2004年11月28日(日) |
既刊1本UPしました |
更新履歴のページをいまだに作ってないのでこちらでご報告。 Works>既刊に「いつか貴女と、この場所で」を全文UP。 あとはまあ見ての通り、雑記のデザインを他のページに合わせてみました。とりあえず背景だけだけど。 しかしこうなるとやっぱり上の広告消したい・・・有料版に変えようかなあ。 これで浮いてるページは掲示板だけ、と・・・今使ってるとこは色を変える程度しかできないので、他にいいとこ探すか、自前CGI使えるサーバーに引っ越すか思案中です。
「いつか貴女と、この場所で」は少々加筆訂正しました。 やっぱりA5判縦書き二段組で書いていた物を横書きにすると、一気に見づらくなってしまって・・・ 読点を打ち直したりしてみました。 もっともこれは同人誌のときにもページ数が足りなくて、文字を小さくし過ぎて見づらかったという反省があったりする作品なのですけどね。 2002年の夏コミ合わせで作った本ですが、この時はかなりの修羅場だったなあと直しながら懐かしんでみたり。 なにせ完徹でしたから・・・ しかも書きあがった時には近くのコンビニくらいしか印刷しに行く時間がなく、両面印刷ができないところだったので、片面をコピーしてもう片面はプリンタ印刷というもう二度とやりたくない裏技で本を出しました orz (両面プリンタじゃないのは、プリンタ印刷だと時間がかかるのとインクの量が危うかったためです) 表紙にいたってはかなり適当なものでしたしね・・・再版のときにそれは変えましたが。
そんなバタバタした発行だったもので、見返してみると結構誤字脱字がありました。 初版に至っては執筆中に何度かブレーカーを落としてしまってデータを飛ばしたせいなのか、脱字どころか脱文もありました。 再版したときに直したつもりだったんですけど、まだいくつか残ってましたね・・・ 当初梢の一人称で書いていたのを、途中で三人称に変えたせいでおかしくなっている部分もまだ残ってました。 その辺をやっと全部直して、直しついでにラストの幸せ度を少しだけ上げてみたり。 というか、ちょっと微妙に話が飛んでいたことに気づいて直したらそうなったんですけどね。 飛んだままでも推測はできる程度だったのでそのままにしようかとも思ったのですが、どうせなのでスムーズに話が流れるようにしてみました。 でも、物語の流れははっきりしたけれど文の流れが少々悪くなったような気が少しだけするんですよね。 難しいところです。
この作品についてはもうこれで直すこともないと思います。 広げた風呂敷包みきれずにご都合主義っぽく終わってる稚拙な話なので、恥ずかしいですけどね。 シーンごとなら結構気に入ってる部分もあるんですが、全体で見るとまだまだだなあと改めて読み直してみて思いました。
しかし・・・この作品でこれだと、一番初期の頃のやつ公開しようとしたらかなり大変というか、羞恥プレイの域かもしれない・・・ 「ラプンツェルの十字架」あたりはデータ形式で残ってない(残ってたとしても古すぎるワープロソフトで作ったものなので開けるかどうか謎)ので、本見ながら手打ちするしかないんですよね・・・ はっきり言って拷問かも・・・もう5年以上前の作品ですからね
とりあえず次はEifersuchtを全文UPかなあと考えてます。 まだ少し在庫あったはずだけれど、次のイベント参加がはっきりしない状況なので既刊は全部上げてしまうかと。 ただ、金の鎖のレイアウトをどうするか少々悩んでます。 あの作品は段落ごとに普通の3人称小説と、童話調の語りのような部分に分けて書くというちょっと実験的なことをやってみたんですが、わかりやすいようにフォントを変えていました。 今回もフォントを変えようかなと思ってたんですが、Winに必ず入ってる標準フォントをネットで調べてみたら、これだけだといまいち違いがわからない気が・・・・・ Mac用のフォントは標準だけでも違いが出せそうでいい感じなのですが・・・ 色も変えるとかにしますかね。
ちなみに実験的試みは「良くわかんなかった」という友人の一言で、どうやら失敗であったらしいことが判明しています。 orz
お久しぶりです。 今回は5月以来・・・ですね。申し訳ありません。
あんな日記書いた後放置してたので、単なるいつものさぼり癖だけじゃないと思われてたかもしれませんが・・・ (さぼり癖のせいもあったのだけど) サイト閉鎖して、同人やめて、ついでに筆も折っちゃおうかななどと思ってた時期もあったんです、実は。 冬コミの申し込みだけはしてたけど、受かったとしてもこれで最後かもなあなどとうだうだ思っておりました。 でもね、最近やっと思い出したんですよ。 アンタ、なんで百合書き始めたんだっけ? っていう単純なことを。 そしたらさ、なんかあほらしくなって来ちゃって。
私は、読みたいものがどこにもなかったから、書き始めたんだったなあと。 その前から小説を生み出すこと自体は興味があって、ちまちまとオリジナル作品を作ろうとしたり、短いパロ小説を書いたりはしてたのだけど。 百合というジャンルがあることを知って、そういうものがあることを知って、はじめて私は自分がどんなものを欲していたのか気づいた。 けれど読みたいと切望するものは、その当時どこにもなくて。 いや、あったとしても探すのがなかなか困難な状況で。 それまで以上に「作品を生み出したい」という強い衝動に駆られた。
そう元々私は、自分のために書き始めたんだった。 はじめたときには少なくとも「人のため」ではなかった。 なのに本という形にして、人に読んでもらうようになって、いつの間にか人の目が気になってきた。 はじめは作り上げること自体が楽しかったのに。 「多くの人に好かれる百合」にしたいと、しなければならないとどこかで思っていたような気がする。 けれどその半面、私の嗜好はどちらかというとマイナー嗜好だということを理解してもいた。 そのギャップに気づいて、どこかいたたまれなさを感じてたんだよね。 それが、この「百合ブーム」で如実に現れてしまった。 「百合」が世の中にあふれ出して、でも私が欲するものとは、生み出したいものとはどこか違って。 だから、私が書くものは皆が欲しがる「百合」とは違ったんだなあと思って、書く気が失せていた。 物書きとして染み付いてしまった習性なのか、物語の案を思いついたり、想像を膨らましたりということはあったけれど、それを形にする気力がなかったのね。
でも決して多くの人ではないけれど、私が書いたものに「うっとりした」「涙が出た」と言われたとき、私はこの上ないほどの幸せを感じたじゃないかと、ふと思い出しました。 なんで、そのことを忘れてしまっていたんだろう。 自分の好きな物書けばいいじゃんと。 それが大勢に好まれる「百合」かどうかなんて、趣味でやってるもので気にする必要ないじゃないかと。
まあそんなわけで、やっとこさまた書き始められるかなあと思いつつ、元々の怠け癖も手伝って浮上できてるようなできてないような状況でしばらくうだうだやってたんですが、随分と意外なところから意外な出会いがあったりしまして。 まさか全然関係ない場所で百合を書く物書きさんと出会うとは思っていませんでした。 しかもこれがかなり私好みの百合を書く方で。 なんていうかもう、百合分100%配合栄養ドリンク投下された気分と言うか、起爆剤に点火された気分と言うか(笑) この偶然の出会いに感謝したいなあと思いました。
うん、あまり外野のことは気にせずにマイペースで楽しんでいこうと思います。 割と人に感化されやすい質なのでまたうだうだ悩むこともあるかと思いますが。
というわけで更新再開します。 日記毎日更新とかは私には無理だってことがもうわかりきっているので、かなりゆっくりのペースだと思いますが、時折訪ねていただければ幸いです。
あ、そうそう冬コミは落ちました。
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