古畑亜紀の日記
日々の雑記帳です。思い付いた時に
気分にまかせて書きます。

2008年03月31日(月) かごめじゃなかった

私最近かもめのことを頻繁にかごめって言ってて間違いに気づいてませんでした(笑)。。

ご指摘ありがとうございます。

とある堅実な歌唱力を育まれてきたボーカリストさんとお話する。
地に足がついて、浮わついた節操のない自己陶酔のヒラヒラ感がいっさいない歌い方。私はそれが貴重な特質だと思うけどご本人は『翼』という歌がお好きらしい。あなたには、鳥にはもつことのできないしっかりとした根があるじゃないですか。と思ってもどかしかった。

私は彼女の優しい目が、好きだ(笑)。

人の好意にあぐらをかく人は、共通して妖怪のような目をしてます。
私も多少はサバイバルしてきているし自分がピュアじゃないからか、むしろピュアじゃないものの巧みなずるさは知っている(それもやだな笑)ので。
妖怪に酔える人は嫌いじゃない!ピュアなんだと思う。私はもっと高度な妖術じゃないと酔えないと思うことが多いけど(笑)


話は戻り、大地に根をはる大きな木のような人に、久しぶりにあえたような気がします。
同じ場所で風雪を味わい、かげひなたなく立ち続けて少しずつ枝を伸ばしていく。
仕事に疲れた女性が部屋に戻ったときに聞くアルバムにしたいとお話されたとき、目がうるんでいたのでもらい泣きしそうになった。
自分の歌が誰かのくつろぐ木陰になることを目指してきたんだなと。やはり大きな木のようなすてきな人だと思いました。



2008年03月30日(日) しぶといまなざし。

強硬移動で無事出張をおえ無事帰札。

短い時間でしたがお世話になった滝の上、興部、名寄のみなさん楽しく過ごさせていただきありがとうございました。

クリニックでも、とてもレスポンスが早くて楽しかった。
はじめたばかりで、まんなかのドまでしかでなかったとみられていた子が、ハイB♭まで実は十分に吹けるとか発見できたり(単に人とタイミングをあわせる技術がまだないだけで、その子自身は広い音域を吹く力はあったんです!)。
みんなびっくりしていたけど、私楽器は吹ける子だなと思ったから、証明できてうれしかった。

あと、譜面が読めないと思われていた子。
譜面は読めているんです。
吹く前に、音程を特定してイメージしていないことが乗り遅れ、はずしなどの原因。
なんとなく吹いていたらだれでもあたりはずれ激しくなります(笑)
トランペットはポジションが七通りしかない中でたくさんの音をだすしくみなのですから、吹く側のイメージぼんやりしてると楽器の方もどうこたえていいかわからないので、突拍子もない音をだすのです(笑)。
吹く前に、音程や音高をはっきり意識して楽器にしっかり指示するのが大事。
くじをひいて神頼みではなく、自分の意志が先にしっかりとあってそれを前に出さなければ、いつまでも運任せになります。
・・・といっただけで全身とりかえたかのような変ぼうぶり!?やはりみんなびっくりするほど変わりました。

楽器が下手なんじゃないんです。生まれつき下手な人はいません。
”下手に聞こえてしまうように吹いてしまっている”だけで、方法をかえれば、同じ技術レベルでも、その日のうちに大きく変化できることが、おきえるのです。
みなさんがトランペットが好き、音楽が好きという気持ちを、1滴も無駄にしてはいけないと思いかなりはりきってレッスンさせていただきました。

合奏のときもいいましたが、好きなだけでは伝わらないんです。
自分が音楽を好きなつもりでも、好きだ!!と聞こえるように吹かなくては、客席からみたらその気持ちがないのと同じに勘違いされてしまいます。
それはくやしいですよね。もったいないです☆

”みんなは中学生とはいえ、ステージに立つ限りはプロにならないと。”
といったら、みんなの目がいきなりキラっと強くしぶとい感じに光った・・その、”子供だから何をやっても可愛い”だけでは終わらない目が、好きだよ(笑)!


前後不覚レベルにくたくたな私でしたが、すごく楽しかったので気持ちが明るくなりました。
初めてながらありのままにオープンにお話できるメンバーで、顔合わせもよかったのでしょうか、打ち上げも超、楽しかった!!
なぜだか打ち上げでは、”なんちゃって○○だから”がはやっていたよ・・(いいだしたのはピアニストKさん笑)。
それぞれの胸に理想の姿があって、自分はなんちゃってであるといういいぶりなんだけど、卑下とかななめにいじけてるとかじゃなくて、みんなのびのびと言い放っていたので面白かったです。
なんちゃって○○とかいってても、けして、あきらめてるわけじゃないんだよね(笑)。

そのあと芸森にいって立ち話で”芸術点が高い。あるいは低い”(←ビジュアルについてです笑)などの話しで盛り上がる。
1年ぶりなのに覚えていて下さった”へらずぐち”のみなさん、チョコレートたくさんありがとうございます。
カスタネットよろしくお願いします♪

ある程度の年令になると特に、シビアな客観性と謙虚な努力がともなわないと美しくはいられないということ、たぶん美人は知っているから・・大人の美人は美人が好き(笑)なんですよね、たぶん。



2008年03月28日(金) 佐藤佳絵トリオデビュー無事終了しました!!

インフオーマルでおこなわれたトリオのデビュー戦が無事終了いたしました。
年度末のお忙しいさなかに御来場くださった皆様、お祝の数かず。
本当にありがとうございました。

ピアソラシリーズ三部作をはじめとして、佐藤さんのキャラクターもあり、なごやかなコンサートになりました。
チェロの宇田君のスタンドプレイ(普通は座ってひくのに、一部をたってひきました)も見物だったと思います☆なぜだかトランペット用のマイクを2種類(なんでもってるんだ)もってきてくれてありがとう!
今日は使わなかったね。

お一人様でのご来場も多かったのですが、なぜだかみんな初対面のはずの、異業種、世代幅広いテーブル(ピアノのTさんムードメーカー)が、出演者も中にはいれないほど盛り上がっていて(笑)
『まさか今日終電になるとは・・・』といいながら、初対面の方々同志でなぜだか一緒に帰っていく後ろ姿をみおくって。
忙しかったけれども食い下がってやってきてよかったと思います。
それぞれになかなか忙しくて時間が合わないので、たいてい三人のうちの誰かの具合が悪かったりテンションばらばらだったりするリハーサル(笑)。
得にこれといってなんのあてもない時も(爆笑)妙にむやみと練習してきた仲間と、今日をのりきることができてうれしいです。

ピアソラ聞いているぶんには楽しいのですが、自分がトランペットという楽器で参加するにはどうしたらいいのかなと・・相当悩みました。
トランペットとチェロ、ピアノというユニークな編成ではありましたが、単なるユニークさだけにたよらず、楽器や奏者の特性をある程度は生かせたんじゃないかと思います。
バイオリンの楽譜を借用したアレンジだったので、音域やフィンガリングなどはトランペット都合ではないというか・・・
知恵熱がでそうだったというか、実際熱がでたんですけども(笑)当日は熱がさがってなによりです。

インフォーマルさん、私にとってとても仕事運のよい場所らしくて、限られた人数限定の会場でしたが・・・いろんな演奏の機会を増やしていただける出会いを呼ぶ力があるみたい。がんばります。
スタッフのみなさんの暖かい対応にも感謝しています。

今月はどうしても、忙しいのを言い訳にしたくなかったので、あえて全曲いれかえでのぞんできました。
曲が多けりゃ偉いわけじゃないんだけども。

佐藤さんをはじめとして演奏の場面でおつきあいくださったみなさま、各公演、もしくは全公演を応援に来て下さったお客さま、心よりお礼を申し上げます。
知恵熱がぶりかえさないうちに寝て、明日からの出張にそなえます☆
おやすみなさい。



2008年03月27日(木) 電話より

気がつくと、ここのところ、いやけっこう前からだけどお休みが・・・な、ない!?ありがたいことです。

でも、あんまり、ぴちぴちになると、ユーモアがなくなるとゆうか(笑)。
頭の回転、シリアスすぎてくると機転がきかなくなるというか・・・
携帯かえたばかりで、ろくにメールのぶんもつくれないのですが『要返信』が多くて・・・たいへんです。
電話をくださると、なぜだか『スピーカー』にしてでちゃって話し全部まわりに聞こえさせちゃったりとか。最新機種ならではの機能ではないらしいけど、いろいろ使いこなせなくていたずらメール消すのにもあちこちボタンおして大変。は、はずかしい(笑)

ここでひとつ歌をよみたいと思います。
『電話より 自分を機種変したい春 
 マイナーチェンジじゃ 自己満ね』
ちーん・・・合掌・・お・・・おもしろくない・・・カムバックユーモア!!

明日はトリオの本番。移調連打で頭はとっくのむかしにおかしいけど、その次は出張♪今週もやすみなしっ♪←無駄な音符つけてみた・・・。

かえってきたら、まずはヨウコ・ハルヤンヌのソロリサイタルにいくのが楽しみです。



2008年03月24日(月) 携帯開通!

いまだにボーダフオンだった携帯、とうとう年季はいりすぎてこわれました。とりあえずデータ転送はできて、あとは保管しときたい画像とかメールとかをなんとかしないと・・・という感じです。
なんとかメモリーとかまだもってなかったし、文明開花してない生活ってこういうときダメージ大きい(笑)。

とある人と久しぶりに話しをしたら、
『なんで、やってないの!?』みたいな憤りを感じた・・・ということをおっしゃる。
表面的にはイライラしているのですが、なんていうか、自分がかけてきた時間、労力、熱意にたいするテンションのずれと薄情さに、プライドではなく、心が傷付いたのだと思われた。たぶん。想像だけど。
私はこういった。
『たぶん、やってないつもりはないんです(なぜか解説)。できないだけなの。手抜きされてるんじゃなくて、それがマックスなの。悪気はないから。ただそれが限界なの。』と(現場をみてもいないのに勝手なコメントだぁ笑)。
似たようなやりとりが数回つづき、
『くじけたの?』
と聞いたら、
『みんなに喜んでほしいから、やるって決めた』と応えてました。


おこってたんじゃない。正直悲しかったんだよ、たぶんね(笑)。
それでもくじけないとこが、偉いしすごいなと思いました。
不屈の執念を学びました☆



2008年03月19日(水) 携帯不調につき

ただいま、私の携帯受送信、会話機能使えません☆
すみません..。



2008年03月16日(日) まとめて日記

土曜日夜、国立音大の北海道人会に生徒が出演するとのことで、そのまえにふたつ、昼大通り、夕方からキタラと公演ものをみにいった(全部はずせなかったため)んだけど、風邪ひき、熱有り、咳とまらないでめまいがする(笑)まんまで直行。
帰り道、疲れてとうとう転んだ・・・(としよりくさい?)。

トランペットのKちゃん、管打コンで優勝されたユーフォニウムの先輩とのデュオコンチェルタンテと、ピアニストの方が新たに作曲されたらしいオリジナルの曲、両方を一気に演奏していました。
非常に華やかでアクティブな技巧に富んだバーンズの作品と、オリジナルの気品のある旋律の描きわけがとてもよかったと思います。

その場に対していちずな、一生懸命さってすごく音楽に豊かな魅力をあたえるものだなと思いました。・・・音楽は、一期一会だからです。
若いみなさんそれぞれにみえた、ひたむきな姿勢、より本物に近付きたいという心、そのためには惜しまない力、大人になってからがなおさら必要になってくるのかもしれません。

お客さまもほぼ満席で盛況、たくさんの人にきいてもらえてよかったね。

日曜日、正月から約束していた親類のでるとあるフェスティバルをみにルネサンスホテルへ。
すごかったあ。最近バンドネオンオタク化しているせいか、かかっているタンゴの音源がほとんど、誰のどのアルバムの何曲目とかわかってしまったんです。
でも、ひとつだけわかんないのがあったので聞いてみたら、まだ買ってない小松亮太のアルバムだった。ん〜、なんかそれをそろえきれてないのが、くやしかったです(笑)。

二日間でたくさんの公演ものをみてきいて来ましたが、その場にたいしてどのくらい誠意をもっているのか、ということは技術のよしあし以前の、”人の生きる姿”として、客席がわに気配として見えてしまうものだなあと思いました。こわいなあ。
とはいえ誠意というのがナニと聞かれてもうまくこたえられませんが、
『まあいいでしょ』的な薄情さじゃなくて『もっとよく』というどん欲な探究心なんじゃないかと思いました。

とはいえ、感じ方や趣味、志向は人それぞれで百人いたら百通り。
自分と同じように、みんなが感じているとまでの危険思想はもっていないつもり。
近しいフィーリングの人がそばにいるとほっとするし、逆にフィーリングが近くないからって、排他的にもなりたくないなと思います。
みんなそのときなりに一生懸命なんだから・・・。



2008年03月13日(木) 御協力ありがとうございました!!

海難遺児チャリティーコンサート第1弾にご来場くださったみなさま、ご協力くださった方がた、本当にありがとうございました。
コンサートは無事に終了いたしました☆
募金もたくさん集まった様子です。よかった。

第1部前半は昨年お話をうかがった段階ではマリンバと聞いてましたが、当日はヴィブラフオンに変更されてご登場の斉藤易子さんジャズトリオ。一部の後半を担当して、必然的にPA使用ステージにはさまれての生身勝負になった私と佐藤さん。クラシックステージなのでふたりともドレス着用してみました♪第2部にドラムの舘山さんとベースの北垣さんが加わってのジャズクィンテットと、バラエティにとんだコンサートでした!
舞台、音響、照明などスタッフのみなさん、てきぱきとした設営にびっくり。みなさんほんとにおつかれさまです。第2弾もがんばりましょうね☆

御自分の北海道凱旋コンサート帰りで十分お疲れの当日なのに、小樽まできてくださった、同門トランペッタ−(八王子警察の有名人)Tさん、うちの近くの焼き肉やさん『かのや』さん(わたしのいきつけ)の息子さんでジャズボーカリストのYくん、普段は東京なのにわざわざありがとう。
中堅のクラえりちゃん、お誕生日いわいありがとうね。
恵庭かわおしごとがえりにおともだちと一緒のMさん、オキ○ン事件(笑)の報告ありがとう。これからもよろしくね。

ケージェイプロダクションからも、スタッフがたくさんかけつけてくださりうれしかったです。帰りにおでんを食べにいったらしいけどおいしかったかな?

斉藤さんは海外を中心に御活躍なせいか、ときどきトークのなかで日本語を忘れていたりするのがおもしろかったです・・・私は、ふつうに日本にいてもすぐ日本語忘れてますがそういうただのあんぽんたんとは、ちょっと世界が違います(笑)。
アルバム"KOKO"からも、ソリスティックでファンタジーな印象はありましたが、リアルKOKOはさらにソリスティックで、今回全曲オリジナルプログラム♪
『なによりも自分の音楽が大好き!!』というご志向がそのままうつしだされているように感じられるひとときでした。
ジャズファンの方々にはとくに、大変ききごたえのある時間だったのではないでしょうか。
接点が演奏会当日のみでしたので、自分が演奏で頭がいっぱいで思考回路がショートしており、楽屋も隣だったのにゆっくりお話できなかったのが、個人的には、残念です・・・(笑)。
ユニークな奏法(いろいろあったので全部かきたいけど現在道内ツアー中だそうなので、実物をごらんいただければ。というわけで割愛)をふんだんにあしらった時間もありました。
御自分でもお話されていた通り、斉藤さんがソリストでなければできえない音楽が披露されていたと思います。

衣装はたぶん○○色♪と聞いていましたが、なんとなく予告とは全然違うのを来てくるタイプじゃないかなって思っていたら・・・やっぱり違った〜!!自由奔放でミステリアスな”アゲハ蝶”のようなお方でした。世界をとびまわってると自然と背中に羽がついてくるのかな☆

念願かなって佐藤さんのフランツリスト”波の上”をきけて個人的に感無量、そのあとでていくと客席で泣いてる人がたくさんいらっしゃって、しばらく泣いてもらおうかと思ったけど時間の関係で容赦なく続けて演奏(笑)。
私の好きな『初恋』も、泣いている顔がちらほらみえました。
もとは石川啄木の三行詩にメロディーをつけられたもの。
初恋さなかにある歌ではなく、初恋の『いたみ』を砂浜にて思いだす・・という流れの歌。


いたみって、日本語ならではの深くてきれいな言葉だと思います。


製作されたのが昭和13年で、世代を選ぶ曲かなあと思っていたけど、つたわっている様子をたくさんのお客さまにみせていただけて、すごくうれしかったです。
スターウォーズの手拍子も、みなさんおつきあいくださりありがとうございました。
”チャリティーだから”という理由でこられた方々もたくさんおられたと思いますが、途中で席をたつ人もなく、暖かくむかえていただき感謝しております。

元札響マネージャーの海藤正吾さんがかけつけてくださり、ボランティアでステマネをしてくださったのも、とても心強かったです。

皆様本当にありがとうございました。



2008年03月09日(日) 夜よさよなら

大好きな本『夜よさよなら』をずっとひたすら読みたかったんだけど、久しぶりにようやく時間つくって読んだ。
時間といっても手塚治虫の短編なのですが正確には気がまわらなくて。
『夜にさよなら』でも売られてるけどもともとは『よ』だよ(笑)

夢の中にでてくるサボテンの妖精に『ノーチェス(夜)』という名前をつける主人公の少年。
あるときあっけなくサボテンが焼かれてしまう展開なのですが、ノーチェスにあえなくなったと知り(サボテンの妖精なので・・・)、泣き腫らしたであろう瞳が最後に、まっすぐ太陽にむかっている場面。

『ノーチェス』は本当は名付けられた通り『夜』そのものではなく、少年に自分で希望を見つける事を教えてくれた存在なのだと思います。

春の近付いてきたことを知らせてくれるような好天、あたたかい風の吹く今日この頃。

慌ただしかったけれど、春のくるのが本当にうれしい。
春の喜びを感じるために冬があるのかな。
北国に生活し、身動きいつも不便だったけど(笑)冬に感謝します。
夜ってよりは、『冬よさよなら』という気分。
あたたかい別れもあるのですね。←ちょっと詩人☆



2008年03月08日(土) ”音楽への深い愛と情熱”

リリースして半年たちますが、CDジャーナル紙上に、アルバム『コンサートピース』についてのコメントが掲載されました。

”音楽への深い愛と情熱が全面に感じられるのが嬉しい。”

とのことです。嬉しく思って頂けて嬉しいです。
今後もさらに研鑽をつみたいと思います☆


お時間のある方、詳細はこちらにアクセスしてごらんください。
http://www.cdjournal.com/main/cd/disc.php?dno=4108010829



2008年03月07日(金) 菜の花がブーム。御協力ありがとうございます。

最近やたらと菜の花をほうれんそうを食べています。
季節のせいか、青菜がいっぱいならんでますね。
以外とピーマンがないような気がするんですけど、それは私のすまいの土地柄でしょうか(笑)。

早くも、『海難遺児チャリティーコンサート』に御協力表明してくださった、たくさんの方々、本当にありがとうございます。
みなさんの暖かい心を感じて、今日は天気もぽかぽかだしすごくうれしくなって気持ちがぐっとのってきました(笑)。
勝手にだしたDMにわざわざ返信くださった方々、とてもうれしかったです!・・・まただしますね(うざい?)

うっかりしていたのですが、小樽市民センターさんの直接アップされている記事があるんでした。
そちらもアクセスして御覧になってみてくださいますでしょうか♪
http://www.otarushiminkaikan.jp/center/whatsnew.asp?id=27

他の出演者の方々も、それぞれのブログで紹介する様子がみられて、ほんとにみんなでつくるコンサートなんだなって思いました。




2008年03月06日(木) リストをきいて。伝説。

リストの作品に”ダンテを読んで”というのがあります。
それにちなんで、日記のタイトルをつけてみました。
(だじゃれのつもりだったけど通じないと思ったので解説)

今日は「やはり朝」からランスルー。
朝から”うむをいわずにオール”の日なので、リスト”二つの伝説より、波の上をわたる・・・”もひいてもらいました。
私が自分で勝手に、Sさんにぴったりだと思っている”波の上”。
水平線のむこうまでつづくきらめく波が、見えた!!
感動しました。ランスルーとはいえひいてくれてありがとう。
うちのピアノが、ひいてる間だけ1級品にみえたよ(笑)。
マリンホールで聞くのがたのしみです。

朝本番のときほどには早く起きてないのもあって、身体がおききってないなか、12日のコンサート*にむけて最終仕上げもできて(とはいえまだリハをやるんですけど・・・)一段落。

*詳細はこちらをどうぞ↓。

http://www.enpitu.ne.jp/usr2/bin/day?id=29469&pg=20080228

私の演奏する方の、”伝説”の作曲家ジョルジュエネスコはルーマニア生まれのバイオリニストでもありました。
バイオリン作品を転用せずにあえて、フランカン(トランペット奏者)の為に捧げた曲。
バイオリンの作曲家だからバイオリンのようにと、ストレートにアナライズされる方もたまにいらっしゃいますが、バイオリンにもいろいろあるし。
トランペットに求めたものがあったはずと、私は考える☆

エネスコがトランペット奏者だったらどうあらわしたかっただろうか。
自分と同じバイオリン奏者ではない、フランカンに託した思いを想像し、自分なりに応えてみたいと思います。




2008年03月04日(火) なりゆきまかせにもほどが?

トリオ仲間のU氏と、仕事の打ち合わせをしたのですが、二人とも調子がくるってる日だったため(?)2時間遅れてはじまり、あがり時間は6時間ずれた・・なんてことだ(笑)。
Sさんがいないとここまで崩れる人たち。

その前の日のリハ(もう朝しか残ってないので朝からやってます)でも顔色が悪く、お互い『自分のせいで・・』などと言い出し正座をしてしょぼんとしてましたが、練習しはじめたら元気になった☆

しおれた二人に対して朝早くから火のついたような、爆発トークをはじめるSさん。
「いま、落ちたらやばいから、テンションを高くしとかないと〜!!」
と言ってました。
すみません。私たち、具合悪いなんて、とらぶる多くて気落ちしてまいってきただなんて・・・根性が、たりてませんでした(笑)。

来年度のプラン(ツアーと録音)について、芸術家、芸人、タレント性についてなど言いたい放題でしたが...豚レバーおいしかったし元気でました☆がんばらなくちゃ!



2008年03月03日(月) まとめて日記<中堅倶楽部の巻>

音のタイミングが似ている人との会話はときとして爆笑し、ときとして、想定外にぐっさりとつきささります(笑)。

最近もいろんな会話があったのですが、印象に残っているものを書いてみます。
音楽的なものから日常生活にいたるまで、てんでばらばらですけど。


◇『ていうか、練りあがってない音には、色気がないから』
「練り上げ軽いのしちゃうと、不誠実で、聞いてても自分がやっちゃっても、結局さみしいよね」
という私の言葉へのレスポンス。なるほど。

◇『好きなことしかやらないでいると、洗練されないから』
「好きなことしかやらないでいると、以外とがんばりがきかないから、変なことも一応がんばってみるといいよね。趣味だけってやばいよね」
という言葉へのレスポンス。なるほど。

◇『寒いときにやせると、病気になるからダイエットはしない』
と断言した人がいる。・・個人的には病気にはならないと思うよ(笑)。

◇『音楽は、裏切らない』
Y家先生の、「夢は逃げていかない」風に読んでね♪
音楽は、裏切らない。この言葉には続編があるのですが、R指定により公表できなくて残念。

◇『自分に純粋なだけ。それはただの、がさつなアピール。人を純粋な気持ちにさせるのがプロだ』
そ、それって・・・き、きびしい・・・けど、あたりまえでした、すいません。がさつでしたと思った。がんばります。

◇『主導にあわせるだけではなく、しかけていくのもアンサンブルの技術』
中堅倶楽部はいわゆる仕事の親方さんが多いので、これはけっこう複数から聞いている。いろんな意味で、みなさんの、ご心労をお察しします(笑)。お疲れ様です・・。できる人がやるしかないのだが、しょいこみすぎないようにしてね☆

ほんとは、三月号としてみんなの告知をだしたかったんだけど、多すぎて書けなかったので部長として<ことばを記録>してみました。

ばらばらだけど、それぞれにがんばろうね。



2008年03月02日(日) たつのこ太郎があらわれた?

おうちが昔漁業をやっていて、海の神様をまつっていたというおうちのともだちがいます。
そのともだちの、いとこ(コンサートピースご購入に感謝♪)の、おかあさま(解説長い)が、トランペットの方にって、さくらもちをつくってくださったのをいただきました。
ひなまつりに食べたいから、まだ食べてないけど、ありがとうございます!!

海の神様っていうのは『龍』なんだそうです。
女性の神様と、龍が一対になってひとつの神様みたいな感じらしい。
白い龍が一番位が高いのだそうです。
というのは、ひとつの信心の世界なんですが。

なんでそんな話しがいきなりかというと、そのお友達が、小さな子に突然
『体に龍が巻き付いてる〜!』って言われたんです。
締め付けてるんじゃなくてくるっとまかれているんだそうです!?えええ??
・・もちろん本人にはまったく見えていない。
あの、私も見えないですよ。

なんだそりゃと思ったら、友だちのほうもびっくりしていて、実は、そのおうちは昔漁業で、『神棚の近くに龍の掛け軸をかざっていた』『海の神様を信じてきたおうち』と、ひいおじいちゃんのおとうさんが言っていたとか?

大人になると、見えなくなるなるものが、子供の眼には見えるのかなあと不思議な気持ちになりました。
っていうか、その小さな子が『たつのこ太郎』なのかも。←飛躍しすぎか☆

動物の芸名をつけるなら、『ドラゴン古畑』にしようとその昔から考えているんです。
ネパールでは、虎よりもドラゴンの方が強いからです。
そして空をとび、海を超え、烈火を吐き出すごとくゴーーーーッと吹くわけですよ(笑)。かっこいい♪
・・・けど、今回私には、神様はまきついていなかったみたいですね・・・(なんか残念)。

龍が子供に変身してあらわれたのをみたのかも・・とか、いきなりぼやっとして、海のファンタジーに思いをはせる私でした。



2008年03月01日(土) アダージョ集

近日演奏予定曲のなかにはいっている”ケルビーニのアヴェ・マリア”を聞くついでに、同じアルバムのアルビノーニのアダージョ(7分くらい)もかけてみた。
オーボエなどでももちろん有名な、クラシック通じゃなくても、聞いたら『あーこれ?』ってわかる系のメロディーです。
どちらかというと、テンポはあらゆる作品群において他の奏者よりはゆったりめな方のアルバム。
しかしその方の音質、音楽性にはそれが一番適確なものだとも思います。
とあるアダージョ集です。

同じ人の子のはずだけど、同じだとおもって同じ吹き方、フレージングねらいですべて乗り越えようとすると、痛い目にあいます・・・あくまでも、現状の私の場合はですけど(経験ずみ笑)。
でも、聞くのは好きです。

同室されていたSさん....まずアルビノーニに感化されて『悲しくなってきた。』といい、しばらくたつと『やる気がなくなってきた。なんで全部ゆっくりなきょくばっかりなの』とか言い出して困った(笑)。・・だってアダージョ集なんだもん。

自分と間のとりかたが違う音楽、一番好きかと言えば一番ではないですが(笑)・・・同じ曲でも、違った呼吸の感覚をもつ演奏を、あえてサウナのようにねばって聞くのもいいものかと思います。
自分の勘とタイミングとずれてる感じののんびり感。
正直いらいらすることもあるけど、のんびり聞いてやろうじゃないかと変なとこで闘志を燃やす自分もいる☆

好きなものしか食べないと、体の調子わるくなるのと似てる。
すばらしい奏者に、自分の好きな勘どころをつぶされて堂々とやられるのは、時として気分は不愉快(爆笑)ですが、時として深い感謝も覚えます。

自分と違う、それが、その人のいいところなわけで・・。
うけいれたからって自分がいなくなるわけじゃないのです。


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