*ハナビヨリ*住宅ローン返済日記
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よく「子育てって辛抱だ!」と書いているけど、 もちろん、それだけじゃーない。 ま、はなが短気で気分屋だから、 人より余計に辛抱が必要なだけですな。
うまく言えないんだけど、 最近の虐待とか子供を殺してしまったとか、 そういう類の悲しいニュースを見聞きすると、 「辛抱足らんかったんやな」とも思うし、 「イライラする気持ちはわかるな」とも思うし、 「この親も同じこと、されてきたんかな」とも思う。
とっさの判断と行動って千差万別だ。 いい例が思いつかないんだけど、 人が身の危険を感じたり感情の限界を超えたときに、 無意識にとる行動って、 いちいち理論的に考える時間もないから、 これまでの経験値がものをいう。
うちは母がわりと厳しかったので、 よく叱りとばされて、時には叩かれたりもした。 あまり「ありがとう」って言ってもらったこともないし、 良かれと思ってしたことを、怒られたりすることが多かった。
そういうのって自分はイヤだったから 我が子にはしないでおこう、って思うんだけど、 いざ、ハニーがいたずらをやらかしたときなんかに、 ガッと強く怒ってしまったり、 でこをピンと(軽くですよ)してしまったりする。
叱るのと怒るのとは違うこと、 怒りは怒りしか生まないこと、を学んでからは、 なるべく普段から「辛抱一番」をモットーにしてるので、 出来るだけ冷静に対処しようとはするんだけど、 咄嗟の行動、がたまに抑えきれない。 あ、しまった、とは思うんだけど、後で反省はするんだけど、 ハニーはきっときっと、悲しい気分でいっぱいに違いない。
自分の生きてきた30数年間を全否定するわけでもないし、 父母の子育てに関して意見するつもりもないけど、 なかなか自分の経験から抜け出すことって難しい。 だから、不幸にして虐待等をする人たちも 抜け出せなかった(抜け出さなかった)のかな、と思う。
子育てってなにもかも初めてだから、 自分の経験を元に最善の方法を 手探りで見つけ出さなければならない。
常日頃の心掛けの一つとして、 ハニーには積極的に「ありがとう」と「ごめんね」を 言うようにしている。 人間関係を築く基本だとも思うし、 何より、はなが親から欲しい言葉だったから。
自分の経験をいい方向で生かしていきたいなぁ。
ハニーは鼻水ずるずるだったのもすっかり良くなり、 もりもりご飯を食べ、 少しゆるめだったうんちもバナナちゃんになってきて、 体調はすこぶる良好。
さて、今日は初めて会話が成立しました。
ハニー「にゃう〜はぁ?」(猫は?) はな「さぁねぇ?どこかな?」 ハニー「あんぽ!!」(散歩!!) はな「そうだね、散歩に行ったね〜」
これまで散々、
ハニー「にゃう〜はぁ?」 はな「お散歩ちゃう?」
という問答を繰り返してきた成果が現れたようです。
ハニーはものすごいお尋ね魔なので、ひっきりなしに、
「パパはぁ?」「お仕事」 「ばぁばはぁ?」「ばぁばん家」 「じぃじはぁ?」「じぃじん家」 「ちぇんちぇえはぁ?」「保育園」 「ママはぁ?」「ここにおるで」
というやりとりを繰り返しています。 いーかげん、こちちは飽きるし、 正直、うざいんだけど、 根気よく付き合ってます。
育児は辛抱いちばん。マジで。
はなは自分で言うのも気が滅入るけど、 ものすごーく、怒りっぽい。 短気。 口が悪い。
そういう気性はハニーにもきちんと遺伝していて、 ハニーも結構、怒りっぽい。 すぐに「キーーー!!」っと感情を爆発させる。 きっと話せるようになったら、 口の悪い女の子になるだろうなぁ。
キー!となっているハニーを見ながら心がけていること。 ・感情で怒らないこと。 ・そのときの気分で対応をコロコロ変えないこと。 ・ハニーがキー!となったら抱きしめること。 ・ハニーが落ち着いたら、口で伝えることを教えること。
ママだって人間だもの。 いつも聖母のように微笑んでばかりもいられない。 だけど、怒りによる攻撃は怒りしか生まない。 怒りにまかせて怒鳴り散らしたこともあったけど、 結局、ハニーも怒ってしまって言うこと聞かない。 悪循環。 こちらが怒りをぐぐっと押さえ込んで、 辛抱強く対処すると、子供の方から謝ってきたりする。
こんな小さな我が子からも学ぶことはたくさんある。 日々、勉強。日々、成長。 一緒に育っていこうぜ、ハニー。
ハニーはとっても親切です。 というか、おせっかいです(笑) まだおチビのくせにお手伝いをしようとしてくれます。 その心意気だけでママは充分なんですが、 本人のやる気を削いではいけない、と思い、 いろいろ頼んだりもします。 「これゴミ箱に捨ててきて」なんて頼んだら、 これ以上楽しいことはない!ような顔で走っていきます。
また、大人のすることは本当によく見ていて、 自分がされたことは相手にもしてあげます。 お風呂では体を洗ってもらったら、背中を流してくれます。 お風呂あがりに耳を拭かれたら、耳を拭いてくれます。 歯ブラシで仕上げ磨きをしてもらったら、 ママの口にも歯ブラシを突っ込んできます。 怪我したところを 「イタイのイタイのとんでけ〜」としてもらったら、 ママのあかぎれにも同じようにしてくれます。
ほかにも、ご飯の前にはおはしを並べてくれます。 お茶をこぼしたら、こっそりタオルで拭いています。 お花にじょうろで水を遣ろうとします。
このお年頃は純粋に「人の役に立つ」ことを喜びます。 こんなハニーを見ていると「性善説」を支持したくなります。 やっぱり人間は産まれたときには美しい心があるのです。 誰かの役に立つことを喜ぶ心があるのです。 すぐに「だめ」と言ってしまうダメママだけど、 そういう気持ちを大切にしてやりたいと思います。
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