diary
DiaryINDEX|past|will
2005年05月31日(火) |
世界が冷たく見えるとき |
あれも心配、これも心配 あれでもこれでもないけど、とても不安。 そんな状態が続いている。
天気のせいかもしれない。 歳のせいかもしれない。 何のせいでもいいけど、どうにかしたい。
母がホームに入り 父のお位牌を私が預かるようになった。 毎朝、お仏壇にお茶をお供えして心の中で父に言う。 『家族みんなが健康で、平穏無事に過ごせますように』 そして、家族一人一人の笑顔を思い浮かべる。 思い浮かべる、というよりも、念じるに近い。 そうすれば、それが叶うと思っているかのように。
死んだというだけで、万能の神のように扱われても 父だって困るだろう。 そんな風に思って、またため息。
人は、体が忙しい方がいい。 頭だけ忙しいのは、ちょっといけない。 感情だけがフル回転は、もっといけない。
婦人科に行けば、何か良いことがあるだろうか。
2005年05月28日(土) |
笑い飛ばせば済むことだけど |
三階のベランダで、可愛い花が育っている。 一年草だと思っていたのに 寒い冬を越して、今年も芽吹いた可愛い花だ。
新たに買って来た苗に比べれば 育ち具合にムラがあるが 立派に育てよ、の気持ちを込めて大事に見守っている。
その花の様子がおかしい。 根元に近い方の葉っぱが、なんだかぐったりしている。 少し切り戻して摘んでおこう。 そう思い、はさみを入れた。 すると。 なんだか、指先が臭い。 なんだこの匂い、知っているぞこの匂い。
おしっこだ。
誰かが、私の可愛い花におしっこをかけた と思われる。 匂いと、葉っぱの変化だけでは、確かなことは言えない。 でも、私の中では、確かなことになっていた。 犯人も。
三階のベランダは、かずぴーの憩いの場所だ。 そもそも、女性がしゃがんでいたすことは想像に難い。 カラスはおしっこをしない。 猫が三階までよじ上り・・・とは思えない。
大事な花が痛んでいることが悲しかった。
ベランダの花に・・・。 たかがおしっこ、されどおしっこ。 なんでかなぁ。
春の花を片付けた。 お気に入りのテラコッタの鉢を割ってしまった。 厄落とし、と思うことにした。
家の周りの雑草を抜いた。 雑草を抜くたび、掘り返された土の辺りでわらじ虫が蠢く。 去年まで、そんな所にわらじ虫はいなかった。 それも、かなりの数だ。 思わぬ所で虫に蠢かれて、かなりギョッとした。
昨年、ゲジゲジが家の中に侵入して以来 不快害虫撲滅を心に誓い、こまめに不快害虫駆除剤を散布した結果 どうやら、彼らは住処を移動したらしい。 しかも、数が増えたもよう。 虫との終わることのない戦いに脱力。
犠牲になったものもいるはずだが、その犠牲を無駄にせず 別の場所で生きることを、ちゃんと彼らは知っているのだ。
有毒なものにまみれても、大した危機感も感じないのは 人間ぐらいかもしれないと思う。
昨日。
どうにも気持ちが上向きにならないのは ホルモンのせいなのか、性格のせいなのか。 考えても、どうにかなるわけではないので 気分に転換に、ピーリングに行く。 昨年の暮れ以来だ。
その後、渋谷であやぽんと待ち合わせ。 時間を潰す間、洋服を見て過ごす。 このところデブ加減が増し、洋服どころの騒ぎじゃないが 着るものがないのも事実なので 買わないとダメかなぁ、着られるものがあるかなぁ という、情けなくも消極的なショッピング。 楽しくない。
デパート内のとある専門店で シャツを試着し、店員その1にサイズの大きいものを探してもらっている間 今度はワンピースに目がとまり、そちらも大きいサイズを探してもらうことに。 すると ワンピース片手に、サイズの大きいものを探そうとしている店員その2に 店員その1が近づいて来て、眉間に皺を寄せ、声を落とす代わりに口を大きく開け 一語一語区切ってはっきりと発音するようにささやいた。 「これは、無理よ。む・り。」 大きいサイズを探すまでもなく、私には無理ということか。
ご当人たちは、私からは死角になって見えないと思っていたのだろうが 残念なことに、一部始終がしっかりと見えた。 さらに残念なことに、自分の扱われ方にショックを受けた私は 「む・り」と言った店員その1が、先のシャツを試着した際には 「よくお似合いですよ〜」と言っていたことにも疑問を抱いてしまい 買うのを止めて、とっとと店を出る。
どうせ・・・。
楽しくなかったショッピングが、悲しいショッピングにまで発展した。
合流したあやぽんに、「実は悲しい出来事があった」と、ことの顛末を説明する。 事実なのだから仕方がない、というようなことを彼女が言ったので 「事実がどうとか、間違っているとか正しいとか、そういう理屈は抜きにして 『それはひどい』とかなんとか、慰めて欲しくて言っているのだ」 と言うと、 「そうか。それはひどいね」と、わざとらしく感情を込めたような口調で言われる。
どうせ・・・。
そして今日。
かずぴーの学校の用事で、多くのお母様に会い 新旧の交流を温めつつ、我が子の進級問題に触れ素行の問題まで仄めかされては 食べることに安らぎを求めるのも無理からぬ 服が無理なのも無理からぬ、ことだと思う。
いつの日か 多分、来年の春頃には、いろんなことが好転するだろう。
2005年05月19日(木) |
いろんな人がいるはずだけど |
かずぴーの中間テストが近づく。
今学期の成績如何では、このまま高校へ進むのが難しくなる。 本人の希望は、このまま進むことなので それなら頑張るしかないのだが、今のところその気配はない。 私は 放っておいて、結果を受け入れるしかないと思っているのだが。
本人がこのまま進みたいと思っているなら、もっと勉強させた方がいいわよ とか 他の学校に移って、上手くいかなかった時は悲惨よ とか 周りの方々に言われるたびに、心が揺れる。
言うべきことは言い尽くした。 何をすべきか、彼は知っているはず。
それでもやらない彼に、悩む。 勉強しないことが、問題なのではない。 「したいこと」と、それに向けて「すべきこと」がわかっているのに それができないことが問題だと思う。 このまま進みたいなら、今のままではダメなのだ。 それを、彼は知っている。 それでも「このまま進みたい」と言い、何もしない。 しかも。 しなければならないこと、は、彼にとって、そう難しいことではない。 やる気にさえなれば。
そんなこんなを、あれこれ考え、胃が痛くなるころ 『人は、好きなことだけして生きて行ってはダメなのか?』 というあたりのことを、考え始める。 誰に聞いても 「それで生きて行けるなら(そんなことが通用するのなら)それでもいいかもしれないけど 実際には、そうは行かないでしょ? いやなことでもしなければならないっていうことを、学ばないと困るじゃない」 というようなことを、誰もが言う。 そうかもしれない。 私自身は、転ばぬ先の杖につまずきそうなほど、先のことばかり考えるタイプなので 言われるまでもなく、遠い昔から、そんな考えが体にしみついている。 しかし。 かずぴーを見ていると 自分で気づかない以上、何を言ってもダメなのだ とか もしかしたら、なんとなく面白おかしく人生を過ごしてしまうことも可能かも とか思えてくる。
いずれにしても、先のことはわからないのだ。
あれこれ考え、悩んだ挙げ句 私の悩みの根源は 自分の子どもに対し、周りの誰もが肯定的なことを言ってくれない という、別の次元の話だと気づいた。
2005年05月15日(日) |
我が子の成長を見た日 |
午前中、かずぴーの試合を観に有明まで行き その後、仕事に行く。
試合を観に行くたびに思うのだが 応援のマナーの悪い人には、本当に腹が立つ。 そのほとんどが、応援の生徒ではなく『親達』だ。 対戦相手のミスで拍手をするとか セルフジャッジなのに「(ボールが)入っていた!」とかを大声で言うとか 子ども達は、テニス部員ばかりなので、そのあたりのルールは心得ているが 親達には、まったくなっていない人がいるのである。
非常にメンタルなスポーツなので 本来、静かに観るのが当たり前なのだ。
かずぴーの試合を、手に汗握って見守りつつ(本当にドキドキして、手はすっかり冷たくなっていた) どう見ても理不尽な対戦相手の「アウト!」のジャッジ数回に 内心「ひどい!!!」と憤慨していた私であったが 納得できない顔をしつつも気を取り直し、ラリーに持ち堪えて相手のミスを誘い 結果6ー1で勝ったかずぴーを見て、ずいぶん成長したと思う。
二回戦で敗退してしまったが、貴重な一勝だった。
2005年05月13日(金) |
物憂い日(気圧のせいかも) |
ビオラが、そろそろ伸び放題になってきたし チューリップは花の時期がすっかり終わってしまったし 夏の花に植え替えないとなぁ、家の周りの雑草も抜かないとなぁ と、考え始めただけで憂鬱になる。
放っておいても誰が何を言うわけでもなく 自分がしたいならすればいい、したくないならしなければいい ことのはずなのに、なんでこんなに気が重くなるのか。 私を支配しているのは一体誰なのだ。
わけあって、転職を考える。 ちょっと面白そうなのがあって、大変興味をそそられたが 詳細を問い合わせて『応募が150人(募集は5人程度)』と聞き すっかり怖じ気づいて諦めた。 こどもには「やってみなければわからないじゃないか」などと言うくせに。
相変わらず 食べ放題が止まらない。 胃の調子も良くない。
昨日観た映画の中の台詞が頭にこびりついている。 「したいことが他にあるって、それに向かって何をしているというのだ。 実際には、思うだけで何もしていないじゃないか」(だいたいこんな内容)
私もだ。
ほとほと自分が嫌いになりそうなので 何も考えずに仕事に行こう。
北海道は雪・・・かずぴーは、どうしているのだろうか。
都大会が近いので、練習をしたいと言い 北海道までラケットを二本も持って行った。 ラケットが活躍する場はあったのだろうか。
『中学最後の大会。悔いを残すのはやめよ。 力はある!だって、夏休みも冬休みもずっと練習したじゃん。 絶対勝つぞ!!!』 という、決意表明を机の上に発見し 赤ペンで書かれたメモ書きにも、『だって』と『じゃん』にも笑ってしまったが 彼の並々ならぬ決意を彼自らの言葉から感じ 心から応援している次第である。
修学旅行から明日帰宅し 今週末から、大会が始まる。 勉強どころじゃない。
かずぴー、北海道へ。 例年にない寒さだそうで、十分な防寒対策をして行ったかどうか 心配だ。
夜。 るりさんと、るりさんのお嬢さんと、私とあやぽんの四人で モンスーン○フェで食事。 るりさんのお嬢さんとあやぽんは、久しぶりの再会ではしゃいでいた。 四人がけのテーブルの右半分と左半分で 交わることなく、それぞれの話題で盛り上がっている様子が 少しおかしかった。
トイレに立ったあやぽんが 「○○がいるよ!○○が!」と、同級生の男子の名前を連呼しながら戻る。 (同級生だった、と言うべきか) 食事に来ているのかと思ったら、そこでバイトしているらしい。 そうか。 甲斐甲斐しくお世話をしてくれているおにいさんおねえさんたちは あやぽんと同年代の人たちなのか。
そうと気づく前は 自分と対等のオトナのような目で彼らを見ていたが そうと気づいた後は 急に自分が老けたような、彼らが急に幼くなったような 不思議な感じがする。
我が子と同年代の人たちが立派に働いている様子を見て なんだか複雑な思いがしたのだった。
何もない、と思っていた母の日。
夜になって、あやぽんが 「はい、これ」と、おしゃれなお茶をくれた。 香りの良いお茶を楽しんで、憩いのひとときをお過ごし下さい という思いが伝わる。 ありがとう。
それを見ていたかずぴーは 照れ隠しに笑っていた。 彼は、何の用意もしていなかったらしい。
このところ、ラケットだのなんだと出費が多く 試合その他で、お金以外のお世話も多く その上、明日からは修学旅行(北海道)で多額のお小遣いをもらって行くのだ。 照れ笑いをするしかなかったのだろう。 肩たたき券、を交付するほど幼くもなし。 (喜んで頂くつもりはあるのだが)
日曜日は、私の嫌いな『家中拭き掃除』の日だ。 母の日は、日曜日と決まっているので 掃除をしてくれることが、何より嬉しい と、それとなく伝えておいた。
来年には、忘れているだろうなぁ。
2005年05月07日(土) |
『まったり』には馴染んだけど |
テレビのニュース番組の特集コーナーで 食べ物を紹介するアナウンサーが 大きくうなずきながらお勧めの食べ物を食べた後で 「美味しい!!!○○で××で、コックリしていますぅ。」と言った。 コックリしている・・・ってコクがあるってこと? 変だ。
と思いながら続けて見ていたら 今度は、ナレーターが『美味しい』を表現するのに『爆うま』と言った。 爆うま・・・言いたいことはわかるけど、んー・・・・・。 横で見ていたあやぽんも 「『爆』は『爆睡』までかなぁ。」と言う。 やっぱり変だよね、と私もうなずく。
ここ数年、時々、こんな風な違和感を感じることがある。 私が『変だ』と思った言葉のいくつかは そのうちに一般的に使われるようになり いつの間にか日常生活に定着したものもある。
特に言葉に厳格なつもりもなく 敬語の乱れや「ら抜き言葉」を指摘する学者さん達と 同じ側に立って批評したいとも思わないが どうにもしっくりこない。
言葉は生き物だから、時代とともに変わって行くのだろうとは思うが なかなか馴染めない。
新しいものに馴染めず、今の風潮はと嘆き ことあるごとに昔は良かったと言う人種に限りなく近づいている 要するに『歳をとった』ということなのかもしれない。
それでも。 やっぱり「こっくり(した味)」というのは変だ。
かずぴーのテニスの試合で連休の前半が過ぎ あっという間に、5日になっていた。
例年、子どもの日は、川崎大師で厄よけをしている。
浪人中の娘と、反抗期後半の無愛想な息子との3人では なかなか足並みが揃わない。 が、私を含めて、幼い頃から慣れ親しんだお大師様の威力は絶大で お参りをし、厄よけのお護摩をたいていただくと みんながなんとなく落ち着いた気分になって いつものお店で焼きそばを食べる頃には 笑顔らしきものが、かずぴーの顔にも浮かぶ。
娘の厄年をすっかり忘れていたが それを思い出してあやぽん専用の厄よけもした。 合格祈願のお札もいただいた。
行って良かった。
今日のしめくくりは菖蒲湯だ。 余談だが 私は菖蒲とアヤメの区別がつかない。 と、入力しようと思い『アヤメ』を漢字変換したら 『菖蒲』と出た。 おなじってこと?
なんだかだるい。
大したこともしていないのに妙に疲れる。 大したことをしていないから妙に疲れるのかも。
BBSの調子が悪くなって以来 自分のHPの管理もできないのはまずいと思い 必要なソフトのバージョンアップを手がけ始めたが ネット上の倉庫に入るための鍵となるIDナンバーやパスワードがわからず バックアップしておいたファイルが新しいPCでは読み込めず あっちこっちにお尋ねメールを出したりパスワードの変更を依頼したり で、挫折。
見苦しいものは、見ないことにしようと決めた。 そういうわけで、相変わらず日記とBBS以外は時間が止まっている。
かずぴーのテニスの試合を観に行く。 先日勝ち抜いたのはシングルスで、今日はダブルスの試合だ。
会場校となったのは、目黒区と世田谷区の境にある 某国立T大学付属中学(高校)。 ここの学校は、運動もなかなか盛んだ。 文武両道・・・。 そして 先日の試合で、かずぴーがタイブレークの末にやっと勝った相手は 某国立G大学付属中学の生徒。 「アタマいぃんだからさ、テニスぐらい譲れよなーって感じだよね」 と、あやぽん。 天は二物も三物も、与えるところには与えるらしい。
かずぴーにだって 天賦の二〜三物ぐらいあるかもしれない。 いつか判明するだろう。
とりあえず ダブルスの試合は、3戦めで負けた。
|