2003年10月23日(木) |
ユメノマエ*03年10月 |
頑なに心を閉ざしていた いま、 この3年間を振り返って つくづくそう思う
恋はかけひき netを介して告白した気持ちに 直接会って話したい と言ったあなた もし、あの時 会っていたならば 今とは違う現在があっただろう お互いを知ることからはじめよう と言った? 君はまだ若いから早まるな と言った?
何にせよ すぐに付き合うこともなければ すぐに否定されることもなかっただろう
どっちみち 同じ現在があったのかもしれない
片想いを思いきり楽しんでいた 究極の 独り遊び 自分を受け入れてくれるハズはない と思い込み その重圧から逃れるため あなたが振り向いたら幻滅する などと考え すごく不幸な自分を作っていた
それじゃあ実際 好きだと言われてどうだった?
嬉しいに決まってるよ
でも 信じられない 何かウラがあるんじゃないか どこが好きなの 何が目的なの 自分の自信のなさから ものすごく疑い深くなっている 厭な自分がいる
会いたい気持ちもどこかへ隠れた だって もう がむしゃらに頑張らなくても良いもの 「あなたが私を好き」 苦しさなど 欠片も無くなってしまった だって もう あなたと私は 同じ気持ちでいるんだもの
この3年間 ただひたすらにあなたを追い求め 自分の中心にあなたを据えることで 自分をコントロールしてきた あなたは私の中で 自由に動かせる 想像上のゲームの駒 それが突然 現実に動き回る 未知の物体になってしまった
ここからが 本当のゲーム
あなたの出方を窺いながら 自分自身を駒にして かけひきに明け暮れる
本当はこんなこと考えずに 自然に 自然に 流されていきたい ゆっくりがいい もう 頑張りたくない 楽になりたい 叫ばなくても 私の声が届くところに あなたは来てくれたのだから 目をつぶれば あなたの呼吸と心音が聞こえるのだから
冬だからといって 暖め合わなければいけないわけじゃない 心が熱ければ それでいい
なぜあの時 拒んでしまったのだろう この身を任せてしまうのは とても楽なこと
けれど それで すべてが終わってしまう
解き放たれることが 幸せだとは思わない
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