ぽあろの新婚****日目。
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妻も僕も、よく口内炎ができちゃう。 この前、唇を怪我したところに口内炎みたいに出来ちゃって、 とっくに出来てた妻と、 おそろいの口内炎。
効きそうな塗り薬を発見。
とりあえず二人とも痛くなくていいけれど、 なんだか会話がぎこちないね、 そんな新婚324日目。
昨日みんなで買ってきた桃が4つ。 昨日一人いっこずつ食べて。
残ったいっこを3人で分ける。 妻がいろいろしている間に、 先に僕の分を食べる。 甘くてみずみずしくて、とっても美味。 歓声を上げていると、 妻がやってきて食べ始めた。
君のおいしそうな顔見たくて、 先に食べ終えておいたんだよ、 そんな新婚323日目。
二人で電気屋さんにお買い物。 お目当てのゲームを買って、 外にあるたこ焼きやさんでたこ焼き買って。
外で食べるにはちょっと暑かったけど、 風もあるからいい気分。 ふうふう言いながら二人で食べるたこ焼き。
家から車で2分なのに、 ずいぶんたっぷりデートしてるなあ、 そんな新婚322日目。
目がさめてしばらくベッドの上。 さすがに夜更かししすぎたかも。 ぼーっとしていると、 階段を上がってくる音が。 飛び起きて玄関へ。
ドアスコープを覗くと、 鍵を出そうとしている看護婦姿の妻。 すかさず鍵を開けると、 スコープの向こうの顔がびっくり。
おかえりー、ただいまー、と おはよーが入り混じる、 そんな新婚321日目。
妻が夜勤の日は、 なんとなく家でも落ち着かなくて。
仕事も終わるのが早かったから、 早く寝ようと思いつつも、 なんだか落ち着かないような。
くたびれ果てて眠るまでおきることにする。 窓の外、涼しげな風もなんだかさびしげ、 そんな新婚320日目。
今日は妻がお休みの日。 少しおそめにおきた僕を、 妻が指差して笑う。
鏡を見ると、ものすごい寝ぐせ。 あわてて櫛で梳かしてみると、 おかしなくらい簡単に直った。 それを見て妻がまた笑う。 つられて僕も笑う。
笑った後は、二人で「ビックル」の奪い合い、 そんな新婚319日目。
食事を終えて。 お風呂にお湯を張っている間、 何かゲームでもしようと妻が言う。 パズルゲームのやり方を、 教えてほしかったらしい。
攻略指南のはずなのに、 気がつくと黙々とコントローラを握ってて。 説明しなきゃと口を開いても、 いつのまにかまた黙り込んでいて。
それでもじっと見ててくれる妻。 しばらくの間、二人の視線は画面にくぎ付け。
お風呂とっくに入ってるよ、と ゲームオーバーの画面が笑う、 そんな新婚318日目。
夕食を終え、のんびりできる時間。 いつものように、いろいろな話を とりとめもなくする。
そういえば、新婚日記は続いてるの、 と妻がいたずらっぽく聞く。 最近忙しいから書けてないんでしょ、と。
少し自慢げに、 ちゃあんと書いてるもんねー、って ふんぞり返ってみる。
じゃあ今度見せてよー、と妻。 見たら見たで、照れたり文句言ったりするくせに、 と言いそうになってあわてて飲み込む、 そんな新婚317日目。
僕の仕事は塾講師。 今日から地獄の夏期講習。 授業の合間に、妻を想う。
妻の仕事は看護婦さん。 今日も今日とて大忙し。 仕事の合間に、僕を想ってくれたらいいな、
なんて、日焼けで痛む腕をさすりながら想う、 そんな新婚316日目。
みんなで千葉へ潮干狩り。 お義父さんの車にみんなで乗って。 助手席に妻を座らせる。
お義父さん、ちょっと嬉しそう。
潮干狩りに夢中になるのは、 おふくろとお義母さん。 お義父さんは黙々と、 僕と妻ははしゃぎつつ。
日焼けした腕がちょっと痛くて、 妻になでてもらっては、悲鳴を上げる、 そんな新婚315日目。
久々に、モスバーガーのドライブスルー。 妻の車を、僕が運転して。
助手席で妻は、 最近買った小さな蛇のぬいぐるみで遊ぶ。 気に入ったぬいぐるみには、 名前をつけるのが僕らのルール。
スネークだから、スネ夫。 思いつきで僕は言うから、 言ってすぐに「いまのなしね」と取り消すけれど。
結構気に入ってくれたんだね。 スネ夫の目だけ、きょとんとしてる、 そんな新婚314日目。
祝日だというのに、今日も仕事。 朝起きて、もそもそと支度をはじめていると、 玄関の鍵が開く音が。
宿直明けの妻の「ただいま」は、 いつもよりちょっと元気。 それがなんだかうれしくて、 僕は逆にちょっとだけくたびれてみる。
ちょっとあまえて、さあ仕事。 元気に階段を駆け下りる、 そんな新婚313日目。
目がさめて、時計を見ると、大寝坊。
家にはもう誰もいなくて、 がらんとした居間や洗面所をあたふたと。
冷蔵庫を探ると、 妻のお気に入りのスポーツドリンク。 一本拝借して、表に出る。
寝ぼけた体に、ひんやりと喝が入って。
今夜も妻は宿直だけど、 さびしくなんかないやい、と自分に言い聞かせてみる、 そんな新婚312日目。
風邪のせいか、冷房のせいか、 妻が頭が痛いと訴える。
仕事が続いていて、 休みの日も用事がたくさんあって、 ちょっとお疲れ気味の妻。
得意の肩揉みでコリをほぐしてあげて、 いつもより少し早めに寝てもらう。
明かりの消えた寝室で、 それでもやっぱり世間話が続いてしまう、 そんな新婚311日目。
帰りが遅くなった。 寝室を覗くと、妻はもう眠っている。 なるべく音を立てないように寝支度をして。 そおっと部屋を出て隣室で食事。
風呂にも入って、寝室へ。 ベッドにそっと入ると、 妻が目を覚ましてこっちを見る。 おかえり、と妻。 ただいま、と僕。
気がつくと、妻はまた眠り始めていた。 夢の中におじゃましちゃおうかな、 そんな新婚310日目。
目がさめると、 ちょうど妻が仕事の支度で部屋を出るところ。 僕はすっかり寝ぼけていて、 妻の後姿をぼおっとながめてるだけ。
昨日寝る前、ちょっと元気がなかったことを思い出す。
がんばれ、がんばれ、とつぶやきながら 再びまどろんでしまった自分がちょっと嫌になる、 そんな新婚309日目。
いつもどおりの、朝寝坊の日曜日。
車の中の猛烈な暑さに悲鳴を上げながら、 久々のデート。 すし屋のランチで大満足、 ビリヤードで大ハッスル。 ミスチルのベスト盤は結局買わずに、 お気に入りのお笑いのビデオを。
小さな蛇のぬいぐるみを買おうかと、 店先でじいっと立ち悩む妻。 他のぬいぐるみで遊んで、 考えをじゃまして怒られる僕。
本屋さんで銀座のガイドブックを買って。 家で銀座のデパ地下デザートに憧れて。
いろいろあって書ききれないや、 そんな新婚308日目。
暑い暑い昼。 コンビニで冷やし麺を買う。
妻からメール。 「あついーとけるー」と一言。
日曜日は、二人で冷房の中ノビてるのも悪くないな、 なんておもってしまう、 そんな新婚307日目。
仕事の合間、用事を思い出して妻に電話。 どこにいるの、とたずねると、 ホームセンターに向かってると返事。
仕事終わって家路を急ぐ。 リビングにかわいいカフェカーテン。 机のそばに、ホームセンターの紙袋。
とっておきが、またひとつ増えそうな予感がして。 日曜日の予定も考えなくちゃ、 そんな新婚306日目。
目がさめると、妻は当直から帰ってきていた。 くたびれて、ベッドに横になる妻。 これからおきて、会社へ行く僕。
5分ほど、二人でただゴロゴロと。 気が付くと、妻は眠り始めていた。
エアコンはゆるめにして、タイマーかけて。 音を立てないようにそっとお出かけ、そんな新婚305日目。
妻は今夜は当直。
前の晩は、少しでもいっしょにいたいから、 妻が夕食の片づけをしている間に、 いつもの二倍速でお風呂を済ませて。 部屋であれこれ無駄話。
朝起きて、妻がいないのはいつものことだけど、 それでもなんだか寂しい気がする、 そんな新婚304日目。
田舎の親戚に、挙式報告で写真を送る。 ミニアルバムのなかに、 二人の笑顔をぎっしりつめて。
合間合間にカードを入れて、 写真の説明コメントを書き込む僕。 書きあがったカードをじっと読む妻。
冗談交じりは照れ隠し、 そんな新婚303日目。
仕事で銀行まわり。
銀行の近くの雑貨屋さん。 妻が大好きなグッズが並ぶ。 仕事の合間、ちょっとヨリミチ。
僕のサイフがもうぼろぼろで、 代わりをちょっと探してみる。
なんだか誰かに好みが似てきたなあ、 としみじみおもったりする、そんな新婚302日目。
家族そろってお出かけ。
ミスドでカレーパン。 ボーリングで大騒ぎ。 焼肉屋さんでお腹いっぱい。
なんだか嬉しくなっちゃって、 僕一人でお肉を追加。
家に帰って、ベッドの上で、 お腹痛くてうずくまる僕。
新しい区切りも、また君に世話してもらってるね、 といいたいけれど、痛くていえない、 そんな新婚301日目。
久しぶりに、二人でコンビニへ。
朝のパンを選んで。 手をつないでの帰り道。
今日の新聞4コマはどうだった、とか。
たわいもない話が弾んで、妙に嬉しい、 そんな新婚300日目。
7時起床の妻、9時半起床の僕。 仕事の時間がずれすぎてるから、起床時間もこんな感じ。
7時、一個目の目覚ましがなる。 妻が目を覚まして、これをとめる。
僕も目を覚まして、止めようとするから、 寝ぼけ眼と寝ぼけ眼が合って、 ぼんやりと「おはよう」なんていいあう、 そんな新婚299日目。
電話で聞いていた、ものもらいが出来た妻と対面。
もともと仕事の時間がずれていて、 いっしょにいられる時間が短い上に、 妻の夜勤があったりして。
顔をじっと見るのが久しぶり、といいながら 僕をじっと見つめる妻。 負けじと見つめてやろうとすると、 目が腫れているから、と恥ずかしがる妻。
だいじょうぶ、 片目だけ濃い目のアイシャドウしてるんだよ、 と僕が言うと、妻がいつもの顔で笑った。
風呂上りは、しっかり冷やした「GREENS」、 そんな新婚298日目。
夜勤明けの妻と電話。 ものもらいができたらしく、眼科に行くという。
しばらくしてメール。 やはりものもらいで、当分コンタクトがつけられない、と 液晶文字が嘆いている。
眼鏡の君も好きなんだけどな、って メールで打とうとしたけれど、 帰ってから直接言うね、そんな新婚297日目。
2001年07月03日(火) |
はじめに 〜新婚296日目。 |
「新婚***日目。」は以前、コミュニティサイト「エムスタ」の 恋愛掲示板に時々書き込んでいた日記(?)シリーズです。 「エムスタ」を退会して以降書く場もなく、 そのままになってしまっていました。
ふと、これを書きたい衝動に駆られた、 その理由はまだわかりませんが、 エンピツさんに再びスペースをお借りして、 執筆を再開します。
2000年9月11日、 僕たちは結婚しました。 挙式はおろか入籍もない、二人で決めた結婚の日です。 この日が「新婚1日目」。
新婚213日目になる、2001年4月11日に ようやく入籍にこぎつけました。
新婚274日目の2001年6月11日、 念願の挙式は二人きりであげました。
もうすぐ新婚300日目、そして初めての結婚記念日が 近づいてきています。 ここに記す言葉たちは、 僕の自己満足であり、 「愛の心配性」をかき消すものたちであり、 愛する妻へのささやかな贈り物です。
もしこれを読んでくれる人がいれば、 熱烈に感謝、猛烈に歓迎です。
もっともっと優しい言葉を生める自分になりたい、そんな新婚296日目。
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