こもれび。

2003年10月28日(火) 冴えまくり。


お稽古の日は、終わってからも当分アタマが冴えてる。
意識が興奮状態なのか、覚醒状態なのか。居眠りすらできないの。


思うことはいくらでもある。プラスもマイナスもそれこそ山ほど同時に。
しかし、自分でやると決めたからには、卑屈になるのはやめることにする。
それと同時に自分の力を客観的に把握するようにはつとめたい。


振りを頑張って覚えてなんとか踊ろうと考えがちではあるんだけど、
今日は踊るということそのものをもっと楽しみたいなとふと思った。
かれこれ1年以上、もう何十回も踊ってる踊りなのだから、
あやしいとこはあっても振りを覚えてないわけはないだろうし。
気をつけることなんてまだまだ山のようにあるんだけど、
そこから先へ進んでみたいなと思う。同じ所にいても何もかわんない。
今のレベルで、技術と同じに表現力を身につけたいななどとは
欲張りというか身のほど知らずかもしれないけど
これでもかというほど心底楽しんで踊りたいなと思う。
この際下手の横好きってレベルであろうとも、楽しまなきゃ意味がない。
いつになったら満足いく踊りができるかなんてわかんない。
一生発展途上のままかもしれない。でもそれはそれで幸せだ。
頂点は見たいけど見たくないから(今のあたしじゃ見られもしないけど)。
孤独と空しかないのかな。いろんなものを欲するあたしには耐えられない。
少なくともそんな心境に達することは当分ないだろう。

一番の問題であるタンゴ、8割方なんとか振りは覚えてきたんですが、
最後に一曲通してるのを見た友達に「ステキだったー」と言われて
申し訳ないと同じにちょっとうれしくもなりました。
あたし一人のことじゃないのは勿論わかってますが、でも頑張ったさ。
あれでいいんですか?とオドオドしたくなりつつ、ありがとうございます。
腕あげる角度とかつま先や膝の具合とか、もう致命的に納得いかないのは
この際後回し。どうにかあと数カ所の振りでひと繋がりになりそう。
始めたときは覚えられるかすら不安だったので、ちょっと感慨深いです。
踊ってる最中はそれどころじゃありませんけどね。

今日はブエルタの軸がどうにもずれて定まらず。何があったんだろう……
というか、全体的に身体のバランスが妙だった。
体調微妙なのと関係あるのかな。それとも他に原因あるのかな。
次のお稽古までにちょっと様子見てどうにかしておかなくちゃ。



2003年10月23日(木) 背水の陣。

今日は、ふりかえ含めて2コマ3時間のお稽古にでてきました。
最初に入門クラス、次が初級クラス。連続はやはり体力的につらいです。
続けて教えてる先生ってばすごいですよ。

普段週2で通ってるのですが、先日1回休んだのでほぼ1週間ぶり。
外は寒いのに、サパテアードやってるだけで汗かいてくる……
入門は基礎とセビジャーナスの2番とブレリアの終わり近くの追いこみ前後。
初級は基礎とセビジャーナス、ブレリア、タンゴといつもの内容。

セビジャーナスは未だに楽しそうに踊れずトラウマになるんじゃないかと
ハラハラしてますが、昔は無様なブエルタ(回転)の後こらえきれずに
姿勢崩すのがざらだったことを思い出せば、どうにかこらえられるように
なった今は少しはましになってるのかなと思います。少しだけ。
相変わらずパサーダの姿勢は崩れてくるし、初級でパリージョつけると
あいかわらずいっぱいいっぱい。パリージョ半年はやってるのにな…(泣)

ブレリアは相変わらずリズムが好き。好きすぎてそこで止まってる。
もっと感情こめられればいいのかもしれないけど。
どんな内容の曲なのかイマイチぴんとこない。今度聞いてみようかな。

タンゴはもうとにかく振りつけを覚えるのを優先です。
そうでもしないと進まない……
でも、一通りってラインはもうすぐそこ。びっくりしてます。
そこから先がまた長い。けど、踊れたらかっこいいのは確実なので頑張ります。

すごく姿勢きれいで目線がまっすぐなかわいらしい女の子がいて、
彼女とセビジャーナス踊る時には目をそらさないようにするのが一つの目標。
向かい合って踊る時に、目があうとついつい照れがちになる人多いけど
(自分もその一人)、一緒に踊っててどうなんだろうって思うんです。
極端な人だと、全く目をあわせずに踊り終えちゃったりするくらい。
なので、その子のあまりにもまっすぐな視線が格好良すぎて惚れました。
今日は組めたので、半分くらいは見つめてみました(怪しくない、はず)。
けど、自信ないとこだと見ていられないことに気づいたので
彼女の視線を堂々と受け止められるくらいには上手くなりたい。心底思う。

それでですね、言ってきてしまいました。あははー。
1月の発表会、増やして結局3曲踊ることにしちゃいました。
今やってるセビジャーナスとブレリアとタンゴ。
タンゴの振りつけ終わった後のこともそろそろ考えなきゃ。
さて、どうなることだろう。どうしていこうかな。



2003年10月20日(月) 練習日記より覚書と為りつつ…

練習のこと書こうかなと思いつつ、お稽古の日以外は気まぐれ。
ブラソ少しやったり、CD聞いたり。ちなみに昨日はブレリアエンドレス。
今はタンゴのお稽古中ですが、ブレリアのリズムはとても好きなので
よく聴きます。アレグリアスもいいなあ。
で、今日は休憩中とかにちょっとタンゴの振りの復習してました。
もちろん、ひとに見つからないようにですよ…(汗)。

三ヶ月もしくはセビジャーナスを一通り習い終える頃には普通に喋れるのかなあ。なんて考えてたけど、いまだに「習ってる」と告白するのは照れが残り、某所では「習い事は”踊り”」とだけ言い残してみてます。

そう言えば、先日それを見た部長に声かけられました。
社員の私生活をいろんなとこのネタによく使う方なので、
こういう方にはまだ知られたくないなと思って秘密にしています。

部長「いつきさん(仮名)の習いごとって何ですか?」
自分「あ、あれですか。何習ってると思います?想像して当ててみてください」
部長「んー、日本舞踊とか似合いそうだよね。そうでしょ?」

思わず噴出しそうになるのを、すんでのところでこらえてました。
踊り全般興味はありますから、日舞もやってはみたいんですけども。
着物着ておしとやかに舞う…(←あたしの中の日舞のイメージ)
………部長、すみませんがあたしにその要素は皆無です。
それなら、たぶんもっと落ちついて丁寧な物腰なヒトになると思います。
ご期待に添えずすみません。



2003年10月19日(日) なんでだろう。

きっかけは思い出せました。
あそこから、なぜ習いはじめるなんてとこまで行ったかなあ。
ひとにどうして始めたの?って聞かれて
「前からやってみたかったの」
って答え以外にろくな解答もってなかったんだけど、
それだけじゃないんだよな。うーん。

習い始める前には舞台すら観たことなかったんだよなあ。
ハウステンボスじゃスペイン料理のレストランでフラメンコショー見損ねたし。
学祭でちらっと見かけたけど、思いっきり原色水玉の衣装にひいていたし、
だだっ広い空間の遠くから見てたから迫力なんてわかんなくて
しかもステージがスカスカだったから音の魅力すらわからずじまい。

なのに、どうしてフラメンコに向かったかといえば、
立ち姿とかイメージとか、そんなものだった気がします。

強い光があって、そこから生じる光と影のコントラスト。
それも半端じゃないくらいのまぶしい光とこわいほど深い影。
あたしはスペインに行ったことはないんだけど、その国の印象と重なるのです。
日本の四季とは全く違うイメージで、でもそれだけに惹かれます。

フラメンコに挑む人たちって芯があるという印象もあります。
1人ですっくと立つ姿ってイメージにやられたのかもしれません。
強くて人間味があって。激しさと静けさをもちあわせて。
今の自分じゃあがいても手が届かなさそうな姿。でも、憧れる。
何もしないより、一歩でも進めばそれだけ近づけるんだ、って
考えて習い始めたのは覚えてます。
見学の電話入れる時にはガチガチに緊張しまくってましたけどね(^^;。
知らない世界の扉を叩く勇気が自分にもあったんだなと少し感心。



2003年10月18日(土) 今更ながらにきっかけ。

思い出したのですよ。
なにがって、フラメンコやってみたいって思ったきっかけをですよ。
『世界ウルルン滞在記』だ。
かなり昔の話。学生時代に観た気がするんだけどな。
誰だったか忘れたけど若手の俳優さん(女優さんではなかった)が
12拍子のリズムでサパテアードの練習してるの。
その姿と、彼に教えてるおじさんが踊る姿がかっこいいなあって
心底思ったんだ。そこからなんだよ。
あの頃はまさか本当に習うことになるとは考えてもなかったんだろうけど。
その番組か何かでちらっと女のヒトが踊る場面を見た気もする。
ウルルン以外かもしれないけど、
おばさんがマルカールえがきながら軽く踊る様が色っぽくてかっこよかったんだ。
なんでこんなに色気あるんだろう。格好いいんだろうって思ってた。

ってことを思い出したのは、習い始めてしばらく経ってから。
最初は理由もなく、とにかくフラメンコ、って思ってたのよね。
なんでこんな事を忘れてたんだろう。
知って憧れて、ってのが全くなかったわけじゃないんだけど
自分で踊ってみたいって思ったのはあの番組がきっかけだ。
何年前の話なんだろう。で、あのときの俳優さんは誰だったんだろうな。



2003年10月16日(木) 再開。

久しぶりにここ開いたですよ。自分のとこだというのに。
見返してみたら見事に三日坊主なみの日記ですね。
あの初心の勢いはどこへ行ったんだ?日付が去年だよ…
いや、中だるみとかはとうの昔にすませてます(やってるんすよね…)。
で、また再開させるんですけどね。
1度まっさらに戻そうかとも思ったんですが、初心はとどめたいので
残すことにしときます。

フラメンコ始めて、もう一年以上経ちました。
正確に言えば一年三ヶ月ちょっと、かな・
成長したことといえば、少々筋肉ついたのとか、
わからないっていうことがわかっただとか。やばいなあ…
パリージョ持ち始めても半年経つのに、未だにセビジャーナスを通して
たたけたことが数少ないです。どこかがぼろぼろ抜けていく……
あ、あと一応通せる曲ができたんだ。セビジャーナスとブレリア。
セビジャーナスは組んで踊るとまだいっぱいいっぱいです。
ブレリアは楽しい。できてるかは置いといて、とても好きな曲。

現在はタンゴ習ってます。
己の不器用さにアタマ抱えてます。やばいですよ足が動きませんよ。
もうちょっとで振りは一巡するはずなんですが、
通すとなると目も当てられません。自分で鏡見るのもこわいです。
これで発表会出ようってのは我ながら挑戦だとは思いますが
たまには自分で自分を追い込んでみようかなという趣旨。

すごくいろいろ考えます。踊りとか自分の考えかたとか姿勢とか。
終わりはないし、自分が満足しなければ頂点なんてのもないです。
いろんなものにコロコロはまりながら、並行してこれらはあたしの課題で
在り続けるようです。あげくに人生論にまで及びそうな昨今。
そんな壮大なとこに行かないで、足場固めたいんだけどな。
自分には足りない感情があるだとか、目指すものは何なのかとか。
簡単に答えはでないけど、きっと考えなきゃ進めなくなる。

身体のこともわりとかんがえるようになりました。
食べ物は後回しになるあたり、まだまだなんだけど(汗)
足首の腱鞘炎をもってるので、大事にしなきゃサパテアードすらできないしね。
足の調子次第でフットバスであっためたり、冷却したり。
ストレッチもこまめにします。身体かたいのはやはりキツイなと思ったので
この一年でちょっとずつやってたら、立位体前屈でも床に手が届くように
なるくらいにはやわらかくなるし、自分のクセが少しわかってきて
おもしろいもんです。
考えるより踊りこんでからだに覚えさせるって感覚で練習はしてるのかな。
これで体重おちたら文句ないんだけど(涙)

発表会、ちょっと腹括っていこう。
腹筋、背筋、ブラソ、柔軟、手首のストレッチ等々
振りの前の段階で課題はいろいろだ。めげずに行こう…
それでもって、お菓子減らそう。できるかな、いや、するぞ。
まずは明日から秋冬新作チョコの誘惑に負けるな>自分。

練習でアタマは冴え渡ってるんだけど、とにかく今夜は寝よう。



2003年10月10日(金) はっきりと一つ目標ができまして。


できるかどうか、じゃなくって、やってやるんだけど。
結果がきっぱりでるような試験とかじゃないんだけど
自分にとって一つのハードルになるのは確かなこと。
偽れないから、ある意味とてもこわいと思う気持ちもあるんだけど
それと同じ以上に挑んでみたいという気持ちもあるので
しばらく頑張ってみようと思います。


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立見皓夜 [MAIL]

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