがガチンコ。
ふう、よく乗り切った。

物井新会長になってから初めての総会でした。
小竹町会館を借りての、すごくほんわか雰囲気な総会でした。
稲葉が会長の時にやったマクドナルドでの総会を思い出しました。
あのときは収容限界を遥かに超えたブラジルの刑務所みたくぎゅうぎゅうでしたね。
あはは。
今日みたいな方がいいですね。うん。
茶が美味かったです。

新歓隊長・新歓プロ員になってくれた、くれる人たち、ありがとう。
もっと肩の力抜いていいと思いますよ。

べディックの新しい1年間がまた動き出したのですね。
頼むよみんな。盛り立てて下され。

で、久しぶりの集まりで飲んでいたら勝美荘殿が飛び入られました。
スーツなんか着ちゃってました。
就職もして、学生から社会人になったのですね。

勝美荘殿を見ていると現実から逃げたい…とふっと感じることがあります。
別に試験がどんなにやばくても、ちっとも逃げようとは思いませんが、今の時期の勝美荘殿は稲葉にはちょっと眩しすぎます。

稲葉は就職活動をしないつもりです。
それで何とかなる、何とかしてみせるってずうっと信じていました。
でも、将来に対する不安なんてのは人並みにあるわけで。
確実な1歩を踏み出した勝美荘殿がカッコよくもあり、羨ましくもあり…。

稲葉のように就活しない演技コースの同輩達はどうなのかな。

勝美荘殿と所沢の部室でべディックノートに『白雪姫と7人の侍』の原案を書いて盛り上がってた頃が懐かしいです。
スーツを着た勝美荘殿をみて、ほんの一瞬ですが、あの頃に逃げたいな…て。
スーツなんか脱いで、よれよれの白衣着て足元は雪駄でさ。

格好は社会人のくせに、久しぶりに話してみたらちっとも昔と変わらない勝美荘殿で。
それがまたちょっと辛かったりせつなかったり。
でも嬉しくて安心もしてね。

会えてよかったです。
疲れていただろうけどわざわざ来てくれてありがとう。
追い出しコンパでは気合い入れて追い出すから、覚悟されたし。

どう転ぶか分からないけど1歩1歩は大切にしたいですね。

今日新執行部に渡した引継ぎファイルの中に「引退しても稲葉はあなたの先輩だから」みたいなことを書きました。
引退しても卒業しても就職しても、あなたは稲葉の先輩でいてください。
待っててね勝美荘殿。

大人になる目標が1つ出来たような、そんな寒い雨の帰路。

稲葉、逃げるか逃げないか。
どうせなら、嫌なものに向かって逃げていきたい。



2002年01月23日(水) 稲葉、単位を欲す

テストの時期ね。
取れる単位は取っておいた方がいいよ。
邪魔になる物じゃないし。

稲葉は演技コースです。
実習科目の試験は当然実技です。
「日舞」は踊ればいいのだ。
「映画演技実習」はスタジオのセットで物語を演じればいいのだ。
「音楽」はミュージカル創作だわさ。
「演技指導実習」も監督コースの注文に応じて演技するのさ。

こういう試験は楽しくていいですね。
同じ覚える作業でも台詞を覚えるのは楽しいものです。
公式なんて覚えるより。
公式は暗記ですが台詞は暗記じゃダメですからね。
同じ「覚える」でも。

テストが近づくと、いつもに増して、演技コースがちょっぴり好きになります。

1年生の今頃、「映画演技基礎」という授業の試験で、キスシーンをさせられた時はさすがに驚きました。
ビバ芸術学部!……て感じで。
ま、口と口ではなく口と頬でしたけど、それでもとても新鮮でした。

ね、演技コースっていいでしょ?

うんん、ちゃんと鉛筆使う試験だってあるのよ。

試験と引継ぎ作成が正面衝突し、時間が足りなくて稲葉は泣きそうです。

3年連続40フル単で、4年生の最中、学部長直々に残留依頼を受けながら派手に蹴って中退、メジャーデビュー。
これが稲葉のキャンパスプランでした。
でもちょっと変更。
既に8単位は放棄しています。
あぁあ。

残り全部取ったとしたら…あ、112単位だ。
卒制だけで1年間過ごせる。

ね? 取れる単位は取っておいた方がいいよ。
1年生のお歴々。



2002年01月21日(月) 稲葉の食

はい、とゆーわけで、この日記の新しいタイトルが決まりました。

『馨絵詞』

です。
「かおるの えことば」と読みます。
古典文学作品の『三宝絵詞』をちょっとパクってます。
でも言わなきゃ誰も気付きませんね。
言ってますけんども。
もう1年お付き合いを賜りたく存じます。

いま『ニュース・プラスワン』で偏食・崩食の特集をやってました。
スナック菓子しか食べない女の子とか、パンしか食べない女の子とか。
牛丼ばっかりの男の子とか。

「食」が欠けるって人生の痛手ですね。
なにも豪華じゃなくてもいいから、ちゃんと美味しいものが食べられたら嬉しいな。

テレビでは「米は味がしない」って言ってたけどそうかな。
稲葉は好きな食べ物はと聞かれたら、炊き立ての白いご飯と答えますけどね。
ご飯って美味しくないですか?
稲葉はおかず一切無しで、ご飯だけでも美味しいと思うけどな。

焼肉とか回鍋肉とかと食べるご飯もいいね。
稲葉の食生活はとてつもなく幸せです。
おかーさま、ありがとう。
その上稲葉は、食っても食っても、食ってすぐ寝ても、ちぃーとも太りません。
おかーさま(なのか?)、ありがとう。
女の子からとっても羨ましがられます。
本人は、もうちょっと肉を付けたいと思っとるのですが。

今日もこんな食談議を演技コースの連中としてました。
うちの演技コースは『ためしてガッテン』とか『思いっきりテレビ』とか見てて、とっても健康派です。
ニュースでやってたような偏食とはとても無縁の。
みんな健康でいいですね。
役者は体が資本。
けっこう。

さて話は変わりますが、アサヒの発泡酒のCMがありますけど、
あれの今日からのバージョンで発泡酒をぐびぐび飲んでいるのは、演技コースの稲葉の同級生です。
どっかのスキー場みたいなところで発泡酒飲んでます。
実はあれ、わざわざフランスに行って撮ってるんですね。
日本のスキー場じゃダメなのかい?
スタジオのブルーバック合成でも良さそうなのにね。
去年末、嬉しそうにフランスに彼は飛び立っていきました。
テレビにちょいちょい顔見知りが出てるって不思議ね。



2002年01月20日(日) 稲葉、異国情緒の風の中にたつ

先日弟が成人式を迎えました。
また、就職内定も得ています。
ということで、今日、祖父母を招いてお食事会をしました。

場所は山手。
横浜よりちょっと南に行った所の丘の上。
外人墓地のむこうに、「みなとみらい」の壮大な夜景が広がっております。
ランドマークタワーはでっかいぞ。
氷川丸ではいまだに甲板でタイタニックやってる男女がいるぞ。
マリンタワーは鮮やかだぞ。

みなとみらいは僅かの期間でガンガン開発が進み、どこどこでっかいビルが建っていきます。
その一方で、歴史的建築物もしっかり残されていて、いい開発してるなあと思います。

お食事会をした山手十番館は外人墓地の真ん前。
あ、墓地といってもフェイクで、「出る」ようなことは無いはずです。
開港間もないころ、外国人の居留地で、風情と歴史と由緒ある洋館が建ち並んで、さながらリトルパリかロンドン郊外。
あらためて、つくづく横浜が好きになりました。

山手十番館も洋館仕立てのフランス料理店。

ギャルソンさんがワインを持ってきてくれました。
普段の飲み会の要領で注ぎ役をしようとしたら、ギャルソンさんが1人ずつ廻ってグラスに注いでくれました。
自分が貧乏臭くてちょっと嫌だった。

店員「お肉の焼き具合はいかがされますか?」
稲葉「?……あ、おまかせ?…で…」

そのあと同じ質問をされた父親も母親も祖父母も弟さえもミディアムだかレアだか言ってました。
なんで何も知らない稲葉に最初に尋ねたんでしょう、あのギャルソンさんは。

稲葉家がどうあろうと、稲葉個人は分かりやすいほど貧乏性です。



2002年01月16日(水) 稲葉なりの若気の野心

今日、『笑っていいとも!』をみていたら、オープニングの「美男子ミュージアム」というコーナーに知っている人が出てました。
日芸映画学科演技コースの1つ上の先輩。
ぼーっと見ていたらそら驚いた。

紹介者としてでていた女の子はタモリさんたちによくいじられてました。
普段からちょっと変な感じの、もとい面白い人です。
楽しそうだったなあ。

タモリと一緒にコーナー仕切ってた爆笑問題の田中さんは先輩ですね。
この日のいいともで、窪塚洋介より稲葉の目を引きました。

そういえば軽音楽部で芸プロ員をしていた大橋殿もaikoに似ているというのでいいともに出たらしいです。
大学生にもなると、いいともがちょっと身近になります。

さて、昨日、テレビで宮中歌会始の儀の模様が放送されていました。
年末に題を決めて公募し、採用されると天皇・皇后はじめ皇室の方々の御前で披露されます。

五・七・五・七・七これだけを1首あたり3分くらいかけて、じーっくり詠んでくれます。
一般の方々も皇室の方々もそれをじぃーと聞いています。
厳かな雰囲気です。
くしゃみひとつ許されなさそうな。
でもここまでされたら、歌詠み冥利に尽きるんだろうな。

実は稲葉も応募したことがあります。
高校3年生の年末、みんな(含稲葉自身)受験で忙しい中、古典担当の稲葉先生(←本名です)をつかまえていろいろ練って応募しました。
ちょっとした野心を持ってました。
学ラン姿で宮中行ったら報道陣の注目独り占めできるなあ…って。
だって基本的にじーさん・ばーさんしか参加しない行事ですからね。
学ラン最後の年に何か晴れがましいことをしてやろうと思って応募したさ。


落選したさ。

そして稲葉の代わりに注目を浴びたのは中学生でした。
彼は学ラン着てました。
インタビュー聴いてると稲葉と違ってちゃんとした動機で応募してました。
何をするにも不純な動機じゃダメですね。

でも稲葉の歌自体は悪くないと思うけどな、いまでも。

白妙の……

後は恥ずかしいから書かない。
歌の良し悪しと恥ずかしく感じることとは別ね。



2002年01月14日(月) 稲葉、成人を祝す

成人の日でお休み。
ああ全国の新成人さんありがとう。
お礼言う人間違ってますか。

なのに風邪引いた。
喉が痛い。あたまもほんのり痛い。
うあ。

そういえば去年の成人の日も風邪引いて寝てたっけ。
結局式典には出ませんでした。
五体満足でも出なかったろうけど。

弟が式典に今出ています。
年子ってやつです。
学年は1つ下のくせに、専門学校を今春卒業し、稲葉よりも先に社会人になってしまいます。

横浜の式典会場はどうかしら。
危ない人たちが暴れたりはしてないかしら。

今年もニュースでやってましたね。
荒れる成人式。
ごく一部の人間のことだとわかっていても、自分の弟が出席するとなるといろいろ心配をしてしまいます。
家族が危ない所に行くって怖いですね。
行かせたくないですね。
成人式って本当は危ないところなんかじゃないですね。

この間、母親が深夜バイトしようかしら、みたいなことをほのめかしてきたので止めました。
普段、深夜バイトのいい所しか話さない稲葉が悪いのですがね。
時給は確かにいいですけど、危険もいっぱいですよ。
性質の悪ーい男たちが頻繁に来ます。
彼らの相手を自分がやる分には全然いいけど、母親にはあんなこと絶対にしてほしくないなあ。
それより夜はちゃんと寝て、稲葉に美味しい朝御飯を作ってください。
自分の家族は、特に母親には危ない所には行ってほしくないです。

危ないところといえば、以前父親がイスラエルに行ったことがありました。
仕事の関係で。
出張の真っ最中に、当時首相だったラビンさん(ラディンではない)の暗殺事件が起こってニュースにかじりついていたことがありました。
父親は無事で、暗殺事件を載せた現地の新聞を買ってきてくれましたが、言葉がさっぱりで、稲葉には産経新聞のほうがありがたかったです。
ああ、ごめん睦雄。



2002年01月12日(土) 稲葉、縮む

所沢で放送学科1年生の録音制作実習の本番がありました。
ラジオ形式の朗読で小泉八雲の『雪おんな』を読みました。

これまで放送学科の方々(てゆーかオーム研)とはとても楽しく現場を過ごすことが出来ました。
みんなにありがとう。

今年最初の緊張でした。
スタジオの録音室に枠アナ役の子と2人で放り込まれると、自分の心臓の音がとてもよく聞こえます。
このスタジオは演技コースの授業で何度か使っているのですが、この日ほどドキドキしたことはありませんでした。
オファーが来てやっている、って重いですね。

ガラス越しにスタッフの顔を見ると、和気藹々な雰囲気にも真剣さが漂ってました。
どーでもいいけどガラス越しに見る担当教員の姿は嫌だったなあ。
ハッシー先生ごめんなさい。

とりあえず噛みはしませんでした。
それなりにやれたつもりですが、こればっかりは聴いてみないとわかりません。
本番後、スタッフ連がいろいろ褒めてくださいましたが、ちょっとこそばゆかったです。
終わってホッとしました。
ふうふう。

所沢プロぺは道頓堀でお好み焼きともんじゃで打上げをしました。
病み上がりで疲れがちょっと出て、気持ちおとなしくなってました。
いや、もーね、ほんとにホッとして気が抜けたのよ。

ディレクターの横田殿に贈り物をしたのですが、ありゃあちょっと失敗したなあ。
もっと実のあるものにすればよかった。
凄い邪魔になるよなあ、きっと。
この場をもってごめんなさい。

他部会さんにもいろいろ顔見知りが出来てきました。
今のこの状態でもう1回芸プロとかやったら、全然違う感じになるんだろうな、
みたいなことを話してました。
そーですね、もう1回やってみたいですね。
でも、できないですね。
せつないな。
でもお友達になれてよかったです。

みなさま1年間お疲れ様でした。
来年も学科に部活に頑張りなさいねー。
使ってくれてありがとうございました。



2002年01月11日(金) 稲葉、会議に出ない

金曜日は会議の日です。
今日から会議が1つ若返って始まりました。
文連サイドもべディックも。
とりあえずは物井新会長おつかれ。
新会長に最初のお疲れ。

稲葉はもう会議に出なくてよくなりました。
今日、ちょっと出ようかなと一瞬思ったり思わなかったりしたのですが、帰りました。
したら会議終了時刻に物井殿から電話があり、
稲葉の書いた決算書類に訂正個所があるって言われた。
あーらー。
来週の会議には、会計・稲葉としてまた出席します。

パソに向かっている稲葉の背中で『風の谷のナウシカ』がやっています。
会議に出ていたら見られなかったのだなあ。
もう本当に会議に出なくていいのだなあ。

ちょっと寂しいな。
来週でるけどさ。

明日は放送学科1年の録音実習『雪おんな』の本番です。
休みを挟んでの休み明けでいきなりの本番。
無茶だけど頑張らにゃーにゃー。

本番後に打上げ。
打上げ後に松屋。
松屋後に稽古。

うはぁ。
久しぶりに無茶だ。
でも久しぶりだからいいかな。

最近の空気は乾燥していて喉にとっては厳しいものがありますね。
家に教室に、加湿器が欲しい。



2002年01月10日(木) 稲葉、登校し寝る

今年初登校でした。
久しぶりの江古田は寒すぎもせずとてもいい気持ちでした。
映画学科の皆も相も変わらず。
けっこう。

昨晩、徹夜で宿題のシナリオを書き上げたのですが、提出が今日じゃありませんでした。
あれ。

ということで初めて部室のベッドでぐっすり。
途中、勝美荘殿がきて少々お話をした記憶があります。
壁越しにオーム研さんが賑やかなのを聞いていました。
すうすう。

ところで「ぐっすり」って変なコトバね。

部室はヒーターのせいでとても暑く、空気も乾燥していて、汗はかくし喉は痛くなるしで辛かったです。
迂闊なうたた寝は体を壊しますね。

久しぶりの学校はいい雰囲気でした。
友人とはごく一部としか会えませんでしたが、それでも楽しかったのです。
学校が楽しいと言える自分もとても楽しいのです。
明日は1〜5限。
あー辛楽しい。



2002年01月06日(日) 稲葉、逃げ隠れす

稲葉の所属している劇団の人間3人が逃げる側。
その劇団と付き合いのある複数劇団の人間8人が鬼側。

こんな形で新宿で鬼ごっこをしました。
最初は新宿1〜7丁目だったのがお互いに広すぎるということで、都庁周辺に絞って行ないました。
ローハイの第6チェックポイントになっていた新宿中央公園も範囲内となっています。
13時に稲葉たちが逃げ始め、30分後に鬼連が動き始めます。
17時までに3人のうち1人でも残ったら稲葉たちの勝ち。

自分でも挙動不審になっているのがわかるくらいビクビクします。
前後左右がとても気になります。
そしてとても疲れます。
いかに毎日を楽ちんに過ごしているかがわかりました。

公園の小高い丘の上で下を見下ろしていました。
隠れたい繁みがあったのにオヤジたちが立ち話をしていていつまでも入れませんでした。
そんな感じでまごまごしてたら見つかっちゃいました。
追いかけてくるので逃げました。

いったん撒いたのですが、結局都庁下で捕まっちゃいました。
稲葉は足が遅いうえにスタミナもない。
追いかけっこになったらおしまいです。
一度でも撒けたのが奇跡。

鬼連が動いてから1時間後です。
ほぼ同時刻、別の場所でもう1人捕まりました。
早くも余裕の鬼連。

でも最後の1人がなかなか見つからないようで。
徐々に焦り出す鬼連。
何重にローラーかけてるのに引っかからない。
こりゃ勝ったかな。

彼はずっと範囲内ぎりぎりの神社の境内の裏に潜んでいました。
でも残り15分で出てきて、残り5分で捕まっちまいました。
僅差での負け。
くやしいなあ。

新宿は人が多くて嫌いです。
でも都庁周辺のビル群は好きです。
近代的な建築物や人通りの少ない大通り。
道1本隔てただけでこうも変わるんですね。
別の道を越えればローハイで歩いた閑静な住宅街になります。
街って不思議。
いろんな顔がすぐ近くにある。

公園ではたくさんの浮浪者がハウスをこしらえたり、寝てたりしてました。
そのまん前には日本一の庁舎がありました。
行政の矛盾が凝縮された空間がありました。
大都市って懐が深いなあ。


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稲葉 馨

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