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今日は、父の七回忌。 早いものだ・・・父を偲んで・・・ と、心のどこかで思いながらも 準備に不手際があり、かずぴーが帰宅時間を守らず 母はとんちんかんで なんだかばたばたと始まった。
そして。 私はあの手の雰囲気に弱いのだが 今日はとうとう『ぷっ!』と吹いてしまった。(オナラじゃない)
最初は『くくく・・・』と震えながら我慢していたのだけど 横を見ると かずぴーは大仏もどきになっているし(手のポーズと半開きのような目) 私の『くくく・・・』を見たらしいあやぽんも 下を向いて真っ赤な顔をして震えているし 母は「南無・・・」とか言い出すし どれもこれも大したことではないのに可笑しくて 手をつねって、必死にこらえていたのだが お焼香の時 耳が遠くなって音の感覚がずれている母が 隣家にも届けとばかりに大音量を響かせながら ちーんっ!ちーんっ!ちーんっ!と木魚をたたくようなやり方で 鈴(りん)を3回も鳴らしたから、もういけない。 積もり積もっていたのもが吹き出て『ぷっ!』と声に出てしまい 『はー』とか『ひー』とかいう音付きの息継ぎをしてしまったら もう、とどまるところを知らず『ぐっ!』『�っ!』を連発 小声ではあったが、たしかに『笑った』。
その後もしばらく、体を震わせ涙を流し手に汗を握って耐えた。 やがて お経が終わり、お説教をして頂く頃には収まった。 良かった。
気持ちは、ちゃーんと通じていると勝手に解釈しているが お父さん、不謹慎でごめん。
あやぽんが予備校に行っていて 冷戦状態のかずぴーと二人だけの夕食。 彼とは、ここ数日、ろくに口をきいていない。 なんだか、気まずい。 そんなところへ『セックスレスの夫婦がなんたらかんたら』 と、テレビで始まってしまって、気まずさ倍増。 いや~な空気が流れる。
冷戦状態で会話がなくても、どちらが有利(不利)か お互い、暗黙のうちにわかるものらしい。 情勢は、行ったり来たり。 いつまでもこのままじゃいけないなぁ、きっかけが難しいなぁ などと、考えてばかりいたら かずぴーの夢を見た。
おむつをしていた頃のかずぴーが ほ乳びんで、何かを飲んでいる。 「かずちゃん、美味しい?」と聞くと そう美味しくもなさそうな飲み物なのに、健気に「うん」と頷く。
夢は、記憶の引き出しにあるものの再現のようで 起きている時に思い出す思い出より、ずっとリアリティがある。 現実そのもの、今、実際に体験しているかのように感じる。 でも、脳のどこかでは『夢』だとわかっているので 幼い頃のかずぴーをかまいながら 懐かしくも切ないような気持ちになる。
目覚めに近付いて 覚醒しつつある意識と夢の感覚が入り交じった状態の時は 切なくも悲しくもあって、目が覚めてからも感情だけが生々しく残った。
今日、以前に住んでいた家の近くを通り 少しの間、車を停めて その家をじっと見てしまったせいかもしれない。 あやぽんが3歳から小学校6年生まで かずぴーは、生まれた時から小学校2年生まで 子育ての大変な時期を、そこで過ごした。 大変だったのは、肉体的な面がほとんどで 充実した楽しい時期であった。
幸せな日々だった。
風邪をひいた。 主たる症状は、鼻づまり(鼻水)。
昨日よりは、だいぶ調子が良いのだが 今日は仕事だったので、大変だった。
鼻づまりのオペレーター、これはきつい。 話す方の私のみならず 聞く方のお客さまも耳障りだったに違いない。 申し訳ありません。
鼻がつまっていると、いつも以上に 頭がぼーーーっとして、思考が散漫になる。 そんな今日 運送会社関係の「運(はこぶ)」さんというお名前の方 あなたが、本日のヒットです。
・・・まだ、思考が散漫のままらしい。
朝の番組でやっている占い。 基本的には信じていないんだけど 悪いことを言われると、やっぱり気になる。 悪いときはチャンネルをかえて、別の占いを見たりもする。 星占いという点では同じなのに、何故に違う内容になるのか? やっぱり、信ぴょう性は低い。。と思うのに 良いことを言われて、それほど本気にせず 悪いことを言われた時だけ気にするなんて。。。馬鹿みたい。
あやぽんが、♂と♀の記号の区別が覚えられないと言うので 男はやじるしがついていている方だと教えた。 なんでだろ?と言うので、ちんこじゃないか?と言っておいた。 えー、そうなんだ、これでやっと覚えられたよ、とあやぽん。 本当はどうなのか知らないけど、とにかく私はそのように理解している。
煩わしいことが多くて、胃が痛い。 食欲だけでも満たそう、は、まだ続いている。
心配事で胃に穴があくのと、食べ過ぎで胃がパンクするのと どっちが先だろう? どっちも起こりそうもないけど。
ひきこもりたいが、その余裕すらない。 勇気がないだけかも。 いいんだか、悪いんだか。
2004年01月25日(日) |
さすっても虚しい我が腹部 |
何かと気掛かりなことが多くて 胃の調子も悪くて、時間の余裕もなくて。
どうも、体に悪そうなことばかりのようなので せめて食欲ぐらい、好きなように満たしてやろうじゃないかと 欲望のおもむくままに食す。 体にいいのか悪いのか。
結果 夕食前に満腹になり、しかし家族の食欲を無視するわけにはいかず 満腹のまま食事の支度をし、結局、満腹なのにまた食べた。
なんだかなぁ。 私の腹部は、今、ほぼ臨月状態だ。 マタニティ・ドレス、捨てなきゃ良かった。(いつの話だ)
今日は、大嫌いな土曜出勤。 2時間半という半端な勤務時間だったのと その後に、出かける用事があったのとで 車で行った。
近くの100円パーキングに停めるつもりで行ったのに 満車。 遅刻ぎりぎりなのに 満車。 焦った。
焦って焦って、近くにあった大きな美容院の駐車場に停めた。 無断駐車がばれませんように、と祈りながら。
美容院からは見えない位置にある駐車場で お客さんがいっぱいのわりには、駐車場には余裕があった。 でも ばれたらどうしよう、と気になって仕事どころではなかった。
大したことではないと思おうとしても だんだん、胃が痛くなってきて 小心者は、あんなことをしてはいけないんだと身にしみた。
やっぱりバスが安心だ。
朝早くに活動を開始し、夕方まで動き回る。 そんな、以前だったら考えられないような日課を ここ数日こなしている。
午前中の私と午後の私と、夕方以降の私。 全部違う役割の私。 どれも私であることは間違いないのに 自分を見失いそうになる。 そのどれにも、安らぎを見出せないのも辛い。
今日は、珍しく午後が空いていたので 大好きなべーグルとクリームチーズを買い 向田邦子の新春ドラマシリーズ(古いやつ)を見る。 『午後はそうやって過ごそう』と決めた時 なんだかとってもわくわくした。 そして そんなことにわくわくすることが、ちょっと寂しかった。
田中裕子の表情や声は、どこか切ない。 儚気でもの悲しくて柔らかい女。。。 そんな女に生まれていたら、私の人生も変わっていただろうに。
頭の上に暗雲がたちこめて 暗がりの中を恐る恐る歩くような生活になってから もうすぐ一年。 早い。 もっと、もっと早く、時間が経てばいいと思う。
2004年01月16日(金) |
先生!雪ですよ!!! |
あやぽんの担任の先生の御乱心で 急きょ、行われることになった懇親会。 それが明日です。
天気予報によると雪が降るらしい。 行きたくないのに、なんの因果か役員になっているので 主催者側なのだった。 行かないわけにはいかないだろう。
もともとの参加希望人数が、クラスの半分程度の人数だった。 天気予報を聞いて、欠席者が続出して 結局、ふたを開けてみたら 担任と役員3名だけの懇親会、になったらどうしよう。 話なんてない。
おまけに、私は雪が降ったら車の運転ができないのだ。 (これは、非常に個人的な都合なのだけど) 車で行けば30分程度の距離が 公共の交通機関を使うと、順調に行っても1時間。 雪で遅れたら、さらにかかる。 あーあー。
バスと電車を乗り継いで、行きたくもない懇親会に 雪の中を出かけて行くなんて、まったくの苦痛だ。 苦痛だよ、先生!
友人のるりさんのことを考えていたら 夜、彼女からメールが届く。 前にもこんなことがあって、やっぱり日記に書いたような。
メールの内容が、これまた最近私が考えていたことで たまたま昨日、夢に見た内容と同じだった。 偶然と言えばそれまでだけど。
人に会うのも億劫で、億劫がっているとますます億劫になって ついには、自分に付き合うのも億劫になることがよくわかっているので るりさんのように、波長の近い人にはなるべく会うように心掛けている。 そろそろ近況報告交換会の時期かもしれない。
しかし、このところ本格的に寒い。 冬は、こんなもんだが、この冬はこんなもんじゃなかったはず。 本格的な冬到来、と感じる今頃の季節 実はもう春に向かっているのだなぁと感じるのが日暮れ時だ。 職場から外に出ると、外がまだほんのりと明るい。 12月だと、その時間(だいたい5時過ぎ)は、もう真っ暗だ。
これから、だんだん日が長くなっていくのだなぁ。 こんなことを言うのって、なんだかとっても年寄り臭いなぁ。 それにしても、本当に寒いなぁ。。
人肌が恋しくて、かずぴーに近寄ったら逃げられた。
かずぴーが、スキー学校から帰って来た。 とたんに、たまっている宿題・休み明けテストの勉強 などなどが蘇り、私の頭が痛くなる。
どうも 私とかずぴーの間に、よくない空気が流れているように思う。 この空気をなんとか変えないと お互いに苦しい。 楽しく穏やかな態度で接し続ければ やがていい空気が流れるだろうとは思うのだけど 人形を相手にしているわけではないので 忍耐が必要だ。
反抗的な態度や生意気な言い分に いちいち腹を立ててはいけない。 うーん。。。難しい。
このままでは・・・と、行く末が想像されるだけに 黙って見ているのには、相当な辛抱が要求される。 うーん。。。苦しい。
うーん。。うーん。。 見捨てたり見切りをつけるのではなく ただただ見守るということの、なんと大変なことか。
とりあえず、今日の夕食は彼の大好物にした。 単純なようだが、美味しいものは重要である。
2004年01月10日(土) |
インド料理店で会った男 |
あやぽんと二人で、カレーを食べに行く。
かずぴーが、インド及びインドの方及びインド風の諸々を 怖がるというか、気味悪がり 本場風のカレーも好きではないので 彼のいない間に食べてしまおうという魂胆。
30分も並んで、やっと着いた席は とんでもないオトコの隣だった。
とてもとても、文字では表せない。 声の大きさ・トーン、話し方のくせ 録音して再生できたら簡単なんだけど。
一言で言うなら、ルー大柴が、部下の女の子を相手に うんちくの垂れ流し、大声で言いたい放題の図。 カレーの辛さか、語りの熱さか、汗もだらだらと垂れ流しながら 延々と語る、かたる、カタル。。。
・歯医者の話(最新の麻酔について) ・肉の話(脂肪の部分について) ・出産の話(ホルモンについて)etc... 彼は歯科医であり、シェフであり、出産経験者であるかのごとく 自信たっぷりに、大声で、ルー大柴口調で話し続けていた。 (とぅげざぁしようぜ~、の口調を思い出していただきたい。)
最初はただただ驚いていた私とあやぽんだったが そのうちに、あやぽんは、笑いをこらえるようになり 私は、だんだんと、怒りをこらえるようになり 言葉少なに、とにかく食べた。
「美味しい?」とあやぽんに聞かれたので 「なにもかもが『クドイ』よ」と言うと 何故か、反対隣のカップルがクスっと笑った。
彼らもルーに驚き、呆れ、女の子の方は怒り始めていたもよう。 よくよく聞き耳を立てて聞くと 「私が隣に行って、説教始めたらどう思うかしらね!」 などと言っている。
途中、お皿を下げに来たウェートレスの女の子も 私と目が合うと、ニヤっと笑った。
あんなオトコと、どういうわけでか一緒に食事をしていた女の子 これが案外、平気そうで不思議だった。
あやぽんとテレビを見ていたら 柔道着姿のやわらちゃんが登場。 「やっぱ、彼女はあの姿がいいね」と言おうと思った瞬間 はっ!として黙る。
一緒にテレビを見ていたあやぽんも はっ!と息を飲んだのがわかる。
似ている。似過ぎている。 やわらちゃんの新しい髪型が あやぽんの髪型にそっくりなのだ。
・・・ なんだか気まずい空気が流れる。 ほんの数十秒のことだったのだろうが お互い、口にすべき言葉が見つからない というか、言っていいものかどうか戸惑っているといった感じ。
沈黙に耐えかねたように、あやぽんが 「やだー。おんなじ髪型じゃん。 今度Tさん(カリスマ美容師)とこに行って、髪型変えてもらおう」 と、ふざけた口調で言った。
私も、空気を変えるべく 「そう言えば、C子ちゃんとこで 少し前にやわらちゃんのことが話題になっててさ。」と言い出し かえって、墓穴を掘ってしまった。
髪型がそっくりのせいか、顔は似てないはずなのに 姿形まで似て見えた。 と言うよりも、いまひとつ・・・のあたりに、同じ匂いを感じたのだ。 そして多分、あやぽんも同じようなことを感じたに違いない。
それにしても、気配というのは恐ろしい。 二人とも、何も言葉にしていないのに 一瞬にして何かを感じ、お互いがそう思っていることを意識し 核心には触れずに、触れずにいる理由が同じだということも知っている。 ほんの数分の出来事であった。
例によって、床暖房の上で寝てしまい なんとなく朝を迎える。
外はものすごく強い風が吹いていて 天気は良いが寒そうだし 寝たのか起きたのか、なんだかよくわからないし 今日は一日、ビデオを観てうたた寝をしてぼけぼけ過ごそう と心に決め、とても安らいだ気分になる。 うとうとぼけぼけ、至福の時。シアワセ。
「ママ、今日は何時頃に帰ってくるの?」と あやぽんが、不思議なことを言い出すので 「(こんな寒い日に)私、何処かに行くのか?」と聞くと 今日は仕事だと言われた。(カレンダーに書き込んだのは私だ) ・・・・・ショック。
怠惰な一日を決め込んで、イイ気持ちになっていたのに 外は、尋常ではない勢いで風が吹いているのに よりにもよって、仕事だなんて。 『いいわけがない。いやだいやだ。なんでこんな目に合うのだ。』 という感情の悪あがきとは別に 『仕事始めの日に大ポカをしないで済んだ。さぁ支度しよう』 と前向きに動き始める。
バスが遅れ、寒風吹きすさぶ中をバス停に佇んで 心身共に寒さに震える。あまりの寒さに怒り出したくなった。 「なんでこんなに寒いんだ!くそぉ!」と言う表現がぴったりの心境。
職場への道々、強い風に吹かれ、悲しくもないのに目から涙。 『風に吹かれて涙』で、中学校時代の冬の夕暮れの校庭を思い出した。 何故かは不明。
スキー学校に出発するかずぴーを 朝の5時に駅まで送る。 無事にいってらっしゃい、とだけ言えばいいのに 余計な注意までしてしまい、反省しながら一人帰宅。
あやぽんは、昨日で予備校の冬期講習が終わったので 今日は、のんびり。 かと思ったら「することが溜まっている」とかで ろくに私の相手もしてもらえず。
私の寝室の模様替えを企み とりあえず 引っ越して来てから一度も使っていないライティングビューローを 納戸と化したタンス部屋に運ぶ。 中身を全部出しても、やはり一人では運べそうもなかったので あやぽんに手伝ってもらう。 運んだ早々、「もう、いい? やること、溜まってるからさぁ」と言われ なんだか迷惑をかけた気分になった。 すいませんね。下らない用事に付き合わせて。
寝室にはテレビを置かない主義、だったのだが いつもいつもリビングの床で、ビデオを観ながら寝てしまうので 夜になって思い立ち、近くの家電量販店に行く。 ダメもとで、あやぽんに声をかけるが、色良い返事を頂けなかったので 一人で行った。
ぐるぐるテレビを見て回っても デジタル放送がどうとかで、だから何なのかよくわからず 値段がものすごく違うテレビの機能の違いも難し過ぎてわからず おまけに、考えたら寝室にはアンテナの配線もないし テレビはやけにスッキリしているが、剥き出しのコード類はどうする?とか 何が何だかわけがわからなくなり 今後のテレビ(放送)の様子を見守りながら購入を先延ばしにする ということで一件落着。 前から欲しかった、ステンレス容器入りのトイレブラシを買って帰る。
家に戻って、今のところ立派に機能しているリビングのテレビを見る。 あやぽんも見ていたが、一緒に見ているという雰囲気ではなく 挙げ句に「この番組って、何時まで?」と聞いたら 「知らない」の一言で片付けられた。 仕方がないのでソファから立ち上がり 彼女の目の前のあった新聞を手に取り、自分で確認。 ふん。。。
かずぴーは、今頃どうしているかなぁ。。 あーあー。。。。。
象を買った。
『象の置き物を玄関に置くと良い』 と、聞いたのが二年以上前。 へぇ~、と思ったまま忘れていたが 急に思い出して、急に買いたくなり デパートで探したら、ちょうど良い感じの象に出会った。 何ごとも『縁』である。
今年は、縁起をかつぎたくなるような 幸先の良い予感がしている。 なにしろ「一富士」だし。 この予感は、大事にしたいものだ。
ー我が家のお守りになることになった象ー
 
夜、ビデオ屋さんでクジをひいたらCDが当った。 さっそく御利益が。。。ありがとう、象様。
7日から、かずぴーがスキー学校に行くので その準備をし、荷物を宅急便に預けに行った。
かずぴーは、まだ身長の著しい成長期に入っておらず 小学校高学年の三年間、一着のスキーウェアで間に合った。 さすがに今年は着られなくなり、新しいものを買おうか迷った末 これから訪れるであろう成長期に備え 今年限り、あやぽんのスキーウェアを借りることにした。 色は水色であり、デザインもなかなかのものである。
かずぴーは、しぶしぶながら納得したが 試着した後、無口になり、部屋にこもってしまった。 そっと様子を伺うと、どうやら泣いている様子。
そんなにイヤなのか。。。
「イヤなら、やっぱり買おう」と申し出たが 「イヤじゃない」と赤い目をして言い張る。 今年新調するのが無駄であることは、彼もよくわかっているのだろう。 だけど、姉のウェアは水色でも女の子色の匂いがして 本当は、やっぱり「イヤ」なのだろう。
こんな時、私は非常に迷う。 ピンクのウェアなら無理強いはしないが、ユニセックスの わりとカッコいいウェアがあるのだ。 しかも、着るのは間違いなく今回一回限り。 現在150センチそこそこの彼が、来年どれぐらい成長しているか 想像して新品を買うのは至難のわざでもある。 でも。 彼にとっては、泣くほどイヤなのだ。 そして「イヤじゃない」と言い張る彼が なおさら不憫に思えてしまうのだ。
迷った挙げ句、ムラ○キスポーツに出かけ Tシャツやジャケットやパンツを買った。 普段着なら今後活躍の場も多いし、スキー学校にも来て行ける。
親子共に満足して帰ると 大きなム○サキスポーツの袋を見たあやぽんの機嫌が悪くなった。 んー。。。なかなか、簡単には上手くいかないものだ。
初夢に富士山の夢を見た。 「一富士」じゃないか!すごいぞ!
ただし。
はっきりくっきり見える富士山ではなくて 晴れているのに、シルエットの富士山。 遥か彼方に「連なる山なみと富士山が霞んで見える」という構図だった。
なんだかなぁ。 こんなところまで、いかにも私らしいという気にさせられる。
でも、いいんだ。 予想外の幸運(とりあえずギリギリ幸運)に恵まれるに違いない。
今日も、じーーーっとテレビの前で過ごす。 「時間ですよ」を見ていて 当時のお正月は日本髪と着物姿がそれほど珍しくなかったことに驚いた。 日本髪は、珍しくなりつつある頃だったのかもしれないが 「お正月は着物」が、まだまだ当たり前だったらしい。
そう言えば、年末には美容院がとても混み合い せわしない師走の町中を 着物用に髪を結い上げた女の人が 洋服姿で歩いているのを、よく見たような気がする。 頭ばかりが大きく見える、不思議な光景であった。
あやぽんは予備校へ かずぴーは、お年玉を握りしめてお友達と待ち合わせ。
何の予定もない私は、お風呂に入った。 せめて、いつもと違う雰囲気でも楽しもうと 香りつき花びら状の入浴剤を入れてみる。 ニセ花びらはすぐに溶け出し なんだか汚いドロドロが、浴槽のあちこちに張り付く。 失敗だ。
ゆっくりゆっくり読書をし、体も髪の毛もしっかり洗う。 お風呂から上がって時計を見ると、まだ午後1時。 することがない。
毎年、お正月用のお飾りを下さる方がいて 我が家の玄関は、えらく立派に飾られている。 それを写真に撮って、アップしてやろうじゃないか (それでヒマつぶしをしようじゃないか) と、風呂上がりの部屋着のまま外に出たら お隣の御主人が車を洗っていた。 すごすご退散。出直すことにする。
することがないので、味噌煮込みうどんを作って食べよう。 その前に、もう一度、お飾りの写真に挑戦して来ようかな。 お隣の御主人、洗車を終えて家の中に消えていますように。
・・・まだ、いた。 洗車が終わって、さらにワックスがけまで始めていた。
しかも、よく見たら、洗車おやじはお隣の御主人じゃなくて 見たこともないヒゲ面の男。 お隣さんちの客人だろうと思われるが 人んちに来て、なんで車の手入れなんかしているんだ? ・・・あの人も、することがないのだろうか。
年末年始のお気に入りシーズンも 元旦の今日、佳境を迎えた感じがする。
思えば。 クリスマスイブあたりから前戯が始まり 焦らずにゆるやかな時間をかけた後 大晦日から元旦にかけて絶頂に達し そして残りの三が日は、ほど良い余韻を味わう ようなものかもしれない。
などと馬鹿馬鹿しいことを 元旦そうそうに思い浮かべた『今年』は如何なる年になるのだろうか。
年末に再燃した不安のタネが 胸の奥に刺さったトゲのように、ちくちくと痛む。 抜いてしまうことが無理なら、自分の体に同化させてしまうほど 馴染んでしまうしかないのだろう。
特別な幸せなんて望まないから 平穏で無事に過ごせますように。。。
取りあえずの幸せ。美味しいもの。

私が作った二品(だけ)

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