詩。
ゆあ



 再度。

あたしを本気で好きになってくれる人

どこかにいるのかな


今までに何回も付き合ったりして
なのに疑問は消えなくて
彷徨っても答えが見つからなくて
いつもいつも不安で
泣きたくなる時もあって

大好きなあなた
愛の言葉ささやいてくれても
心から信じることができない

言葉ではなんとでも言えるから

信じた人に傷つけられるのは
もう嫌だ

2002年07月31日(水)



 今でも。

あなた優しいから
別れたくても言えなかったんだね

好きなコ出来たことくらい
すぐに気付いちゃったよ



大好きで大切な あなたに

バイバイ言った


あたし 頑張ったよ


2002年07月30日(火)



 冷水。

あたしの心

一人で勝手に盛り上がって

一人で熱くなって


あなたが冷めてること気付けるまでに

少し時間かかりすぎちゃったかな

2002年07月29日(月)



 何故。

好きを伝えたいのに
好きって言えない


よわむしよわむし


伝えたいのは 山々


すきだよすきだよ


言いたいよ


どうしてあたし 言えないの

2002年07月28日(日)



 何処。

少しずつ

だけど長い間 登り続けているのに


まだ見えない

まだ届かない


どこまで昇れば

あなたへと辿り着けるの

2002年07月27日(土)



 偽物。

君がいなくなって
笑い方すら忘れてしまった

君がいなくなって
涙の止め方わからなくなった


君がいないと

偽りのあたしは消えない

2002年07月26日(金)



 みらい。

二人一緒の写真
いっぱいいっぱい撮ったね

あれもこれも
大切な思い出となったよ


二人で過ごした日々の数

もうこれ以上増えることは
  
  増える可能性はないですか


あなたの目が私を見て

あなたの口が好きと伝えてくれることは


もう  ないですか

2002年07月25日(木)



 生滅。

たまに考えたりする

“あたし消えてなくなればいい”


自身で好きになれない自分を


誰一人とて


本気で愛してくれるはずはないから

2002年07月24日(水)



 怖れ。

あなただけには知られたくなかった

他の人には大声で
誇りをもって言えること

“あなたのことを好きなこと”


あなたの反応を 知りたくはなかった



2002年07月23日(火)



 添寝。

例えば目覚めた時

隣にあなたの顔があったなら


あたしは きっと

その夢のような出来事から目覚めること


恐くて悲しくて泣くんだ


2002年07月22日(月)



 めいろ。

どこにもいない貴方を探し続けた

どんなに好きになったって
報われるわけなんかない


なのに好きなこと続けた理由は

私にもわからない

2002年07月21日(日)



 過剰。

君専用の着信音

鳴った気がして携帯見てみた

空耳だとわかって哀しくなった


あたし あなたのこと考えすぎかな

2002年07月20日(土)



 臆病。

あの時 差し出された右手

不安な顔で 手を差し伸べる あなたが
なんだか 哀しかった


あたし 今でも 好きだよ

心の中を言葉に出来ずに

あなたを臆病にさせてばかりだったね


また あなたのことを
好きだと思う日が来たとしても

心の中に閉じ込めておこうと思う


あなたの哀しむ顔は もう見たくないから

2002年07月19日(金)



 傍ら。

「あなたがいれば
  他に何も要らない」

伝えたいのは
実際に何も要らないというわけじゃなくて
そのくらい あなたを必要だということ

そう言う あたしを
あなたは『おおげさだ』と笑う

だけどね


ほんとだよ?


ほんとなんだもん

2002年07月18日(木)



 手と手。

つないでた手
離れ離れになっちゃった

あなたの右手
いつまでも握り締めていたかった

あの日
申し訳なさそうに頭下げたね
謝って欲しくなんかないのに

あたしの頭の中
さらに あなただらけになった

「会いたい」の言葉
伝える術はたくさんあるのに


伝える権利は なくなっちゃった


2002年07月17日(水)



 宝石。

君がくれたもの

今でも あたしの体の一部のように感じて
外すことができないでいます

君がくれたもの

あたしの心の中
あなたがいるから
今でも 大切な大切な宝物です

君がくれたもの

見えないものにも たくさんあった

君がくれたもの

いつの日か 忘れる日が来るのかな


忘れることなんか できるのかな

2002年07月16日(火)



 痣。

青いアザは まだ消えないね。

この前 机の角にぶつけて出来たアザ

横目に見ながら
あなた思い出す

見えないアザが
あたしの心にあるよ

消えないね
消えないね

あなたにしか治癒できないもの

存在を忘れる日もあるけど
触れると痛いよ

透明なアザ

見えないくせに あたしを泣かせる


痛いよ

痛いよ

2002年07月15日(月)



 面影。

目を閉じると現れる

まるで瞼の裏には
あなたの写真があるみたいに

あなたの顔も
あなたの声も
あなたの温もりも

あたしの体に残ったまま


「いつになったら消えるの」
「いつになったら消えてくれるの」

怒ったように 空に叫ぶ



             嘘だよ?


本当は 消えて欲しくなんかない

2002年07月14日(日)



 くもり。

空へと飛び立つ飛行機を目で追った

今日の天気は曇り
飛行機は雲に隠され
すぐに見えなくなった

けどあのエンジン音は
あたしの耳に残ったまま

まだ近くにいることを物語る



もしこの空が晴れていたなら

見えなくなるまで見送れたのに


2002年07月13日(土)



 無神経。

あなたのことが好きなのに
別れを選んでしまった

我侭な私を どうか許して


あなたの言葉
ひとつひとつで
簡単に喜んだり 泣いたり出来るの

思ったことを 簡単に口に出す あなた

あなたの口から飛び出す言葉に
怯えてしまった 私  どうか許して


あなたのことが好きだから

わたしは別れを選んでしまった

2002年07月12日(金)



 だから。

あのコのこと すき?

あなた単純だから。
それくらいわかるよ

あのコのこと
いつも見てるって
わけじゃないんだけど

よく 見てるよね


あのコのこと すき?


あなたのこと好きだから。

わかっちゃったよ

2002年07月11日(木)



 私物。

君が前 家に来た時に
忘れものをしていった

あれ、今も 机の引出しの中に入ってるんだ


君はよく うちに忘れ物をしたけど

君が 忘れ物するたびに
なんだか嬉しかった

また 来るよって
言われてるみたいで

どうせ また来るんだから
忘れたって平気だよって


だけど もう 君のものは

このまま 俺のものになるのかな

2002年07月10日(水)



 お祭り。

今日は 近くで花火大会
あなたと行くの

いつも下ろしている髪を
2つに結いました
          なんのためでしょう

着付け面倒だし
歩くの大変だけど
浴衣を着てきました
          なんのためでしょう



あなたに「可愛い」って

言ってもらうためだよ

2002年07月09日(火)



 囁き。

「すきだよ」
あなたが囁く愛の言葉は
あたしの胸の中 あたたかくする

心の中を言葉にすること苦手で
あなたを不安にさせて ごめんね

あたしのこと抱き締める胸に
顔うずめながら
心の中で 囁くの

あなたへの愛の言葉


だいすき


だいすき

2002年07月08日(月)



 ねがい。

あなたに会いたくて
会いたくてたまらなくて

だけど 会える日は限られていて

会える時間は 決して長くはなくて

あなたのこと
こんなに好きなのにって

いつもいつも 思うんだ


好きなだけじゃだめなのかなって
少し不安になったりもするんだ

会いたいって思った時には
電話したりして気を紛らわす

だけど 会いたい思いは

全然小さくならないの


ねぇ 会いたいよ


ぎゅって抱きしめて欲しいよ

2002年07月07日(日)



 不器用。

大好きで
大好きで
たまらないんだけど

あいしてるって言葉を使えるほど

まだ 大きくはないの


あたし なんだか不器用で
上手に誰かを愛せる力
まだ持ってないみたい

あなたのこと

あいしてるって

自然に思える日が来ると思うんだ


だから もうちょっと待っててね

2002年07月06日(土)



 送信箱。

あなたからのメールが来るまでの間
何回も何回も問い合わせする

あなたへのメール送信したあと
携帯の画面に目を配って
何度も何度も「メール受信中」の文字探す

あなたからのメール来ないと
いつもいつも不安で
送信メール見直す

“何か気に障ったかな”
“変なこと書いちゃったかな”って
悩んで悩むの

あなた専用の着メロ鳴るたび
あたしがどんなに喜んでいるか

知らないでしょ


知らないでしょ

2002年07月05日(金)



 遺影。

あなたがいない

あなたがいる日々を
当たり前だと
それが普通だと
そう思っていたから

あなたがいない日々を
受け止められずにいます

「声が聞きたい」
そう書いたメール送ったら
いつでも電話してくれたのに

「声が聞きたい」

伝えようとしても

宛先を確認してくださいと言われるんだ
おかしいね


あたしの声は

もう二度と


あなたには 届かない


あたしのことを

抱きしめてくれた その腕は


もう 動くことはないんだね

2002年07月04日(木)



 否。

君が言ってくれる言葉は
本心じゃないのかもしれない

いつも不安だ

君が好きだと言ってくれる私は
本当の私ではないかもしれない

上辺だけかもしれない
中身は見てくれてないのかもしれない


いつも不安は
尽きることなく生まれ続ける

大好きな君を
信じることができないなんて
最低かもしれないけれど



本当ですか


私のこと 本当に好きですか_____

2002年07月03日(水)



 逃亡。

あなたを忘れる方法
走って探し続けた

だけど
ねぇ

忘れることなんかできない

あなたのこと
今も好きだもん


あなたのこと


好きじゃなくなるなんてできない

2002年07月02日(火)



 あなたへ。

あたしが笑えるのも
あたしが泣けるのも
あなたが居るからだよ

手と手をつないで歩いたり
抱き合ったり
たくさんのキスをしたり

ケンカも たくさんするね
意地っ張りな あたし
仲直りの言葉は
いつも あなたが先に言ってくれるね

長い長い道の途中で
いろんな障害あるだろうけど

どうか これからも よろしくね

ずっとずっと一緒にいようね

2002年07月01日(月)
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