適当なところで距離を置かないと 近づきすぎるよ 触れれば 熱い 少し、ほんの少し冷まそうよ
雲のない空に雲を見る
見えないのではない
見ようとしていないのだ
雲はある
空にある
どこまで行ったら 本当の自分に会えるのか それとも 今の自分を受け入れるべきなのか
はしれ そしれ ぶつかれ 傷ついても立ちあがれ それが私だろ
隣りにいるのに隣りすぎて
視線が合うことなどはない
共有範囲も境界面も接点も
二人の間にはなかったのだ
2002年08月26日(月) |
ユメノマエ*02年8月 |
ありがとう 私を好きだと言ってくれた人 そんな人がいるなんて 「返事はいつでもいい」 迷いの多い私にとって この状況は辛いものがある
私の好きな人 7月に会ったときには 何の話もできなかった 9年のあいだは大きくて 会話の接点もできないほど それでも好きって言えるの? 「好きになって欲しい」の間違いなんじゃない?
私を好きだと言ってくれた人 私もあなたのことが好き けれどそれは トキメキではなくトモダチとしてだった 付き合うことにためらいがある ‘好き’になれるのか不安 ‘好き’になったところで 簡単に別れが来てしまうのではないのか だとしたら 始まりもない方がいい 臆病だと笑ってください 新しいことが怖いのです 2年前のあの日から ずっとずっと私の内にあり 私を支えてきた強い感情が崩れてしまうのだから まだ過去にしたくはない と思うのです
私はトモダチとして好きな人に 「好き」と言ってしまう 本当に好きな人には 冗談で「好き」と言えない そんなことに気付いたのは もう後に戻れない、新しいことが始まっていた時だった
私で楽しまないで 結果を期待しないで そっとしておいて・・・
「返事はいつでもいい」に甘えた自分がいる いずれ言葉にしなければならない まだ気持ちの整理ができていないからと 自分を正当化して逃げ道を確保している それともあの人には 何も言わずに この件を始めてしまった方がいいのだろうか 体はぬくもりを求めている 利用しようとしているの? 都合がいいと思ってるの? 踏み出せない自分が何に拘っているのか 本当は気付いている
ごめんなさい 私を好きだと言ってくれた人 あなたが私を好きだから 私はわがままでいる あなたが私を好きだから 私は誰を好きなのか分からない ぬくもりだけがあればいいの と言えないから 苦しい 苦しい 苦しい やさしくしてくれる人に気持ちが動くのは当然だ と言ってくれるなら 少しは楽になれるかも
片方で2年間返事を待ち 片方で新しいことが始まった 間にはさまれ まだ 動けずにいる私は 何をきっかけにするのか 今はわからない
私とのことが あなたの歴史としてこの先語られていくのが辛い きっと 私で最後ではないのだから 縛ろうとする そんな自分も どこかで見た誰かのようで 殺したい
午後11時 現実に戻る 答えを出すことを急いではいけない 来た道にしるしを残すこともできない ただ前を見て 現実を生きるだけ
溢れ出しそうで怖いから 今はまだ蓋をしたまま
乾ききったココに 溢れるほどの水をくれたあなたは おぼれる私を助けてくれるの?
その軍人はとても優しくて 暖かだった
‘触れたい’
その軍人は面白みのない石ころに目を向け 拾った
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