ココロモヨウ
dokin



 まじめは嫌い

その年令にあった経験をして気持ちの機微にも
柔軟に臨機応変に対応できない人は
まじめでも一途でも一徹でも私は苦手。
いや、むしろ嫌悪する。
それって取柄は真っ直ぐなことしかないって感じだし。
そういう人は時間が経てば飽きる。
だから私はあなたと付き合わなかった
子犬のような眼で見られてもちっとも嬉しくなかったし。
それよりもそんなあなたに早く見切りをつけて
正解だったと思う。
付き合った後で別れを切り出すことを考えたら
ぞっとする

純粋な人はそれだけ壊れやすい。
最近のあなたはかなり痩せたように思う。
仕事で追い詰められてること知ってるけど
私には何も言ってあげることはできない。
責任を持てない優しさは、かけてはいけない





2002年11月30日(土)



 ヒメゴトひとそれぞれ

キスの時自然に目を閉じるけど
キス以外の時はわりと目を開けて見ている。
相手のやり方やしぐさや表情なんかをぼんやりと。
これだけは他の所で見ることはできないから。
ふと目が合った時恥ずかしそうに笑う顔に
愛しさを覚え、その愛しさがさらに大きくなる。
でも私は裸を見られるのは好きじゃない。
だから一緒に入るお風呂はすごく恥ずかしい。
これだけは年を取ろうが相手が変わろうが
全然慣れることができない唯一の恥じらいかも。
体を洗ってあげようか(いえいえけっこうです)
髪を洗ってあげようか(ほんとにけっこうです)
どうぞうどうぞとっとと上がって下さい
気持ちだけで十分です


同じことをしててもある人はこれはOKだけど
ある人はダメ、ってのが人それぞれあって
それまで知らなかった一面を見たような気がしておもしろい。
意外と神経質なのねとか、全然気にしないのね、とか。
プラトニックで終わった人のことは思い出すのに
時間がかかるけど、体温を感じあった人のことは
すんなりと思い出せる。




2002年11月27日(水)



 逢いたくて

『逢いたくて逢いたくて逢いたくてあなたに、すぐに、
 逢いたくて逢いたくて逢いたくて心は叫ぶ
 逢いたくて逢いたくて逢いたくて涙が出るの
 逢いたくて逢いたくて逢いたくて逢えない人に
 せめて星のかけらになってあなたの髪に』


原田知世の早春物語を聴いていたら
どうしようもないほど切なくなった。
今、この、どうしようもないほどの
空虚な穴を埋めてくれるなら誰でもいいとさえ思える。
逢いたい人は二人いる。
1番に逢いたい人はまだ変わらないけれど
自分の気持ちの傾きに
微妙な変化が出てきたような気がする。
しばらくこの歌にはまりそうだ。





2002年11月22日(金)



 しあわせの数

寂しい夜、逢えない夜、鬱な夜、
携帯の着信を眺めてみる。
何月何日何曜日何時何分に幸せだったかすぐわかる。
履歴を押しても押しても出てくる名前と番号、
交わした会話もはっきりと思い出せる。
着信の数が幸せの数。
もっともっと増えればいいな。




2002年11月12日(火)



 ひとり

二人でいることはいつものことではない。
当り前のことでもない。
基本的には一人だ、これからも。
甘い砂糖はじわじわと全身に広がって
少しづつかじるともっとかじりたくなる。
かじり続けるとそれはいつか溶けてなくなる。
でも私は溶けずにそこにいる。
だから、一人でいるのが
いつもの自分だということを忘れてはいけない。

星を見ながら考えることではないけど
肺まで凍えそうな冷たい空気を吸って
真夜中の空を見ていたらそう思った。




2002年11月10日(日)
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