ぽあろの新婚****日目。
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昼から出勤の妻が、お昼ご飯にチャーハン作り。 僕はソファに転がって、ぼんやりぼんやり。
今日のポイントは、 この前日立で買ってきたちりめんじゃこ。 そして、終始強火を貫くこと。
戦闘開始、黙々と中華鍋に対峙する妻。
気が付くと、僕が鍋を握っていたりする。 鍋ふりは任せなさい。
ついでに後片付けも任されてみたり、 そんな新婚385日目。
週末だから、明日は休みだから、 気分がいいはずの土曜日だけれど。 明日は妻は夜勤でいないし、 大好きなジョビジョバの番組終わっちゃうし。
二人で久々の夜更かし。 高校時代の僕の演奏会のビデオを見たり。 カワイイ、を連発する妻。 そう、このころはかわいかったんだよ、と言い張る僕。
演奏のうまいへたはおいといてね、 そんな新婚384日目。
仕事終わってカエルコール。 いつもは疲れて休んでいる妻が電話に。 何か買って帰ろうか、と聞くと、 電話の向こうでなにやら相談モード。
しばらくしてからの返事は、 何も買ってこなくていいよ、だったけど、 その言いっぷりは、何か欲しがっているな。
久々のハーゲンダッツのアイス。 おふくろの大好物のパピコ。 玄関でおもむろにコンビニ袋を渡す。
台所から聞こえる歓声。 ささやかな幸せですねえ、 そんな新婚383日目。
今日は妻がお休みだから、夕食当番。 期待と不安を混じらせながらのカエルコール。
晩御飯なに?と恐る恐る聞くと、 僕が開拓した、おいしい餃子やさんの餃子を使った、 餃子鍋だって。
いつもより、車を飛ばして家路を急ぐ、 そんな新婚382日目。
もうすぐ母校の学園祭。 ここ2年は、妻同伴で顔を出していた。 落語研究会のOBになってから、 もう結構な年が経っている。
今年は落語するのかな、と妻。 いやあ、今年も無理でしょう、と僕は人ごとのように。 でも、ハリセンで殴られる僕を見るのが、 案外妻は楽しみにしてたりして。
今年は妻もステージに引っ張り出しちゃおうかな、 なんてたくらんでみたりする、 そんな新婚381日目。
髪の毛を切ったせいか、ちょっと風邪っぽい。 妻が出かける時間に合わせて目がさめるけど、 なんだか起き上がれないような感じ。
仕事場では、生徒たちに「髪きったの?」って聞かれて。 「ううん、気がついたら髪の毛がちぢんでた」なんて。 あきれる生徒たちに、 床屋に奥さんと二人で行ったんだよ、というと、 まーたのろけがはじまったー、だってさ。
開き直ってのろけまくってしまった、 そんな新婚380日目。
妻の仕事が午前中だけで、 僕は今日もお休みだったから、 今日は二人で、床屋さん。
結婚前から通っていた床屋さんに、 いつのまにか美容室が引っ付いて、 いつ頃からか妻も通い始めてた。
でもいっしょに行くのは初めてなんだよね。
予約してたから、二人ともすぐに通されて。 別々の場所で、カットがスタート。 昨日の疲れもあって、半分眠りながらチョキチョキ。
念入りに顔そりしてもらって、 終わってみたら、妻が待っていた。 二日続けて待たせちゃったから、 散髪代は僕が持つね。
つるつるになった僕のあごを、 オモシロそうになでる妻。 こういうのもありかな、と思っていたら、 家に帰って、おふくろにまでなでさせる妻。 おいおい、それはやりすぎだよ、 と言わずにニコニコ、 そんな新婚379日目。
僕も妻も休み、 申し訳ないけど、おふくろは仕事。
3日くらい前から、海が見たくなって。 前からいいね、と言っていた、 北茨城の海の見える宿。 下見を兼ねて、ドライブへ。
きれいに晴れて、寒くもなくて。 坂道を結構登って、サービスエリア。 山の眺めもなかなか良くて、 遠くに見える海をそっちのけで記念撮影。
大洗や阿字ヶ浦の海とは趣の違う、 五浦の勇壮な海に見とれて。 下調べよりもずっとずっと素敵な宿にびっくりして。 玄関に二人たたずんで、 がんばってお金ためて、みんなで泊まりに来ようね、 なんて話している横を、 老夫婦がニコニコと通り過ぎたり。
最近できたらしい、温泉施設。 二人できたから、お風呂には一人ぼっち。 みんなで来たらにぎやかだろうな、とか思いながら。 一人でじぃっと、露天風呂。 空にとんびが輪をかいて。
いったん上がって、着替えようとしたけれど、 なんとなく妻がまだ入ってそうな気がして、 もう一回露天風呂へ。
やっとあがって、休憩室に行くと、 妻がなんだか所在なげに座ってた。 待たせてごめんね、と僕。 お腹すいたよ、と妻。
車の助手席で、妻はスースー寝息を立てて。 なんとなくこういうのもいいかな、 そんな新婚378日目。
結局、「すばらしい」天気の花火大会。 会場から遠く離れた仕事場で、 かすかに聞こえる、どん、どん、どん。
合間に妻に電話。 どう?と聞くと、 とっても弾んだ声で、いいよー、だって。
そんな妻からトラブル発生の報告。 暗闇の中、結婚指輪を落としたらしい。 4.5号まで小さくしても、抜けちゃうんだね。 携帯の画面を明かり代わりに、探したらしい。 お義母さんは「けんさんに申し訳ない」と、 懐中電灯を家まで取りに行ってくれたんだって。 持って戻ってきてから、電池入ってないことに気づいたとか。
電話の向こう、妻の弾む声。 指輪は何とか見つかったらしく、 家に戻ると、ちゃんと妻の指に。
みんなのどたばた話が面白くて、 花火行けなかった悔しさも忘れちゃったよ、 そんな新婚377日目。
結局明日は晴れっぽい。 花火大会には行けそうもない。 妻と母は行くのかな。
それも結構残念だけれど、 もっと残念なのが今日。 妻は夜勤で家にいない。
残念だからもう少し夜更かし、 あれれ、昨日とおんなじだ、 そんな新婚376日目。
暑かったり寒かったり。 空模様もなんだか怪しくて、 土曜日までこの天気が続いてくれればいいのに、 なんて思いながら仕事。
風呂上りにすごしやすいのはありがたい、と思いながら、 妻とぼんやり二人の時間。 雨は明日中に上がっちゃうかも、 そしたら土曜の花火はいけないかも。
悔しいからもう少し夜更かし、 そんな新婚375日目。
もうすぐ花火大会。 妻の実家近くに、絶好の穴場があるらしい。 いっしょに見にいけるといいね、っていうんだけど。
花火は土曜日、僕は仕事。 雨で一日延びてくれればいいんだけど。
仕事から帰っても、とりあえず週末の天気の話題になる、 そんな新婚374日目。
昨日に続いて、眠れない夜。 明日は休みだから大丈夫、と妻も付き合ってくれて。
気分が落ち着いて、少し考えた。 結局、僕が強がってただけなのかな、って。 8歳年上、ただそんな数字だけで お兄さんぶっていた、頼られようとしていた、 そんなに強くないのにね。
1年が過ぎて、二人並んで。 もっともっと自然体でいきたいな、 そんな新婚373日目。
ふとしたことで、気分がゆれてしまったり。 わけもないのに、気分がふさいでしまったり。
そんなたんびに、妻が支えてくれて。 そんなたんびに、僕が支えてあげて。
妙に眠れない、そんな僕に気づいた妻が、 起きだして僕を心配してくれる。 嬉しくて、でも申し訳なくかんじて。 明日も妻は朝早くから仕事なのに。
そんな心配要らないよ、と妻が笑う。 あれれ、いつのまにかお姉さんだなあ、 と思ってるうちになんだか安心しちゃった、 そんな新婚372日目。
妻は午前中だけ仕事。 昨日のみ過ぎたのかな、ちょっと寝坊して。 慌てて駆け出していく妻を送り出したかったけど、 僕も昨日のみ過ぎたかな。
母がラーメンおごるから連れてって、と言い出すので、 帰ってきた妻と三人でラーメン屋さん。 おいしいおいしいの連発から、 お腹いっぱいお腹いっぱいの連発に変わり。
晩御飯担当としては先行き不安、 そんな新婚371日目。
妻が夜勤から帰ってくる時間に合わせて、 僕がお昼ご飯の準備。 といってもレパートリーは少ないから、 いつもとちょっと具の違うだけのチャーハン。
くたびれて帰ってきた妻が、 僕のチャーハンで元気な顔を見せてくれた。 元気ついでに、とばかりに 三人で買い物へ。 明日の夜は、僕のスペシャル、パエリア。 材料を買い込んで、家で一休み。
夜は「敬老の日だから」とか何とかいって、 近所の炉辺焼きやさん。 妻がいつになくご機嫌、いい酔いっぷり。
おふくろには悪いけど、今度二人で飲みにいこうね、 そんな新婚370日目。
今日は妻は夜勤。 だから出勤も遅め。
のんびりした秋風の吹くお昼前。 用事ついでに二人で散歩。 なんだか嬉しい仕事前。
仕事前が嬉しかった代わりに、 仕事後はちょっぴりどころじゃなく寂しいぞ、 そんな新婚369日目。
食卓を囲んで、テロのニュースに見入る三人。 我が家ではもっぱら、僕がニュースの解説委員。
一般庶民の率直過ぎる意見をぶつける母、 世の中そんなに単純じゃないんだ、と僕。 どちらの意見もふんふん、とうなづく妻。
いつのまにか、話が週末の予定に変わり。 いつのまにか、妻の発言が増えてたり。
二人で、ゲーム三昧といきますか、 そんな新婚368日目。
果物大好きな、僕ら家族。 遅い晩御飯が終わって、ニュースを見ながら、 豊水梨を食べる。
竹下通りの雑貨屋で見つけた、かわいいフォークで。
おいしいー、を連発する僕。 そのたびに笑う妻。
一緒に過ごせる時間は短いけれど、 その短い時間を何気なく過ごせていいね、 そんな新婚367日目。
もうお祝いは済ませたから、 誕生日も結婚記念日も過ぎちゃったかんじの一日。
それでも生徒からプレゼントもらったり、 またおじさんになったね、なんてからかわれたり、 家に帰れば車屋からワインなんかが届いてたり。
差し入れにいただいたケーキを家族で分けて。 通販のカタログを家族でじっくり検討して。
なにげなく、さりげなく、 この一年もよろしくね、 そんな新婚366日目。
僕が仕事に行っている間、 妻と母とにこんな会話。
昨日のプレゼントのネクタイとベルト、 早速つけていってくれたみたいだよ。
そう、じゃあ帰ってくるのが楽しみだね。
楽しみにされてるとは知らないで、 僕は家に帰って、 二人にネクタイとベルトを見せびらかす。
みんなで笑って一年が過ぎていきます、 そんな新婚365日目。
2日早い、僕のお誕生日会。 昼間、妻とぶらりと買い物へ。
結婚記念日に、二人のための何かを買おう、と 家族みんながお気に入りの雑貨屋さん。 とってもおしゃれな秋物のパジャマ。
パジャマでもいいかな、と僕。 毎日着られるからいいよ、と妻。
バースデープレゼントは、 妻からはネクタイ、母からはベルト。 ご飯を食べて、カラオケいって、 ケーキを食べて、お風呂入って。
新しいパジャマに袖を通す。 我ながら似合っているけど、 妻にはかなわないなあ、とニコニコしながら思う、 そんな新婚364日目。
一週間の仕事が終わって、 颯爽と、とはいかないけれど家に直行。
ドアを開けて、元気にただいま。 僕らの部屋からは返事がなくて、 台所から母のおかえり、が聞こえてきた。
やっぱり具合悪いのかな。 でも明かりはついてるから起きてるな。 なんて思いながら部屋のドア。
ベッドの上に寝転がって、 ゲームとにらめっこの妻の姿。
今夜はドラクエ攻略法講座だね、 そんな新婚363日目。
もうすぐ一年、なんてこととは無関係に、 二人して忙しく毎日をすごしている。
それがなんだか嬉しいような気がしたりして。
新居に入ったとき、寝室のカーテンは、 前の部屋で僕が使ってたやつをそのまま持ってきた。 いいのが見つかるまでね、って話だったけど、 今も僕らの部屋に掛かっている。
二人のとくべつがいろいろ重なって。
あさってはパーティ、何が起こるかわくわくわく、 そんな新婚362日目。
妻は具合が悪いとはいえ、仕事。 僕も調子が悪いけど、仕事。
仕事の合間、何度も妻のことが気になるけれど、 仕事の忙しさで紛らせながら。
仕事が終わって、いそいそと家に。 元気、とまではいかないけれど、 それなりに大丈夫そうな顔を見てお互いに安心。
肩のマッサージをしてあげる。 寝室に、妙なうめき声と笑い声が響いたりする、 そんな新婚361日目。
妻の具合が悪い。 ちょっとした病気にかかったらしく、 テーブルには薬局の袋。
早めに寝ようね、っていったけど、 なかなか寝付けないみたい。 遅めの夏風邪の僕も寝付けなくて、 あれやこれやを語り合う。
付き合いだしたころのこと、 二人の間にいつもいる犬のぬいぐるみのこと、 妻がむかし好きだった人のこと。
ようやく眠りについた妻。 あれ、僕だけなんか眠れないや、 そんな新婚360日目。
なんだか重くなった体を、 よいしょよいしょと引き上げて。
3階の我が家の玄関で、 カエルコールを鳴らしながら家に入る。 早いねー、と妻が笑う。
妻が作ったハンバーグライス。 すっかり自分のレパートリーになったね。 母と三人でおいしいおいしいの連発。
テレビでは絶品ハンバーグ。 あっちのほうがおいしそう、なんてことはないよ、 そんな新婚359日目。
夜勤明けの妻が帰ってきた。 さっそく、昨日祭りで買ったあれこれを説明。
ね、これ、かわいいでしょ。 ほら、これ、おもしろいでしょ。
なんだかはしゃいでる僕がいて、 にこにこしている妻がいて。
ウサギのブローチもニコニコ、 そんな新婚358日目。
母と祭りへ。 去年三人で出かけたときに出会った、 木彫りマスコット売りのおじさん。 去年は「鍵かけ」を買ったんですよ、と話すと、 うれしそうに「おまけ」をつけてくれた。
木のハートがかわいらしい、ヘアバンド。
小さいお子さんにでもプレゼントして下さい、 っていわれたけど、 妻に似合いそうだね、と母と笑う。
部屋からも聞こえる祭囃子、 妻は夜勤、僕は部屋で一人。 例の妻の枕をこっそり借りて、おやすみなさい、 そんな新婚357日目。
つくばのお祭りの初日。 僕は仕事。 帰ると、すでに妻はくたくたになっていた。
結局あわただしくて、ゆかたは着れなかったらしい。 出番のなかった浴衣が部屋に掛かっている。
たこ焼きがおいしくなかった話を聞かされながら、 お土産のべっこう飴をなめる。 明日も祭り、でも妻が仕事。 どーしよっかなぁー、なんて聞こえるようにつぶやいてみる、 そんな新婚356日目。
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