HOME ≪ 前日へ 航海日誌一覧 最新の日誌 翌日へ ≫

Ship


Sail ho!
Tohko HAYAMA
ご連絡は下記へ
郵便船

  



Sail ho!:映画「マスター&コマンダー」と海洋冒険小説の海外情報日記
出航と帰港

管理人まだまだごたごたしておりますので、今週はちょっと手抜きニュースですが、

昨年9月15日にお伝えした世界一周単独航海を狙っているオランダの14才の少女、先日ひっそりと航海に出発したそうです。
ただしマスコミを騒がせるのを恐れて、いつ何処から出版したかは伏せられているのだとか。
詳しくは下記のBBCニュースを(ごめんなさいね、手抜きで)
Teenager Dekker 'sets sail' on world record bid
http://www.bbc.co.uk/news/world-europe-11048130

また6月20日にお伝えした、手こぎボートでブリテン島を一周しようとする試み「Virgin G.B. Row 2010」ですが、
こちらは7月23日に51日と16時間かかって、無事一周に成功しスタート地点であるロンドンのタワーブリッジに帰港しました。
ほんとうに御苦労さまでした。

こちらの詳細は下記です。
Female crew celebrates non-stop row round Britain
http://www.independent.co.uk/news/uk/this-britain/female-crew-celebrates-nonstop-row-round-britain-2033927.html

来週は海洋映画を楽しむ会ですね。
参加される皆様>大画面でホーンブロワーを楽しんでいらしてください。

しばらくはこんな感じで手抜きになるかもしれませんが、
できる範囲で面白い海外ニュースがあればできるだけご紹介していきますので、
よろしくお願いいたします。


2010年08月29日(日)
第2回海洋冒険映画を楽しむ会

7月3日に開催された「第一回海洋冒険映画を楽しむ会」
9月に第二回が開催されます。

今回の上映は「ホーンブロワー」の第一部の後半2作品。

開催日時:2010年9月4日(土曜日)14:00〜18:00 
開催場所:すみだリバーサイドホール ミニシアター
     東京都墨田区吾妻橋一丁目23番20号
     最寄り駅:東京メトロ銀座線「浅草」駅、
都営地下鉄浅草線「浅草」橋
     東武伊勢崎「浅草」駅

プログラム:ホーンブロワー 海の勇者 「公爵夫人と悪魔」(100分)
      ホーンブロワー 海の勇者 「戦場の恋」(100分)

スペイン(ロケはポルトガルらしいけれど)の海の美しい「公爵夫人と悪魔」
サミュエル・ウェストの陸軍士官がかっこいい「戦場の恋」(そういう話ではないでしょ!と怒らないでね)
…なつかしいですね。
あの海を大画面で見たら素敵だろうと思います。

詳細および、お申し込みは、只野さんの下記サイトへ。
http://www.sailingnavy.com/modules/wordpress/2010/08/07/448

行きたいけど、まだ家族が入院中だろうと思うので、私は今回も無理かな〜。
参加される皆様>楽しんでいらしてくださいませ。


2010年08月22日(日)
Black Tot Day

先週末の7月31日は、「Black Tot Day」の40周年記念日、前日の30日に英国ポーツマスのH.M.S.ビクトリー上では、これを記念するイベントが開催されたとのことです。

Ceremony to mark ending of rum tot as HMS Victory
http://www.yachtingmonthly.com/news/493494/ceremony-to-mark-ending-of-rum-tot-at-hms-victory

「Black Tot Day」とは、この記事の英語タイトルにもある通り、「水兵へのラム酒のtot(一杯)の配給を止めた日」のことです。
40周年記念とある通り、その日とは驚くべきことに1970年7月31日だった…つまり逆に言うと、英国海軍は1970年まで毎日一杯のラム酒配給の習慣があった!…アメリカ海軍では1861年9月1日にこの習慣は廃止されていたそうなんですが、
なんでもこの年(1970)の1月に、英国議会下院でこの慣習がとりあげられ(Great Rum Debateが行われたとありますが)問題視されたため、ついに廃止されることになったそうです。

私も初めて知りました。なんだかとてもびっくり。

そりゃあ200年以上前は、長い航海の間に水が腐るという問題がありますから、毎日、水をラムで割って配給もあったでしょうけど、蒸気船や戦後になってもまだその習慣が残っていたというのは、びっくりびっくりです。…そりゃ英国国会でも問題になって当然よね。
なんともイギリスらしいと言えば言えるかもしれませんが、

---------------------------------

家族が入院する騒動があって、ちょっとどたばたしています(整形外科系なので病気とかではないんですが)。
毎週の定期更新ができない週があるかもしれません。
更新ネタはあるので、間をあけたくはないのですが、英語を日本語に訳すなどの時間を私がとれない可能性も出てきてしまいそうなので、更新がぬけたら「あぁ病院見舞いで忙しいんだなぁ」と推察していただけると幸いです。
よろしくおねがいいたします。


2010年08月08日(日)
サグレス来航

ポルトガル海軍の練習帆船サグレス号、事前に来航のお知らせをいただいたご縁で、月曜のパーティーに出席させていただきました。

会場はサグレス号の甲板ということで、悩んだのはドレスコードというかシューズコード?
ワンピースに通常ならハイヒールですが、ハイヒールって木製甲板を痛めるので、いつも帆船の見学に行くときはスニーカーなんだけど、ワンピースにスニーカーは…、結局、中間ということで夏用のサンダルにさせていただきました。ちょっとカジュアルっぽいけど、やはり甲板の方が心配で。

夕闇のサグレス



フィギュアヘッドはエンリケ航海王子だそうな。



ガレオン船のような西瓜サグレス号。



メインディッシュ?マス科の魚のようですが、



一時間後、身ぐるみはがれて…美味でした。



ポルトガル名物のポートワインが配られて、艦長ご挨拶、在日大使ご挨拶の後、乾杯。



駐日大使は、「私は今日は全て艦長の命令に従ってスピーチをします」とのジョークで一同の笑いを誘われ、
艦長は、「今回の来日でお世話になった日本の皆さん、横浜市、自衛隊、在日大使館、そして、これまで航海を続けてこれたのは乗組員のおかげです。全ての皆さんにささぐ」と仰って乾杯でしたけど、
一緒にスピーチを聞いていた方が、「こういう機会に触れることは多いのだけれど、乗組員に乾杯というのは珍しいわ」と仰ってました。
乾杯の後はエッグタルトが配られ(ポルトガルの習慣?)、デミタス・コーヒー。

なかなか貴重な体験をさせていただきました。
あたたかく歓待してくださったサグレス号と、在日ポルトガル大使館の皆様に感謝です。
ありがとうございました。


2010年08月01日(日)