日英双語育児日記
DiaryINDEXpastwill


2007年08月28日(火) Yまでは遠い

Sが、アルファベットの大文字がだいたいわかるようになってきた。

「Sは絵を書くのが好きだから、書いて覚えさせてよう」というDの方針通りにやってみたのが、うまくいったよう。

アルファベットの入門期の教材はあれこれ買ってつんであるので(何回かTにやらせようと思って買って頓挫したもの)、それを使って、ABCをなぞったり書いたりしているうちに、覚えてきたようだ。

今朝は、ABCと一度ずつなぞって、そのあと二回ずつ書くページをしていた。

Sは、こういう作業をやりはじめると、一人でどんどんやるので、私はTが本を読むのを聞いてやりながら、Sにときどき、それなに?と今書いている字がなんの字かわかっているのかを確認。

Rがなかなか覚えられなかったのだが、ピーに滑り台がついているのがアールと言ってやったらようやく覚えられたよう。Pは、駐車場でよく見かけるので、比較的早くから覚えていた。(あと、自分のSと、兄のTも)

Yを書いているときに、「それなに?」と聞くと、わからなかったらしく、ページの最初から「エイ、ビー、シー、ディー」とアルファベットの歌のメロディにのせて歌いながら(それも途中でつまるので、何度か、振り出しに戻りながら)、ようやくワイまでたどりつき、「これ、ワイやで〜」と教えてくれた。おつかれさま


2007年08月26日(日) 水泳

この夏初めて、子どもたちをプールに連れて行った。

春から、週一回、水泳教室に通い始めていて、最初の四ヶ月のタームがおわったところ。Tはふしうきばたばた、Sは頭までもぐること、ができるようになった。

正直なところ、四ヶ月たって、毎週一時間半で、これだけ?とちょっと物足りない気持ちがないでもなかった。習いにいくまでは、Tは頭までもぐれるだけ、Sは顔を水につけるのがこわい状態だったので、進歩したともいえるけれど。

ただ、今回実際にプールにいっしょに入ってみて、ああ、随分、水に慣れているし、プールが好きになっているのだなあ、ということがよくわかった。

たとえば、Tは、水泳教室では、まだ始めたばかりのゴーグルをつけてふし浮きばたばたというのを、プールで何度も自分でやっていた。あとで聞くと、それが一番たのしかったらしい。造波プールよりも、滝よりも、滑り台よりも、何よりも。浮き袋も使っていたけれど、使わないのも、楽しかったよう。

SもTのゴーグルを借りて、ぶくぶく潜って、うれしそうだった。昨年は、浮き袋があっても、こわいこわいと私にしがみつきたがったのに。

私は、毎週、水泳教室の最後の15分くらいを、上のギャラリーから見ているので、大体の様子はわかっているつもりだった。

でも、やっぱり、実際にプールに一緒に入ってみないと、わからないものだなあ、と思った。

水泳教室では、決められたことを、言われたとおりにやっているだけで、自分で自由にもぐったり、ふし浮きしたりできるわけではないものね。

Tの、うれしそうな様子を見ていると、なんというか、外国語を習い始めて、少し調子が出てきたときに、その外国語が使われている国へ旅行してみて、おそるおそる、でも、わくわくしながら、通じるかどうかやってみる、そんなときの気持ちを思い出した。

Sも、Tのゴーグルを何度も使いたがるので、じゃあ、まだ教室ではいらないけれど、今度買ってあげるね、と約束。

そういえばSは、このあいだ水泳教室で、新しいタームが始まり、担当コーチが変わるというときに、「新しいコーチになったら、むずかしいことやらされる。おぼれるー。いきたくないー」とだだをこねていたSだが。実際には、新しいコーチでも大丈夫だった。




2007年08月25日(土) 楽しみながら学べる本

ということで、TとSの英語読み書き習得をもう少し強化しなければ、と思い、これまでに、折に触れて買い込んでは、使わないままになっていた本や教材をもう一度見直してみた。

というのも、TにLongman English Playbooks のFirst Wordsをさせてみたところ、一ページやるのに、30分くらいかかり、やる気が全然でないようなので。

挿絵が多いとはいえ、一ページに、あるテーマ(たとえば、familyとかanimalとか)に関連した単語が6つ出てきて、それぞれについて、見本の下に、二回繰り返して書く、という作業は、確かに、いかにも「お勉強」で、おもしろくない。

もう少し面白い本はないのかなあと思ったのであった。

そこで見つけたのが、(以前に買っていたと思われる)BBC Primary Learning Age 4-5, 10 minute top-ups Englishというもの。

見開き一単元を10分でこなすようになっており、問題も、クイズ形式になっている。Tに見せたところ、興味を示したので、見開き2ページ、といってやらせてみたら、もう1ページやる!と3ページ目もやってしまった。

実際には、3ページ目の最後には、飽きてしまったようだが、こういうことは、めったにない。子供心に、これは、簡単でよくできるので楽しい、はかどって楽しい、という実感が大事なのだだな、と改めて実感。



2007年08月24日(金) 小学校1年生と3年生

(一)

夏に二週間、イギリスの夫実家に子どもたちを連れて行く。

昨年から、そのときを一つの目標に、英語の読み書きを子どもたちに教えている。夫両親から特に何か言われているわけではないが、やはり気になるだろうし、私も気になるので。

去年は、そのために五月ごろから、Tの読み方の練習を始めた、八月に、ようやくごく簡単な本(Ladybird level 1)が読めるようになった。

今年は、八月を目前に、Tは文字が一応書けるように練習を始めた。Sは、アルファベットが覚えられるように、書く練習を始めた(書くのがすきな子なので)

自分なりに、万全とはいわないまでも、それなりにしっかりやっているつもりだった。書くのはともかく、Tは、読むほうは、かなり読めるようになった、と思うので。

(ニ)

でも、実際に、イギリスに連れて行ってみると、これではまだまだだなあ、と強く思わされた。

何よりも、Tの読む能力に夫母の評価が、低かった。いや、低いというよりも、そもそも「教育的配慮から褒める」ということをしない(というより、できない)ひとなので、本当に自分が感心したときしか、ほめない。そして、Tの読み方能力は、それには値しないらしかった。書き方は、読み方より遅れているのは、私も自覚があるので、論外というかんじか。

ある日など、私が居間でTに本を読んでやっているのが、台所にいた夫母に聞こえたらしく、居間にやってきて「あら、Tが読んでいるのかと思ったら、ちがったのね」と、夫父に言っていた。

案外上手に読めるものだ、と思って出てきてみたら違ったということだったのだろう。それを耳にして私は、「ああ、そうか、夫母は、こういうレベルの、安定した読み方(途中でつまらない一定の速さ、大きな声、途中でつま明確な発音、落ち着いた読み方)を、Tくらいの子どもの読み方に、期待しているのだな」と思った。教室で、教科書朗読を当てられたときに、上手に読める子の、読み方。


(三)

夫母の期待は、イギリスの教育制度に照らしてみれば、おそらく特に無茶なものでもない。

イギリスの公立小学校primary schoolは、5歳から7歳までのinfant schoolと、8歳から11歳までのjunior schoolに分かれている。ただ、このときの年齢は、「その学年の間に○歳になる人」を、指しているので、日本式の数え方でいうと、小学校入学は、4歳になる。

そして、その制度に従うと、イギリスに住んでいれば、この9月からTは小学校三年生、Sは小学校一年生となる。

実際、今回イギリスの書店で、小学校一年生から三年生までの、英語の練習問題集、予習復習ドリルを手に取ってみた。そのレベルの英語力を、日本にいながらにしてTとSに付けていくことの困難に、ちょっとくらくらした。

(四)

とはいうものの、TもSも日本で暮らしており、日常的インプットの95%は日本語なのだから(英語のアウトプットは、父に対してのみ。インプットは、父からとテレビを少しくらい)、イギリスの小学生と同じ英語力が身につくはずはない。そして、おそらくその必要もない。

というのも、この年齢の子どもにとっての読み書き能力習得は、言語知識であると同時に、論理的思考、知的情報処理、コミュニケーション能力の習得でもある。

つまり、BICS(Basic Interpersonal Communicative Skills、生活言語) とCALP(Cognitive/Academic Language Proficiency、学習言語)でいうところのCALP。

そして、実際、日本の小学校で教育を受ければ、日本語で身に付けていくことになるわけだ。

(五)

ともあれ、TとSの英語読み書き学習に、もう少し時間と気持ちを傾けてやろう、と思ったことであった。一日三十分でいいので、できるだけ毎日継続して。



2007年08月23日(木) 読み書きリスト修正

7月22日の読み書きリストは、

Tが
(1)Writing(書く練習)
(2)First Words(書く練習)
(3)Thomas and the Jet Engine.
(4)Merry Christmas, Geronimo!
(5)Shipwrecked on the Pirate Islands


Sが
(1)Uppercase Alphabet(書く練習)
(2)Lowercase Alphabet(書く練習)
(3)alphabet cards(カード)
(4)Maisy's Bathtime
(5)Maisy's Bedtime

だったけれど、それからの二週間の間に、
Tは、
(1)と(3)を終え、(4)と(5)はやはりまだ難しいことがわかったので、もう少し簡単な二冊に変えて、そちらを読了。

Sは、(1)(2)を終え、読むほうはせずに、三冊目の書く練習の本にとりかかった。


日英双語育児日記 |MAIL