ぽあろの新婚＊＊＊＊日目。
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お昼間だけの仕事を終えて。
妻に迎えに来てもらって、ミニデート。
でも今日は早く家に帰らなくっちゃ。
テーブルにはおにぎりと、
鶏のから揚げ、さばの竜田揚げ、
サンドイッチもずらっとならんで。
パクパク食べながらの、
ワールドカップ決勝戦。
三人とも同じ国を応援してるから、
歓声も悲鳴も同時。
満足満足な、観戦になったね。
予想が外れて、貯金箱が潤う、
そんな新婚６５８日目。
いいことさがしが続いてる。
なんだかんだ言って、
僕らはアウトドアな人たちじゃないし。
去年と同じように、
お盆休みは東京でも行きますか。
そこへ母の希望、
はとバス乗りたいんだって。
これに妻が同調、
すでに多数決だね。
候補でました、
中華街＆横浜の夜景＆銀座の宿泊。
翌日に築地に足のばせていいね。
楽しみがまた増えてうれしいな、
そんな新婚６５７日目。
週末は近いけど、うきうきしないのは、
僕が休みじゃないから。
それでも僕も妻も母も、
なにかいいことさがしてる。
テレビでやってた、小旅行。
サファリいきたい、と妻。
グラススキーしたい、と妻。
キャンプしたい、と妻。
さがし上手、決定。
そんな新婚６５６日目。
最近二人で始めた、栄養食品。
二人とも、しっかり元気にならなくちゃ。
夕食の後に、ひとり三粒。
妻がビンから出して、用意してくれる。
僕は、妻が用意してくれるのを見てて、
妻が飲むのも見てて、
僕の三粒が残ってるのも見てるのに、
残りのお茶をいつも飲み干しちゃう。
恐縮そうに「おかわり」を、
そんな新婚６５５日目。
日曜日以来、
僕と妻との会話の中に、
兄さんと姉さんのことがよく出る。
そういえば、とパピコをかじりながら。
姉さんが聞いてたよ、
どうしてそんなにもパピコなん、って。
妻は笑いながら、
私もそう思ってたけど、慣れちゃった。
そうだよなあ、
僕もそうなんだよなあ。
これが、家庭の味なのかあ、
いやそれはいくらなんでも。
元凶はこの人、パピコ教の教祖、母。
パピコのすばらしさを力説、
「もしこれが売られなくなったらグリコに抗議する」
と締めくくられました。
姉さん、答えが出ました。
パピコがあれば我が家は幸せなんです。
ひとしきり笑って、おやすみなさい、
そんな新婚６５４日目。
お休みの妻からメール。
晩御飯の材料についての質問で、
内容はというと。
あんまりなんでかけません。
上出来の晩御飯をたべながら、
メールに気づいた自分を誉める、
そんな新婚６５３日目。
作業仕事を持ち帰って、
母と妻が洗い物してる間に、
せっせと作業開始。
洗い物が終わって、
母が作業に合流。
そこへ妻もやってきて言う。
裸電球の下で内職にいそしむ家庭に、
差し入れをしてあげたいな。
いきなり何を言い出すんだこの子は。
差し入れはやっぱパピコだね、
そんな新婚６５２日目。
２年ぶりくらいの、仲間との再会。
姉さんも兄さんも、元気そう。
元気じゃないこともあるんだろうけど、
まずは再会を喜んで。
今日の再会は、姉さんが呼んでくれた。
むかし僕が発したＳＯＳのようなものだったけど、
駅で僕を探す姉さんの顔にはそれはもうなくて、
うきうきと、そわそわと、きょろきょろと、
「あーおくれてもうた」が混じってた。
僕は顔がほころんだ、
けど目には涙が少し浮かんだ。
喫茶店で、姉さんと兄さんに
妻との写真を見せる。
照れでまた顔がほころぶ。
そんなに誉めても、なんもでないよ。
あれこれ話して、時間が過ぎて。
東京駅でお別れ。
近いうちの再開を約束、
今度は妻と４人でね。
バスに乗り、窓を見ながら思う。
僕が恋にさまよいかけてたときに、
姉さんが僕の背中を押してくれて、
今の妻と生きていく心を決めた。
僕が一番元気でなかったころに、
二人が遠くで見守ってくれて、
今の妻が支えてくれた。
今の僕はとっても元気、
そりゃあ元気でない時だってあるけど、
僕はひとりじゃない。
仲間がいる、家族がいる。
そして、妻がいる。
なんだか心があったかくて、
珍しくバスの中で居眠り。
握り締めた携帯には、
姉さんにもらった、
妻とおそろいのストラップ。
兄さん、姉さん、ありがとう。
そんな新婚６５１日目。
明日は仲間に会いに行く。
妻と二人でお出かけ準備。
結婚式のアルバムと、
妻からのプレゼントと。
ビーズアクセサリー、がんばってくれたね。
早くも次回作挑戦中らしい。
しかもその作品、
早くも行き詰ってるらしい。
見よう見まねで手伝ってみる。
細かい作業は苦手だけれど、
なんとなく期待の視線を感じつつ。
あ、ごめん、今話しかけないで、
そんな新婚６５０日目。
日曜日に会う仲間から、
妻あてにメールが。
あれこれ書いてるあとに、
僕がまだ変なアロハ着てるか、だって。
どうでもいいこと覚えてるなあ。
帰って妻に見せる。
妙にメールを喜ぶ妻。
僕にシャツ買ってくれたんだって。
みれば、アロハだし。
でも楽しいから日曜日はこれ着ていこう。
その後、衣装合わせに一時間。
そんな新婚６４９日目。
なんだか眠いけど、
なんだか起きてよっか。
寝室で二人、読書タイム。
妻がお風呂いってる間に、
妻の本をこっそり読んでみたり。
灯りを消して、感想を語り合う、
そんな新婚６４８日目。
妻は急遽、ともいえるお休み。
急な休みだとかえって楽しくなさそうで。
僕は急遽、ともいえる早上がり。
めったにないから舞い上がっちゃって。
帰ると妻は、食材と格闘中。
がんばれがんばれ。
ソファーにごろんとなって、
いつもは見れないテレビ番組と、
台所の妻とをかわりばんこに眺める。
うん、いい気分だ、
そんな新婚６４７日目。
僕の昔からの大切な仲間、
久しぶりに連絡が取れて、
久々に顔を見せに行くことに。
できたら妻も連れてくよ、と約束。
僕としてはぜひぜひ会って欲しいのです。
でも急だったので、
妻のスケジュールとあわなくて。
前から妻も会いたがってたから、
ものすごく残念そうで、かえって申し訳なくて。
ご対面は、次の機会にね。
今回は、代理に写真を持ってくね。
じゃあこいつを代理に、と
ぬいぐるみの「つぶら」を差し出して妻が笑う。
この芸はちゃんと披露してね、と支持付きで。
しばし二人で「つぶらいじり」、
そんな新婚６４６日目。
昨日薬局で見つけた、
「にゃんにゃんにゃんこ」のお菓子。
おまけがとっても可愛くて、
でもふたりのお目当ては売り切れてて。
きっと妻は今日買うのであろうな、と
いちおうコンビにまできたけど買い控える僕。
予想通りで、妙に楽しい、
そんな新婚６４５日目。
ゆっくりめにおきて、
お気に入りの服に着替えて、
ミスチル鳴らしながら、
ふたりで遠くへお買い物。
ホワホワのクッション見つけて、
１００円のネクタイ買って、
レストランでパフェを食べて、
食料品は、スイカも忘れずに。
帰りはちょっと違う道、
ドライブっぽくていいよね。
最近調子のでない妻だけど、
なんだか元気になったかな。
僕の久々の料理も大成功、
スイカも大当たりでゴキゲン。
妻はすっかり元気モードで、
夜の散歩にさそってくれて。
散歩先が薬局なあたりが、
風邪ひき一家っぽくてなんだかね、
そんな新婚６４４日目。
明日は二人そろってお休み、
どこいこっか、なにしよっか、
ってなるんだけれど。
ちょっと僕の調子が悪くて、
妻の希望の映画はパスかな。
とりあえずのんびりしようね。
とかいいながら、
思いっきり二人で夜更かし、
そんな新婚６４３日目。
今夜は妻が夜勤でいない。
２時頃に電話が来るはずだから、
あれこれしながら２時を待つ。
ヘッドフォンつけて、音楽聴いて。
だんだんボリューム上げる、僕の癖。
でもこれじゃ携帯に気づけないよ。
うんうんいいながら、
音楽を耳で鳴らしながら、
視線はずっと、待ち受け画面。
トイレに行きたくなったけど、
行ってる間に携帯来るかも。
我慢をしてはみたけれど、
いつまでも待てるわけじゃない。
携帯もって、トイレに急ぐ。
用足し中に、携帯がなる。
もってきてよかった、と思ったけれど、
ここで出るわけにもいかないや。
結局妻を待たせちゃったけど、
妙に元気な声でお話できたよ、
そんな新婚６４２日目。
夜、ふと結婚式の写真を見る。
妻が、
時々不思議になる、という。
気がついたら、一緒になっていた。
恋愛と結婚の境目はどこだったんだろう。
それは僕の不思議でもあるなあ。
でも、一緒になってよかったね。
チャペルの出口、花のシャワーを浴びて、
君が写真に残したはじける笑顔。
５月の伊豆、強い風に吹かれても、
君がデジカメに向けたとびきりの笑顔。
おんなじくらい幸せそうに、
おんなじアルバムに収まっている。
でもでも、僕が一番すきなのは、
ニコニコしてアルバムを眺める君なんだよなあ。
ってことをなんだか言えずに僕もニコニコ、
そんな新婚６４１日目。
妻に迎えに来てもらう。
いつもよりほんの少し早く終わったから、
一緒にコンビニに寄ろうね。
本屋さんがまだ開いていた。
せっかくだからここにも寄ろう。
閉店間際の本屋さんで、
ちょっとしたデート気分。
うれしいから久々に「サライ」買ってみたり。
妻の車は家に向かってひた走る。
あれ、コンビニは。
いま、笑ってごまかしましたよ、この人。
スイカを食べながら、
三人で「サライ」の高級通販にため息、
あたらないドリームジャンボにもため息。
ため息も、そろってつくとなんか楽しい、
そんな新婚６４０日目。
夕食を食べながら、おしゃべり。
去年のいまごろは、
挙式が終わって、記念のディナーだったね。
もうあれから一年かあ。
なんてなつかしんでみたり。
でも、この時間にはもうねてたかな。
あの日はとにかく忙しい一日だったもんね。
時計をみながら、妻にそう話す。
うんうん、と妻。
いやまてよ、
こことグアムにはじさがあるんだよな。
ってことは、えっとえっと。
ややこしいから黙っていよう。
今日もパピコがおいしいからいいや、
そんな新婚６３９日目。
妻も母もお休みで、
ねぼすけの僕を置いて朝からお出かけ。
おいしいおいしいミニトマトを買いに。
しばらくして妻から電話、
新しくできたお店でブランチのお誘い。
急いで支度して、
階段駆け下りると、
妻の車がついていて。
ミニトマト食べながら迎えに来てくれたんだね。
とれたての甘さがうれしくて、
新しいお店のパンがおいしくて。
これで仕事が休みならなあ。
なんていっちゃあぜいたくだね、
そんな新婚６３８日目。
夜勤明けの妻は一眠り、
半日出勤の僕は一仕事。
母にごめんなさいのお弁当を買ってきて、
妻はおめかし、僕もお着替え。
二人でお食事デート。
飲むぞー、と宣言してた妻は、
意外とお酒が進まない。
食うぞー、と宣言してた僕は、
予定通りにパクパクパク。
雰囲気のいいお店で、
ありがとう、と
よろしくね、が飛び交って。
あさっては、挙式一周年。
前祝で盛り上がって、
家に帰ってサッカーで盛り上がる、
平和でうれしい、平凡がうれしい、
そんな新婚６３７日目。
夜勤の妻から電話。
お疲れ様、とか話してるうちに、
急に眠気がやってきた。
もう寝たほうがいいよ、と妻。
でも妻の仮眠の時間まで、
がんばっていたいもんなんですよ。
こんなこともあろうかと、
用意していたコーラを飲んで。
昨日のＣＤの続きを、
ヘッドフォンでドカンドカンと聴いて。
妻から二度目の電話。
さっきより元気だよ、僕は。
明日は飲みにいこうね。
で、電話を切った後、
眠気が飛んじゃってどうしよう、
そんな新婚６３６日目。
寝室でがんばっている、
小さなＣＤラジカセ。
結構古いせいか、
ＣＤ入れても回らなかったりするけど、
二人でのんびりしたいときに活躍してくれる。
今日買ってきたのはドラクエのＣＤ、
オーケストラがやるとやっぱ違うねえ。
とかいいながらも、
半分眠ってるようなもんだからなあ。
妻もなんだかぼんやりしてて。
それもまた、なんだかいいけどね。
続きは明日聴こうかな、
そんな新婚６３５日目。
家族がお気に入りのケーキ屋さんが、
新しく出したお店。
初物に弱い母が行ってきて、
お土産にパフェを買ってきた。
晩御飯は軽めに食べなきゃ、
といいつつしっかり食べちゃって。
パフェはとってもおいしくて、
妻と並んでニコニコ、ぱくぱく。
おやすみのあいさつのあと、
二人してしばらく動けなかったり、
そんな新婚６３４日目。
食後のひととき、
いつものパピコ。
でもちょっと違うぞ、
パピコを持つ僕と妻の腕に、
お灸の煙がもくもくもく。
くーっ、とか、
かーっ、とかいいながら、
でもなんだかいいんだな。
二人でゲームを一緒にする。
最初は妻が操作して、
途中で僕にバトンタッチ。
少したって、チラッと横を見ると、
すうすう眠ってら。
起こすのももったいないなあ、
そんな新婚６３３日目。
なんだかお腹の調子がよくなくて、
妻が用意した朝ごはんも食べられなくて。
風邪っぽいよなあ、
なんかたべなくちゃなあ。
お休みの妻がひねってくれた、
僕に優しい晩ごはん、
じゃこ入りのご飯に、
梅干が合っていいねいいね。
調子に乗ってもう少し甘えちゃおうかな、
そんな新婚６３２日目。
妻が元気に帰ってきた。
朝ごはんはトーストと、
スイートポテト風味のバームクーヘン。
しばらくして僕がお出かけ。
天気もいいからきっと今日も、
シャボン玉攻撃なんだろうな。
そうそう、昨日は僕がお返ししたんだよね。
振り向くと、
妻がベランダでぷかぷかぷか。
シャボン玉は風に乗って、
僕のほうへやってくる。
すたすた歩く僕の真横を、
シャボン玉がすーっと飛んでいく。
なんだかとっても、いい気分。
次の記念日も近いねえ、
そんな新婚６３１日目。
僕は休み、妻は夜勤。
昼間はお出かけする気になれなくて、
夕方のお出かけは車のキーを忘れて。
用事ついでに夜にもお出かけ、
バッティングセンターは混んでて、
ゲームセンターでひと遊び。
妻の大好きなスイカを持った、
ティがーのぬいぐるみをゲット。
お、今日は調子いいぞ、
８００円で５個もとれちゃった。
疲れた声で電話の妻に報告、
あっという間に元気になってくれたね。
窓を少し開けて、
涼しい風に吹かれながらおしゃべり、
そんな新婚６３０日目。
今日は月の最初の日、
我が家ではとっても注意の日。
お出かけ資金の貯金の日、
ひとり千円、
一日遅れたら百円の利子。
妻は夕食の後、
ちょっと頭が痛いんだって。
ベッドに入って一休み。
その間に僕と母は、
二人でパピコを食べて、
二人で千円ずつ貯金箱に入れて。
妻を起こしに行く。
一眠りで頭痛は飛んでったかな。
調子はどう？パピコ食べる？
とここはやさしい、だんなさまです。
そうそう、日付変わったからね。
千百円、よろしくね。
とここはがめつい、あきんどでんがな。
痛恨の表情の妻もまたよし、
そんな新婚６２９日目。
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