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2004年03月31日(水) 崩壊の危機

多忙きわまる。

昨日は、夕方まで仕事をし、それから川を越えて渋谷で人に会い
その後は、日記に記したとおりである。
そして、今日は
かずぴーのテニスの試合に午前中いっぱいを費やし(またもや川越え)
午後は銀行にて振り込み作業、頼んであったライラックを取りに花屋さんに行き
夕方から3時間だけ仕事。
明日は、まず渋谷付近で人に会い(再び川越え)
その後に東京のはずれまで運転。予想所用時間往復5時間。(再々川二つ越え)
あさっては
早朝より某社団法人のお務めでイチゴ狩りに静岡へ。(川は・・・越えるだろう)

・・・・・こんな私は、私じゃない。

「忙しいの〜?あなたに似合わなーい」とセツコは言ったが
忙しい。

このペースが、来週の半ばまで続く。
壊れそうだ。



2004年03月30日(火) 雨の夜の東名高速

明日まで合宿の予定だったかずぴーが
もっともらしい理由と胡散臭い理由の両方で
一日繰り上げて帰宅することになった。

帰ってくるのはいいが、合宿所は神奈川のはずれの不便な所にあり
単独で、しかも夜間に帰ってくるのは難しい。
というわけで、今日の仕事が終わってから車で迎えに行くことになった。

夜の高速道路は怖い。東名高速は特に怖い。
雨が降っていたらもっと怖い。雨の量が多ければ、さらに怖い。
すべてが最大級に怖かった。

夜の闇と吹きすさぶ雨で、前がほとんど見えない。
時折、私の車を追い越すトラックの水しぶきで
水中を走っているような状態になる。
いくらハンドルを握りしめても、体を前に乗り出しても
見えないものは見えない。
安全運転で走っていた大型トラックのテールランプを頼りに
「何があっても、ずっとあなたについて行きます」と走り続けた。
そんな私の一途な思いを知ってか知らずか(知るわけない)
件のトラックは、私が降りるインターより手前の出口で降りてしまった。

心細さが頂点に達したとき
私と同乗者のあやぽんは、妙にハイになって
下らない冗談で笑いあう。
笑っている場合じゃないけど、とにかく笑った。

帰りも同様の状態だったが
女二人のテンションについてこれないかずぴーだけが
「スピード落として」とか「笑わせないで」とか言いながら
深刻な事態に陥っていた。
そう言うかずぴーの声が、合宿の間の「声出し」のせいでかすれており
そのかすれた蚊の鳴くような声で、真剣に訴えかける様子が、また可笑しく
女二人は、笑いで恐怖を乗り越えたのだった。



2004年03月29日(月) マイペースときどき自分勝手

あやぽんと二人きりの昼下がり。
勉強中のあやぽんに疎まれながら所在なく過ごしていると
移動パン屋さんの音楽が聞こえてきた。
今まで利用したことはないけれど
ウチから一本裏の通りに停車・販売しているのは何度か見かけたことがある。

勉強中という大義名分のために
声をかけても横柄な返事ばかりだったあやぽんが
パンの誘いには乗ってきて
「甘いパンが食べたい」と突如フレンドリーになる。
私は、すっかりその気になって
何が何でもパンを買おうという意気込みで外に出た。
が、パン屋さんはいつもの場所にいなかった。

春の日ざしの下、パン屋さんを探して彷徨う。
どこに行ったらいいものか皆目見当もつかないので
ただ、やみくもに歩く。うっすら汗をかきながら。
結果、やはり無駄足となり手ぶらで帰宅。
なんだか、甲斐性無しになった気分でリビングに入ると
あやぽんは、自分用の昼食『納豆トースト』を調理中だった。
私の帰りが遅いので、自分だけとっとと別のものを食べることに決めたのか。
私の頭の中を巡る諸々の思いをよそに
リビングいっぱいに漂う、炒められた納豆の表現しがたい匂いが
あやぽんの主義主張を象徴的に物語っているようだった。。


彼女の、そういう、なんというか
非常に合理的かつ無駄のない発想を
私は、ときどき、ものすごく羨ましく思う。
一歩間違えば、と言うより、もうほとんど『自分勝手』寸前の行動が
彼女にかかると、まったくそう見えない。
そんな彼女のキャラを、憎らしいほど「いいな」と思う。



2004年03月28日(日) 冷たい娘

日記の設定に数時間を費やした。

もともと知識はないのだけれど
既存のパターンに一部だけ自分のオリジナルを入れる
というのが、特に私には難しい。

あやぽんは、こつこつとタグを覚えた人なので
教えてくれれば助かるのに
どうしてか
彼女はこの領域に関し、私に質問されるのを嫌う。

非常に無愛想になり、教え方もぞんざいだ。
ふだんは、比較的素直で手伝いも嫌がらない彼女が
何故?
母があまりにも無知なので教えるのが面倒なのか
母の無知ぶりを見るのがイヤなのか。

卑屈になって教えを乞う自分もイヤなので
ムキになって一人で挑戦しつづけ、ついに完成。
どうだ!
と、出来上がったページを見せたら
「なんか、病院みたいだね」と一言。
・・・ふーん、そう。
清潔感が漂うって言ってくれたいのなら、そう言ってよ。

どうやら彼女は、私のネット活動(?)に関し
好意的ではないらしい。

今日から、かずぴーが合宿で留守なので
今夜はそんな娘と二人で、エスニック料理を堪能した。
私は「ぬけがけ」をするつもりはなく
かずぴーの嫌いなものは彼のいない間に、と思ってのことだが
「かずぴーがいない間に、どっかにドライブに行こうよ」
と、どこまでも冷たい娘であった。



2004年03月27日(土) 気をつけて行ってらっしゃい

夜明けまで起きていて
午前中、寝たり起きたりの後
気合いを入れて寝直して
目が覚めたら夕方の5時だった。

「夕御飯どうするの?」とあやぽんに聞かれ
「かずぴーが帰って来てから考えよう」と言ったら
「とっくに帰って来てるよ」と言われた。
・・・・息子の帰宅も気付かないなんて、そんなんでいいのか。

明日から、かずぴーが部活の合宿に行くので
近くのファミレスに行くことになった。
彼が合宿やお泊まりの学校行事に行く前夜は
ファミレスで外食と決まっている。

いつからそうなったのかは、覚えていない。
たまたま、何かの行事の前の晩にそこで食べたのがきっかけで
その次も、そのまた次も「○○の前の晩はあそこで食べたから」と
毎回、そこで食べるようになった。

かずぴーは、縁起をかつぐというかなんというか
この手の儀式が好きだ。
何かにつけてこの調子なので、不自由なんじゃないかとも思う。
でも
実は私自身が、そのタイプなので
彼の気持ちはよくわかる。
血は争えない。



2004年03月26日(金) 燃焼系

最近の飲み物は、へんな名前が多い。
例えば「アミノ式」。
なんだか、昔の体操法みたいだ。
昔の体操法とか泳法とか。

「あー、オギノ式とか?」とあやぽん。
・・・え?
そ、それは避妊法だ。
よそで「私はオギノ式にはまっている」などと言わないで欲しい。
頼むよ。
「あは、あはは。。。出産法だっけ?」とあやぽん。
それは、ラマーズ法じゃないのか?
・・・はぁ。

アミノ式もオギノ式も、はたまたラマーズ法も
もう私にはすっかり縁がない。
はあぁ。。。



2004年03月25日(木) 春だし

どうも、体がこわばって動きが不自由だ。
特に腕のあたりは窮屈な感じさえする。
まずい。

先日、新しい予備校に通い始めたあやぽんは
「先生が気持ち悪すぎて授業にならない」という
わかったようなわからないような理由で、辞めてしまった。
一体、どんな先生なんだ?
彼女が、その気持ち悪い先生のことを『肉だるま』と表現したので
「そんな言葉は聞いたことがないのでイメージが浮かばない」と言ったが
今の私に、ぴったりのネーミングのような気がする。
いよいよ、まずい。

思い出したように、ダンベルを持ってはみたが
でぶのせいか、歳のせいか、関節がぎくしゃくして
良くない負担がかかっているという手ごたえがあり中断。
やっぱり、骨に負担のかからない水泳しかない。
行く、ぜったいに行く。
行って、身も心もすっきりするのだ。

でも、どうしても気になるのが
以前、プールに通っていた時に見た年上の方々の体型だ。
どなたも、スリムではなかった。
どちらかというと、太っていた。
通い始めの方々ばかりだったとは思えない。
うーん.....




2004年03月24日(水) ささやかな幸せの日々

今日は、午前中に家の点検の人が来た。
屋根の上に登ります、とは聞いていたが
曇りガラスの向こうに、はしごを登る影が見えた時は怖かった。

今回は五年点検で
今までにも一年めと二年めに点検をしてもらっている。
私は毎回
『日頃の手入れがきちんとしていない』とか『だらしがない』とか
そんな風に思われるんじゃないかと
まるで自分が点検されるような気がして
なんだか居心地の悪い思いをしながら点検の終了を待つのだ。

午前中いっぱいをかけた家の点検は無事終わり
今回は無償で済んだものの
十年後と十五年後には大々的な補修をしなけらばならないらしいと知り
ずいぶん先のことなのに、出費を思って気が沈む。
どんなものでも、維持することは大変らしい。

あやぽんにその話をすると
「十年後かぁ。ここに住んでいるのかなぁ。」と言う。
十年後、二十八歳になるあやぽんと二十三歳のかずぴー。
・・・もしかして、私一人?と、急に寂しくなる。

春休みになって
親子ともに勉強から解放されたせいか
なんとなく、私とかずぴーを取り巻く空気が軽やか。
勉強が、こんなにも気の重いものだとは
自分が勉強している時にさえ、思わなかった。

明日は、テニス部の練習があるという。
青少年は、スポーツに汗するのがよろしい。
いちいち友達に電話しないと
練習時間もわからないというのは、少し問題だが。

けちけちと見ていた『ありがとう』もいよいよ最終回。
あやぽんが予約録画をしている番組(坂本竜馬のなんとか)が終わったら
まるごとバナナを食べながら見よう。









2004年03月22日(月) 脳内老化

最近、脳の能力の低下を真剣に心配している。
思っていることとは違う言葉が口から出て
『違う!私が言いたいことはそれじゃない』
と思いながら、意志とは関係なく会話が進んだり
言いたいことにぴったりの言葉が見つからなくて
気持ちを表現できなかったり。

そんなことは、よくあることだ
と、思う方々がいたら、以下をお読み頂いて御判断頂きたい。

今日の仕事中、間違った商品が届いたというクレームを受けた。
紅鮭の缶詰めを頼んだのに、白桃の缶詰めが届いたらしい。
パソコン上の記録も、お客さまが受け取った伝票上も
はっきりと『紅鮭』と記されているので、単純な配達ミスに間違いない。
という、至ってシンプルな内容で
私も、非常にシンプルに理解したのに。

間違って届いたのが『白桃』。
お客さまが欲しいのは『紅鮭』。
ちゃんとわかっている。わかっているのに口をついて出たのは
「申し訳ございません。大至急、白桃をお送りします」だった。
言ったそばから間違いに気付き、言い直すつもりが
紅鮭が、間違って届いてしまったのですね」と、上塗りする始末。

自分の言うことがわかってもらえない、と思ったお客さまは
「どうして、こんな簡単なことがわからないのだ?」と怒り始めた。
ごもっとも。
わかってはいても、違う言葉を発してしまっては言い訳もできない。

こんなのは、よくあること?
私の脳、どっか悪いんじゃないの?

よくありそうな、ありふれた間違いと思えば思えないこともないのだが
なんか、怪しい。
ありふれた間違いと危ない間違いの境界を
すでに越えてしまったのではないかと、秘かに怯えている。




2004年03月21日(日) 前言撤回で『ばか!』と叫びたい

成績表と銘打って日記を書いたら
続編ができてしまった。

中学校の事務室からの電話で
バス会社の営業所から学校に連絡があり
かずぴーが落としたらしい成績表を
バス会社で保管しているとのことなので
取りに行って欲しいと言う。

あんなもん、どういうわけで落としたのだ。
特に封印しているわけではないので
もし、誰かが何の気なしに見てしまったら
見た人は「申し訳ない」と思ってしまう成績表だ。
見られたこちらも、見たあちらも互いに気まずい。
しかも
落としたらしいそのバスは、家の近くの路線バスではなく
学校帰りにかずぴーが利用したらしい、自宅から離れた路線のバスで
その営業所も、当然ながら遠い。
重ね々世話のやける奴だ。

自分で行って、取って来い!
と言いたいのはやまやまだが
遠い上に、非常にわかりにくい所にあるので
休日出勤の私が、仕事を終えてから取りに行くしかない。
なんともやるせない。

それにしても。
三学期も終わったというのに
成績表がないことに、親子共に気がついていなかった。
私は「見たくない」と思っていて
かずぴーは「見せたくない」と思っていたのだろう。



2004年03月18日(木) 成績表

車を運転しながら
よそ事を考えてはいけない、と思いながら
渋滞中のヒマを持て余し、ぐるぐる考え事をした結果
「勉強にも向き不向きがあって、『やればできる』のは確かでも
『やれば』の部分に向き不向きがあることを知るべきだ」
と、今さら気付く。ごめんよ、かずぴー。

誰も彼も(諸先生がた&私)に
同じようなこと(コツコツ地道に怠けず努力を積み重ね...)を言われて
かずぴーがやる気になるわけがない。
せめて私は、もう言うのを止めようと心に誓う。

同じようなことばかり言われるということは
彼にそれが欠けているからに他ならないのだが
コツコツ積み重ねるのが不得意な子がいたって不思議ではないのだ。
ひときわ走るのが遅い子がいても、もの凄い音痴の子がいても
特訓したりしないではないか。
かずぴーは、コツコツに向いていないんだ。
一般的には、好ましくない傾向にあっても
それが彼なんだ。
そうなんだ。。。

しかし。
生きるために必要なスキルは、多い方がいい。
進学しないよりは、した方が無難だ。
口は出さぬが、家庭教師は来るよ。



2004年03月16日(火) 忙中閑あり

寝不足のまま、午前中より夕方までフル稼動。
高速道路では、また事故車を目撃し
自分を戒めつつ渋滞に苛立つ。

何気なく見ていたトラックの積載物の表示に驚いた。

積載物:醤油        積載物:牛乳














この年になるまで
こういうトラックは、石油とか科学薬品とか
とにかく『危』のマークがつきそうなものを運ぶのだと思い込んでいた。
お醤油も牛乳も、パックに入れてから運ぶとは限らないのか。。。
本日のトリビア。75へえ。







2004年03月14日(日) 来月から、泳ごう

じわじわと、しかし、確実に
太った。

綺麗な人々を見ると
痩せたい、とも思うが。
痩せることと、綺麗になることはイコールではないのだ。
間違えないように。

そして
美味しいものを食べることで満足を得るのと
外見を保つことで満足を得るのとを計りにかければ
どちらが優先されるか、結果は明らかだ。

美味しいものを食べて満足が得られることは確実だが
それを我慢したところで、外見が保たれる保証はどこにもないし
そもそも、痩せたって太ったって、誰が気にするというのだ?
・・・

こんなことを、前にも書いた。
太ったことに焦るたび
言い訳がましく、もっともらしく
なんとか自分を納得させようとするのだ。
この考え方自体、たるんでいる。
私は、身も心もたるんでいる。
痩せなくてもいいから、このたるみだけはなんとかしたいと
切実に思う深夜。
おやつは控えよう。

しかし。
自分のことを棚に上げて、本気で疑問に思う。
世の中の体重の基準、間違ってやしないか?



2004年03月13日(土) 古き良き・・・

ありがとう』を録画して
少しずつ、ケチケチと楽しんでいる。

30年ほど前の番組だから
内容もその時代の世相にあっているのだろうとは思うが。

結婚が決まった後の石坂浩二と水前寺清子の会話が凄い。

「僕のこと好きかい?だったら『好き』って言えよ」と石坂。
「いやだぁ、恥ずかしい。じゃ、後ろ向いてて」と水前寺。
テレビの前で、見ている方が恥ずかしい。

こんな会話が、夜の公園のブランコの前で展開されるのである。
おまけに、どうやら二人は、手も握ったことがないらしい。
それで結婚式の日取りやら衣装やらを相談しあっている。
しかも「子どもが生まれたら」なんて会話までしている。
手も握ったことがないくせに。
30年前は、こんなのが当たり前だったのか?

時間ですよ』のケンちゃんが
「隣の真理ちゃん」に抱く感情も似たようなものだ。
だが。
今では現実離れしているようにさえ見えるそんな内容に
なんだかほっとしてしまうのだった。



2004年03月12日(金) 期末テストの結果の結果

かずぴーの答案が続々返却。
想像を絶する、ということはなかったけど
(想像が『想像を絶する』程度に達していたので)
やはり、ひどい。

仕方ない。
数学のみ、家庭教師さんを頼むことにした。
私は金銭的に『仕方ない』と受け入れ
かずぴーは勉強することを『仕方ない』と受け入れた。
親子ともに、なんだか嬉しくない選択だ。

来週、家庭教師派遣センターの方が
家庭教師候補の方々の履歴書を持って来ることになった。
今度の家庭教師さんは
履歴書の『苦手なもの』の欄に『へび』とは書かかない人を選ぼう。



2004年03月11日(木) 春の嵐

今日は風が強かった。
風の強い日は嫌いだ。
数多くの学習経験から、目にゴミがはいる感覚が常に蘇る。

遠い昔の幼い日。
目にゴミが入ってしまい、ごしごしこすっていたら
それを見た幼馴染みの『真ちゃん』が
「はるみちゃんが泣いている!」と勘違いし
可哀想だからおうちに呼んであげようと思った(らしい)。
事情がわからない私は、誘われるままにおうちに入り
昼食をごちそうになった。

そこに至るまでの経緯を聞いたのは
その昼食の最中、真ちゃんのおかあさんからであった。
真ちゃんの優しさが、なんだか嬉し恥ずかしく照れて緊張した。

真ちゃんは、とても優しい子で、私は彼のお嫁さんになりたかった。
真ちゃんに優しくされると、真ちゃんも私を好きなのかなと思い
それが、嬉し恥ずかしかったのだ。

その後
小学校1年〜5年生まで、小林君という子のことが好きだったので
『初恋の相手』は小林君ということにしていたが
お嫁さんになりたかったのだから、初恋の相手は真ちゃんだ。

真ちゃんは、今も当時と同じ場所に奥さんと子どもと一緒に住んでいる。
どんなおじさんになっているだろう。
最後に会ったのは、お互いが10代の時だった・・・

と、風の音を聞きながら、初恋の相手を再確認し
思い出に浸る私は『逞しいおばさん』になっている。



2004年03月09日(火) モザイク画

かずぴーは、提出物の期限を守ったためしがない。

実技系の科目は、それで成績がつくのだから
出来不出来はともかく、提出期限は守れよ
と思いながら、彼の部屋の机の上に放置されたままの
美術の課題の『モザイク画』が気になって仕方がなかった。

手伝いたい、と言うよりも、ちょっとやってみたかった。
が、「手伝おうか?」と言ったら、断られた。

そして今日、彼のいない間にちょっとやってしまった。
ほんの少しだけ、青や黒や緑の、小さなかけらを張り付けた。
やってみたら面白くて、一個で止めるつもりが数個くっつけてしまった。

「絶対、気がつくよ。怒るよ。」とあやぽんに脅され
彼の帰宅が怖かった。

そして、かずぴー帰宅。
夕食前には、気付かなかった。お風呂上がりにも気付かなかった。
自分の部屋に何度も入るが、何度入っても気付かなかった。
見ていないのだ。
提出期限はあさってなのに、三分のニほどしか仕上がってないのに
机の上のブツを見てもいないのだ。

しかし。バレるのが怖くて、早く仕上げろと言えない。
しかし。このままでは間に合わない。
彼は、作品の変化に気付くこともなくリビングでPCを立ち上げている。

仕方なく「実は、謝らなければならないことがある」と告白した。
バタバタと階段を上がり、作品をチェックして戻った彼は
どの部分か気付かなかったようなのだが
それを隠してぶ然とした表情を作っている。
なんだか気まずい沈黙なので
「あのさ、日本の形の緑の部分が九州までだったから
 小さく沖縄も付けたんだ」
と、いらぬことを言ってしまう。
「あぁ、あれね」と、言われてもまだ気付かなかったようなのに
不承不承という感じに頷くかずぴー。

なんだ、どうでも良かったのか。
でも、それじゃ困るよ。

もう、これで怯える必要がなくなったので
「さっさと仕上げて、期限内に提出しろ」と言った。




2004年03月08日(月) 桜三月散歩道

午前中より、昨日の続きを張り切って行う。
が。
まだ足りなかった砂利石。

試験が終わって休み中のあやぽんを連れて
三たびホームセンターへ。

昨日の最初のおじさんが登場。(240キロまでは大丈夫!の人)
「今日はお嬢さんがいるから、180キロまでは大丈夫です」
と、あくまでも『一人60キロ』に基づいた計算で言い切る。
60キロとは、あやぽんに対して失礼じゃないか?

それでも、おじさんに従い
ぴったり180キロ分のジャリを買って帰り
無事に敷き終えた。ほっ。
これからは、『防犯ジャリジャリ』がジャリジャリと音をたてていないか
夜な夜な聞き耳を立てよう。
苦労して敷き詰めたジャリが役に立たなくては困るし。
いや、音がするような事態になったら困るのだけど。

午後、すっかり慣れた高速道路を飛ばし、途中、事故車を二ケ所で目撃。
他人事じゃないと自分を戒め、目的地にて義務と課した用事をこなす。
それも、あと一ヶ月弱。
今後に不安はあるけれど、前進あるのみ。
後退したくてもできないのが人生だ。

その後
知人に会って楽しいひとときを過ごし、週の始まりの憂鬱を忘れる。
ありがとうM子さん。
おかげさまで、アップデートも済みました。
もう、サクサクです。



2004年03月07日(日) 日曜大工

砂利石を買う。

ここに引っ越して来た当初に、防犯上そうした方がいいと言われ
家のまわりに、玉砂利を敷いた。
ホームセンターで買うと安いし、作業賃も勿体無いということで
自分で買って来て自分で敷いた。
石だけあって、一袋10キロとか15キロの重さがある。
結果、志し半ばにして挫折。
家のまわりの三分の一ほどを敷き詰め、そのままになっていた。

それから早5年。
『防犯ジャリジャリ』と言う
踏むと通常よりも大きな音がするという石を見つけ5袋買った。
他に、その下に敷きつめる安い砂利を2袋。
計80キロ。

「こんなのを、乗用車で運んで大丈夫ですか?」と聞くと
ホームセンターのおじさんは
「大人一人が60キロとして
 5人乗りなら運転手の分を引いた240キロは運べる」
と言い切る。
理論的にはそうだけど。。。ずしりと重い石を思い
不安なので、取りあえず80キロ分を買って帰る。

砂利石というのは、あんなに重いくせに
敷いてみると、あっという間になくなり
一袋で、大した面積を埋めないものだ。
買って来た分は、すぐに底を尽き
簡単に計算したところ、あと3倍近くの量が必要だとわかる。

せっかちな私は、再びホームセンターに行った。
どうしても、今日中に買ってしまいたかった。

さっきのおじさんは、240キロは運べると豪語したのに
今回のおにいさんは、200キロ弱の買い物を
「う〜ん。。。」と不安げに見守る。
送料2000円は高いじゃないか。
「自分で運ぶ」と、今度は私が言い切り
それぞれの座席の足元とトランクにわけて積み込み、持ち帰る。

家に着いて車から下ろし、所定の場所まで運ぶのがまた一苦労であった。
かずぴーが、逞しい少年に成長してくれていて良かった。ありがと。

今日中に敷いてしまいたかったが、外はすっかり暗くなっており
防犯ジャリジャリのせいで私が通報されたら困るので、諦める。
明日が楽しみだ。



2004年03月05日(金) 柿と姉

いよいよ明日は英語・ENGLISHだ!
かずぴーの数少ない得意科目だ。

英語の教科書に、彼が書き込んだ日本語訳。
『sister:妹(柿)』・・・柿?
たしかにsisterは、妹とは限らない。
が。
柿ということは、絶対にあり得ない。
・・・言いたいことはわかるけど。

ヘッセの代表作は?と聞くと、何度教えても
『曲がる教室』
と答える。曲がる教室・・・って、なんだ?

どこかでインプットされて以来
彼の頭から離れないらしい『曲がる教室』。
『車輪の下』と繰り返し教えられるうちに『曲がる車輪』まで進歩。
あと一歩だ。
と思っていたら、今日のテストでは出題されなかったらしい。
良かったね。

かずぴーは、テストのたびに大真面目に笑わせてくれる。
今回のヒットは、『柿』に決定。



2004年03月04日(木) 期末バトル

もうやめよう。
彼の勉強にかまうのはやめよう。
何度もそう思ったのに。

互いに学習しない親子だ。

今日は、期末テスト初日。
音楽と理科のテストだったそうだ。
理科は「これ以下がない」という成績なので向上あるのみ。
(現状維持という線が濃厚だが)
そして。
『魔王』の作曲者を「シューマッハ」と書いたらしい音楽のテスト。
車に乗ったりピアノを弾いたりでは、彼もさぞ忙しかろう。。。

明日は社会と国語のテスト。
ヘッセの代表作の名前と、日米貿易摩擦&BSE問題だけでも
押さえておいて欲しいものだ。

なんだかとっても、疲れた。。。



2004年03月03日(水) ケーキ獲得物語

お雛料理の材料を買いにデパ地下へ。

最初にケーキ売り場に目が行ったが
ケーキを持って食料品を買うのもイヤだし、と
先に食材を買うことにした。
が。
買い物を終えて、ケーキを買おうとしたら
目星をつけていたケーキが売り切れているではないか。
なんということだ。そんなに突然売れだしたのか。あぁ。

もともと、買おうと決心まではしていなかったケーキなのに
急にどうしても食べたくなった。
でも、ないものは仕方ない。
そう思いながら、他のケーキ屋さんをうろつく。
しかし、先ほどのケーキが頭から離れず(多分に美化されて)
すっぱい葡萄だ、甘いレモンだと葛藤が続く。

うろうろしているうちに振り出しに戻ってしまい
ふと見ると、あのケーキがまた売られているではないか。
きっと、いったん売り切れた後、奥から出して来たに違いない。
慌てて列に並び(けっこう人が集まっていた)
そそくさと目的のケーキを手に入れた。

そして。
手に入れてみると、一番最初(買い物の前)に感じたように
それほど、食べたいケーキに思えなくなってしまったのであった。

これがそのケーキ。どうしたわけか、変な写り方。怒ったのか?





2004年03月02日(火) 雛人形なしの雛祭り

このところ、本当に忙しく、行動範囲は東京都の端まで広がり
毎日が、目まぐるしく過ぎて行くので
つい、お雛様を出すのを忘れていた。

忙しくなかった去年も一昨年も出さなかったが
忘れていたわけではなかった。
しかし、今年は、本当に忘れていた。
どうでもいいことのようだが、この違いは大きい。

「飾ったお雛様をしまうのが遅いと、お嫁に行くのが遅れるって言うけど
 お雛様を飾らないと、お嫁に行けないって言うらしいね」
と、あやぽん。
彼女がお嫁に行けなかった(行かなかった)あかつきには
せいぜい、このことを言い訳にして頂きたい。

彼女のお雛様はでか過ぎるのだ。
ちびの私では、最上段の飾り付けが困難な上
お雛様というやつは、やたらに小物が多くて面倒だ。

なので、飾り付けが簡単なかずぴーの鎧兜は比較的マメに飾っている。

・・・結局、忙しくても忙しくなくても
飾るのが面倒なのだと、今、気付いた。

明日は、恒例のちらし寿司とお雛ケーキで祝おう。
と思ったら、予備校があるので帰宅は10時近くだと言われた。
・・・寿司は食べるが、ケーキは帰宅まで待つよ。

おまけの質問:
「横網」という字を、パッと見て何と読む?



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