道標≪過去を見つめてあさっての方向へ≫


2005年04月30日(土) その名はモネ

犬の名前はミドリ改めモネになりました。
名前候補の一番最初の案に舞い戻ってしまった…。
モネ。
モネ。
いい名だ。苗字だけど。


2005年04月28日(木) 本能のままに

一番最初に勤務した支店のメンバーと一緒に食事に行く。

5人いる中で、一番最初に転勤したのが私で、
ついこの間メンバーうち二人も転勤、残った二人も
課が変わってしまってみんなバラバラになってしまった。
離れ離れになったとはいえ、こうして忙しい中
みんなで集まっておしゃべりすると
今でもみんなで同じ職場に働いている気になるから不思議だ。
もう一度このメンバーで仕事ができたらいいのに!

今の職場が嫌なわけじゃない。むしろ居心地の良さを
感じる時さえある。

あんなにつらくて毎日やめたくて逃げ出したかった
新入社員時代を支えてくれたのは
このメンバーなわけで、この人達がいなかったら
仕事やめてたことを考えるとちょっと怖い。
いや、仕事は今でも嫌いです。でも前ほどじゃない。
今なら、前よりももっとみんなの役にたてるのになあ。

お酒がなくても楽しいお食事。

Def Techイイ!
ipodに入れて毎日聴いています。「ブリジストンのCMの曲だよ」
と聴いてもさっぱりわからなかったけど、MY WAY
♪ノ〜ニノ〜ニノ〜ネ〜ヘ
聴いて「あ〜これこれ」と頷いた。


明日は犬が家に来ます。

犬の名前の候補を何個か考えていたら、ド田舎在住友人から電話。
いいタイミングだ。
こけもも
「犬の名前、メロスからスをとって メロちゃんなんてどうかしらん☆
 メロメロな感じが出ていて可愛いべ?」
ド田舎在住
「それは俺んちのおふくろが作るマズイ魚の煮物の総称だ」

瞬殺。
ド田舎
「お前のうちの犬だからもずくちゃんでいいと思うよじゃあね」

なんて無責任なネーミングセンス…。
メロ、結構気に入ってたんだけどな…orz

多分、モネとかになりそうです。もういいや。


2005年04月27日(水) 庭の桜

家に桜を植えていると、家人が浮気する
と言う話を聞いてから、桜が咲いている家を見ると
「ははあ、ここんちのお父さんはちょっと気が多いのねヤダー☆」
とまことに一方的な偏見を持ってしまう。んな訳ねーだろ。

桜が多情ってのはどっから来たのか。
どっかで聞いてような気もするんだが。

かくいう我が家にも桜咲いてるんですけどね…!!
あわわ。家庭崩壊の危機。


2005年04月26日(火) 秋浦の歌

突然深夜にキーワードが浮かんで、その言葉が
意味も無く頭が離れなくなった覚えのある人は
多いのではないだろうか。

今夜の私もその一人。



『私の白髪は三千丈!!』


なんでだ。
なんだこんなの思い出す私。


2005年04月25日(月) みんな今朝まで普通に生きてた

二日続けて夜桜を見に行く。

馬見ヶ崎川の桜並木は、ジャバに向かう橋を
左手に過ぎた辺りから花がまるで屋根のように
たわわに咲き誇っているのが美しい。

花びらがちらほらと舞っていた。

桜は来年も花を咲かせるために散る。散らねば咲かぬ。

お昼のニュースで、兵庫の脱線事故のことを知った。
被害者の無念さ、そして何より遺族の悲しみを察するに
想像しただけで手のひらに汗をかいた。

怖い。怖い。怖い。

私は運転席を見やる。スピードを落として運転していた彼が
桜を見上げて感嘆した。

「満開だねえ」

「そうだね」

隣にいるその人が突然いなくなるなんて誰が想像できるだろう。
一瞬そんな光景が頭をよぎる。
寒気がした。

いつか私も死ぬ。

恋人も親も友達も、いつかいつか、私の大事な人達も死ぬ時が来る。
でも、どうか、あんな理不尽な最期で無いように。
あんな悲しいお別れをしなくて済むように。

夜風が冷えてきて、私は車の窓を閉めた。


被害者の方のご冥福を心からお祈りします。
安らかに。


2005年04月24日(日) 前ならえ!

私は今朝からカメラ小僧よろしく、愛機EOS55とデジカメを片手に
七日町でじりじりと待ち伏せをしていた。


春季消防演習キター!!

放水キター!!

どこの田舎もそうなのだろうが、山形でも地元消防団の活動は盛ん。
こうして半年に一度、各地区の消防団が合同で市役所や霧城公園で
隊列組んだり放水したりして日ごろの練習の成果を見せるのです。

消防車やポンプ車に思いがけず大興奮。
放水にバシャバシャとシャッターを切る私。
まあ今日の本命は、真っ青な隊員服で行進している
某消防団所属の私の彼氏をこっそり盗撮することにあったんですけど。
隊員服姿にときめき。にやついてたらシャッターチャンス逃して
全然知らないおっさんを数枚カメラに収めていた。鬱だ。

久しぶりにEOS55を出したので、折角だからと
近所の桜を撮影していると叔父から電話。10歳のいとこと一緒に
クレヨンしんちゃんの映画を観賞する使命を受ける。

私の中でしんちゃん映画は『ヘンダーランドの大冒険』が最高傑作、
その他どれも粒ぞろいの秀作ばかりで大好きなシリーズだ。
ぶりぶりざえもんはもうしゃべらないのだろうか。
塩沢兼人氏のぶりぶりざえもんは本当にステキだった。
今回はイマイチしんちゃんがかっこ良す過ぎた感があったが
それでもとても楽しかった。

H子嬢と夜桜を観に馬見ヶ崎沿いを車で走らせる。
今宵は満月。何故か二人で『君といつまでも』を熱唱して帰る。


2005年04月23日(土) 春風、タイツ日和

小学校の入学式。

スカートにタイツという、当時の私には拷問とも思える
いでたちで、母に腕をぐいぐいとつかまれながら、
引っ越してきたばかりの山形の住宅地を駆け抜けた。

入学式に遅刻寸前。

気分は最低で。
タイツの感触が、まとわりつく春の風が気持ち悪くて


母と二人、この町を駆けた。


小学校にタイツ姿の子供が駆ける。
微笑ましくその姿を見送る。


2005年04月17日(日) 秘密の工場で

H子嬢とK子嬢と共に、寒河江にあるブティックの
バーゲンに連れ立って出かける。

こんな季節はずれにバーゲンセールと驚く無かれ。
某メーカーものの規格外商品が廉価も廉価で
年中大安売りしている店なのだが、シーズンに一度
倉庫を大解放したセールを会員だけにコソーリ開催しているのだ。

とにかくすごい。もう感涙もいいところだ。
あんなステキなスカートも!こんなカコイイトレンチコートも!
試着室は既に満杯なので、所狭しと人目も憚らずみんな着替え。
うーむ恐るべし。
スカート三枚でいちまんさんぜんえんのお買い上げ。
うひょー。一枚一万以上するのよそれぞれ。すご!!
バーゲンじゃないと何も買う気がせんわー!
もう今年はスカート買わねえぞグヒヒー!と絶叫して
会場を後にした

のはいいんだが。

買い物熱に浮かれて、大好きな南ジャスコベネトンで
デニムスカートとトップスを購入してしまう…。
スカート一枚一万円とトップス5千円。

誰だ、今年は節約するとか言ったヤツ!!

午前中の買い物で気が大きくなってしまったのか…!!
自分に嫌気が差したので、パイソン柄の趣味の悪い
(しかも激似合う)パンツを試着して反省する。


2005年04月16日(土) 黒い来訪者、一時帰国

一日中、トイレットペーパーとテイッシュ持って
部屋中駈けずり回るか、犬と寝ていたか、どちらかだった。

あわただしくミドリ(仮名)は帰っていった。
部屋に残されたのは、おしっこをすっかり吸い込んだ
タオルケットとじゅうたん。

29日までしばしお別れ。

それまでホント、名前なんとかしないと。


2005年04月15日(金) 黒い来訪者



家に、今犬が居ます。



犬は眠っています。


馬鹿な英語の例文のような出だしから始まる猥雑日記、
こけももさん犬ライフの記念すべき第一歩の巻です。

終業間際にO田さん(素敵わんこオーナー)からお電話。
子犬の引取りを間近に控えて、今が一番可愛い盛りであるだろうし
折角だから試しに一晩、金田家でお泊りさせてはどうかという
粋なはからいの提案だった。

ドキン!!

村上もとかのマンガばりに、心臓の音がけたたましく鳴り響いた。

あわわ。どうしようあわわ。
母と二人、震える足取りでO田さん宅へ急行し、私の予約わんこ、
ミドリ(仮名)と一泊分のごはんやおしっこシートなどを拝借し
家路をひた走りに駆け抜けた!!
今週の週末はBUSIN0でも買ってダンジョン探索ネ☆と
暗に考えていたオタな予定は吹き飛んで、我が家はお犬様ご宿泊体制に
総動員となった。う…馬ひけー!!

帰りの車の中で、ずっとミドリ(仮名)はひんひん泣き通しだった。
産まれた時から車に慣れているとはいえ、知らない人、知らない景色、
しかもあいにく外は夜、車のライトがあやしく光り、
幼いミドリ(仮名)の緊張はピークに!
抱いていた私の腕から抜け出そうとあがくあがく。
おかげで私の胸元はひっかき傷だらけ。これしゃ商売にも差障りが以下略。

が、家に入ってしまえば落ち着いたもので、ひとしきり家を探索して
排尿しまくった後はしゃっくりをしながらおかしげな格好で眠ってしまった。
急であったので、ケージも食事皿もあったものではない。
とりあえずは一日だけということで、ダンボールで簡易ケージを作ったが
面積が足らず、衣装ケースを引っ張り出して代用とした。
何かあってはいけないので、側小姓よろしく、私もリビングに
毛布を引っ張り込んで浅い眠りにつくことにした。

ふと、目が覚めた。

壁際のケージに目をやると、ミドリ(仮名)が頭だけひょっこりと出して、
じっとこちらを見つめているのがわかった。
ひんひんと、小さい声で鳴いて、薄明かりの中
必死に心細さをアピールしていた。

「ごめんねえ」

抱き上げると、ミドリ(仮名)はぴっとりと私に体を預けて
毛布と、フリースの上着の間にごそごそと入ってきた。
犬と眠る。

首筋に犬がいます。


2005年04月13日(水) つれないあなた

私には「あんたが誰と結婚しても友人代表スピーチは
絶対あたしがするからね
」と豪語してくれる
ありがたい友人がいる。

その彼女と、半年ばかり連絡がとれない。
電話もメールもなしのつぶて。 
人に心配されたりすることを極端に厭う彼女のこと、
気が向いたら連絡してくるだろうと構えていたが
今日、共通の友人から、私同様、彼女と連絡が全くとれないことを
心配した内容のメールが届いた。
ま、大丈夫だろうと返事したものの、彼女の不安が
伝染してしまったか、なんだか急に寂しくなってしまった。

彼女に他意があるわけではない、と思っている。

やはりここは気長に待つしかないだろう。
居心地の良い彼女と過ごす時間は確かに恋しくて仕方ないけれど、
けれど。待っているアピールすら彼女には不要だろう。

聞いて欲しいことがたくさんたくさんあるよ。


2005年04月12日(火) エロス宣言小沢真珠

夕刊フジより抜粋。

 女優、小沢真珠(28)が11日、都内で行われた“エロス”をテーマに描いた3部作映画「愛の神、エロス」(ウォン・カーウァイ監督ほか、16日公開)の試写会にゲスト出演。薄緑色の清楚なドレスで登場し「テレビなどで、これからもエロスについて、大胆な発言をしていきます」とエロス宣言した。
[ 2005年4月12日()13時0分 ]


『牡丹と薔薇』から小沢真珠に痺れっぱなしな訳だが
なんだこのニュース。さすが真珠。
エロス宣言て。たどたどしい句読点が悩ましい。

エロス宣言したて!フジ最高。


2005年04月11日(月) ありがとうハザード

道を譲ってもらった時、その感謝の意を込めて
ハザードランプを3、4回点滅させて合図を送ることを
私はこっそり『ありがとうハザード』と呼んでいる。
されると嬉しいのは勿論だが、するのも好きだ。
感謝心をむやみにアピールしたい。
「お前を好いとうよ(中途半端に京都弁)!!」位無茶に。
うおおハザードボタンハアハアという勢いで
人の車に乗ってても頼まれもしないのに押す。

今日は夕方から出かける用事があって、
会社の軽自動車に乗って道路に出た。

駐車場から道路に抜ける道はいつも混雑しているので
なかなか入れてもらえない、困るなァと思っていた矢先、
大きなトラックがピタリと道を譲ってくれるではないか。

吉田戦車も言っていたが、大きい車から親切にされるのは
嬉しさ倍増だ。気になる異性から
お前のこと…ずっと好きだった!
と言われる位いい意味でドキリとしてしまう。

左折するためにハンドルを大きく切っていた私は、
道路に入るのを見計らって、
暑苦しい感謝の気持ちをいつもの赤い点滅にのせて
相手のドライバーに送ろうとした。

のだが。

自分の車と違って、会社の車、ハザードはハンドル上部に
ひょっこり備え付けられており、何も考えないで
ハンドルの間に手を突っ込んでスイッチを押そうとした
まさにその瞬間!

思いっきり左手で切ったハンドルの間に右手が絡まって
自分の腕がありえない方向にひんまがるのが見えた。


ご ぎ ご ぎ っ ぎ


いでえええええええええええッッッッ!!!!!

自分で自分がわからない。
苦しいですサンタマリア。
あんなに痛かったのに無傷でしたサンタマリア。

もう少し頭がよくなる薬は売ってないですかサンタマリア。


2005年04月10日(日) にこやかに春は

布団干しが大好きです。
おかげでベッドはふっかふか。

家事をまともにこなした久しぶりの日曜日でした。
あ、タイヤ交換するの忘れた。

サイトに理不尽な攻撃を。
URLを入力すると、隕石落としたり拳銃で穴だらけにできたりする
おっかなーいサイト。ああ、うちのぶたが穴だらけに!


犬の名前が決まらない。


2005年04月09日(土) 裾を引っ張って



昨日の春風で庭のラティス大破。
会社に停めてた私のチョイノリも風で倒れて
ガソリン漏れ出す始末。あわわ。

新しい友達とお知り合いになった。
とてもかわいらしいステキな女の子です。
その彼女に、「好みの男性のタイプは?」と
質問をした所、

「一緒にでんぐり☆返しをしてくれる人

とのたまって、私と同行の彼氏 絶 句 。
…恥ずかしいことでも一緒にトライしてくれる人がいいんだとか。
人の好みは千差万別だが、この理想はお姉さんどうかと思うYO!
また、同時に、身長差のあるカップルに憧れがあるとも言う。
身長の低い彼女が、くいくいと彼の裾を引くのが良いと言う。
想像すると、それはそれでかわいくて良いなあ。
いや、私はしませんが何か。

ふと、友人のS野嬢が「恋人のことを『カレシ』と呼ぶのが
恥ずかしくて、『私の愛する人』というようにしてます」
という名言を思い出した。
よっぽどそっちの方が恥ずかしいと思うんだがどうか。

某所で初めて絵チャットに参加させていただいた。
ものすごく楽しい経験でした。機会があったらまたやりたいです。
うっはーん。


2005年04月08日(金) 家にひとり

思春期の子供でもあるまいに、私は自分の父親が嫌いだ。

私と父の間にある溝は深い。

嫌なところばかりよく似ている。
だからお互いどうしていいのかわからないのだ。
26年も親子をやってきているのに、
私は父との距離をつかめないままだ。

高校生の頃、私は父親を殺すことばかり考えていた。
物騒な話だが本当のことだ。
大嫌いだった。今は、あの頃ほど嫌いではないが、
嫌悪があることに変わりは無い。

ふと、ふとした折に、父との会話に穏やかなものを感じて、
私はつい期待してしまう。

私たちはもっとわかりあえるのではないかと。



焼きそばはすっかり冷めてしまって、
私は帰らない父をじっと待っている。


それでも、あなたを嫌いだと叫ぶ不肖の娘はそれでも、
あなたが死んだらきっと泣くのです。

だからもう少し省みて下さい。

ブロッコリのスープも冷めてしまいました。


2005年04月07日(木) 神が鳴る

夜半過ぎから突然どしゃぶり。車を走らせていたら
ごろごろぴっしゃんと遠くで稲妻が光った。
カミナリはいい(自分に害の無い範囲で!)。

家飼いの犬が見たくて、友人O嬢の自宅で飼っている
シェルティーのリュウくんを見に行く。
うむ、勉強になる。かわいいのう。


今日は職場でかなり疲れることがあって
非常に疲労感でいっぱいです…。
ただヒトと話すだけでこんなに労力いるなんて…!
空腹も手伝ってか、仕事が終わる頃には
ヒザがガクガク。夕食ではハシを握る指が震えた。
神経を削ると体力も一緒に消耗するなんてビックリだ。

泣き言を聞いてもらえる人がいる。とても嬉しいことだ。


2005年04月06日(水) 移り気でも即決

やっぱりF10にしよう。決めた、これ買おう。
NATURAの特性十分ありありです。
明日キタムラでチェックしてくべ。

今週一週間は私がおさんどん。
ニラと、残っていたキムチで豚ニラキムチ炒めを作る。

いつも私が主食代わりに食べている『野菜ごった煮鍋』、
白菜をベースに、その日スーパーでカス同然の値段で売られていた
値下げ商品の野菜を情け容赦無くコンソメで煮込むというものだが
これが意外に旨い。薄味の具に黒こしょうをかけて食べると
更にウマーだ。豆腐入れてもOK、コンソメ最強。
しかも価格も財布に優しい(何せクズ野菜)。

大きな鍋にいっぱい作ったが、ここで前からずっとやってみたかった
発砲スチロールで煮込み時間節約術を実践してみることに!

…な…鍋がでか過ぎてスチロールのフタが収まりきらない…orz

しょうがないので、サイズ的に落し蓋にしかならない別サイズを
あてがい、タオルで鍋をぐるぐる巻きに。
銭金スペシャルを見ながら、何度か鍋の様子を伺ったが
おお。ぬくもりが大分、いやかなり残っている。
明日の朝食べよう。くひひ。楽しみだ。

父も有田がお気に入りのようだ。
親子って怖い。


2005年04月05日(火) ファインダー越しの世界

初めて自分のカメラを手に入れたのは小学生の頃。

おもちゃのようなコンパクトカメラだった。
露出も何も調整なんて出来やしない、安っぽい
黒いプラスチックにレンズとシャッターが
かろうじてついている、そんなカメラ。

そのカメラを持って、私は近所の酒屋まで足を運んだ。
日よけ屋根の裏側に巣を構えた、つばめの親子を撮るためだ。

もうあの写真はないけれど、今でも鮮明に思い出せる。
黒い画面。ツバメの羽のライン。巣の霞んだ白。
真っ暗で何の写真かさっぱりわからない作品だった。

でも、不思議に満足していた。えらく興奮した。

自分でカメラを購入したのが大学生の時。
何度も何度もヨドバシカメラに通って選んだのは
高性能のコンパクトカメラ。
どこに行くにもカメラを持って、誰彼ともなくバシバシ撮った。

社会人になって、一眼レフを買った。
ビシャリ、という重厚なシャッター音に痺れた。
祖父の形見もカメラだった。
今使っているカメラバックも祖父のものだ。

今のデジカメには十分満足している。デジカメ最高。
でも、どのカメラにも愛着もあるので手放すことなんて
できない。故にカメラは増えていく一方…。

でも。

でも。

ナチュラというカメラが欲しいんですサンタマリア…!!
HOLGAもLOMOも我慢した私。
でも、でも、このカメラ欲しい〜〜〜〜〜〜〜!!うおー!!
結婚式とかにも最適なのでは?予定ないけど。
やばいなー。買いそうだ。


2005年04月03日(日) 海を渡る母(54)



江頭のコスプレで悦に浸る甥よ。

今日、母と姉と甥が東京に発ちました。
明日の飛行機でアメリカに行くのです。
何故アメリカ。何故サンノゼ。
成田で兄と合流するそうで、金田(仮名)一族で
お留守番組は私と父になります。生命保険もバッチリです。

10日前後なので何の心配もしていない…というと大嘘になります。
アメリカの滞在先は先日紹介したマークさんのお宅。
英語が微塵も話せない母、間の抜けた兄、
唯一頼りになる姉は手のかかる甥を連れてダンナの住む
アパートメントに同居=危険な母・兄コンビ放置。

マークさん、ホントごめんなさい…。
母の珍妙英語、出国前から既に炸裂して家族は正直心配するより
あきれています。滞在期間
セブン☆イヤー!”なんて誰から聞いた!
セブン・イヤーズ・イン・チベットか。ブラピなのか母。


娘は心配です。


金田こけもも |MAILHomePage